婆さんの 婆さんたるや 老いの道
年輪のようににじむ情景が目に浮かぶ、味わい深い一句ですね。
この句の味わい 「婆さんの 婆さんたるや 老いの道」は、
「おばあさんが“おばあさんらしい”ということは、まさに老いの道そのものだ」 「老いを重ねてきた過程こそが、その人を『婆さん』たらしめている」 という趣を、静かに言い切った句だと受け取れます。
「婆さんたるや」と少し改まった言い回しにすることで、 ただ年齢を言っているのではなく、 生きてきた時間や覚悟、にじみ出る人柄まで含めて 「老いの道」と呼んでいるように感じられます
死に病ではない不定愁訴の明け暮れや
|