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2005年12月09日(金) 障害のお知らせ

今、うちのHPは全面的に見られません。
niftyが、以下のような状況らしいです。
発生時間は20時ごろと書かれていますが、
現在23時半、まだ復旧はしていないようですね。
こんな時だけは、日記は楽して別のところで
借りておいてよかったなぁと思ったりします。
でもトップ、昨夜辺り13万Hitsになったはずで、
ちょっと気になっているんだけどなぁ・・・。

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現在、@homepage(アット・ホームページ)におきまして、
障害が発生しております。
@homepageサービス全般がご利用いただけません。

また、 お客様のページ、homepage1およびhomepage3を
ご利用のお客様につきましては、
ページの閲覧が出来ない状態となっております。
早期の復旧を目指し、復旧作業を現在行っております。

お客様には大変ご迷惑をおかけいたしますこと、
深くお詫び申し上げます。

発生時間:2005年12月9日20時頃
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いや、そんな話をしに来たんじゃなかったんですが。
そうそう、市村さん&篠原涼子さん、ご結婚おめでとう♪
私は篠原さん側のインタビューしか出会えませんでしたが、
本当に幸せそうで、彼女のイメージちょっとアップかも。
あんまり無邪気にはしゃいでいて可愛くて。
ちょっと『天保〜』でのお冬を思い出したりしたかな。

コメントの中に筧さんの「初日に結婚するなよ〜!
いつか仕返ししてやるからな〜!」を発見して、
そういえば市村さんと同じ役だったと思い出したり。
こちらも仲良さそうなのは、ちょっと嬉しいかな。
確かに『エビ大王』初日話は、全く見かけませんでした。
でも私は、このコメント見て思い出したから、
慌ててデジポケを発券してきましたよー。
来週火曜日、観劇予定。さて、どんな舞台なのやら。


2005年12月07日(水) 甥っこ初観劇『ライオン・キング』

<場所>四季劇場・春、2階A列33番
<大体の時間>18:30〜19:40、20:00〜20:50
<主な出演>
  ラフィキ:金志賢、ムファサ:田村雄一
  ザズ:岡崎克哉、スカー:広瀬明雄
  ヤングシンバ:岡田修宏、ヤングナラ:片山由里恵
  シェンジ:青木豊美、バンザイ:大塚俊
  エド:古野健、ティモン:小川善太郎
  プンバァ:荒木勝、シンバ:田中彰孝
  ナラ:黒木ますみ、サラビ:森以鶴美

2歳10か月になる甥っこが、
映画の『ライオン・キング』にはまっているらしく、
「観劇デビューさせてみようと思うんだけど」と
妹から電話がかかってきて、1も2もなく参加希望。
『ライオン・キング』自体は、前に一度観た時に、
「一度観りゃ十分な作品だな」と思ったというのに、
会社の観劇会でも一度観ていて、実はお腹いっぱい。
更に、最近の四季は、古参だけのストレート以外は、
レベルが低くなりすぎていて食指も動かない。でも
「初観劇の子の様子を見る」が目的なら、話は違う。

そんな訳で、実はあまり舞台は記憶にありませんが。
のっけから、ラフィキの声の張りが足りな〜い!と、
いきなり腹が立ったこととか、ムファサが子シンバに
「お前は王となる」とか歌っている静かな場面で、
あまりに退屈で甥っこの方を頻繁に覗き見ていたら、
他のシーンでは盛り上がっていたはずの彼も、
眠気が襲ってきてます〜状態で笑ってしまったとか。

大体のキャストさんが、微妙な出来の中、
大人シンバだけは、割と好きな方でした。
初めて観た時の坂健シンバを思わせる衝撃ありで。
「うわっ、こいつバカだ〜!」って単純な楽しさ。
歌いながらターザンのりで出てきた時、うかつにも
ちょっと、ときめいてしまったりしましたし(笑)
そんなに上手とは思わなかったけれど、四季発声が
比較的少なめなのと、「若いです〜!」って印象が
とにかく前面に出ていて微笑ましくて、よかった。
後は、今回も子ナラが可愛かったかな。

でも真面目な話、実はすごくびっくりしました。
まだ3歳にもならないっていうのに、甥っこは、
最後までしっかり見ていて、楽しげに拍手してたし。
途中で「シンバ、独りになっちゃうの・・?」とか、
「プンバァだ!」とか、声を出しちゃったことは
数度あったけれど、それらの舞台の感想だけで、
ぐずったりするどころか、寝たりも一切なし。

私も、BWで『美女と野獣』を観た時に、子供たちの
素直な反応で、より盛り上がって観たりもしたので、
それぐらいならOKの演目だろうとは思いつつも、
小心者な私は、周りの反応が心配でもあったのですが、
有難いことに、皆さま好意的で、終演後には
「楽しかった?よかったね〜」と、声をかけてもらえたり。
私自身、舞台自体としては、蹴り入れたくなるような
出来の人が結構いたにも関わらず意外に楽しめたのは、
喜んで観ている甥っこの反応が身近にあったせいかなと
思ったりもすると、舞台に小煩くなってしまった自分が、
もしや損しているのかも?と思わされた観劇でした。


2005年12月05日(月) 『ジキル&ハイド』再々演

<場所>日生劇場C-28番
<時間>1幕18:30〜19:50、2幕20:15〜21:15
<台本・作詞>レスリー・ブリカッス
<作曲>フランク・ワイルドホーン
<上演台本・詞>高平哲郎
<演出>山田和也
<出演>
 鹿賀丈史、マルシア、鈴木蘭々、
 石川禅、浜畑賢吉、宮川浩、丸山博一、
 大須賀ひでき、林アキラ、荒井洸子、小関明久、
 石山毅、有希九美、飯田容子、園山晴子、
 鳥居ひとみ、平澤由美、真樹めぐみ
 阿部よしつぐ、岩田元、高原達也、松村曜生

私は、舞台は主役で観ます。
応援している人がどんなに脇でいい演技をしていようと、
アンサンブルがどれほど素敵なコーラスを響かせようと、
それはそれとして嬉しいけれど、主役がダメだったら、
「ああ舞台を観た!」という満足感は半分以上足りない。
そういう意味で、今まで私にとってこの作品は×でした。
「気持ち良さそうな鹿賀丈史」にしか見えなかったから。

・・・と、あえて前置きしておいて話します。
鹿賀ジキル、良かったよー!期待してなかった分、びっくり。
ちゃんと、視野が狭くて前しか見えてない若者に見えた。
地位に安住する上流の人間から見れば鼻持ちならない、
理想主義を追求するような姿にドキドキさせられたり。
♪This is the Momentでもジキルの緊張と期待と不安が
伝わってきて、興奮で手に汗かきそうになっちゃった。
相変らず鹿賀節ですけどね、多少は聞き取りやすかったし。
ルーシーに対する潔癖さや誠実さもちゃんと出ていて、
今回やっと、物語が成立して見えた。嬉しいよぉぉ(泣)

そのルーシーも、再演時の妙な貫禄が抜けていて嬉しく。
ファンテを演ったおかげもあるのかな?可愛さ復活。
ジキルといる時は、純粋さが前面に出て可愛く、
ハイドといる時はエロエロで溶けきっちゃってくれるから、
ますます、鹿賀ジキル&ハイドが魅力的に見えてくるし。
日本版ではエマも割と比率高いけれど、基本的にこの話、
ジキルとルーシーが良けりゃいいと思っている私にとって、
この2人が良くて、ぞくぞくドキドキさせてくれた時点で、
相当なパーセンテージ、満足しちゃった気分であり。

でもエマは、今回はダメでしたね・・・。
代役だから仕方ない部分はあるんだろうけれど、
まだ全く、演技まで手が回っていないという印象で、
歌いながらの演技なんて、関節極少の人形みたいな動き。
ただ、演技は単体でもいまいちだけれど歌は悪くない印象。
声は意外に丸く温かくエマとしての雰囲気に合っているし、
♪あれは夢 や♪In His Eyes など他の人と関わらないで
1人で歌っていられる曲は、割と雰囲気は出ていたし。
1か月でどこまで成長できるか今後に期待、かな。

役代わりの禅さん@ジョン。
実はサイモン時代にも、わずかの絡みを観ながら、
鹿賀さんと声の相性がいいなぁと思っていたのですが、
実際に親友役になってみると、声の相性のうえに、
何か通い合う情のようなものが感じられて、温かい。
今までのジョンも好きでしたが「長年の友」という、
隣にいて自然な雰囲気は、禅ジョンで初めて感じたかも。
オープニングで、あえて客観的に語り始めるところも好き。
優しくありながらも情を抑えた弁護士部分が見えたりして。
でも、婚約式や、どん底に行く時のような盛り上げ方には
「石川禅」が見えちゃう気がするんですよね・・・。

まあでも単に私が、禅さんの作った演技は全般的に
苦手なだけで、素直に観ればいい演技なのかもですが。
おかげで禅サイモンは、とことん苦手だったこともあり、
宮川@サイモン、大歓迎でした。禅@サイモンほど
自分から積極的に露骨に嫌味をしかけるんじゃなくて、
あくまで表は上流ぶって品良く、基本は「無視」の嫌味。
理事会で票決を取るタイミングは、思わず感動するほど
見事な無視の仕方でした。「はっきり裏表」は、
将軍たちがやっているから、サイモンはこれぐらいで、
まだまだ裏の面も若造の方が、私としては好みですね〜。

アンサンブルは、自分のソロを力入れすぎる人が多くて、
今回もやはり時々、妙なバランスになっていたのが残念。
でも、キャッチー大好きな私は、音楽だけで言うなら
最近の どのミュージカルよりもこの舞台が好きなので、
基本的には歌の上手な人たちをそろえてガンガン歌い、
♪嘘の仮面 でも、♪Murder,Murderでも、きちんと
ハーモニー聴かせてくれてるというだけで、結構幸せ(^^)

でも何やかや言ったところで、
ジキルとルーシーが良かった。それだけで十分です。
1回観ればいいやと思っていたけど、もう一回ぐらい、
どこかで追加してみようかなという気分になっています。
やっぱり、帰りにお見かけしたワイルドホーン氏に、
通じなくても雰囲気だけでもお礼言えばよかったかなぁ?
作ってくれて有難う!うわ〜ん!って気分だったのに。
実はこっそり、同じヴァンパイアなら、またウィーン発より
『ドラキュラ』が見てみたかった、かずきでした。
いや、内容全く知らないですけどね。


2005年12月01日(木) 『M.A.』製作発表

行ってきました、製作発表。
大手町はパレスホテル、13:00〜14:30。
キャストなんかは既にどこにでも載っていますが、
まずは念のため。原作は、中学ぐらいで読んだはず。
すごく勢いつけてガーッと読んだ記憶はあるけれど、
詳細をちっとも覚えていない辺りが情けない。
1年後には忘れてそうだし、今のうちに読み返そうかな?

原作:遠藤周作「王妃マリー・アントワネット」
脚本・作詞:ミヒャエル・クンツェ
作曲:シルベスタ・リーヴァイ
演出:栗山民也

マリー・アントワネット:涼風真世
マルグリット・アルノー:笹本玲奈、新妻聖子
アクセル・フェルセン:井上芳雄
アニエス・デュシャン:土居裕子
ルイ16世:石川禅、オルレアン侯:高嶋政宏
カリオストロ:山口祐一郎、ボーマルシェ:山路和弘
ロベスピエール:福井貴一、ラパン夫人:北村岳子
ローズ・ベルタン/ポリニャック夫人:春風ひとみ
ロアン大司教/レオナール:林アキラ
エベール:広田勇二、ギヨタン博士:佐山陽規
ラ・フェルテ:tekkan

メインキャストは噂で出ていたとおりで、
特に2人のM.A.辺りは「ふう〜ん・・・」なのですが、
サブキャラクターたちに厚みがあって嬉しいかも。
春風ひとみさんなんて、まんま想像できちゃうし、
岳子さんも似合いそうだし、福井ロベスピエール!
佐山博士も良さげだし、脇は安心して観られそう。

で、肝心の製作発表の内容ですが、
通訳の方は、急に決まったのでしょうか?
リーヴァイさんはともかく、クンツェさんのお話は、
通訳さん自身が今ひとつ把握できていないままに
訳していらっしゃるようで、日本語として分かり難く。
数センテンスずつ聞いては通訳するわけだから、
大体はどんな話になりそうか理解できる人でないと、
的確な単語を選んで話したりできないだろうに残念。

でもクンツェさんのお話は、それを引いても興味深く、
「圧政や、それに対する革命、という暴力によって、
世界を動かすことができるのか」がテーマなんだとか。
フランス革命の時代を描くことで、テロや、それへの
圧力の続く現代社会をも考えさせてくれるらしい。
実は私にとってクンツェ&リーヴァイというと、
「真面目に話を考えると矛盾点だらけで悩んじゃうから、
場面ごとに うっとりするが勝ち」な東宝エリザのイメージが
強かったので、栗山演出との相性が不安だったのですが、
これなら、ただのコスプレ舞台にはならないかも?

会見中の席は、向かって左から(敬称略)、
高嶋、石川、井上、涼風、リーヴァイ、クンツェ、
栗山、新妻、笹本、土居、山口だったかと。
涼風さん以外は全員、黒系でドレスアップなのに、
祐一郎さんだけが、タートルネックのセーターに、
濃いとはいえ茶系ジャケットなのがチェックポイント。
どんな時も、ちょっと外したり、おちゃらけたり
しないではいられないんだなぁと、軽く溜息。
いや、これでも結構ファンだったりするのですが。
あ、でも、遠目でよく分からなかったけれど、
高嶋兄さんもネクタイはなかったのかな?

私から一番よく見えたのは、高嶋〜井上の3人と、
クンツェさん〜玲奈ちゃんの3人だったのですが、
スキッと背を伸ばして正面を見続ける玲奈ちゃんと、
なぜか軽く微笑み続ける新妻さんに対して、
結構まじめに、話している人を見て反応している
男性陣が対照的で、見ていて飽きなかったかも。
でも高嶋兄さんの朗らかな感じに対して、
隣の禅さんが、終始眉を寄せて深刻な顔つきなのは、
本人の神経質な面が前に出ていて、ルイ16世としての
記者発表にはイマイチかなぁなんて思ったりしつつ。

歌は5曲。
『Turn, Turn』(仮題)『悲しみを涙で』by新妻&土居
『百万のキャンドル』by笹本
『神は愛してくださる』by土居
『A Voice In My Heart』(仮題)『私の心が訴える』
『全てはあなたに』by涼風&井上
4曲目は、新妻さん&M!のアンサンブルさん
男女各5人と。顔は全然分かりませんです。

「2曲は皆様にも分かるように英語で歌います」
と、司会の方が言われたように聞こえたので、
まさか後の3曲はドイツ語で?!と思ったのですが、
3曲は日本語、1曲目と4曲目の新妻さん関連だけ
英語で歌われました。なんで日本語にしないんだろ?

ざっと聴いた感じ、マルグリットに関しては、
聴く前の不安が増大した印象かもしれません。
もともと、私が!私が!と前に向けて歌う2人なのに、
「あなたたちは間違っている!」(2曲目)とか、
「今こそ民衆よ立ち上がる時だ!」(4曲目)とか、
強い語調の歌が多いんで、共感しづらくて疲れる。
まあ、最終的には「!」の状態では世界は変わらないと
気づく物語だろうから、最後の方の曲を聴けば違うかな?
4曲目はアンサンブルのハーモニーは好きだったから、
実際に舞台で観れば、センターにいる人と声を
無視して観ることも、できなくはないだろうし(苦笑)

アントワネット&フェルセンは、微妙。
井上君はいいですよ。見事に、品のある北欧の貴公子。
でも何だか涼風さんが庶民的だし、2人が合わないよ〜。
声域も近いのか、ちょっと井上君が低め設定な感じ。
曲自体は一番好きだったんだけど、声質の違いもなぁ・・。
ただ、身長バランスは良かったし、涼風さんきれいだから、
脳内で彼女に思い切りドレスを着せてみたら、何となく
ごまかされて、少し愛を歌っているように見えてきた。
想像していたよりは悪くないかもと逆に期待。

一番良かったのは、土居アニエス。
1曲目は曲自体がそれほど面白みがなかったし、
いきなり英語で、あまり説得力がなかったけれど、
ソロは、温かみと切実さが伝わってきたし、
現時点での出来は、文句なく一番だったかと。
クンツェさんの話を聞いた後だと、神様の世界に
どっぷりつかりきらない、人間的な修道女がいい感じ。
弱くて間違う人間だからこその祈りと感じたから、
メインキャストの中で一番安心して観られそう。

一般は200人だったのですが、急な平日だし、
東宝系に運のない私が簡単に当選したぐらいだから
応募者少なかったのかと思ったら、約4,000人応募とか。
関係者席の後ろに静かに座っての参加でしたが、
質問時には、普通に手を上げても構わなかったし、
解説やキャスト表だけでなく、あらすじに曲目解説、
出席者プロフィールにフランス革命年表までついた
資料一式を『MA』のロゴ入りクリアファイルに
入れて頂けたし、ちょっと得した気分になってます。


2005年11月28日(月) 『12人の優しい日本人』プレビュー2日目

<場所>PARCO劇場、Z−17番
<出演>
 浅野和之、生瀬勝久、伊藤正之、筒井道隆、
 石田ゆり子、堀部圭亮、温水洋一、鈴木砂羽、
 小日向文世、堀内敬子、江口洋介、山寺宏一 

開演前に三谷さんの挨拶あり。
反応が悪いところなどがあれば、
本公演前に直していくからという話だったけれど、
その割に「面白くなくてもガンガン笑え」とは、いかに?
面白いところと面白くないところが分からないじゃんよ。
まあ、初舞台の人もいるわけだし、このプレビューには
客が入って反応することに対して、どれくらい
対応できるかを見るという面もあるんだろうけれど。

その点で、ダントツでダメなのは江口洋介@11号。
というか、最初のうちはずっと奥に座りっぱなしで、
よく見えていないけれど、「単に」座っているよう。
いつ見ても、演技しろよ、お前・・・状態に見える。

後半になると、メインでしゃべりまくるのですが、
これまた、客の反応を気にする余裕なんてゼロで、
演技という以前にいっぱいいっぱいで話してるだけ。
隣が、まさにハマり役という感じの、ぬぼ〜っとした
筒井@4号と、異様にハマっている堀内@10号だけに、
ダメさが目立って、かわいそうなくらいでした。

慣れれば少しは良くなってくるのかなぁ?
それとも、これだけダメでも何とか見られるよう、
演出の方を変更していってくれるってことかな?
でも、全員出ずっぱりのこの舞台では、
しゃべってない時に演技できない役者って、
致命的なような気がしてしまうのですが。うぬぅ。

すばらしいと思ったのは、小日向@9号。
ものすごい嫌なヤツなんですよ〜。映画とも違うし、
普段の「いい人」こひさんからは想像もしなかった感じ。
「知」を転がして遊ぶ感じの嫌味な冷静さがナイスで。
絶対に近づきたくないけど、結構いるタイプだよなぁ。

後はやっぱり、生瀬@2号。
『〜怒れる男たち』と一番はっきり違う人だけれど、
この2号の最初と最後が両方共感できちゃうところが、
私も日本人だよなぁと思わされてしまう、嫌なところ。
結果的に、相当「おいおい(^^;」な態度を見せる人だし、
それ以前から、物言いが気に食わない人にも関わらず、
どうしても憎めない人物なのは、なんでなんだか。
まあ、三谷作品で心から腹立つ人物ってあまりいないか。

・・・と考えてくるに、私の江口評は不当に低めかも。
映画で見ても、11号って、最も共感しづらい人間だし。
でも「最後だけおいしいとこどりの役のくせに下手くそ」
と見えてしまったのは、オーダーを取るときなどの、
途中途中でチラチラ出る場面がこなせていないせいも、
絶対にあると思う。人間として存在できていないというか。

まあ、石田ゆり子@5号や鈴木砂羽@8号の女性陣、
堀部@6号も、存在感は、ほとんどなかったから、
ただただ「頑張れ、もっと頑張れ」と言うしかないか。
開けて2日目、プレビューしか取れなかった身には、
何とも高望みな話なのかもしれませんが。
あ、でも、話は好きだし、面白かったですよ。
本当にただ、高望みしすぎていただけ。多分。


2005年11月24日(木) 『マイ・フェア・レディ』サクッと感想

急いで書いておく。ちょっと宣伝まがい。
帝劇『マイ・フェア・レディ』観てきました。
石井ヒギンズがブラボー!でした。

前回観劇が草刈バージョンだったし映画も見ているしで
この役は「ダンディー」が合言葉だと思っていたのですが、
若さのバカバカしさというか、女慣れしていない、
学者バカな単なるオタクっぷりが大はまりでナイス!
もはや、草刈ヒギンズがどんなだったか思い出せないほど。

30代も半ばになりながら、女の服はどこで売ってるかも
知らない世間知らずさ、興味あることしか知らないところも、
恐ろしいまでに女に興味ないところも、自然すぎる。
帰りにパンフレット読んでいたら、石井一孝という人は、
「レコードか彼女か選べといわれたらレコード」だそうで、
ピッカリング役の羽場さんから「君、本当にヒギンズだよ(笑)」
というお言葉をいただいていました。大笑いしました。

これは、一見の価値があると思います。
実は以前に観て以来、相当不安だった真央様の歌も、
以前に私が観たころからしたら数段の進歩をしていて、
多少の後一歩感はあっても、十分に聞けるものになっていたし。
後は今週末ぐらいしかありませんが、多少チケットありそうだし、
気になってる人は、是非どうぞ!

以上、書き殴り、マイフェア感想でした。
あ、浦井君は更に若く可愛かったです。
なーんも分かってない、保護欲をそそる感じが○。


2005年11月18日(金) 『-The West Side Waltz- 稲本響コンサート』

さくっと個人的印象を書き連ねただけですが。

<場所>ル・テアトル銀座4列18番
<時間>19:30〜2時間ぐらい?休憩なし
<出演>
ピアノ:稲本響、チェロ:江口心一
クラリネット:稲本渡、パーカッション:萱谷亮一
ゲスト:戸井勝海

舞台装置そのままに、その中で演奏するというから、
前日の舞台中で使った曲を演奏するんだと思っていたら、
想像していたようなクラシック系とは全く違って、
響さんのオリジナル曲主体のコンサートでした。
でも、何だか気持ちよかったな。ノリのいい曲多いし。

ちょうど、ピアノの指が一番よく見える席だったので、
背格好に対して驚くほど大きな手と長くきれいな指が、
手首から先だけ別の生き物みたいに動くのが堪能できて、
何とも不思議な気分でコンサートを「見て」いられたし。
陶酔したように全身で弾くピアニストさんって、実は
結構 苦手だったりするんですけど、体の動きよりも、
響さんが手首を操っている感じが強くて面白かったです。

「生き物みたい」というのは、チェロにも感じて。
チェロの場合は、ガンガン弾いている時よりも、
休んでいる時の方が、その感覚が強かったかな。
抱きかかえ方に、大きな猫か何かを相手にしている
みたいな印象を持った私は、変なのかなぁ?
飼い馴らすのが大変で、でももう馴染んでいる相手。
前に『コントラバス』という舞台で、コントラバスは
存在感が大きすぎて、部屋にあると見られているようで、
彼女も部屋に呼べないと愚痴る話があったけれど、
もうちょっと小さいながらも人格がありそうな感じで。

パーカッションだと、同じように人格があっても
「ダチ」って感じの付き合い方かな。もっと対等。
本人が動き回りまくるせいもあるのかもしれないですが。
この方、遠目には妹の旦那様に似ていたせいもあってか、
子供のおもちゃみたいなのまで縦横に使って、本当に
楽しげに演奏する姿が親しみあって、好感度高かったです。

クラリネットさんは、響さんの弟さんだとか。
登場は、『GODSPELL』のユダのようでした。
客席後方から告げ知らせるように高らかに音がして。
いいよな〜、羨ましいよな〜とか散々言われていたけれど、
本当、かっこよかったです。クラリネットって楽器は
あまり馴染みがないけれど、蓋をパタパタさせるのまで
演奏に使うのって、普通?ちょっと面白かったです。

戸井さんは、『ウェストサイドワルツ』でハミングで登場、
『スターダスト』と『I Love You 愛の果ては?』から1曲。
『スターダスト』の前に、普段は役になって歌うので、
今日はそうじゃなく歌ってみます的なことを言われたけれど、
やっぱり、戸井さんの歌はストーリーあってこそという印象。
『I Love You〜』の方は、分かっていてもウルリと来たし。

想像とは全然違うコンサートだったけれど、よかった。
何となく、青山円形劇場で聴いてみたい気がしたかな。
ちらりと『ア・ラ・カルト』も思い出したし、高泉さんと
組んでみても、面白いかもしれないなんて思ったり。
ちょっとお洒落感が舞台のセットにも似合っていたし、
なかなか気に入ったコンサートでした。


<パンフレットに載っていたプログラム>
ウエストサイドワルツ
The Little Years 序曲
遠い時間(母のテーマ)
虚数・実数・複素数
NIAGARA/AMERICA
S-Bahn Boogie Woogie

ウェストサイドワルツ
スターダスト
Shouldn't I Be Less In Love With You

PIANICA HIBIKI
ントゥーの誓い
赤いカサと黄色いレインコート
LONG ISLAND DRIVE
スイカのたねとばし

BROADWAY
DO-KA-TA
女神

※アンコールは2曲。
パンフレットに載ってなかったけれど、
多分1曲は「海の上のピアニスト序曲」でした。



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