手記...とく

 

 

映画夜話2 - 2011年10月10日(月)

ふとしたきっかけで、『今、この瞬間を生きる』というようなことを思うようになった。
未来のことばかり考えていても、いつ死ぬかも分からないし、この瞬間をもっと大事に生きなければ。
そんな思いを同居人に語ったら、「あんたはずっと今を生きてきたじゃない。もっと将来的なことも考えないと」と言われ、やるせない気持ちになった。
せっかくいいことに気づいたと思ったのに。

それはともかくとして、今回の映画夜話。課題作は『クローズ0』『ジュラシックパーク』『トイストーリー1、2、3』。
例によってまる、あつし、俺の三人で藤沢の居酒屋で語り合った。

『クローズ0』
つまらん。
三人同意。

『ジュラシックパーク』
ふつう。音楽はいい。
三人同意。

『トイストーリー1、2、3』
なんだこの名作は。特に3(三人同意)。こんなにも面白い映画がこの世にまだ残されていたとは。何よりすごいのが、三人共『すげえ面白い!』という評価を下したということ。一年以上続けてきたこの映画夜話で、こんなことは今までになかった(いや、ごめん、たまにあったような気もするが、これほどまでの高ぶりはなかった)。思えば、この三人は、感覚がちょっとずれていた。あつしは、日本映画が好きで、時代は問わず、窪塚やらジュリーやら主演の映画など、幅広く勧めてくるわけだが、どれもこれも、ことごとくつまらない。どれだけ駄作が好きなんだこの男は、と言いたい気持ちをかろうじて抑えている。まるは洋画が好きなようだが、『アメリカンビューティー』やら何やら、変な映画が好きで、なんかちょっと常人ではない。変人である。俺はといえば、ヒューマンとコメディが入り混じったような洋画が好きで、例えば『バックトゥーザフューチャー』なんか、すごく好きなわけだが、二人には『ベタ好き』という烙印を押されたりしている。
よくもまあこんなにも、趣味の合わない三人組が一年以上も映画夜話を続けているな、と我ながら感心するわけだが、今回は揃いも揃って大絶賛。
『非のうちどころがない』『完璧』『感動した』『笑った』etc…

※以下、ネタバレ注意※

トイストーリー1、印象に残ったシーン。
とく「自分をおもちゃではなく本物だと勘違いしていたバズが自身のCMを見てショックを受け、腕を見て『台湾製』と書いてあったところ」(基本的にバズが好き)
まる「最後の方で、バズが飛び、スポッと車に乗るところ」
あつし「隣に住んでる悪い子供がおもちゃを分解してたところ」←実は、自身も昔やってたらしく(なんて悪い奴だ)、少し反省していた。さぞかし隣に住んでいたてっちょ家のおもちゃたちに「あつしに捕まったら終わりだ」と恐れられていたことだろう。

トイストーリー2、印象に残ったシーン。
とく「女の子が成長していって捨てられちゃう人形のエピソード」←1ではバズに笑ったが、2は1にはなかった人形の悲哀が描かれはじめ、名作3の複線にもなっている(2のバズにも笑ったが)。
まる「エンドロールのNG集」
あつし「ウッディの腕を直すシーン。道具の動きとか手さばきとかが美しい」

トイストーリー3、印象に残ったシーン。
とく「リカちゃん人形みたいな奴と同サイズの男が目が合う瞬間」(バズのスペイン語も捨てがたい)
まる「焼却炉で死ぬかと思いきや助かるシーン。その時の、あの助けてくれた三匹の声」
あつし「ラストの感動シーン」

なんだ、こいつら、意外と普通の感覚持ってんじゃん。
いやいや、こんなもんじゃない、あれも、あそこもと、語り尽くせない名シーンを語り合う三人は、明らかに共感していた。
ずっと考えていた。俺たち三人は何故この映画夜話を続けているのだろうか、と。今、その答えが出た。
俺たちは、この瞬間のために、この映画夜話を続けていたのだ!


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