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2005年07月27日(水) 更新。

結構楽しんだのに、何となく書きそびれ、
このまま流れちゃうかなと思っていた舞台感想、
友人が書いたのが読みたいので、書きました。
自分の感想書かないうちに人のを読んじゃうと、
感想がごっちゃになっちゃうので嫌なんです。
もう書かないだろうと投げているものなら、
平気で読んじゃうんだけど、これはまだ、
書いておきたいという気持ちが残っていたらしい。

というわけで、蜷川版『十二夜』感想アップ。
観てきた日付のところ(7/20)にあげてあります。
今日はそれだけ。
もろに台風一過の太陽に負けてます(^^;


2005年07月26日(火) 何とな〜く

神戸のパーティーでスライド見ながらの話の内容、
思い出すままに、つらつらとメモしてみました。
思い切り順不同だし私情が入っちゃってるしなので、
そのうち消すかもしれないけれど、一応アップ。
読みたいと思われた方は、BNリストから7/22にどうぞ。
一応、ここに書くよりは検索にかかりにくいので。

ご本人たちも、どんな写真を撮ったかはそれほど
覚えていなかったらしく、次々に映されるものを
見ながら、裏話を思い出しては話す感じだったので、
順不同でもあまり問題はないと思います。
他には「MONKWELL」の看板を2人で持ってみたり、
特に裏話じゃないけど、やってみたかっただけ〜
みたいな写真も、いくつかありました。

戸井さんはもちろんだけど、翼さんの好感度も、
ググ〜ッと上がったパーティーだったかも。
最後に お2人の次回出演作ご案内があったけれど、
翼さんは『月光少年』。クロキの阿部さんと一緒。
確か音楽劇なんだよね・・・少し気になります。
『Winter Rose』の雰囲気は好きだったし。

追加:今確認したら、その前に8/30〜9/4という
 お仕事が増えていました。『蔵のある家』高校生役。
 いくら再演とはいえ、昨年の戸井さんを思い出すような
 お仕事の詰め方だなぁと、ちょっと思ってしまったり。
 前回も気になった作品だけど、シアターXは遠い・・・。


2005年07月24日(日) 『マウストラップ』パーティー+ツアー楽簡単感想

まずは、前日のパーティーの話から。
オリエンタルホテル9階で、40人ほどのパーティー。
6時半からお弁当状の和食や赤だしなどを食べてから、
7時過ぎに戸井さん登場。挨拶してすぐ、岩田翼さん登場。
途端にフラッシュの嵐。思わず戸井さん、ちょっとすねる。
「俺がさっき話している間は、誰も写真撮らなかったのに、
なんで今、こんなにフラッシュたかれてるかなー」。
言われてみればそうだったかも。気づかなかったけど。
でも、そんな突っ込みができる戸井さん、好きです〜。
みんな多分、2人揃った写真が欲しかったんですよね?
(私はカメラ持っていっていませんでした)

まず、お2人がテーブルを回って客と3ショットを撮影。
客は座ったまま、お2人が中腰で撮っていたけれど、
辛そうなので立ち上がって撮ったお客さんもいたり様々。

次に、東京での予告通り舞台の写真を映しながら裏話。
未見の人がいた場合のために、プロデューサーさんに
笛を持って待機してもらっていて、ネタバレになったら、
「ピーッ!」と警告音をもらう予定だったようですが、
尋ねたら、まだ観ていない人は誰もいなかったため、
結局は笛の出番は最後の最後に1度のみ。
「時間がないから、おしゃべり終わりー!」だけでした。

笛の後には、来年からオフィスクロキに入る予定の21歳、
大阪芸大在学中という山本匠馬(しょうま)さんの紹介。
秋からの朝ドラで主人公の妹の彼氏役でデビュー、
舞台には、来年1月の『パウロ』でデビューらしいです。
彼は、皆が食事している最中に静かに部屋に入ってきて、
じっと後ろに座っていたのですが、気づいた客たちが、
「誰?」「知らない〜、でも気になるよね」なんて
ささやき交わすくらいの輝きのある人でした。楽しみ。


『マウストラップ』

<場所>新神戸オリエンタル劇場O列20番(3列中央)
<時間>13時〜
<演出>大和田伸也
<出演>
  トロッター刑事:戸井勝海
  ジャイルズ・ロールストン:内海光司
  モリー・ロールストン:芳本美代子
  ボイル夫人:淡路恵子、ミス・ケースウェル:前田真里衣
  メトカーフ少佐:大門正明、パラビチーニ:田村連
  クリストファ・レン:岩田翼

私は今回、戸井さんの演技がいいのか悪いのか、
今ひとつ、自分で納得行かないまま観ていました。
うまいとは思うけれど、落ち着きどころが見つからない。
何がいけないんだろうと悩んで3回目、楽日の今日、
ようやく謎が解けました。以下ネタバレはこすりで。

そういえば、彼の役は26歳だったんです。
「見かけほど若くはないです」と言ってるってことは、
「トロッター部長刑事」は、彼の中での設定的には
30代半ばかもしれないけれど、ジョージ自身は26歳だし
少なくとも見かけは、それくらいの設定であるはず。
やっとそこに気づき、レンの同世代なんだと思って観たら、
子供っぽく奇矯に見えていた演技も納得いきました。

私はつい外見に引きずられて、40歳代の男性として
トロッターを観ていたがために、最初から彼が、
ちょっとイっちゃってる感じに見えていたんです。
20代半ばの若さと思えば、そこまで奇妙な行動ではない。
むしろ変化がよく見えてきて、戸井トロッターが
いかに良い演技をしていたか、いきなり腑に落ちました。
私、今回の観劇3回目です。まったく、気づくの遅すぎ。
でもそれならそれで、髪型とかだけでもちょっとは、
若作りしてくれてもよかったのになぁーとか、
自分の理解の遅さを棚上げして言ってみたりもしますが。

でもとにかく、初演の悪夢を吹き飛ばした再演でした。
みっちょんモリーは一生懸命でよく動いて可愛かったし、
レン君は1幕頭ちょっと声が嗄れ嗄れで不安だったけど、
つい手を差し伸べたくなっちゃう素直な男の子だったし、
ボイル夫人は、今の日本では奇跡だと感じるくらい、
大英帝国貴族の歴史と品と教養、気位を表現しているし。
1人、ミス・ケースウェルだけは、自然さのおよそない
浮き上がっていた演技をしていたので変えてもらえれば、
「また再演したいです」の言葉も素直に感じられました。


2005年07月23日(土) 酔っ払いのたわごと…『ピーター・パン』感想

久々の帰省で、父につきあって日本酒2合近く飲んで、
すっかり酔っ払いのかずきです。ホントにでろでろ。
なので、超簡単感想で今日の舞台感想日記。
今日は11時からフォーラムCでピーター・パン観て、
新幹線に飛び乗って神戸まで移動して、18時半から
戸井さんのマウストラップパーティーに参加しました。

『ピーター・パン』マチネ終演後は友人と一緒に
ギリギリまでフォーラム地下でお茶していたのですが、
関東の震度5があった時には既に関東圏を抜けていて、
まったく影響なくパーティーに間に合えました。
東海道新幹線の中で「東海道新幹線は、現在、一時
運休しています」ニュースを見るという珍しい体験したり。
地震が1時間早かったら、パーティーに間に合ってなかった。
1月のTOY PARTYに、体調不良で行けなくて泣いたから、
神様が少し手加減してくれたのかなと思ったりするのは
不謹慎かなと思いつつ、とてもとても感謝しています。


『ピーター・パン』

フック船長(&ダーリング氏)は良かったです。
でも何より、ピーターがダメ。歌も踊りも演技も×。
なぜこの状態で主役抜擢なのか、フジを疑っちゃうよ。
子供は正直だから、ピーターの場面は退屈してる。
フック船長の場面になるとノリノリで、
「怖い〜!」と、普通の反応を示して叫ぶ子あり、
フック船長がワニに追い詰められる場面で、心配そうに
「あのお兄ちゃん、どうなっちゃうの?」と呟く子あり、
いろいろ面白い反応があって楽しませてもらえました。
でもピーターの場面になると眠くなっちゃうのよね・・。

この演目はいつもフック船長目当てで観てるけど、
最後、フック船長がやられる場面は、それなりに、
楽しんで観ていたのが、今日は全然ダメでした。
それが、すべてを物語っているんじゃないかな。
あと、どう見ても子供向けだろうと思われるセットや
パンフレットに対して、いきなり昼メロのような
笑いを取る台詞があったり海賊同士でキスしてる演出は、
演目の見せたい対象がはっきりしていないものだと
自ら暴露しているようで、観ていて気持ち悪かったです。


2005年07月22日(金) 順不同、マウストラップパーティースライド

7/24に神戸で行われた『マウストラップパーティー』、
(出席者:戸井勝海、ゲスト:岩田翼)のメインだった
スライド映しながらの『マウストラップ』裏話です。
舞台自体のネタバレになりそうなところや、スライドを
見ないと何のこっちゃな部分には触れていません。
あと、録音・録画は不可だったので順不同ですし、
細かい点の間違いについては全く責任もてません。
あくまで、こんな感じの話をしていたんだなーと、
雰囲気を楽しむためだけにお読みくださいませ。


・下手の食堂への扉、奥側の壁に小さなのぞき穴あり。
 「モリーが新聞を開いて少しで」など、出のきっかけを
 レン君たちが確認するために使っている。
 (翌日見に行っても小さすぎて存在は確認できず)
・玄関入ってすぐの、ジャイルズが荷物を隠すスツール上、
 飾ってある絵の中の一つがだんだん仰向けに寝ていっている。
 なぜスタッフ誰も直さないのかは疑問。
 (見えない席も多そうな場所だからかな?翌日確認済み)
・トロッターが知っているかのように一発で見つける時刻表。
 (本棚に入っていてベージュに赤ラインの本。
 一目ではとても時刻表とは分からない装丁でした)
・初演時、トロッターが蹴飛ばして足を折った上手の椅子。
 その後で座る場面は、3本足でバランスをとったらしい。
 現在は鉄板で補強済み。(翌日観たら、結構長時間座って、
 足を組んでメモを書いている場面でした。鉄板は確認できず)
・トロッターのシングルジャケットはサイズが大きかったため、
 前ボタンの位置を変えて、ダブル並みに前が重なっている。
 ただし、3つボタンのうち上2つしか位置を直していないため、
 2幕で前を開けているとボタンの並びが変。(確認済み)
・トロッターの靴は初演で崩壊したことあり。
・2幕でトロッターの謎は解けたぞ〜!みたいなセリフを受けて、
 レン君がナポレオンの名前を出す場面、なんでナポレオン?と、
 脚本の意味が分からなかった岩田さん、原本を当たったところ、
 ナポレオンではなく「不思議の国のアリス」に出てくるハートの
 女王の話だったらしい。ので、何となく女王つながりで、
 この台詞を言いながらチェスのクイーンを触っているそうです。
 (私の座席からは見えなかったので確認できず)
・レン君が最初の方で鳴らしまくるベルは、最初はもう少し
 大きいものだったけれど音が玄関と似ていたために演出却下。
・トロッターはほとんどの扉から「出て」いかない。覗くだけ。
 その中で、物語の大詰めでほんの一瞬、図書室へ行く時は、
 必要な小道具を取ってポケットに入れています。
・その小道具、浅く入れすぎて暗い舞台上で落としたことあり。
 発見されたのはスツールの下。
・その図書室への扉、最後に十字架が現れるけれど、そこは普段は
 木をはめ込んで埋めてある。必要な時だけスタッフさんが外す。
・同じ場面でライトが当たる、正面の絵の子供たち3人。初演時は
 スタッフさんの茶目っ気で書き込まれた小さなものだったが、
 演出が気に入って拡大、ライトまで当たるようになってしまった。
・舞台上で行われる殺人、犯人の影役は岩田さん。
 直前に2階から降りてくる影は田村連さん。SEの口笛は岩田さん。
・2階へ続く階段の裏は、ほぼ梯子並みの急階段。
 手すりはあるけれど釘で止めているだけなので掴まると壊れる。
 しかも、1段目はギギ〜ッときしむので、そうっと出ないと
 いけない人は、1段目を飛ばして上る必要がある。
・舞台中央にある長椅子が客に近すぎるとのモリーの希望により、
 少〜しずつ後ろに下げていったら、上手側の階段との透き間が
 少なくなりすぎて、戸井さんが階段に突っかかったことあり。
・下手の鏡はマジックミラーになっていて奥は見えないはずなので、
 最初のうちはスタッフさんが確認のためにのぞいたりしていたが、
 意外に見えるので、途中から立ち入り禁止になってしまった。
 (この話は東京でもあり)
・火かき棒は、よく肩たたきに使われていた。
・トロッターの手帳、汗がしみ込んで紙がくっついてしまい、
 めくれなくなったことあり。めくらずに言うのも変な台詞なので、
 必死でめくる間、台詞が止まってしまったことがあったので、
 その日は、全部のページにメイク道具などをはさんで帰った。
 そうしたら、翌日は紙が波打って手帳の形自体が変なことに。
 スタッフさんに全ページアイロンがけしてもらいました(^^;
・玄関の出入り口は透けるようになっているけれど、
 トロッター登場時は誰にも気づかれないようにするために
 下に這いつくばって映らないように待機している。
 登場直前に柱の影に立てかけてあるスキーの留め金を外して
 そうっと立ち上がって柱の影に隠れてから登場している。
 (翌日チェックしたら、歩いて登場する姿がしっかり見えました。
 楽日だけ演出が違うなんてこと・・・ないよねぇ?)
・2階の階段上扉には、きっかけを知らせるための赤いランプがある。
 きっかけの少し前に点いて、消えたらGO。
 ただし東京楽(だったかな?)では壊れているからと、
 スタッフさんが足を叩いたらGOだったらしい。
 「普通、ランプとかできっかけを知らせるシステムがあるのは、
 スタッフさんの手の回らないところだけのはずなのに、変だね、
 最初から足を叩くんでいいじゃん」と、お2人の弁。
・レン君がミセス・ボイルの頭にゴミ箱を載せようとする場面。
 ある日は、淡路さんに「そういえば今日は何か触ったわね」と
 言われてしまったらしい。やはり怖〜い先輩なのでしょうか(^^)
・三百人劇場の裏は学校。上手から下手へ移動する時など、
 トタン板で覆っただけの蒸し暑い野外通路を通るのだけれど、
 外から部活中の声が「そ〜れ!」などと聞こえてくる。
 そこからドア1枚で真冬のイギリスに戻る気持ちも大変だが、
 何よりも、静かな場面でドアを開けないようにするのが大変。


2005年07月20日(水) 蜷川版『十二夜』

蜷川版『十二夜』(歌舞伎)

<時間> 
序幕16:30〜18:04、2幕18:34〜19:20、3幕19:40〜21:00
<場所>歌舞伎座2階7列14番
<原作>W.シェイクスピア
<訳>小田島雄志、<演出>蜷川幸雄
<出演>
 尾上菊之助:斯波主膳之助(セバスチャン)、
        獅子丸(シザーリオ)、琵琶姫(ヴァイオラ)
 中村信二郎:大篠左大臣(オーシーノ公爵)
 中村時蔵:織笛姫(オリヴィア)
 尾上菊五郎:丸尾坊太夫(マルヴォーリオ)、捨助(フェステ)
 市川亀治郎:麻阿まあ(マライア)
 市川左團次:左大臣・洞院鐘道(サー・トービー・ベルチ)
 市川團蔵:比叡庵五郎(織笛姫の家臣、フェービアン)
 尾上松緑:安藤英竹(サー・アンドルー・エーギュチーク)
 尾上松也:久利男(従者、キューリオ)
 坂東秀調:幡太(従者、ヴァレンタイン)
 坂東亀三郎:役人頭・嵯應覚兵衛
 河原崎権十郎:海斗鳰兵衛(アントーニオ)
 市川段四郎:舟長磯右衛門(船長)


えっと、蜷川さんの初歌舞伎なんですが。
私自身が歌舞伎慣れしてないので、従来の歌舞伎との
相違点みたいなものは、全くさっぱり分かりません。
ただ、「菊ちゃんの『十二夜』観ない?」と誘われて、
ちょっとそれは素敵かも〜♪とついていっただけで、
その点は、とてもとても満足して帰ってきました。
やっぱり似合うよ〜、菊ちゃんかっこいい〜(*^^*)
美人さんだし、眉目秀麗な若衆だし、目の保養。

彼も勿論ですが、とにかく「きれい」な舞台でした。
幕開き、蜷川お得意の鏡張り舞台。全面に映った
客席に、おお〜っ!と観客がどよめいたところで、
鏡の向こうにある桜と手前のクラヴィアが透けてきて、
洋装の子供たちが♪O come Emmanuelを歌い始める。
ハンサムな大篠左大臣と従者が花道を歩いて登場。
鏡のおかげで2階席からでも観えるのが嬉しい。
(ただ、曲と桜で、季節感を悩まされたのも確か。
そんなところで引っ掛かる必要はないのかな?)

続く嵐の場面では、まずは舳先に立つ凛々しい膳之助。
舳先の美青年というのは、それだけで見惚れるのに、
船長に「妹を頼む」と奥に消えたと思えばすぐさま、
早変わりして、なおやかな琵琶姫で現れる。
目的に沿って、冒頭からしっかり、菊ちゃん堪能(^^)
魅せてナンボ、楽しませてナンボのエンターテイメントだと
分かって作ってくれてるのかなという感じが嬉しい。

けれど、ちょっと困るのは、分かりやすさを
追求してくれたおかげか、ゲームなどにかぶること。
各々の部屋に入ると必ず、テーマ曲が流れたりすると、
『アンジェリーク』を思い出したり、「紀伊といえば鯨」の
単純なつながりには『遥か〜』シリーズを思い出したり。
サー・安藤の格好も、ゲームや漫画のなんちゃって平安。
でもシェイクスピアも歌舞伎もゲームも、時代時代の
エンターテイメントだから、そこを追求すると似るのかな、
とか考え始めると今度は、♪「ちょっぴり おつむに訴えて、
ちょっぴりハートにアピール」なんかが頭の中で流れ出したり。
いや、結構まじめに観てるんですけどね。

役者さんは、目的その2だった菊五郎さんが、
台詞を結構かみかみだったのが、気になりました。
稽古10日で幕を開けたんじゃ仕方ないのかもだけど、
せめて阿呆役の時は、滑らかにしゃべってほしいなと。
でも、チケットをお願いした時点ではオーシーノ役での
色気を期待していたので、役柄としては残念だったのに、
間を取る巧さには、さすが!と思わされてしまったなぁ。
笑いでも何でも、魅せてくれるから大好き。

他にお気に入りだったのは、麻阿まあ。
安藤と洞院とつるんでいて、いつも目が引かれました。
動きが分かりやすくて、かわいらしかったな〜。
織笛姫は、雰囲気可愛いけど、声がイマイチ。
オフで声だけ聞こえてから出てくることが多いせいか、
凛々しくてきれいなんだけど、もう一歩だったかな。

でも大きな文句といえば、最後の再会シーンだけで、
基本はとてもとても楽しませてもらった舞台でした。
最後はどうするんだろうとは思っていたけれど、でも、
せめて、もう少し似ている人はいなかったのかなぁ?
あんなところで笑いが起きるって、どうなのよ(苦笑)


2005年07月17日(日) 『モーツァルト!』(中川ヴォルフ)

<時間>13:00〜14:25、14:55〜16:20
<場所>帝国劇場J列24番
<主な出演>
  中川晃教、川綱治加来、西田ひかる、久世星佳、
  市村正親、高橋由美子、山口祐一郎
  阿知波悟美、花王おさむ、吉野圭吾ほか
<指揮>西野淳

大好きな観やすい位置で、最初から全部観ました。
それで感じたのは、中川君にますますヴォルフが
染み込んだなぁということでした。ものすごく自然。
演技として見ると動きも何もなっちゃいないのですが、
演技と思えないから許せちゃうような気がする。
というか、許す許さないの次元でもないのが不思議。
初演で感じた「奇跡の子」でしかない輝きは、やっぱり
消えてしまったけれど、代わりにヴォルフになった感じ。

それはつまり、10日に観た時に感じた
「無難」感、なんだろうなと考えつつ観ていました。
「無難」と言うと悪い言葉のようだけれど、そうではなく、
大劇場で団体客に見せられる安定感があるということ。
神が光臨するような奇跡の舞台もありえないけれど、
暴走して、あらぬところへ行ってしまったりもしない。
マニア向けではなく、毎回同じものを提供できるプロ。

今の日本で見られる商業演劇としては
最高レベルの一つだとは心から思っています。
前回も書いたけれど、大劇場演劇ではありえないほど
主要キャストにハマリ役がそろっていると感じるし。
でも、あっきーヴォルフと本気の山口祐一郎@コロレドとの、
血が沸騰しそうな掛け合いとかが、もう一度感じたい。
今の指揮の方は、割と落ち着いたテンポで振るけれど、
来月の、ノリと勢いが身上の塩田指揮なら変わるか?
私にしては珍しく、塩田さんを待ちたい気分です。



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