イレコミ音楽
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2002年07月03日(水) 「パン屋のトム」かまやつひろし

「パン屋のトム」かまやつひろし 1971


 なんて清らかな感じなのかな〜♪最近ではあまり感じない感覚かもしれません。きっとこの曲って、気が付かないような曲なんですヨ。でも、少しだけ耳をそばだててよく聴いてみると・・・良さがヒシヒシ伝わってきます。「こんがりと うまく焼けたら しあわせさ〜♪」素朴な歌詞がほのぼのとあたたくてネ・・。

 この曲を聴いていると、やはり「四葉のクローバー」つながりで“ガロ”を思い出します。調べてみるとこの曲が入っていたアルバム『どうにかなるさ』には“ガロ”も参加しているとこのことで、うなづけてしまいました。後ろのコーラスに参加してたりするんでないかな?たぶん♪

 アンニュイで神秘的なコード進行、アコギのしっかりしたストローク、エレキ・ギターのエコーのかかり具合はたまりません。ムッシュのやさしい歌とともに、ヨーロッパの香りが漂ってきて、実にグーなんです。いやぁ、やはりこれはあの時代が作り出したものなのかも・・・今では皆無のサウンドです。

 ムッシュを思い浮かべたとき、「我が良き友よ」や「どうにかなるさ」「バンバンバン」なども思い出すのだけど、このような神秘的な曲を歌われてたことは最近まで知りませんでした。彼のこの曲はいいですよ、なんかそそられます。いつまでも聞いていたような・・・癒されるな〜♪


 
〈参考アルバム〉
『喫茶ロック〜アダムとイブも〜ユニバーサル ミュージック編』 UPCH-1113 2001





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2002年07月02日(火) 「男達のメロディ」SHOGUN

「男達のメロディ」SHOGUN 1979


 数年前のこと、マウンテンバイクに乗って晴海あたりをダッシュしながら、気がついたら自然とこの曲を口ずさんでいました♪この曲って、軽いのぼり坂によく合うんです(笑)ところがマヌケな私、途中の歌詞が思い出せなくて「ララララ〜」など適当に誤摩化しながら、お茶を濁しておりました。先日レンタル屋にてこの曲を発見して大喜び!即借りて聞いてみたらば、そらも〜感動でした!

 ド派手なイントロいいですね〜♪バンジョーを刻む音や、軽快なリズムもたまりましぇーん!そうそうこの歌詞です「男だったら、流れ弾のひとつやふたつ、胸にいつでもささってる、ささってる〜♪」ここが思い出せなかったんでした(涙目)く〜感涙中。しかしスッキリしました♪

 ドラマ「俺たちは天使だ!」のテーマソングだったこの曲。「太陽にほえろ!」の元メンバーもちょこちょこ出演してたコメディで実に楽しかったんです。渡辺篤史さん、柴田恭兵さん、神田正輝さん、多岐川裕美さん、そして故・沖雅也さんが、美男子なのに三枚目のキャップの役で印象的でした。いつもお金が得られなくて、七輪でアジを焼いてサンドにしてるような♪イメージでネ。ロマン、貧乏、男気の世界、そんな感覚が曲と一緒になって記憶に焼き付いてしまってるのかもしれません。

 この曲を聞いていると、そんな細かいことどーでもいいじゃん!って気持ちになれちゃうんです。でも決して投げ遺りではなく、豪快に開き直れてしまうんです。ちょっと落ち込んでて元気出していこうか!という時は、軽くパワーアップできて、グーなのね♪


〈参考アルバム〉
「俺たちのメロディ」DNUT-1 2002





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2002年06月30日(日) 「レイニー・ステイション」鈴木茂

「レイニー・ステイション」鈴木茂 1978年

 軽快なリズム、澄みきった空気感、素直にのびてゆく声、ラジオから流れるドラマチックな曲にくぎづけになりました。そうそう、あれは1978の頃・・。

 最初に感じたのは「え?あのギターリスト鈴木茂さんって歌うの!」という驚きでした。当時ユーミンのバックバンド“キャラメル・ママ”〜“ティン・パン・アレー”で、ギターを弾いてたイメージしかなかった鈴木茂さん、まさか?歌うとは想像できなかったのです。でも、この曲を聞いた時、驚きと共になんだか引き込まれてしまいました。ユーミンと同じ音楽性でとても聞きやすかったこともあるし、ニューミュージックなんだけど、ちらっと歌謡曲のアイドルのようにも感じられたのです。

 14年後、再び聞いてみると・・・やはりワクワク♪してしまいました(笑)う〜たまらん。鈴木さんのまっすぐにのびたボーカルは新鮮なままだし、やはりラブリーな仕上がりなのは松本隆さんのロマンティックな歌詞のせいかもしれません。曲や歌詞が鈴木さんを王子様に仕立ててるように思えるんですが・・・とても女性的な見方ですネ。とにかく女心をクスグられる物語のような曲なのでした。

 「レイニー・ステイション♪悩んでる君に 気付けなくて どじな僕さ♪」などと歌われたら、イチコロですよ♪(笑)鈴木さんのイメージはあのときのまま、カッコよくて、寡黙で、繊細な少年のような男性(ひと)♪ 

 この曲聞いてると、爽やかだったあの時代がヒシヒシと蘇ってきます。



〈参考アルバム〉
「ニューミュージック・メモリアル」CRCP-28096





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2002年06月25日(火) 「ピンクの戦車」はしだのりひことシュ−ベルツ

「ピンクの戦車」はしだのりひことシュ−ベルツ 1965

 久々に大きな街に出て大型CD店へ行きました。しばらく来ない間に、すっかり様変わりしている新宿南口の街並み。ウッドデッキの橋で強い風を感じながら・・・やっぱここは港町かも!?なんて思ったりして・・(笑)せっかく大きな店へ来たのだから、前々から聞いてみたかったある曲を探してみることにしました。

 すると、あるじゃん!一体どんな曲なのか?視聴してみると・・いっぺんに気に入ってしまいました!実はこの曲、ダンナが幼い頃に“ピンポンパン”なる幼児向け番組で見て聞いた「ピンクの戦車」という曲なのでした。発見できてホクホク!

 帰宅してダンナと聞いてみると・・・当時直接聞いたものではないけれど同じ曲だそうでした。いやはや、段々私まで聞いた事あるような気になってきました(笑)きっとどこかで聞いてたかもしれません。それにしても、軽快な楽しい曲で、子供達にはウケソウな曲ですね。特に男の子にはたまらん魅力があるのかもしれません。

 デキシーランド・ジャズのムードで、なんとなく「明日があるさ」と同じリズムです。そして皆ノリノリで楽しそうに歌ってるんですよね。歌詞もシンプルで「ピンクの戦車はゆくよ〜♪坊やの夢乗せて〜♪」とね!これが2番になると関西弁になるので「お前ものらへんけ〜〜♪」と面白いんです(笑)

 あくまでも推測なのですが、この曲が出来た1965年はベトナム戦争が終わった年でもあるので、もしかしたら?深い意味で反戦と関係あるのかもしれないな〜なんて思いました。幸せを込めた子供向けソングかもな〜。

 曲の中の「ピンクの戦車」はおもちゃのプラスチック製、想像するとなぜか楽しそう♪これが走ってたらウレシイような♪ちょっと見てみたい気もしてきます。


〈参考アルバム〉
「未完成」はしだのりひことシューベルツ TOCT-10126 1993





2002年06月24日(月) 「プカプカ」西岡恭蔵 

「プカプカ」西岡恭蔵 1972

 この曲、じわ〜〜〜と好きなんです。いろいろなミュージシャンの方々も好んでカバーされている名曲ですね。原田芳雄さん、桃井かおりさん、大槻ケンヂさん、奥田民生さん、その他大勢・・・もちろん“ザ・ディラン2”では大塚まさじさんが歌われてますが、曲を作られた西岡さんの歌う朴訥な「プカプカ」は特別です。いちばん最初に聞いたから今でも忘れられないのかもしれません。

 とても不思議な曲なんです。「プカプカ」はたばこをプカプカ♪吸うってことのようなんですが、歌詞はたまらなく哀愁があって、面白くて、かわいいんです。純粋な思いや考えを持ち、「〜〜やめないわ♪」とあっけらかんと主張する女性の歌で、やさしい口調がさらり心に届いてきます。時代背景を考慮すると、少し女性解放と関係あるのかもしれませんが、彼女のスタンスはなんだかとてもスキなんです♪

 一昨日、西岡恭蔵さんのアルバムを買ってみました。今まで大塚まさじさんや、中川イサトさんなどを通して彼を見ていたのですが、様々な名曲を作られて、各ミュージシャンに提供してたことを知ったのは最近のことでした。特に矢沢永吉さんの「トラベリンバス」が西岡さんの歌詞とは驚きました。

 西岡さんが亡くなられて早いものでもう3年が過ぎてしまいました。今年、大塚まさじさんがアルバムの中で新しく「プカプカ」を歌われてまして、この曲を聞いた時、まさじさんの西岡さんへの思いを感じてしまい、思わず目頭が熱くなりました。きっとこの曲はこれから先もずっと歌われ続ける名曲ではないのかな〜って思います。

 やっぱ、いい音楽は無条件でいい♪グっときますネ!


〈参考アルバム〉
西岡恭蔵「ディランにて」 KICS-8808 1972
「ベルウッド・シングルス2」KICS-8123
「URCシングルズ3」H20K25053 (ザ・ディラン2「プカプカ」1971)
大塚まさじ「昼の月・夜の月」 MDCL1418~9 2002







2002年06月20日(木) 「あなただけを」あおい輝彦

「あなただけを」あおい輝彦 1976年

 小学生の私をとりこにしたのは、“あおい輝彦”さん歌う「あなただけを」でした。物心ついた頃からジャニーズ戦略にマンマとはまり、フォーリーブス、郷ひろみ、豊川誕、井上純一、JJS、に翻弄されながら、たまたま好きなった歌手は・・・元祖・ジャニーズ(笑)

 1970年代前半のこと、土曜日というと空腹限界で帰宅しチャーハン食べて、再放送ドラマを楽しんだものです。当時は木下恵介アワーの「おやじ太鼓」シリーズの「三人家族」など再放送されてて、若くて初々しいあおい君をワクワクしながら見入ったものです。相手役は、沢田雅美さんだったりして・・・子供ながら、ブラウン管の中の若くて甘いマスクの青年に恋をしていたのかも(赤面)しれませんが、ドラマに留まらずラジオ「あおい君とさとう君」も好んで聞くようになりました。爽やか&健全だったんですよ〜。

 それからしばらくして「あなただけを」がリリースされ、地元某デパート屋上ステージにてサイン会が行われるという情報を入手した私は、モーレツに母に頼み込んで出向くことに・・・歌を生で聞いて感動してから、レコードを買い、熱い握手をしてもらいました。小学生が来てるのが珍しかったのか、子供好きだったのか、あおいさんが気軽に声をかけてくれたんです!(涙目)さらりと優しい言葉で、えらく感動したのを今でも覚えております。一生ファンでいよう!と硬く心に誓った日でした!(笑)

 「あなただけを」はレコード擦り切れるほど、ずいぶんと聞込みましたよぅ。南国ムードが漂う、甘くさわやかなバラードで、すばらしくそろった女性コーラスにささえられながらも、あおいさんのねばりのある歌い方が実に色っぽいのでした。「あぁ〜ん、あなたを〜♪」と“あぁ〜ん”が決め手です!歌詞は大野真澄さん(“ガロ”のボーカルさん)、女性を「あなた」と敬い、その人を想い、甘えるような歌詞には今でもホワホワ♪してしまいます。それにあおいさんの声がイインデス。なんたって「あしたのジョー」のジョーの声だもの・・たまりましぇん♪

 先日もふたりのビックショーで「あなただけを」「二人の世界」をイキイキ歌われてて、思わずテレビに釘付けになってしまいました。見ている時は小学生のハートです(笑)トーク番組を見ていても垣間見える人柄はよく、温和で、好きなんだな〜、弱いんだな〜♪

 再びアルバムを購入して聞いてみると・・・やっぱ、興奮しまする(笑)クラクラきちゃいます(笑)小学生の頃に感じた思いはそのまま・・・これこそ元祖・マイ・フェバリット・スターなのかもしれません。年上好み、歌も甘い声も容姿も人柄もまるごと好みです。ははは♪

〈参考アルバム〉
「センチメンタル・カーニバル」あおい輝彦 TECA-15547 




2002年06月19日(水) 「春雨道中」ママレイド・ラグ

「春雨道中」ママレイド・ラグ

 テレビを見ていて、佐野史郎さんが“はっぴいえんど”のような風街系音楽として、最近のバンドも頑張ってますし・・・と、“ママレイド・ラグ”の名前を話されてて、「え、どんなグループなの?」と気になりました。そこで『喫茶ロックnow』の中に入っていた「春雨道中」という曲を聞いてみたのです。

 これが、なかなか!うーんいい雰囲気、ユラユラとした気分♪すっと胸に届いて、温かい気持ちになれました。聞き味バツグ〜ン♪歌詞の感じも、気長なスタンス、リラックス、風にまかせて〜♪と、力が抜けてて、気楽に聞けるのがいいですね。

 益々興味を持ち、彼等のミニ・アルバム『春雨道中』を注文してみました。そしたら・・・やっぱ、アタリ!やさしくけだるいボーカルはスピッツの草野さんを彷佛させながらも神秘的で、その裏声はムーンチャイルドを彷佛させながらもソフトで決してくどくない、どーにも好み♪ なにげなく流しておくと、ジワジワと来る♪って感じのサウンドです。歌あり、インストルメンタルあり、強制的な音楽でないので、ユラユラとした時間に流しとくといいかも。さりげなく酔えますょ♪

 さらにジャケットもフラットな絵で(ポスターカラーで描いたような感じ)窓辺の雨とコーヒーカップがホっと表現されてて、彼等の音楽とぴったりかもしれません。

 “ママレイド・ラグ”は3人組(ギター&ボーカル、ベース、ドラム)最近出たばかりの新しいバンドです。ポップス、ロック、ジャズ&フュージョンなどの切り口が見えかくれしてて、曲の完成度も高く、今後も注目したいもの♪ なんと今日!新マキシ・シングル「目抜き通り」が出てるらしい、こちらも是非聞いてみたいものですね。

追加日誌(7/10)
6/19に発売されたマキシシングル「目抜き通り」を買って聞いてみました。ゆったりした感じのグーな2曲です。この方達の曲には心地いいそよ風が吹いてます。聞き込めば尚一層味わえる〜、聞いているうち癒されます。

〈参考ミニ・アルバム〉
『春雨道中』ママレイド・ラグ AICL 1368 2002




2002年06月15日(土) 『ワインライト』グローヴァー・ワシントンJr.

『ワインライト』グローヴァー・ワシントンJr.
「WINE LIGHT」GROVER WASHINGTON,JR. 1980


 ひさびさに手にしたアルバム・・・といってもCDになってしまったのですが、相変わらず、大人っぽいジャケットなのねん♪ゴールドに輝き横たわるサックス♪それに溶け込むワイングラスがなんとも言えないの・・・もちろんグラスの中身はこちらも金色に輝く白ワイン♪・・・うーん、ムードはニューヨークのナイトクラブかな。

 1980年、高校に入った頃、ナベサダの「カリフォルニア・シャワー」が発端で、大人っぽい音楽(ジャズ・フュージョン・クロスオーバー)への関心が高まりつつありました。仙台駅そばのボロボロ木造の2階にあったレンタルレコード屋へ出向いては、そんな香りがするアルバムを物色する日々。たまたま借りたアルバムが“グローヴァー・ワシントンJr.”「ワインライト」とにかく気にいったグーなアルバムで、私の中ではこの上なく上質なテープ(TDK・SR・ハイポジション)に落として、夜長、よくよく聞き入ったものでした。ボンビーゆえ、メタルテープは買えなかったの(笑)

 今、久々に聞いたみましたけど、アルバム丸ごと懐かしいですぅ〜。とにかくグローヴァー・ワシントンJr.のサックスの音色がたまらんのですょ。そして名曲として名高い「クリスタルの恋人達/Just The Two Of Us 」なんてイントロだけで倒れる程(笑) グローヴァー・ワシントンJRの華麗なサックスと、ビル・ウェザーズの歌の掛け合いが最高にグーなのよね〜。うーんと唸りたくなります。

 先日、3つ上の女友達と1980年頃の話題になって、やはり彼女もグローバー・ワシントンJr.を聞いてて、その話題で一晩盛り上がってしまいました。やはりこのアルバムは丸ごと流して聞くのがいいんですよネ。

 幻想的でシックな夜によく似合いそう♪飲まなくても、酔える一枚です。


〈参考アルバム〉
GROVER WASHINGTON,JR.「WINELIGHT」 20P2-2447 1980





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2002年06月14日(金) 「むかでの錦三」上田正樹&サウス・トゥ・サウス

「むかでの錦三」上田正樹&サウス・トゥ・サウス


 あれはいつやったろ?夏の暑い晩やった〜(「とったらあかん」の冒頭台詞)←いやいや、あれは小学生の頃でした。“上田正樹&サウス・トゥ・サウス”のR&Bをヘッドフォーンで首を小刻みに降りながら、熱心に聞きいっていたものです(笑)その辺にあるテープ、レコードなどなどを片っ端から聞いた中でも“上田正樹&サウス・トゥ・サウス”だけは妙に覚えているんです。

 先日、久々に聞きたくなりテープを探してみても・・・ない(困)きっと引越しのドサクサで捨ててしまったらしい、そこで早速通販でアルバムを注文してみることに、ところが1ヵ月しても届かない。終いには品切れ♪(呆)半分諦めつつも、再びH○Vで注文すると・・・・届きましたヨ!も〜〜〜感涙です!やった〜やった〜やったーまん。(紅白旗ふりふり)

 なにしろ、ファンキーなんですよ。R&Bで最初に影響を受けた日本のミュージシャンはこの方々です。「我が心のジョージア」や「お前を離さない」知らない間にレイ・チャールズやサム&ディブをここから学んでたようで、後で知ってびっくらしたものです。それだけではない“サウス・トゥ・サウス”のオープニングはかなりかっこいい!今聞いてみても実もグ〜です。JBのようなラッパも入ってて、いけてます。「最終電車」もファンキーでいいんだな〜これが。

 その中でも「むかでの錦三」はかなり印象的な曲です。極道お兄さんの歌で、小学生には反ってわかりやすかったのかもしれません。「こわいもの知らずのおれだが、女の涙にゃ弱い〜♪」なんて歌詞がリフレーンしちゃうんですょ。音的にはR&B、歌詞的には近所の話題になりそな話の内容なのよね。そんな取り合わせが妙に好きになってしまった理由なのかもしれません。有山じゅんじさんとのアルバム『ぼちぼちいこか』とも歌詞の感覚がダブリますネ〜。それにしてもかなり懐かしくってワクワクしちゃいました!

 あ、ちなみに上田正樹さんはこの頃からのファンで、彼が私と同じ誕生日であることはつい最近になって気が付きました。ぎょ!っとしましたよ、うれしい一致でむふふふ♪とファン心を刺激されたのですが、上田正樹さんの話はまだまだあるので、ソロになってからのこともそのうちまた書くことにいたしましょう。今夜はこのアルバムに浸ってR&Bナイトだな〜♪


〈参考アルバム〉
「この熱い魂を伝えたいんや」上田正樹&サウス・トゥ・サウス TKCA-71789 1975
「8.8 ROCK DAYの軌跡〜ソウル・R&B篇」25JC-422 1989






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2002年06月13日(木) 「エイリアンズ」キリンジ

「エイリアンズ」キリンジ 2000


 この曲を聞きぬいて・・かれこれ2週間以上(笑)まぁ、そのくらいひさびさにイレコンで聞いておりま〜す。兄弟でやってるユニット、古い言い方だとデュオ!?の“キリンジ”の歌う「エイリアンズ」は聞かせてくれるんですょ。実に胸を打つサウンドなんです・・くくぅ〜。

 何回も繰り返し同じ曲を聞いてたら普通は飽きるんですが、コノ曲は飽きないのでした。なぜ?って曲にベタボレ状態だから・・・(赤面中)昨日待望のアルバムが届いて大喜びしておりました。あけてびっくり!ジャケットの強烈さはジョージ・ベンソンの目張りに匹敵するほどだったのです。兄弟真顔ドアップなため・・一瞬引きそうになりましたが(笑)アルバムを聞いてみると、やはり私の好みのサウンドなので、益々興味をそそられてました。“キリンジ”は今後も全アルバム聞いて追求する予定です。

 さてこの曲、イントロのアコースチックのギターのせつないメロディが実にグーなのです。そして、弟・堀込泰行さんの高い声がすぅ〜っと心に響いてきます。歌詞も微妙に感覚的で不思議でコレマタいいんですよ、意味などあるようでなくてネ。声も曲の感じもやさしくて、ハーモニーも解け合い、曲の完成度はかなり高いものと思われます。

 この曲を聞いてると、せつなくてきゅんとなるのだけど、決して落ち込むことなく、曲に含まれたポジティブな気持ちと、ユラユラとした非常に心地よい感覚に襲われます。空虚な世の中、暗いニュース、生きてるだけでも空しく悲しい・・・だけど「キミが好きだよ〜♪」っていう気持ちやが、悲しいものを全て救ってしまう感じがします。なんたって彼等が哀愁を残しながら、さらりとクールに歌いきってしまっているところも魅力です。

 この曲はいろいろな要素が重なってできているようでして、聞き手の心をよく写す鏡なのかもと思いました。悲しければ、思いっきり泣けるラブソングになり、元気になりたきゃ励ましソングになったり、癒されたいのなら癒しの音楽に聞こえたり、異星人を想像すれば、そのようなストーリーの歌に聞こえたり・・・とね。(笑)

 でも、なんと言っても「愛のポジティブ感」があるのがミソです。そして安らぎも得られる・・・まるで「うーん、寝てみたい〜by.三船」(笑)と唸りたくなる、そんな感じネ。


〈参考アルバム〉
「北青山的13曲1000円」WPC6-10149 2001
「キリンジ★3」キリンジ WPC6-10109 2000






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