日々是精進(マジで)
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| 2005年03月24日(木) |
メディア大戦その1その2 |
その2の方。堀江モン。 去年、球団買収に名乗りを上げたときはおお、と思ったが、楽天に負けたあたりからこの人はどうもおかしい、と思い出し。そう言えば、競馬場買うって言うのも断られたしな。中身がないとか言って。
利用者として、インターネットは万能じゃないし、システムでしかないと思ってます。ソフトが必要なのはテレビ、ラジオと同じなのね。ソフトの供給源は多いのですが、淘汰はされない。アクセス数が少なくったって、生き残れるからね。「ゴミのようなニュースはなくす」と言ってましたが、はっきり言ってネット上にある情報はゴミだけです。ええ、ゴミですよ。本当の。そして、彼が「ゴミ」と評した小さなニュースは、けしてゴミではないんです。小さなニュースが切っ掛けになって大きな渦になることだってあるし。拉致問題しかり、B型肝炎しかり。淘汰されないだけ、多様性があるように思われますが、多様性というのは、同じクズがゴロゴロ転がっている状態のことを言うわけではない。
私は、ネットとテレビの違いって、多元性だと思うけどなー。テレビだと放送時間に一方向からしか入ってこない情報が、ネットだと、そのコンテンツの過去とか経緯とか、側面とかを同時にチェックすることが可能じゃないですか。すなわち、データバンクとしての重要度。データの正確性も求められるけどね。
堀江さんて、ネットのこと自体わかってないんじゃないのかって気がしてる、最近。実際ネットが普及しはじめたときに、新聞はそのうちなくなるし紙媒体は衰退すると言われましたが、実際出版業界は長い冬の時代を抜けてはいないようですが、本という媒体が消える可能性はなさそうです。人間は、視覚だけの情報に頼って生きていくわけではないからで、物質=印刷物として情報を得ることにより、より高いレベルでその情報を身のうちに取り込んでいくように出来てるから。
産経新聞の24日の記事が面白かったですね。彼と同世代である30代が意外と冷静に堀江さんを見てます。ネットや携帯でのアンケート調査をやると、いつも堀江さん支持が高いのでテレビのコメンテーターは驚きますが、まず世代が限定されるのと、ネットユーザー、携帯ユーザーは野次馬というか、愉快犯というか、「面白そうな方に乗る」という気質が強いので、正直偏ってるんですよね。
まあ、多分、なにも出来ないでしょうし、なにかしようとしたら失敗するでしょ。フジを狙ったのは経営の脇の甘さがあったのをつけ込んだと言うことで、特にコンテンツや社質を研究してたワケじゃなさげだし。この人、言われているほど成功してないし金持ってるように見えて自分の金じゃねーんだよな。
フジvsネットはとりあえず一段落したようですが(しかしソフトバンクとの共同会社立ち上げニュースは驚いた)、ところで、メディア大戦その1=朝日vsNHKはどうなったのよ?!
綾多
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