イレコミ音楽
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2011年06月06日(月) 「悲しみのラッキースター」細野晴臣

「悲しみのラッキースター」細野晴臣 2011年

ゆったり♪まったり^^思わずほほえんでしまう。
お年を召されてもキュートな細野さんワールドが広がっていてなんかウキウキしてしまう。古いヨーロッパの香りがして、無理してない感じ、肩の力が抜けながら底力がじわじわ、いっぱい元気をもらえる気がする。震災後、色々あったから余計にそう思えてしまうけど、細野さんの音楽のメーセッジなのかな。

この曲をyoutubeで視聴して、「すごいの出てるじゃん!!」と即アマゾン発注して、即届いて、即聞いて〜しあわせ♪ 心から欲しいと思った久々のアルバムです。
やはり買ってよかった!『ホソノハウス』から38年後のソロアルバム『ホソノ場』だそうです。

アルバムの「Kimona Girl」というブルースもいいんです。
〜辰巳の茶屋の〜って冒頭からそそられ、昔は都内にも色々な色町が存在して、なかなか知られてないけど、辰巳芸者のいたらしい。東陽町の一角にはまだ面影が残る町があったりするんですよね。そんなことを思いながら聞くとなお一層、情緒を感じてしまう。


細野さんは星野源さんとも親しいようで、曲を提供しあったり、一緒にエッセイを書いたりしています。私は『CIRCLE'08 〜東京出張〜』でSAKE ROCK、細野さんを見ていたのに最近星野源さんの曲を聞くようになったけど、つながりって面白いですよね。


というわけで、アルバムを聞いて大興奮してたら、すでに発売のライブは終了してました。一足遅い…私はいつもすべてからワンテンポ以上送れてしまうようです。仕方ないか…ま、いっかって
なんだかこのアルバムの音楽もそう言ってくれるような気がしてます。勝手な解釈だけどね(笑)




〈参考音源〉
「悲しみのラッキースター」細野晴臣 『HoSoNoVa』2011年 VICL63777






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2011年06月03日(金) 「くだらないの中に」星野源

「くだらないの中に」星野源 2011年

とにかく耳から離れず頭の中をぐるぐる〜しているんだ♪この曲^^

毎年行ってる夏フェス『ワールドハピネス』今年は星野源というミュージシャンが出るらしい。いったいどんな音楽なのかな?you tubeで視聴してみようと検索すると「くせのうた」が出てきた。ビデオの感じ、素朴な歌詞、すべてが手作り感の世界でこころ打たれる。他の曲はどうかな?と「くだらないの中に」に出合う♪もう頭の中から離れず、すっかりとりこになった。そして星野源って何者なのか?とても気になった。

もっと検索すると…SAKE ROCK!!っておお!2年前に日比谷夜音見てたよ!!そうか、彼だったんだ、しかも役者もやってる。ドラマ「東京タワー」も『タイガー&ドラゴン』も見てたよ〜、あれが星野源くんだったのか^^ちょっと知ってる気がするのはそのせいかと納得する。

始まり方〜ギターもいい、切ないくもる。声、朴訥さ♪なんだろ?CD買って全部聞いてみたらよくわかった。あたたかいものがあるんだよ…立ち止まってわかるようなあの感覚だね。そして気づいた。あぁ、aikoちゃんへのラブソングだったのか…『あなたのものになりたいんだ〜♪」いいね〜男性から言われてみたい(笑)

一人の人への愛、それがあればすべてのものへ世界への愛へと変わるもの。震災を境に色々あったから浮き彫りになるものもあるけど、重要なのはそれだけだもんね。

余談や推測はさておき、このアルバムはほのぼする………♪AB型の彼なりにちょっと隠れた感じの愛の歌なのかな。ちなみにエッセイも読ませていただきましたが「そして生活はつづく」面白かった。ワールドハピネス2011、源ちゃんの出演、楽しみしてます。

〈参考音源〉
「くだらないの中に」星野源 『くだらないの中に』2011年






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2010年10月16日(土) 「セレーネのセレナーデ」キリンジ

「セレーネのセレナーデ」キリンジ 2009年

イントロのゆったりテンポの浮遊感で
ペダルステールのここちよい音色が階段を徐々に昇って行き〜
かろやかな口笛が流れ出す〜♪
そして始まる歌「誰もいない世界〜♪」バックのピアノも染みてくる。

ここまで聞くと、え?70年代の邦楽ニューミュージックのレコでは?喫茶ロックかと錯覚しちゃうんですが、実はこの曲、1年前にネット配信のみされていたシングルでした。当時はあまり興味持てず、しっかり聞いておらず...スミマセン^^;;
9月1日にリリースされたアルバム『BUOYANCY』を流し聞きしていたうち、70年代っぽい曲があるぞ?と気になったのあります。

セレーネとはJAXAが開発した月探査機の名前だそうで、色気の加わった難解な歌詞からは宇宙でランデブー的な高樹さんの独自の世界観のセレナーデなのねと解ります。でも、なぜか曲的には70年代を引きずった懐かしさと哀愁を感じられ...とっても不思議な気分になるのでした。

コロムビアのサイトで読んだ高樹さんの短い解説。「いなたさの中にも洗練されたコード感」...いなたさって何?「泥臭い」「ブルージー」さらに「へたうま」ミュージシャンの使う言葉もあるらしいですがいい意味での田舎っぽいとも言うらしいです^^;;なるほど...!

でもね、聞けば聞くほど難解。イントロ、歌の部分、サビ、一旦閉めがあり、エンディングは二次会、三次会まであるんですもの....しかも完成されており、単調ではない。色々なものの融合による広がりを持った浮遊感なのかしら?とにかく素晴しく終わって行く...。アルバムに入ったことで益々この曲が引き立ったのかな♪


ニューアルバムの発売に加えてもうじきツアーも始まります...^^“馬の骨”を生で1人で見た新年から、今年はキリンジのライヴは行くぞーモードですので、もちりんチケットは手元にあり(笑)今回ワタクシは初・キリンジ♪新しく出来たキリンジ友達とワクワクしながら行ってまいりま〜す!!歳に負けずがんばってオールスタンディングしてふくらはぎ筋肉痛になるつもりです♪


<参考アルバム>
『BUOYANCY』キリンジ COCP-35901 2010年






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2010年07月29日(木) 「Anywhere」pupa

「Anywhere」pupa 2008年


キラキラした宝石箱を開けたらそっと流れてくるような....
オルゴール的なイントロ♪ふわふわっとした世界が広がってきて、思わずとろける。インドのシタールチックなスティールギターも入ってきて...自然が意識されたサウンド♪フライフィッシングしてる時の世界の感じも加わっているように思え、いつ聞いてもピュアさがある。原田知世さんの声はかなり魅惑的、かわいさの中にサラっとした品が感じられ...無条件に好まれる。この人達の作り出す浮遊感は天下一品♪

2008年の夏、初めて開催された『WORLD HAPPINESS 』都会の緑の中で子供も大人も楽しめる音楽空間的なイベントで、pupa(高橋幸宏+原田知世+高野寛+高田漣+堀江博久+権藤知彦)
結成されたバンドだったように記憶してます♪pupaはフライフィッシング用語で「さなぎ」の意味らしいのですが「笑っていいとも」に出演した際、タモさんには地味としか伝わらず(苦笑)でも、知世さんがバンド活動が楽しいとコメントしてたのが印象的でした。大人のバンドだから揉めるなど皆無で、いい関係なんだろうなぁと想像できます。それぞれが自分の仕事やスタンスを持ってられるから余裕もありだし、作り出される世界観は不思議です。

pupaの浮遊感♪透明感♪ピュアさ♪気楽さ♪奥の深さ♪凄く好きです!!単独ライブにも行きたかったけど日程が合わず泣く泣く諦めたのよね。今年も『WORLD HAPPINESS 2010 』で観てきます!!

....この夏新しいアルバムが出る...というかもう出ちゃってますが、進化してそうで楽しみ♪



〈参考音源〉
「Anywhere」pupa 『floating pupa』2008年






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2010年06月06日(日) 「お針子の唄」南波志帆 2010年

ひさびさにいいなぁと思えた曲であります♪
みなさま、ごぶさたです!1年ぶり...子持ちになると音楽をじっくりとならないんですよね〜あまり触手の伸びないアニメソングを口ずさむのも、子供達のせいですきっと(笑)

この曲聞いたとたん...ピュアな職人の歌〜かまやつさんの「パン屋のトム」の曲を思い出しました。お針子の情景がやさしく描かれ..しかも兄さん(高樹さん)特有の面白い歌詞表現力と言いましょうか^^〜雨降り、冷たく光る針、はさみは切れ味〜♪とか、〜ボタンホールから覗く空にカモメのししゅう〜♪そんな世界が南波志帆さんのピュアでかわいらしい歌声で歌われてるんですよね〜♪シーンとした空間にしずくが落ちるような感じかな。

キリンジの堀込高樹さん、作詞、作曲、編曲で南波志帆さんの6月23日発売アルバム『ごめんね、私』に収録されてるそうです。キキキリンジのi-Radioの中で聞いたのですが、「アルバムの中でこの曲だけ浮いているんですが...」と高樹さんがつぶやくと、弟・泰行さんが「いいじゃないですか!浮いて行きましょ!」ってコメントしてて...(笑)ものすごく笑えました...余談です。

曲の始まりから、キリンジの世界が広がってる♪バックは“グラノーラ ボーイズ”この方々の演奏がやさしく、クラシカル、マンドリンの悲しげな音色がヨーロッパテイストを醸し出しておりました....ほんとかよ(笑)ほんとよん♪とてもかわいらしい曲^^女の子の話♪マニアックだけとどこぞの異国のおとぎ話みたいなテイストよ^^


私自身も含めてね、いいじゃないですか!浮いて行きましょう♪
人様と多くは共感できなくとも、自分がよいと思う音楽がいいんだもの..^^





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2009年06月20日(土) 「手をつないで」羊毛とおはな 2008

「手をつないで」羊毛とおはな


またまたいい音楽に出会ってしまった。
この頃、好む音楽には自然と嗅覚が働くようだ。

“羊毛とおはな”...アコースティックデュオ。

ジャジーでアンニュイなボーカルに癒される。
この曲は冨田ラボさんのテクも加わり、
コード進行の変化具合がセンチでたまらない。
いい感じなポップスになっていて、聞きやすい。
ここちよさプラスやさしさや温かさも伝わってきて
何気に元気になれそうなのだ。

というわけで“羊毛とおはな”はかなり気になる。
音楽を通した方向性みたいなものにも共感してるところもあるし、
普段はスローでギターの音だけのアコースティックなムードだし。

ENEOSのCMソングになった「Perfect」も彼らのサウンド。
親しみを感じたのは、Fairground Attractionのカバーだったから
英語で歌われ、スローでかなりかっこいい。
「雨にぬれても」もいい感じにカバーしててこちらもまたいい。
これ以外にも他の曲をもっとじっくり聞きたくなる。
是非アルバム手に入れましょう!

こういったゆるい系つながりのライブが池上本門寺であるとのこと。
「Slow Music Slow LIVE '09 in 池上本門寺」
もうひとつとても気になるアーティストもいるので
ライブチケットを取る予定。
ますます、これからが気になる“羊毛とおはな”
近々、新曲「晴れのち晴れ」もiTuneで配信されるし楽しみよね。


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2009年04月06日(月) 「つよがり魂」キリンジ

「つよがり魂」キリンジ 2005年

mixi でキリンジのコミュニティで話題になってた「つよがり魂」?そんな曲出してたっけ?最初はなんのことやら?よくよく読んでみるとプレステ2の『みんな大好き塊魂』というゲームの曲だというのがわかりました。最近子供達のために「太鼓の達人」でもやろうかと、丁度プレステ2を買い替えたところですし、キリンジの曲を聞きたさに思わず『みんな大好き塊魂』をネット注文しちゃいました。

やってみると結構面白いゲームで連日ハマってました。なんでもかんでも巻き込んで大きな塊を作ってくんですが、最後は地球をも巻き込む!?そしてまた挿入されてる曲がなにげによかったりして様々なタイプの曲を場面に合わせてるんで、ゲーマーじゃなくても楽しめます。大御所・松崎しげる「塊オンザスウィング」はもとより、「くるくるロック」もおもしろいし、「ヒューストン」もえらくいい、娘が曲を思い出し涙を流すほどに、可憐な「天使の雨 」も好きになりました。

だけどやっぱり「つよがり魂」予想通りにしびれましたぁ〜♪イントロからこれぞ、キリンジ!!「チャレンジャーなのさ いつも〜ライバルは自分♪」歌詞もなにげにゆにーくでかなりキリンジに近い。でも作詞作曲はナムコのようなのですよね、もともとゲーム音楽の世界にいた高樹さんも編曲に携わってるようだし^^切ない系でグーです。

こんなゲームの中でキリンジが聞けるなんて〜とてもうれしい限りでした^^思わずサントラ買ってしまいそう(笑)


〈参考ゲーム〉
『みんな大好き 塊魂 PlayStation 2 the Best』




追記(2009.4.10)
このことを書いたら、ナタリーからお知らせが届きました。今度はPS3から「塊魂トリビュート」新作が出るらしい。http://natalie.mu/news/show/id/15131
そして色々なアーティストが楽曲を提供するらしく、もちろん、キリンジも参加するとか、しかも「ヒューストン」をアレンジして歌うらしくって、そうなるとすご〜〜く聞きたい!!PS3のゲームをするのは無理だけど、曲だけ聞きたいなぁ。


2009年03月02日(月) 「ROULER SA BOSSE」中川イサト・有山じゅんじ

「ROULER SA BOSSE」中川イサト・有山じゅんじ 1988


寒いですね、東京では3月だというのにまだ寒くて、2月の方が温かだったような気さえしてきます。気づけば1年も更新してないじゃないの!!やばやばってことで、今日はこの曲を!

このところずっーと気に入って聞いてるのは「ROULER SA BOSSE」です。アコギ2台で繰り広げられるインストルメンタルの世界♪原曲はカナダのブルース・コバーンのもの。名盤『Salt, Sun and Time』の中に収録されています。聞き比べてみて改めて感じるのは原曲の正確さです。奏でられるアコギとクラリネットのコラボは軽快なリズム中にブルースとノリの良さがあって、ちょっぴり寂しげで切ない、見事なまで出来上がってる感じなんですよね〜。

ところがイサトさんと有山さんの「ROULER SA BOSSE」はひと味もふた味も違う。ちょっと早いテンポで荒っぽく歯切れのいい有山さんのリードギターと、イサトさんのしなやかで安定したギターと絡みあって、まるで会話してるかと思うほど心地よく響いてくるんです。インストなのに心をゆさぶられる。オリジナルとは違った小気味よさもあり、何回でも繰り返し聞きたくなってしまってます。

あぁ、これが弾けたらやっぱうれしいだろうなと想像して、再びギターを持ち出し始めたんですが、はたして耳コピーでどこまでいけるのか!?!?いやぁ、無理だぁ、若くないし、根気がない。検索したらプー横町から楽譜が出ているので通販しますです!(笑)いつか弾ける日がくるのか!?!?どうかな?(笑)


〈参考音源〉
「ROULER SA BOSSE」中川イサト・有山じゅんじ 『After Hours』1988
「Rouler Sa Bosse」Bruce Cockburn 『Salt, Sun And Time』1974


2008年02月23日(土) 「ミー・アンド・ミセス・ジョーンズ」マイケル・ブーブレ

「Me and Mrs. Jones」マイケル・ブーブレ 2007
「Me and Mrs. Jones」Michael Buble 2007


プラズマに乗り換えた父より譲渡された液晶テレビ。コレのお陰でデジタル放送になり、BS音楽三昧できるようになりました。ライブへ行かずとも、家でライブを味わえるようになってうれしかぎり。昨夜は、NHK・BSで『ワールド・プレミアム・ライブ』を録画しつつ、音量控えめで見ておりました。マルーン5、マイケル・ブーブレの出演です。

マイケル・ブーブレを見ていたら、聞いたことあるジャジーな曲が聞こえてきました。思わす音量UP!!おお!これはBilly Paul「Me and Mrs. Jones」をカバーしてる!いやぁ、ちょっと甘めのマスクでこの曲を歌われてると...そらぁ、一発でヤラれます。不倫テーマで色気のあるこの曲をさらっとスマートに、清く美しく歌われてて思わず見入ってしまいました。しかもビックバンドの演奏で盛り上がるエンターティナー、これは生でライブ見てもいいなぁって思わされてしまい圧巻でした!

http://www.youtube.com/watch?v=8Yln-0c-g68

その他、自作曲の「Home」カントリー調ソングも聞きやすかったし、他にもとスタンダード曲を歌われてて、親しみやすかった。非常に興味深い歌手です、もっともっと彼の曲いろいろ聞いてみたくなりました。


2008年02月20日(水) 「中央線」ソライロネオン

「中央線」ソライロネオン 2007

聞いてるとね、いろいろ思い出してきた。学生時代、毎日中央線に乗ってた事、電車から見る風景とか、車内で思ってた事とか....実は井の頭線に乗ってる時間の方が長かったんだけど、あの頃は東京への思いが大きくて、負けそうで、漠然と未来を見ていた感じがする。そんなことを思い出させてくれたのがこの曲。「中央線」ソライロネオン


iTunesの無料配信でゲチュした一曲です。東京発リリカル・ロックの新風♪と紹介されてる。

リズムマシーンとキーボードとエレキギターの音が混ざったソフトロック。くるり、小沢健二、ママレイド・ラグ、はっぴいえんどが思い浮かんだ。ボーカルはあんにゅいで、ママレイド・ラグの田中君みたい。それでいて歌詞は青春の狭間って感じ?曖昧で不確かさを唄ってる感じ。

少しだけセンチでいい^^ぬるめのレモンティとともに♪



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