お嬢の日記
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私が見つけたラッキー♪
人間は「誰かに自分のことを必要としてくれる」 そうあって欲しいと。 一生そう願って止まない生き物なのだ。 例えばそれが家族だったり職場だったり。 親しい誰かだったり公的機関であったりは。 さまざまなのだけれど。 29年ものの付き合いになる。 81才の主治医が。 「耳が聞こえないから筆談で患者さんに迷惑かけて」 「申し訳ない」と私に言ってくれて。 「先生はいらっしゃってくれるだけで」 「有難いです」と書いたら。 とてもホッとして嬉しそう。 患者としては確かに筆談診察は手間と思うけれど。 それ以上の信頼関係に勝るものはないから。 一日でも長く現役で居て欲しい。 「85才まではやるしかないかなぁ…」と 呟く主治医に。 古びたクリニックになかなか後継者も出来なくて。 経営者の苦労も想像出来て。 後を引き継ぐ子供も居ない現実に。 「ご苦労様です」と思わずにはいられなくて… 私の場合は必要としてくれる場所は。 やっぱり悲しいけど職場なのかなぁ… それでも有難いと思わなくちゃね。
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