お嬢の日記
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私が見つけたラッキー♪
彼との13年間の時間はすごく気が合う。 異性の友達のようでもあり。 別の角度から見ると。 まるで週末婚みたいだった。 ひょんな出会いから。 警戒心の強い私に少しずつ近づいてきて。 最後はピッタリ寄り添って。 離れなくなっていた。 コロナの影響と別れのリミットで。 余計に絆は深くなっていた。 今思えば別れのタイミングは神様が。 導いたのかもしれない。 私達にそのつもりはなくても。 「世間から見るとどんな関係?」 「親子か不倫だね」って。 よく笑いあったけれど。 彼がやってくれたことと言えば。 どちらかと言うとヘルパーや保護者の。 要素が大きかった。 就活から引っ越しの家電選びや買い物。 週末の湯治と治療の時間の許す限りを。 全身全霊で私のために使ってくれた。 私が人生一番苦しかった時の。 全てが安定するまで。 ずっと見守っていてくれた。 友達、カウンセラー、彼氏、ヘルパー、マッサージ師、保護者。 最後は日曜大工などの旦那の役割も。 してくれた器用な人だった。 この人が居ないと私はダメだな。 手を離したくないなと何度も思ったけれど。 時間切れになるのは逆らえないと思った。 家族以外はいつかはサヨナラの時が。 来ることもわかっていたし。 この人とだけは。 「楽しかったね」と言って別れたかった。 お家じまいをして家に帰る時は。 駅まで送るからねって言った言葉も。 叶わなかった。 サヨナラが言えないからまるで。 生きてるのか死んでるのか。 わからないままに。 私の前から去ったのかもしれないと思った…
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