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今日の私
BNリスト|昨日|明日
| 2006年04月14日(金) |
昨夜は寝てしまいましたm(_ _)m |
深夜に気づいたら キーボードに突っ伏して寝ていました。 更新、諦めました。嘘つきですみません。m(_ _)m
でも一言だけ。 12日ソワレは、久々にレミゼを観た気がしました。 まあ、主役2人は割りと弱かったけれど、 全体的に熱があったし、舞台になっていたと思う。
友人に言わせると「プリンシパルが多少ダメでも、 それを盛り上げられるようなアンサンブルを、 私は求めていたのかな」ということでした。 確かに、小鈴コンブ、大須賀司教、阿部バベの そろったテナルディエインとか、幸せでした。 ABCカフェでも、ちゃんとみんなが、 アンジョとマリウスを交互に見ていたし。
でも、今日のプリンシパルはアンサンブルが 盛り上げる盛り上げないなんてことに関わらず、 すごーく良かったです。特にアンジョ&マリ♪ 久々に燃えてしまいましたよ。 あー、満足。では。
昨日夕方に書いた4/8レミの感想文、 途中で切れてしまっていたようで、すみません。 焦ってアップして確認せず出かけてしまい、 帰宅後はパッタリ寝込んでいましたので。 先ほどメールを見て知り、いったん削除しました。 ネット使えないPCで書いていた文章を すべて選択→コピー、したつもりだったのですが どこで失敗したのか・・・。失礼しました。 職場PCだから、もう下書き消しちゃったよ・・・。
帰宅後はとにかく、4/8のを完成させるか、 昨日のを書くか、どちらかだけでも何とかします。 それまで4/8分はいったん削除。すみません。
| 2006年04月06日(木) |
『ライフ・イン・ザ・シアター』(4/4・火) |
開演前に山のようなチラシを眺めていたら、 映画『DEATH NOTE』のチラシも入っていました。 原作は、私にとっては久しぶりの、連載開始時から 何年もほぼ欠かさずに雑誌で読み続けているコミック。 映画化を聞いた時は、とうとう来たかと思ったけれど、 藤原君なら、あの知性と傲慢さをこなせるかもしれない。 うんざりするような、でも、魅力的なキャラクター。
チラシのライティングと表情は、少し作りすぎの印象。でも、 罪の林檎(&リューク?)を目もくれずに弄ぶ右手はいい感じ。 そして、関係ないはずなのに、今日観る舞台の パンフレットの表紙写真の視線で、妙に確信した。 この強さなら、いける。多分。後は、チラシみたいに 作り込みすぎてないといいなぁ。笑っちゃうと嫌だもん。 周りは鹿賀さん含めてイメージ違う人も多いけれど、 とりあえず、藤原@ライトとストーリーだけでもいけてれば。 監督:金子修介って、どんな映画撮る人なんだろう?
『ライフ・イン・ザ・シアター』(4/4・火)
<場所>シアター1010、5列18番 <時間>全1幕、19:00〜20:50ぐらい? <出演>ロバート:市村正親、ジョン:藤原竜也 <演出>ポール・ミラー
最初のうちは、老いつつある役者と 若い、始めたての役者の関係性の舞台なのかなと、 そればかりを面白く観ていました。本当にペーペーの ジョンが、緊張しながらロバートに対していた時期から、 だんだんロバートの愚痴が多くなり逃げがちになっていき。 でも何だろう?途中から、2人芝居に見えなくなってきて。
楽屋があって、舞台があって、楽屋があって・・・ という具合に、ものすごく場面転換が多い舞台なんです。 そして、今回はその場面転換の時には、毎回毎回、 スライド型の紗幕が引かれて、薄く明かりが残る中で、 セットチェンジする人々の姿が見えるようになっている。 そのスタッフさんたちも、スタッフ役に感じられてきました。 これは、舞台の裏側のいろんなところを見せている芝居で、 「役者」の部分だけは、たまたま、毎回同じ2人だから、 関係性の変化も見えてくるだけなのかなと思えてきて。
だから、最後、もう少し演っていたい気分で、 誰もいない客席の前で1人稽古するジョンや、 そこからまた去りがたいロバートの話を聞いているうちに、 何だか、ものすごーく幸せな気分になってきてしまって。 「あのね、私も、すごく舞台好きなの。でね、舞台好きで、 よかったって、心から思うの」って、演じ手の2人には勿論、 作者、演出家、スタッフ、関係者全員に言いたいような気分で。
舞台って、こんなに色んな人生飲み込んで作られていて。 私も、観客という立場で一緒に舞台作りに参加していて。 「たかが」舞台。それだけやってちゃ人生ままならない。 でも、「それだけしかない」ぐらいの気持ちでなきゃ、 どうにもならないものでも、あるかもしれない。 難しいなー。でも、やっぱり好きだなー、舞台。 本当にタイトルどおり「劇場の中の人生」考えちゃいました。 舞台狂いというか、舞台に人生捧げているような市村さんと、 舞台の申し子のように輝いている藤原君で上演されて、 そこに参加させてもらえて、観劇オタ人生、幸せです。
いや、というか、時間つぶしといっても、 早く仕事が届かないと残業+休出になるぞーと、 皆で少しずつ苛立ちながら待っている時間帯で。 あんまり真剣にキーボード叩いてメールや日記打ったり 雑誌読みふけったりもできず、何となく世間話しつつ、 客先へのポーズで時々キーボード叩いては、 こんなことばっかりしてました。流行ってるらしいですね。 (ちなみに明日の残業確定。土曜は回避、日曜出勤・・・)
※かずきの成分解析結果 ****の52%は成功の鍵で出来ています。 ←ちょっと嬉しかった。 ****の29%は夢で出来ています。 ****の17%は赤い何かで出来ています。 ****の1%は苦労で出来ています。 ****の1%は月の光で出来ています。
※W杯日本代表の成分解析結果 ****の99%は保存料で出来ています。 ←大丈夫か?(^^; ****の1%は厳しさで出来ています。
※劇団新感線の成分解析結果 ****の86%は勢いで出来ています。 ←ものすご納得。 ****の13%は税金で出来ています。 ****の1%は花崗岩で出来ています。
※筧利夫の成分解析結果 ****の90%は汗と涙(化合物)で出来ています。 ****の6%は怨念で出来ています。 ↑ ****の3%は乙女心で出来ています。 ←この辺が妙に納得。 ****の1%は信念で出来ています。
※橋本さとしの成分解析結果 ****の89%はやらしさで出来ています。 ←(笑) ****の4%は信念で出来ています。 ****の3%は鉄の意志で出来ています。 ****の2%は華麗さで出来ています。 ****の1%は希望で出来ています。 ****の1%は見栄で出来ています。
※楽屋口の成分解析結果 ****の95%は陰謀で出来ています。 ←ああ、そう。 ****の2%は言葉で出来ています。 ****の1%は不思議で出来ています。 ****の1%は海水で出来ています。 ****の1%はカルシウムで出来ています。
※大○真央の成分解析結果 ****の48%は着色料で出来ています。 ←思わず伏字(苦笑) ****の44%は月の光で出来ています。 ←でもこれも納得。 ****の3%は純金で出来ています。 ****の2%は怨念で出来ています。 ****の1%は雪の結晶で出来ています。 ****の1%は砂糖で出来ています。 ****の1%は宇宙の意思で出来ています。
※山口祐一郎の成分解析結果 ****の57%は情報で出来ています。 ****の42%は希望で出来ています。 ****の1%は言葉で出来ています。
・・・やっぱり、もはやブランド商品になっちゃったのね(泣) 半分が「夢」じゃなくて「希望」なのは、まだ救いと言えるか。 でも、お休みして人間らしさを取り戻して欲しいなぁなんて。 そんなわけで。帰ったら『ライフ・イン・ザ・シアター』の感想、 今日こそ頑張って書きます。
| 2006年03月28日(火) |
『ザ・ビューティフル・ゲーム』 |
観に行った一番の理由は、題材が北アイルランド問題だから。 そして、舞台の始まりが1969年という年だったから。 私のF1歴の始まりは、1人の男への一目惚れだった。 その男は1964年にこの地域に生まれ、イギリス国籍でありながら アイルランド国旗をデザインしたメットでF1を走っていた。 なのに、ユニオンジャックを掲揚したからといって、 殺人予告まで受けたことがある彼を見てきたからこそ、 彼と同時代を舞台にした作品を、観てみたいと思った。
まあそれでも、「櫻井君主演〜?チケット取れないよ」と 引いたり、「大介君出るならチャレンジはしようかな」とか、 ミーハーな理由でも、行くかどうか揺れはしたのですが、 大した理由もなく投獄され、そういった人々に抵抗して、 牢の中でハンストを行った末、妻と、まだ見ぬ子供を 残したまま獄中死した人がモデルになった話と聞いて、 結構重い話を観るつもりで、行ってきました。
感想は、今日書こう明日書こうと思いつつ、 気がついたらズルズルと引き伸ばしてしまいました。 既にもう観劇から1週間たっています。(現在4/3深夜) 明日、次の作品を観に行ってしまうので、簡単に感想を。 すごくブルーな感想です。嫌な人はパスしてください。
『ザ・ビューティフル・ゲーム』
<時間>1幕18:30〜19:40、2幕20:00〜21:05 <作曲>アンドリュー・ロイド・ウェバー <脚本・作詞>ベン・エルトン <演出・振付>ジョーイ・マクリーニー <出演>櫻井翔、安良城紅、山崎裕太、黒田勇樹、脇知弘、 華原朋美、浜畑賢吉、安倍康律、遠藤麻綸、 青山航士、近藤大介、坂元宏旬、佐々木誠、下道純一、野島直人、 羽山隆次、原口勝、原田優一、宮川ギナ、横田裕市、横山敬、 浅野実奈子、五辻彩子、紀元由有、栗原由佳、谷合香子、樋口綾
一番の感想は「大介君にソロがある!」だったと言っちゃったら、 観劇おたくな自分としては、悲しい気分になっちゃうかな・・・。 あとは、終演後の2度目か3度目ぐらいのカーテンコールで、 いきなり沸き起こった「キャ〜ッ!」という大歓声に驚いたこと。 気持ちがほとんど動かず、平坦な気分で観終えていたから、 この声を聞いた時の「驚き」という感情が、新鮮でしたね。 下手すると、この観劇で一番面白かったことかも(苦笑)
とにかく、全体的にまったーりした作品だったんですよ。 唯一気持ちが動いたのが、まだ幸せな時代の決勝の試合中に、 大介@審判が、舞台上手から下手までグランジュテで渡った時。 あの広い青山劇場の舞台上に、なーんもセットがない状態で、 跳び上がった瞬間から落ちていくんじゃない、ちゃんと宙に浮かぶ ジュテを見せてくれた唯一の人。勿体ない!とマジで思った。
ソロはその直後、サイゴンでのシュルツ大尉程度の長さであって、 近藤大介という役者が、この舞台でどの位置を占めていたかと 人に話す場合には、そのソロで語るのが正しいんだろうけれど、 ソロで心が動いたかと言われると、微妙なラインなんで・・・。 やっぱり、踊ってなんぼの人だなぁと思ってしまったりも。 それでも今回は、ジョン(櫻井)を捕らえに来る2人組の警官の セリフの多い方も演じていたし、カーテンコールでは アンサンブル列のセンターに立っていたし、それなりに他の点も 認められてきているようなのは、嬉しかったりはするのですが。
で、作品としてどうだったかと言われると、まったり。 仮にも、サッカーに燃えていた少年たちがプロテスタントと カトリックという争いの渦によって引き裂かれ対立していく姿を 描いている作品だというのに、なーんの情熱も緊張感も感じない。 1幕はまだ、社会情勢がどうでも、少年たちはサッカーに燃え、 猛練習を続けている感じで、チームメイトの1人デル(安倍)が、 プロテスタントであるだけの理由で追い出されたりしていても、 まだメインはサッカーと恋愛という感じなので、一応許せた。 こういう青春群像劇なら、WSSの時のようにジュニアの子たちを ぞろぞろ出しておけば、もう少し格好つくのになぁと思いつつ、 ほとんどセットのないだだっ広い緩んだ世界を眺めていた。
でも2幕に入り、デルと結婚したクリスティーン(華原)が迫害され、 夜道を歩いていただけのジンジャー(脇)がテロリストに殺され、 トーマス(山崎)がIRAに入り・・・という状況になっても、たるい。 メアリー(安良城)との結婚式の夜、警察に追われるトーマスから 電話が入り助けに行くという場面では、「きっと、こんな日常の 温かい生活にすらテロが入り込む辛さを表したいんだろうな」 なんて、作者の意図を一生懸命読み解きながら観ている始末。
ただ、1つだけ弁護の余地を与えるなら、 私が2階席から観ていたというのは大きいのかもしれません。 全体的に、ただ広い舞台に、ポツンと1人2人がいるだけ、と 見えたことも、緊張感がないと感じた理由の一つだと思うのですが、 全編通して、背景の映像は美しく、頑張っていたと思いましたから。 脱獄してきたジョンが「もう仲間たちと行かなくてはならないから 時間がない」とか言いつつメアリーと会っている場面で、やたら 広々と美しい風景が広がっていたりと不思議な点はありましたが、 映し出されたベルファストの街並みの中に、彼らがいるように 見えるだろう1階から観ていれば、違った印象もあったのかも。
まあ、もう一回チケット取ってあって今度は1階なので、 一応それだけでも確認しに行ってきます。 1回じゃ理解できなかったら嫌だなと思って2回取っただけで、 理解不能な点はなかったし、もう一度観る必要も感じないけれど、 席が悪いんで、割り引いても、全く売れる気配がないんですよ(^^; どうするんだってほど下手っぴーが多い舞台だし、エンディングも あまりに何もかも放置した安易なハッピーエンドに感じるけれど、 嫌味を感じる役者はいなかったし、櫻井君は伸びそうな印象だった。 最悪、何も変化が見られなかったとしても、1幕の華原&浅野や、 2幕の安良城・華原・安倍の歌は、また聴けるのは嬉しいし、 とにかくも大介君の久々の舞台で、それなりに目立ってるし、 期待ラインをぐっと下げて、もう一度観てくることにします。
恒例の(元?)観劇仲間温泉旅行してきました。 97年頃、レミゼを通じて知り合った友人たちですが 今じゃほぼ観劇オタ卒業した人たちもいるので「元」。
それでも夜ともなれば、先日来日した韓国ジキハイで エマを演じたイ・ヘギョンさんがクリスティーヌを演じる 韓国版オペラ座の怪人CDが流れたり、ウィーン版 エリザベートの、存在感バリバリ完璧主役のルキーニや やんちゃ坊主風味のトートに見入っては、日本版の 武田トートへの期待を語り合ったりしていたから、 「元」だけど、やっぱり()をつけたくなる。
あと、泊まったホテルで20:00〜20:30に行われた 「中国雑技団」なる4人のミニ公演を観た後も 「見せ方が悪いよね〜」「うん、演出悪いよ。 拍手のタイミングも取れないし、笑顔はりついてるし」 「まったりしちゃうね〜」とか妙に批評しちゃうのも、 既に「元」でも、観劇おたくの血というか。
タクシー乗ったり土産物屋に入ったりするたび 「今はオフシーズン」とか「見るものないから」とか やたらと言われまくった、石和温泉〜塩山周辺の旅で、 風景は、桜はまだ、ぶどうも桃もなし、裸木だらけでしたが 一度お金を払えば一日中何度でも出入りできるという 有難いワイン蔵に、昼を挟んで ほぼ半日居着いたり、 温泉はきっちり3回入って、ガラス工房も行ったし ほうとうも食べてきた。夜は語ったし、昼は 晴れて暖かい中をマスクなしで歩き回れて幸せ。 花粉は飛んでるはずだけど、結局は、都会の空気と 混じった時点で、体調に影響するってことなのかな。 帰ってきてしばらくで鼻や目の調子が悪くなって、 花粉を思い出し、戻りたくなった旅でした。
| 2006年03月20日(月) |
『Miss Saikon〜ミス再婚〜』 |
TSの舞台は割りといつも、役者さん目当てで行きます。 どんなにつまらない作品であろうと、たいていの場合、 役者さんたちの魅力は見事に使いこなされていて、 ファンとしての私は、それだけで十分に満足できるから。
TS作品リスト、今回含めず9本中8本観ている中で、 作品として納得しているものは再演を繰り返した2本のみ。 要は、確率的には「当たりだったらラッキー」ぐらいの気分。 しかも今回の原作は、一度も納得できたことのない大谷さん。 更には、もう若くない女性が結婚に関して悩む話と来たら、 よしんば作品として良い出来であったとしても、私には絶対に 共感しようもないことは最初から納得の上で¥7,500-払って、 出演者6人中4人、役者さん目当てで行ってきました。
TSミュージカルファンデーション 辛口ミュージカル『Miss Saikon〜ミス再婚〜』
<場所>博品館劇場D-12番 <時間>1幕19:00〜20:10、2幕20:25〜21:25 <原作>大谷美智浩、<上演台本>永元絵里子 <演出・振付>謝珠栄 <出演> 香寿たつき(高嶺希美)、 安崎求(君島彰、フォーチュン・テリー)、平澤智(後藤慶太)、 パク・トンハ(キム・カンミン)、成瀬こうき(高嶺礼子)、 新納慎也(桐ケ谷俊介)
今回は予想どおり、話の主軸に関しては「あー、はいはい」 としか思わず観終えてしまいました。真正面からすごく頑張って 物事に対応しちゃおうとする主人公は、前回の香寿さん主演作品、 『天翔ける風に』のような時代ものならついていけるのですが、 下手に自分に近い世界だと、うざく感じてしまうみたいで。 悩んでいる対象が「結婚」だからねぇ・・・。
なんで、好きな人もいない状態で、結婚ごときばかりを そんなに一生懸命考えていられるの?と思ってしまうんです。 気になる人ができたら今度は、思い込みや早とちりな夢ばかり。 しかもその彼女が最後に選んだ結論を聞くと、ますますガックリ。 同じような悩み抱えて、同じような結論にたどり着き、そして、 数ヶ月たつとまた同じような悩みを相談してくる人って、いる。 それでも、本人はいたく真剣に考えているのは分かっているし、 30代半ば独身として、そこまで悩めるのは若干羨ましくもあるので、 どこかで吹っ切れるといいねと思いつつ毎回つきあうのですが、 わざわざフィクションで観たいとは思わないかなぁ。 まあ予想した上で来てるんだから、今回はいいのですが。
ただ、今回はコメディ風味で作られていたのが助かったところ。 彼女が出てきたとたん「たかねのぞみ」というフルネームで 「マジに悩みつつ観るものじゃないよ」というフォローが入るし、 香寿さんの可愛さも全開で、一生懸命さが深刻になりすぎず、 いちいちジタバタ空回りしまくり、いきなりなドレスを着たり、 占い師に高額支払っちゃったりというのも笑って観ていられる。 また、いかにもな御曹司ボンボンっぷりを見せるパクさんや、 希美と一緒に「かぁっこいいっっ!」と叫びたくなってしまった 「強盗慶太」こと、強引な手法のIT社長な平澤さんなど、 魅力的な男たちが、そこはかとない時代遅れ感を漂わせながら 次々と現れる辺りも、気持ちよく笑えたり。
あと観ていて助かったのは、礼子-俊介ラインがあったこと。 「仕事うまくいかないし、やめて結婚したいな〜」と言う姉に対して 「そんな勇気もないくせに」と切って捨てて、自分は結婚なんて 考えないで負け犬人生謳歌すると言っている礼子の位置は、 観ていてすごく助かりました。そんな礼子と同じ店で働く俊介は、 最初のうち、「なんでこんな小っちゃい役に新納君?」なんて、 不満を感じたりしたのもつかの間、マイペースな生き方から来る 安定した微笑みで見守ってくれているのが心地よくなってきて。 彼の作りこまない「自然」な感じがとても好きなせいもあって、 店の場面になるたびに、彼に癒されていました。好き〜♪
そうやって考えてくると、テーマが苦手だった割には、 この舞台、結構好きだったのかも?いや、好きじゃないけど。 でも何だか、むーっと怒ってしまいそうになりながらも笑わされ、 芸達者な役者さんたちのおかげも多々あって、楽しく観られました。 うん、良かったかな。特に平澤さんと新納君は、また観たいな。 あと個人的にこっそり、パンフレットで「迷った時はどうする?」 という設問に対して「とりあえず寝るでしょ!?」と答えた新納君に 惚れ直しました。「起きたら大した問題じゃない事が多いから」 って。俊介、適役だよ。そういう人、大好き♪ ところで、このミュージカルのどこが辛口だったんでしょう・・・?
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