イレコミ音楽
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2002年05月05日(日) 赤の4WDワゴン車と“ブレッド&バター”

赤の4WDワゴン車と“ブレッド&バター”

 先日、中古のCD屋さんで物色している時、ふと手に取ったアルバムに、Bread &Batterの文字が書かれておりました。もしや!?やはりあの“ブレッド&バター”じゃあーりませんか!音楽との出会いは時折、人との出会いにも共通したり、リンクすることが多々あります。しかし今日の出会いは一台のクルマから・・・。

 勤めだして数年が過ぎた頃のことでした。たまたま仕事の延長で、上司の古いキャリー付き真っ赤な4WDのスポーツタイプワゴン車に乗り込んだ時、この“ブレッド&バター”が流れてきたのでした。ところが・・・クルマを含めて音楽の雰囲気も上司に似合わないのなんのって(笑)しかし、車内は“ブレッド&バター”で不思議な空間が出来上がっていたのでした♪

 “ブレッド&バター”は湘南や海が似合う♪兄弟で歌われてる優しい歌声の甘めサウンドなのであります。ちょっとだけ、カルロス・トシキを思わすような高音のやさしい歌声かな・・・♪松任谷正隆さんや、細野晴臣さんも編曲や作曲でアルバムに参加されていたりしてます。音楽を聞けば細野さんに当たる・・・!?のかも深いな〜(コレ余談)

 再び今、聞いてみても「ピンク・シャドウ」とか「渚に行こう」とか「あの頃のまま」などの独特のやさしい雰囲気は“ブレッド&バター”なんだな〜♪と再確認するのでした。ボサノバ風「HOTEL PACIFIC」もグーだし、「MONDAY MORNING」も色っぽくていいし、「マリエ」は神話のようでね♪ベストアルバムをなにげなく流し聞きしてると、なんか懐かしいな。

 その後も数回、赤い4WDワゴン車に乗ることがあって、その度流れてくる“ブレッド&バター”のサウンド♪あんまり不思議なので、どーしてなのか?聞いてみた所、海岸の町に住む弟さんからもらってきたクルマだそうで、テープは入ったままだとか・・・。それで“ブレッド&バター”が永遠流れるクルマと化したのね!納得したのでした(笑)それにしても摩訶不思議な世界♪に魅了されてしまった私、思わずテープを借りてしまいました。(笑)

 ひょんなことから上司の弟さんの影響で聞くようになった“ブレッド&バター”音楽は面白いところで繋がってゆくもんですね。ちなみに弟さんはマリンスポーツ派、海の男だったとか・・・やっぱね!“ブレッド&バター”を聞くと、今でも真っ赤な4WDワゴン車を連想してしまう・・・困った(笑)

〈参考アルバム〉
ブレッド&バター『ベスト・セレクション』1986


2002年05月01日(水) 「恋の雨音」ラブ・アンリミテッド

「恋の雨音」ラブ・アンリミテッド
「Walking In The Rain (With The One I Love)」LOVE UNLIMITED 1972

 本日は“ラブ・アンリミテッド”で甘い70年代ソウルを楽しんでます♪「恋の雨音 Walking in the rain(With the one I love)」この曲を聞き覚えたのは、足しげく通った六本木のソウル・バーなのでした。当時よく同僚のYちゃんと女二人でつるんでいたのですが、たまたま雨の日に掛かってたこの曲を、私も彼女のえらく気に入り、よくリクエストしては二人で歌いながら盛り上がっておりました。(笑)

 “ラブ・アンリミテッド”は愛の伝道師“バリー・ホワイト”と共に「愛のテーマ」などを歌ってた女性3人組のコーラスグループです。特にこの「恋の雨音」は絶品です。

 雑踏の中、雨の音、女性のつぶやき・・・そんな風に曲ははじまり“Walking in the rain with the one I love~♪”聞いたら忘れられなくなるフレーズのハーモニーで曲は次第に盛り上がります。コーラスの合間に女性のつぶやきは続き、ダイアルを回す音、恋人に電話をかけ、甘い会話かわす・・・まるで物語のように曲が進行してゆくのですよ。甘い恋の歌ですが、きれいな女性のハーモニーと雨音、幸せ感すら感じられるのでした。

 あれから十数年の月日は流れ、先日ふとこの曲のことを思い出して“Walking in the rain”のワンフレーズだけで曲を探したら“ラブ・アンリミテッド”が歌っていることが解り、早速CDを注文!、そして今日ようやく手に入ったのでした。やった念願叶いましたよ!

 感動を押さえつつ、あらためて聞いてみましたら・・・そらっもぅー、感動しました!そうそう、これこれ!こんなにセリフ長かったかな〜?なんて思いながらも、一緒にハモリ歌い(涙目)しっかり聞き入りました。いやぁ〜雨音入りの演出も憎らしいのさー♪ 何年経とうがいい音楽は感動するのよね。

 この曲聞いただけで、Yちゃんがハモって歌う声まで思い出される(笑)
今度、Yちゃんにも聞かせようっと。

〈参考アルバム〉
LOVE UNLIMITED 『THE BEST OF LOVE UNLIMITED』314 532 408-2 1995


2002年04月24日(水) 『氣分』憂歌団

『氣分』憂歌団 1984年

 異常に懐かしいアルバムです。なんといっても1984年の思い出は、大学の仲間を引き連れて、渋谷のライブハウスへ憂歌団を見に行ったことです。とにかく楽しいライブだったので、はじめて彼等の音楽を聞いた友人達もご機嫌、みんなが笑顔だったことが思い出されます。「ライブイン」小規模でいいライブハウスだったな〜。

 この頃の憂歌団は洗練され貫禄充分。このアルバムはジャズやブルース、レゲエ、ブギ、そして南国や休暇ムードも漂う魅力満天なものでした。当時しっかりアルバムを所持していたのに、友人に貸したままその存在すらすっかり忘れてまして、先日たまたまCDでゲットしてみたら、ああ〜これコレ!!と当時よく聞いてて、所持していたことも思い出したのした。(笑)

 もう一度じっくり歌詞カードなどながめながら、曲を味わっていると・・・「ナイフ」の歌詞を書かれているのが、イラストレーターの黒田征太郎さんで、えー!と驚きました。昔、TVで黒田さんが強烈なパワーで絵を描かれててかなり印象に残っていたのですが、歌詞も絵の如く〜シンプルで強烈かもしれません。「ナイフ」は、出だしが「Hoochie Coochie Man」風のカッコいいブルースなんですよね。

 「ザ・エン歌」ブルースは日本でいうところの演歌、エレジーに値するのだろうか?この曲は「イコマ」程演歌じゃないにしろ(笑)好きなんですわ。なんでか?というと、まじにセンチな哀愁の恋歌なのに、木村さんのテレ?ボケ?と思われる“昔のことは〜ももたろう♪それともやっぱりキンタロウ〜♪”なんて歌っちゃっているあたりがたまらーんのです。それにプラスして、ギターでも“エリーゼのために”で、ちゃらけちゃってる勘太郎さんもたまりましぇ〜ん(笑)

 「Honey Honey Baby」のノリの良さはピカイチ!これは聞いたら忘れられない曲なんです、その他の曲もそれぞれよくってね♪ 再生紙にタイプ風の黒い文字だけのジャケットも懐かしさをそそります。

 今宵も更けてゆくけど、夜に似合うのは・・・やっぱ憂歌団のブルースかな。


2002年04月12日(金) 「ノック・オン・ウッド」エディー・フロイド

「Knock On Wood」Eddie Floyd 1966
「ノック・オン・ウッド」エディー・フロイド

 これこれ、この曲聞いてると・・・くぅ〜、たまらん♪ 重ためのリズムではじまるんですよ〜ん。サム・クック、サム&ディブ、オーティス・レディング、ジェームス・カー、ウィルソン・ピケット、など、思い出させる60年代ソウル・ミュージック♪なんですね。サザンソウル・ディープソウルの香りがムンムン漂ってきます。

 「つけ放したこのオッサンの歌い方が好きなんや〜」
この一言につきる(笑)うっふっふ。

 リアルタイムで聞いてないけど、通い詰めた店のジュークボックスで惚れ込んで、よく好んではリクエストしていました。なんたって「ノック・オン・ウッド」の言葉通り、曲のサビ部分に“タ・タ・タ・タ”とドラム音が入っているのですが、その部分は皆で木製テーブルを叩くんですヨ。“コンコンコンコン”とね(笑)何も知らず、打ち込む感じで木を叩き、のりのり〜気分になってたことが思い出されます。

 ところが昨日、テレビで映画字幕翻訳家の戸田奈津子さんが、「Knock On Wood」という言葉の意味を話してまして・・・、アメリカのおまじないであることを知って、ビックリマッタ!災難に遭わないよう、あるいは不安を取りさるよう、神の加護を求めて、木をたたかなきゃ!「Knock On Wood!」となるそうです。

 この曲もそういう意味なのかな〜? 詳しくはわからないけど・・・この曲は名曲!とにかく身体を揺らしたくなるリズムなんですね。お、お、聞いてると木を叩きたくなってきますよ〜。(^−^)


2002年04月08日(月) 『ありのままじゅんじ』有山淳司

『ありのままじゅんじ』有山淳司 1977年
(現在は、有山淳司から“有山じゅんじ”さんになっています。)

 これほどまでに愛しいミュージシャンがいるのだろうか?・・・むーん、多分いないかもしれないくらい、かなり好みの方です。なんせ小学生の頃から聞いてますので、私にとってこのアルバムは、生きる上での元気の源であり、愛してやまないの一枚なのでした。

 いつ聞いてもグっと来る『ありのままじゅんじ』はこの曲からはじまる。

 「今日も気楽に」は軽快なギターが奏でるインストルメンタルの世界♪アコースチックギターの音色が小気味よく、元気で陽気な気持ちにさせてくれます。この曲が一発目というのが“ミソ”なんだわ。

 「Baby もうすぐ帰るよ」は、お気楽のんびりモードが漂うボーカル曲♪“あせることなんてないよ〜♪”って歌われて、聞いてて気が楽になり、いつのまにかくつろいでしまうんですね。

 音楽を楽しく〜音楽を楽しむ♪というのは、有山さんのこのアルバムから教えてもらった気がしてます。悲観的なものはなくて、お気楽、前向き、どんな物事も有山マジックにかかると明るく変換されてしまう〜。彼は周りにいる人を幸せにするマジックを持っている気がしてます。

 「僕ムシャクシャクシャ」はイライラして不機嫌〜という曲なのに!陽気で明るい!?とってもリズミカルに広がってゆくのを感じます。小学生にとってはリコーダーの音は特にたまらなかった〜、なんたって親近感の湧く音ゆえ、真似してよくサビのところを吹きましたヨ(笑)

 「ほら あんなに月までブルームーン」はスローでほろりときちゃう曲♪
これ、グっと来るギターの音色と小粋なピアノで大人なムード。

 「Baby お前がすきだよ」は哀愁のラブソング♪単純にいい、若いよね〜
ちょっと悩んでるっぽい歌詞がたまらなくって好きです。

 「今夜はカキ色の月」シックなムード、ギターが荒削りで心底好きだな〜。

 有山さんの恋の歌は、非常に私好みなのであります。「ディディ ワァ ディディ」で出てくる一節に、“木の葉丼で心うきうき〜♪”というのがあって、前々から気になってた“木の葉丼”ってどんな丼?(謎)関東では見かけない丼なのです。やはり関西だけのモノなのかな、機会があったら食したいものです。今年の関西の旅では、是非とも木の葉丼〜だわ。話が脱線気味(笑)

 このアルバムは、どこをとってもピカイチです!やはり有山さんの感性は
私の好み。思春期に聞いて育ったから尚のことかもしれませんが、時が過ぎても常に新鮮な『ありのままじゅんじ』を聞くと・・・、有山マジックで元気になれる〜♪(^O^)でぃでぃわ〜でぃでぃ〜心をウキウキ〜♪


2002年04月04日(木) 『さあ、もういっぺん』豊田勇造

『さあ、もういっぺん』豊田勇造 1976年

 “豊田勇造”この人の名前を聞くだけで、ものすごく力強いイメージが湧いてきます。男性的で、ストレート、パワーと夢まっしぐら〜の姿勢は非常に好みでした。この『さあ、もういっぺん』のアルバムは、特に忘れられない一枚で、これには彼のフォークシンガー魂が満杯に詰ってるように思います。どの曲を聞いても感化されたものばかり・・・、曲はもちろん歌詞もよ〜く思い出すのでした。

 その中でもこの3曲は忘れられないのです。

 「ワルツを踊ろう」は凄いラブソング。“もしもお前が桜貝なら〜、俺は星降る夜の海♪離れ島から監獄から〜歌おう愛の歌、お前と幸せに狂いた〜い♪”なんて歌われてまして・・・こんな愛情表現されたら、そら、ひとたまりもありません、グラグラきちゃいますね。

 「ブルーズをやろうぜ!」は、とにかくカッコイイ曲。歌の中で亡き友人へ“今晩化けてこぃ〜ブルーズをやろうぜ!”とか、“いつか俺が死んだら〜さんずの河原で、ブルーズをやろうぜ!”とか、“閻魔の前で〜ブルーズをやろうぜ!”とか歌われてて・・・(笑)そんな風に歌いきってしまえることに脱帽しちゃうのでした。この曲のギターは耳コピーして、よく弾いて練習しましたよ〜。

 「ある朝高野の交差点あたりを兎が飛んだ」は、とても印象的な曲♪。語りから始まるこの曲の歌詞がとても興味深くて、シュールさも漂う傑作なのでした。曲の最後で“さあ市電よ、俺を乗せていってくれ〜ミシシッピー川へ〜♪”と歌われてて、当時の勇造さんがミシシッピー川へ行きたかったことが伺えたりもしてます。関西弁が好きになったのは、この曲の語り部分の影響大なのですヨ。題名からも、どことなく感じられる不思議ワールド的曲でした。

 中・高生で聞いていた“豊田勇造”さんの『さあ、もういっぺん』はギターを持って歌うという自己表現を教えてくれた一枚でもありました。その後、彼は憧れのミシシッピーや、ジャマイカへ旅が実現して、その他、台湾、タイなどを旅して、感じたことを歌にしながら活動されています。現在もバリバリのフォークシンガーなのでした。(^−^)うれしいかぎりですよ〜。


2002年04月01日(月) 「けだるい2人(TWO SLEEPY PEOPLE)」憂歌団

「けだるい2人(TWO SLEEPY PEOPLE)」憂歌団 1981年
・・・アルバム『夢・憂歌』より

 憂歌団に関しては熱烈なファンなので・・・今回は第一段です!

 初期の憂歌団の曲ももちろん大好きなのですが、今夜はアルバム『夢・憂歌』から「けだるい二人」をセレクトします。スローで、アコースチックで、ジャジーで、甘くって・・もう言う事ないくらいグーな曲です。お酒や煙草が似合うようなムード、ちょっと色気の欲しい方にはいいお酒のつまみになる曲です。ロマンチックな恋の唄で、こんな風に男性に想われてみたいもの・・・なんて奥様の密かな願望!いやもう遅い(笑)

 この曲の魅力は、うなりたくなるような内田勘太郎さんの甘いギターです。その音色にうっとりして、思わず勘太郎ワールドに引込まれて行ってしまいます。

 さて、この曲ですが、Hoagy Carmichael(ホーギーカーマイケル)の曲に有山じゅんじさんが歌詞をつけられたものです。(Hoagy Carmichael は「Star Dust」や「Georgia on my mind」の作曲者です。)もしかしたら、有山さんのアイデアなのかも・・・と推測してます。

 昔、友人から、金沢で有山さんと勘太郎さんのライブのテープを譲り受け聞いた際、「けだるい二人」やジャジーなインストルメンタルの「If I had you」「スティーリン」などを演奏されていたことを聞いたことがありまして、おそらく、憂歌団の『夢・憂歌』には有山さんのテイストが加えられたのでは・・・と思われるのでした。このアルバムで憂歌団は雰囲気がガラリと変わり、トロピカルなムードになったんですよね。

 実をいいますと、この曲には相当な個人的思入れがありまして・・この曲を聞くだけで泣きが入ります。でも悟られたくないので顔では泣きませんけどね。というか、過去を忘れるため、涙が出なくなるまで強行に繰り返し聞き抜いたため、忘れたのつもりです。(笑)

 名曲にまさる恋なし〜。(恋より名曲の勝利なり)


2002年03月31日(日) 「傷心」大友裕子

「傷心」大友裕子 1980年

 唯一の同じ高校出身で歌手であった大友裕子さんへの個人的イレコミです。80年頃、彼女がラジオのパーソナリティーをしていた「あたし...大友裕子」というローカルな番組(東北地方?仙台だけ?)をたまたま聞いてて、すっかりハマリました! ボソボソっと話す声がちょっとなまってて、不思議にかわいくて、たまらなかったんです。推測ですが、ある種なまりも重要な言霊のひとつかも、独特の声に独特な音が乗っかると、それが魅力に変わるのかもしれません。とにかく話す声も歌う歌も好きでした。

 さて、この「傷心」という曲、ポプコンのグランプリになった曲でした。でも、受賞当時には全く知らなくて、ラジオを聞くようになったある日、学校で彼女の話題になり、我が母校出身だったことが判明して驚きました。女子高だったんですが(余談)彼女が音楽部の出身できれいいなソプラノの声だったのに、「傷心」の練習で歌い過ぎて声がハスキーになったという話も聞いたことも・・・。

 さて、またもや今回も私はアルバムを所持してないのです(恥)ただラジオから流れてきた曲を録音したテープと、ノートへ書写した歌詞だけが残っていました。なんともいえないけど、当時バイト代のほとんどをギターに費やしてたから(笑)LPまでは買えなかったんですね。

 大友裕子さんの歌の中のほとんどが、失恋した女性の心境を歌うものでした。「傷心」もしかり、去って行く男性への思いがストレートで、最後にあなたとなら死んでもいいと思った〜♪と真実の一語でしめくくられ、歌い上げられているのが、実にすかっとするのでした。

 「傷心」以外にも、「ライムライト」もえらく好きで、ふわっと喫茶店の情景が浮かんできてかわいい曲で好きでした。「侍」「火の鳥」「浮気のへたな男」「静物」「旅先」「愚か者」それぞれの曲に思入れがあって、記憶も一緒に蘇るのでした。「歩けないの」ク〜、たまりませんね(涙目)

 どこぞの空の下で暮らしてらっしゃる先輩大友裕子さん!
あなたの唄が好きでした、またじっくり聞きたくなりそうです。


2002年03月26日(火) 「地球はひとつ」フォーリーブス

「地球はひとつ」フォーリーブス 1971年

 1970年、万国博覧会が大阪で開かれ、時代は一気に華やいでいました。そんな万博の余韻がまだ残る翌年、4人組のカッコイイお兄様達が楽しそうに踊りながら「地球はひとつ」を歌っていました。この曲だけは、今でも忘れらなれない曲になっているのです〜。

 とにかく明るくて、楽しい歌。「僕から逃げよぅたって、だめだよ・・・だって地球はまるいんだもん♪」なんてトシ坊のセリフからはじまるんですが、これだけでたまら〜ん!この曲を聞いてると元気になりますね〜。

 「地球はひとつ」のダンスステップは、ジャクソン5、テンプテーションズなどモータウンの影響を受けたそうです。手をクルクルっと回しながら
踊どり、マイクスタンドで4人が歌ってる姿が蘇りますネ。こ、これはダンス系ミュージックなのかもしれませんぞ(笑)踊れそう♪

 先日、フォーリーブスのベスト盤を見かけ、すかさず買ってきました。覚えている曲がいくつも入ってて、懐かしく聞き入りましたよ。G.Sの影響の残る「オリビアの調べ」とか、「あしたが生まれる」く〜〜〜!「新しい冒険」は好きだ〜「あなたの前に僕がいた」はシュールでね。「愛と死」はカッコよくて、「見上げてごらん夜の星を」なつかしぃ。「急げ!若者」たまらんです〜。

 昨日、ものまね番組のゲストで24年ぶりに再結成されたフォーリーブスが出演していました!あの「ブルドック」を踊りながら歌ってて、感動の嵐でした!久々に胸が高鳴りました(笑)半年だけの再結成だそうで、53才になった公ちゃんがバク転したのには驚きました。いやぁ〜さすが元・ジャニーズ!若いわ〜。

 小5の頃に『フォーリーブスとジュニアたち』なるライブへも出向きました。豊川誕、井上純一、殿ゆたか、リトル・ギャングと一緒に踊ったり歌ったり・・・楽しい世界でした。小学生で卒業したジャニーズですが、フォーリーブスは私にとって、記憶に残る最初の美しくもやさしい歌のお兄様達でした。


2002年03月25日(月) 「カミング・バック・トゥ・ユー」ファーストクラス

「カミング・バック・トゥ・ユー」ファーストクラス
「Coming Back To You」First Class 1977

 〈スウィート・ソウル〉の世界って、たまらんものあります。日本での〈スウィート・ソウル〉を歌う人は・・・見かけないですね。無理やりコジつけて、辺見マリさんの「やめへァ〜♪」とか、故・松尾和子さんの「だれより〜もだれ〜よりも〜♪」とか、そーいうイメージになるのかな・・・むりくりですね(笑)現代的にいうと、ケミストリーを、もっともっと甘くセクシーにした感じかな〜。(余談でした)

 と、いうわけで〈スウィート・ソウル〉の世界は黒人独特の文化とも言えるかもしれません、甘いサウンドは何処の国にも存在しないかも、でもこれ、た〜まに、そして無性に聞きたくなるんです。そして、この“ファーストクラス”は特に好きなんですよね。〈スウィート・ソウル〉で、有名なオール・プラチナム・スタングのレーベルのフォルセットのコーラスグループ“ファーストクラス”彼等のアルバムを聞いてると眠りに誘われるよな、しあわせ感を感じられます。

 この曲は、今では懐かしい公衆電話のコインを入れて、ダイアルを回す効果音からはじまるのでした。ベルの音、男性の声、交換手の声などの巧みな演出も曲をひきたててます。フォルセットで甘くやさしく「君のもとへ帰るよ〜♪」と歌われているのに・・・!無情にも最後はいきなり電話を切られてしまうんです。曲もプチっと切れてしまいます。うーん、切ない恋ですね。(涙目)

 彼等の曲の中で、他に、しあわせ気分になれる「LUCKY ME」とか、極・甘菓子系「Hypnotize」も最高にいけますよ。

 “ファーストクラス”だけでなくて、その他にもセクシーで甘い〈スウィート・ソウル〉を歌っているグループが沢山存在してますので、また、後日〈スウィート・ソウル〉の話を・・・。


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