イレコミ音楽
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| 2002年03月24日(日) |
「ESCAPE」Moon Child |
「エスケープ」ムーン・チャイルド 「ESCAPE」Moon Child 1997
“Moon Child”の「ESCAPE」好きな一曲です。なぜ好きなのか?自分でも聞いたとたん好みと思ったのでした。ほぼヒトメ惚れの曲です(笑)ドラマ「FIVE」主題歌でもあり、御存じの方も多いのではないかな・・・。
「ESCAPE」イントロのギターはスパイ系「007」のムード!?そんな感じがしてならないのですが、不可解な謎解きのドラマの主題歌で若さゆえの無謀さ、危なっかしさや、まっすぐさを感じさせてくれます。それと、佐々木収さんのボーカルも素直で曲を引きたててました。歌詞も魅力あって興味深いですし・・・。間奏部分でベンチャーズ式「テロテロテロテロ・・・♪」なんて〜遊んでる部分もあって(笑)個人的には非常に好みでした。
「ESCAPE」がきっかけとなり、彼等のシングルCDを集めだし、アルバム2枚『タンバリン』と『MY LITTLE RED BOOK』を聞いてました。アルバムはさらさらと聞ける〜♪RockからPopと幅が広くて、それもまた楽しめました。
しかし残念なことに、1999年“Moon Child”は解散へ。現在、佐々木収さんと渡邊崇尉さんは“SCRIPT”を結成して活動されています。また、ドキっとするいい曲を作ってほしいものです。
| 2002年03月21日(木) |
「ミー・アンド・ボビー・マギー」中川五郎 |
「ミー・アンド・ボビー・マギー」中川五郎
音楽を聞くと片っ端から録音して、ノートに歌詞を書き写し、コードを見つけ、ギターを弾きながら歌う・・今となってはとてもはずかしく思うのですが、こんな行為が当たり前だった小中高生の頃、中川五郎さんの「ミー・アンド・ボビー・マギー」に出会いました。
兄の友人が我家に持ち込んだ『また、恋をしてしまったぼく』のアルバムの中に収録されていたのです。このアルバムの曲によっては歌詞の内容が小中学生にはちょっと色っぽ過ぎる内容のものもあったのですが、今、当時の彼の年令を越えると、逆に共感できたりするんです(笑)人生経験を積み重ね30過ぎても、大人になりきれてない私自身をも顧みてしまう・・非常に面白い感覚になるのでした。
このアルバムの中でも「ミー・アンド・ボビー・マギー」は、特に好きな曲でした。友情の歌、あたたかい気持ちになる歌♪歌詞が心にささり、すんごくいいんですよぅ〜。中川五郎さんのそぼくな歌が心に染入りました。(^−^)
高校時代に音楽の師匠、憧れの先輩が仙台におりまして、この曲をよく知っていて、たぶん原曲?を聞かせてもらったんですが、どなただったっけ、ジャニス・ジョップリンではなかったような?いやぁ、素朴なカントリージャグ系だったような・・・もぅ、すっかり忘れてしまいましたが(汗)
それにしてもレコードがなくてもこれだけ書けるとは、少しはノートに歌詞書き写す癖も役に立ったのかな(笑)今ではそんな情熱がひどくうらやましく感じるのでした。
再びこのアルバムの「ミー・アンド・ボビー・マギー」聞きたいな。 きっと・・・ ♪おれたちゃご機嫌〜♪ になるはず!
| 2002年03月16日(土) |
「ジョーンズvsジョーンズ」ク−ル&ザ・ギャング |
「ジョーンズvsジョーンズ」ク−ル&ザ・ギャング 「Jones vs. Jones」Kool & The Gang 1981
ク−ル&ザ・ギャングといえば・・・ピーという笛の音から始まる重めのファンキーダンス曲「ファンキー・スタッフ」も大好きですし、最近ダンス☆マンが日本語でも歌ってる「勝利V絶対つかもう!」こと「セレブレーション」も洗練されたノリノリ感で好みです。一方、スローでセンチな「チェリッシュ」はもちろんのこと、その中間乗りの「ジョアンナ」もいいですよね〜♪
そーなんですが、もうひとつ中間乗りの「ジョーンズvsジョーンズ」が個人的にはかなり好きなんです。スローで、メローで、やさしく歌われてるこの曲。精神的バランスのいい曲というのかな〜安定感のメローさです。
聞いてるとどーも、「ミスター&ミセスジョーンズ」と歌われてて、もしかして「Me & Mrs Jones」と関係あるのかな?と思えてしまう。え、これも不倫の曲かしら!?・・・ちょっと歌詞がないので不明ですが。誰か歌詞の内容教えて下さい!最近気になってて眠れない(笑)
ク−ル&ザ・ギャングのベスト盤、これをウォークマンで聞いて歩くと、 丁度歩調と合うのです、出歩く時のお伴には最適の一枚。
さりげなく吹く風の如く、いいね〜ク−ル&ザ・ギャング♪。
「ひまわり」山本剛(ピアニスト)
14〜5年前のこと、ジャズ好きの友人に連れられ、はじめてジャズを聞きに 行きました。六本木の“BODY & SOUL”(当時はまだ六本木にお店があり、現在は青山です)壁には様々なミュージシャンのサインが書かれてました。
友人のお目当てはピアニスト山本剛さんでした。彼の弾くピアノが好きで、特に同名の映画のサントラにもなった「ひまわり」がたまらなくいいんだ〜と常々聞かされていたので、ならばゴー!と聞きに行ったのでした。演奏がはじまり、お酒を飲みながら・・・が、とても楽しくて、はじめて足を踏み入れたジャズの世界は大人のムードが満載でした。
休憩時間に山本剛さんに直接「ひまわり」をリクエストしたことだけは、 今でもはっきり記憶しています、コソコソっと(^−^)
山本剛さんが弾いてくれた「ひまわり」これは・・・もう!絶句状態。ものすごく感動しました!もちろん、思春期の頃映画を見て号泣していたことも手伝ってたかもしれませんが、山本剛さんのピアノにすっかり魅了されてしまいました。せつなくて、あまくて、人間が抱える孤独という闇の部分をも表現している・・・そんな感じがしてました。
山本剛さんといえばこの時代、村上龍さんの対談番組「RYU'S BAR」のテーマソングも弾かれていてましたよね、この曲も好みですが、再びライブヘ行って、再び「ひまわり」リクエストしたいな。
月日が流れて、その友人と現在は音信不通になってしまいましたが、どこぞの空の下で、今日もジャズを聞きながらチビチビやってると、密かに想像しています・・・♪
| 2002年03月14日(木) |
2曲の「ユア・エブリシング」 |
2曲の「ユア・エブリシング」 スタイリステックス VS マービン・ゲイ&ダイアナ・ロス
You Are Everything/The Stylistics 1971 VS You Are Everything/Marvin Gaye & Diana Ross 1974
これを聞き比べてみよう!とても無理やりな企画です。(笑)
まずね、どちらもキーは一緒でした!ってことは、スタイリステックスの男性ファルセットの声と女性ダイアナ・ロスの声のキーどちらも一緒なのですね、興味深いわ。 曲の長さは14秒程、マービン&ダイアナが多いのですが(こまかぃ余談) この14秒はイントロの「ブーんブーん」って音と台詞の時間(笑)あとはほぼ同じリズムで曲は進行しているってことなんです。うーん、こちらも非常に興味深いわ。
元の歌はスタイリステックスで、彼等の「ユア・エブリシング」はギターの神秘的ムードからはじまるのでした。そして、グループならではの繊細なハーモニーは美しく、フォルセットのボーカルのまっすぐさがやさしく響きます。繊細でクラシカルな雰囲気が漂い、サビの盛り上がりもしっとりと・・・まるで、酒より珈琲が似合うような・・・正統派ソウルミュージックです、正座して聞きたくなります(笑)
片や、スタイリステックスの3年後、マービン・ゲイ&ダイアナ・ロスの魅惑のデュエットである「ユア・エブリシング」は、神秘的でかつ、セクシーな2人の台詞「oh!ダーリンほにゃほにゃ」からはじまるのでした。こちらはドラムがもっとしっかりと刻まれ、小気味よいのよね。そしてダイアナ・ロスのしなやかな女性ボーカルから曲が広がってゆき、サビでは、マービンがダイアナの歌とからんでハモリ合います。次のソロはマービンが激しく男性っぽくを歌い上げてて、サビではダイアナのコーラスが入って、更にマービンをもり立てておりまして、2人のハーモニーの掛け合いは次第に盛り上がってゆくです。もうこれは絶品!いやぁ、マービンの歌い上げは実に気持ちいい。
どちらをきいても名曲は名曲です!甲乙つけられませんね(笑)
| 2002年03月13日(水) |
「私は風」カルメン・マキ&OZ |
「私は風」カルメン・マキ&OZ 1975
昔のCMソングだったこの曲がラジオから流れてきた時、カッコイイ!と思いました。迫力があって激しく〜歌いきっている女性ボーカルの 印象が強く残っています。「私は風〜♪」と歌うと、コーラスが「チュチュチュチュゥチュ〜♪」このイメージが頭を埋めつくしてしまう曲です。
20年たって、初めてカルメン・マキ&OZのファースト・アルバムを手に入れ、じっくり聞いてみることにしました。とにかく11分の長い曲にはびっくり、こんな長かったっけ?そのことには全く記憶がなく、サビの部分だけがぽっかり浮かぶのでした。この曲ってまるで「歌曲」のような物語だったんだ〜と、あらためて気が付きました!
迫力の激しい演奏から、突如ピアノだけのスロー演奏へ変わり、長いイントロの末、静かなボーカルが入ってきます。そのボーカルは淡々と情景を歌い、しみじみしてしまうほど・・・、ところが、再びバックバンドが炸裂!今度はマキさんのボーカルも激しく高揚してゆきます♪例の「私は風♪チュチュチュチュゥチュ〜♪」が始まるです。その後演奏は続き、今度は無我の境地か!?心機一転のミディアムなリズムへ変化して行って、ボーカルは高い声でゆらゆらと・・・。薄紫のベール・ホワホワバージョンへ突入! 再び、高揚の演奏でフェイドアウト!
言葉で説明するには大変無理がある〜(笑)
これは或種の解放ソングではないのかな〜と曲を聞きながら思いました。70年代、自由や女性解放が叫ばれた時代背景も浮かび、この曲は女性パワーの一曲であり、非常に勇気づけられるのでした。
| 2002年03月12日(火) |
「さよならを教えて」フランソワーズ・アルディ |
「さよならを教えて」フランソワーズ・アルディ 「Comment Te Dire Adieu」Francoise Hardy 1973
フレンチ・ポップスの代表曲、1973年と1990年に日本でもヒットしているので、ご存知の方も多いかもしれません。この曲の魅力は・・・フランス語の持つ独特の雰囲気と、語りが入る部分です。1990年ドラマの挿入歌として流れてきた時、えらく感動し、思わずテレビ局に問い合わせをしてCDを探し歩いたものでした。アルディのアルバムは3枚程持っているのですが、彼女の持つ、神秘的で、アンニュイな雰囲気はとっても魅力的です。
ドラマ“恋のパラダイス”の中で、浅野ゆう子さんが、モックン扮するところの妹の恋人と恋に落ちるというイケナイ恋のストーリーで、そんなとき流れてくるアルディの曲が、ドキドキとせつなさを尚一層、引き立てておりました〜思い出すだけでブルブルきちゃいます。
さよならの言い方を教えて・・・ってうニュアンスの詞なんですが、 それにしても、フランス語のささやきって、たまらないのです。
| 2002年03月11日(月) |
「ミー&ミセス・ジョーンズ」ビリー・ポール |
「ミー&ミセス・ジョーンズ」ビリー・ポール Me & Mrs Jones / Billy Paul 1972
なにげなく聞いていたこの曲、スローでボーカルもセクシーで、だけど内容をよく理解してなかったのです。よくよく聞いてみると、あれ?これって・・・?・・・そーなんです“不倫の名曲”!
最近よく見ている海外ドラマ「アリー・myラブ3」の中でもこの曲が流れていました。しかもファラ・フォーセット・メジャーがミセス・ジョーンズ役で出演してて、セクシー年上女性を演じてたのです。
ファラ・フォーセット・メジャーといえば、元祖チャ−リーズ・エンジェル!30代以上の皆さんには忘れられない女優さんのひとり。歳をとられていましたが、相変わらず美しかったです(かなりの余談)
さて、この「ミー&ミセス・ジョーンズ」先日のミュージックフェアで若いソウルミュージシャン中川晃教くんと鈴木雅之さんも歌ってたほど、ソウルの定番、名曲のひとつです。ギターのフレーズも色っぽく、スローにはじまって♪ 僕とジョーンズ夫人〜2人は秘密を持っている〜毎日カフェで6時半〜♪サビにはミセス・ジョーンズ、ミセス・ジョーンズと繰り返し歌われていて・・・感情の盛り上がりが、曲の盛り上がりになっています。
こんなきれいな曲になるのなら、不倫もいいかもって思えてきますが(笑)如何せん不倫はタブー(笑)不倫の世界は曲に留めておきたいですね。叶わないものや、手の届かないものへの愛は、自然と哀愁が漂っくるのかもしれません。
| 2002年03月10日(日) |
「君の音が聴こえる場所へ」bird |
「君の音が聴こえる場所へ」bird 1999
ソウルっぽい歌手は、日本でも何人も出てきているのですが、その中でも音楽性が好きなのが『bird』です。2、3年前クルマのCMで流れていた「空の瞳」を聞いて、あ〜この曲いいな〜って思っておりました。でも歌手名すら覚えてないという有り様で・・・(笑)
ところが、夜中の番組で誰かのライブ風景の映像が流れてきまして、あれなんかくるな〜♪って感じ、この音楽好き!って思ったのが、はじめてみた“bird”のライブ姿でした。
その後同年代の友人と話をしている時、彼女も密かに興味を持っていたことを聞いて、増々やっぱ、私の感性に触れる音楽なのだと実感。70年代ソウルを思い出させる雰囲気、ジャズっぽさ、それに新しいものも感じるし・・・、知れば知るほどとりこになっていったのです。
“bird”の曲の中で1曲を選ぶとしたら・・・かなり悩むんですが、この曲かなぁ・・・「君の音が聴こえる場所へ」心に染入る感じする。このマキシシングルの中の2曲目に入っている、Space.Time&Life Mixもなかなかいいアレンジで好みなのです。
もちろん「BEATS」「Souls」もいいし、「マインドトラベル」はプロモーションビデオでみんな踊ってて面白かったよね。アルバム『Mind Travel』の中の「4 PM」はいいわ〜グッとくる。最近のアルバムやシングルはご無沙汰しているので、ちょっと変わった最近の彼女の音楽も、ちゃんと聞いてみようかな♪
| 2002年03月08日(金) |
『シェイク』サム・クック |
『シェイク』サム・クック Shake / SAM COCKE RCA-6275
学生時代、日曜の朝などよくFENを掛けっぱなしにして、知らない間に、ロックンロール・リメンバーなる番組を聞いてました。すると、流れてくるのは懐かしい50〜70年代のサウンド♪次第にアメリカの音楽に触れていったのでした。
そんな頃、代々木公園のフリーマーケットが盛んになりはじめ、散歩がてらに毎月ウロウロしていたのです。見て歩くだけでも楽しいけど、お目当ては、SPやLPレコード!その中で、サムクックのLPに出会いました。まさに当時聞いていたFENでも流れていたサウンドだったのです。
サム・クックは、私が生まれた1964年に29才の若さで亡くなってます。 ゴスペル出身で、R&B、ソウル・ミュージックの中にゴスペルを取り入れた“アーリー・ソウル”のスタンダードと言うのかな?壮大で、とても聞きやすく、まっすぐで・・・いいんですよ♪
最近ではウルフルズが「ワンダフル・ワールド」を、ちょっと昔では柳ジョージさんが「A CHANGE IS GONNA COME」を、もっと昔には、オーティス・レディングが彼の曲を歌っており、多くの人々に彼の音楽は愛され続けているんだな〜と思われました。
『シェイク』のアルバムの中には、「シェイク」「ユー・センド・ミー」 「ア・チェンジ・イズ・ゴナ・カム」「恋の気分に」などなど、もうぅ〜たまらない曲が盛沢山に入っております。
ひさしぶりにプレイヤーのフタをあけ、このレコードに針を落とすと、 何とも言えない郷愁と共に、感動の嵐がやってきましたよ(涙目)
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