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ミニイベント付きの日とあって、客席はほぼ満員。 イベントは40分ぐらいかな?主にQ&Aと写真撮影。 『蜘蛛の巣』の時のように舞台上で撮影できるのかと 楽しみにしていたのですが、今回は無理でした。
マイクのコードは長いものを使っていたようで、 割と後ろの席の人の所までも戸井さん自身が マイクを持って走り回る手作り感が、らしかったかな。 挙手形式だったためか、あまり質問は出なくって、 「飾られた絵の1枚だけ大和田さん作。どれ?」とか、 「WEでは、エンディングは誰にも話さないで挨拶を トロッターがやっていたけれど、やりたくないですか?」 とか、たわいもない話がほとんどだったと思います。 「先に書いてもらえばよかったね」とは戸井さんは弁。
『マウストラップ』
<場所>三百人劇場5列15番(センター) <演出>大和田伸也 <出演> トロッター刑事:戸井勝海 ジャイルズ・ロールストン:内海光司 モリー・ロールストン:芳本美代子 ボイル夫人:淡路恵子、ミス・ケースウェル:前田真里衣 メトカーフ少佐:大門正明、パラビチーニ:田村連 クリストファ・レン:岩田翼
異様に寒いと聞いていた劇場も、上着を羽織れば そこまでではなく、ちょっとホッとしながら観始めて。 客が入ると舞台上も乗るのか、少しテンポアップめ、 みっちょん@モリーの明るさが、いい感じで映える。 前回は絶望的に感じたミス・ケースウェルの台詞も、 サラッと聞き流して諦めがつけられる程度に感じる。 スムーズに進んでいく舞台が、ちょっと嬉しい。
でも戸井さん個人は、ちょっと重めになっていたかも。 多分、シリアスの方が演じやすいんだろうけれど、 初演の演技に寄ってしまった印象があって少し残念。 いや、そういう演技もありなんだろうとは思うし、 大和田演出自体が、粋さや お洒落さはほぼ排除して、 ムダに真面目にミステリを作ろうとしている印象なので、 演出的にはその方が正しいのかもしれないけれど。 せっかくモリーが、明るくチャーミングになったのに、 トロッターがテンポに乗り切れていない感じ。
個人的には、ネタバレは、観劇2回目以降の人たちが、 「こんな所でこんなこともしてたんだ!」と思う程度で、 初見の人は全く気づかない舞台でいいと思うのです。 パンフレットにある、赤川次郎のコメントのように、 小難しいトリックや陰惨な殺人、重苦しい関係ではなく、 ユーモアや会話の妙こそがクリスティの面白みだと思うし、 ネタ云々よりも、その場のテンポを楽しむ舞台にしてほしい。 それこそが、ネタなんて完璧に分かっていてもなお、 何度でも観ようと思えるクリスティの魅力だと思うのに。
けど、終演後のイベントでのQ&Aで、初見の人が 「全然、犯人が分かりませんでした」と言った時の、 「いろんなところで演技してるんだけどね」という返事に (あれくらいじゃ分からない?もっとやらなきゃ?)という 雰囲気を感じて心配になってしまったのは私だけ?(^^; 演出と好みが合わないってことで、諦めるしかない? 最後の方の深刻な部分は、結構いいと思うんだけど、 犯人が分かりきっていても楽しめる面白さ、ってものが いまひとつ欠けている気がしてならないんだけどなぁ。 それがあるからこそのロングラン芝居じゃないかなぁ。
・・・と、初演から考えればすごく良くなった舞台を前に、 それでも何か方向性が違うと思うんだけどなぁと、 言っても詮無き繰言をつぶやいてしまう私なのでした。 素直に「趣味じゃない」とだけ言えばいいのかなぁ。 でも、ウェルメイドコメディとしてのクリスティが勿体ないと、 どうしても思ってしまうんで、もう仕方がないですね。 とりあえず、初演から安定してすばらしいボイル夫人や、 「舞台に溶け込んでうるさい」演技を会得したレン君、 噛むほどにおいしくなる少佐らも、とても好きでした。
| 2005年07月14日(木) |
『キレイ〜神様と待ち合わせした女』 |
えーと、今は20日の夜です。 13日に『うら騒ぎ』観た後は、14日『キレイ』 16日『マウストラップ』、17日『モーツァルト!』 20日 7月大歌舞伎『十二夜』を観ました。 15日は『パリアッチ!』のはずでしたが挫折。 一緒に当券するはずだった友人から終演後、 「すごくファンしてる役者がいないなら、無理に 観るほどじゃなかったよ」と言われてホッ。 でも高鹿さんは良かったらしいですね・・・。
どれも一言ずつでも言いたいものがありました。 でも最初に観たのが、割と相当性に合わなくて 観終えると激しく体力消耗する松尾スズキ作品で、 しかもよりにもよって、上演時間4時間弱、 終演したら23時近いという長尺だったんです。 おかげで、先週木曜観終えた時点で気力ほぼゼロ、 ネットになんて迎えるかいって状況になっていました。 でもまあ明日明後日、観劇休みなので頑張ってみます。 とりあえず、最初の作品から。
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『キレイ〜神様と待ち合わせした女』
<場所>シアターコクーン、D-1番 <時間>1幕100分、休憩15分、2幕100分 <作・演出>松尾スズキ <出演> ケガレ:鈴木蘭々、ケガレ・ミサ:高岡早紀、 ハリコナA: 阿部サダヲ、ハリコナB:岡本健一 カネコキネコ:片桐はいり、 カネコジョージ:松尾スズキ ダイダイカスミ:秋山菜津子、ダイズ丸:橋本じゅん、 ジュッテン:大浦龍宇一、マジシャン:宮藤官九郎
伊藤ヨタロウ、池津祥子、伊勢志摩、顔田顔彦、 宍戸美和公、宮崎吐夢、猫背椿、皆川猿時、村杉蝉之介、 荒川良々、井口昇、少路勇介、康本雅子、花井京乃助、 江田あつし、蝦名孝一、近藤大介、羽田謙治、 前田員範、森内遼、安田栄徳、山崎隆弘、 大川麻里江、木村智早、桜井美紀、中尾ちひろ
(酒井若菜 体調不良による降板の代役:鈴木蘭々)
・・・・・長い(^^; とにかくそれが一番の感想だったり。 コクーンの固い椅子、端っこの席、松尾スズキを4時間。 初演がとても評判よく、再演が始まってからもチケット品薄で D列なら多少色をつけたって速攻売れる評判って知ってるけど、 それでも私にとっては、ちょっと拷問な舞台だったかも。
「松尾スズキの舞台は情報量が多い」と言う人がいたけれど、 そういうことなのかなぁ、短時間でお腹いっぱい。疲れる。 歌詞が秋山さんぐらいしか聞き取れないせいもあるけれど、 誰をメインで観ていいやら判然としないままに流れていき、 何だか話もつかめないままに、インプットが処理できなくなって そのうち、頭が一時フリーズを繰り返すようになってくる。 だから結局、ほとんどは単発の感想になってしまうんですが。
その中で唯一、流れをつかんで理解できたのはダイズ丸。 じゅんさんが演ってたからなのかな?単純で一生懸命。 不可能な妄想ではなく、実現可能な等身大の夢のために 毎日を懸命に生きて幸せをつかんだ彼が、好きでした。 とても謙虚に♪ダイズ丸の歌 を歌っていた死ねない彼が、 ♪最後の一花(トザイトーザイ)での吹っ切れを見せるから、 人生って捨てたもんじゃないよなと思えちゃう力がある。
ハリコナも、分からないなりに好きだったかな。 アホウのAが賢くなってBになってからも、ずっとお茶目。 特に岡健が、こんなに阿部サダヲから違和感なく成長するとは 思ってもみなくてビックリしました。全然違うけど、確かに同じ。 自分の感情に素直であり続けることが愛嬌になっている感じ。 女装してもお笑いやってても歌ってもシリアスしてても、 なんだか微笑ましく見ちゃう。気分は母親でしょうかね。
カスミお嬢様になると、話の中心に絡む役だけに、 その絡み方が全く理解不能なのが辛くなってくるのですが、 単体としては、弾けっぷりが、もう完っ璧に素敵でした。 主人公のケガレの親友だけど、やたらハイテンション。 「イエ〜イ!」だっけ?ハイタッチしちゃったりしてるし(^^; 「かっこいい秋山お姉さま」のイメージ持っていただけに、 幕間にキャスト表チェックしてもなお、半信半疑なくらい。
マジシャンは「クドカン」そのままの人の良さが見えて、 好感度高いままで観終えたんですけど、それが違和感で。 ケガレやマタドールの対応を見ていると、本当はもっと、 ちょっとおかしくなっている怖さのある人なんじゃないかな? 10年もの間、周り中を騙して少女を監禁し、小さな世界の 帝王であり続けた緊張感みたいなのって、なかった感じ。 それがあると、もっとケガレの世界観が変わって見えたかも。
そんな感じ。主人公たち(ケガレ=ミサ)については、 いいのか悪いのかもよく分からなかった。でも、 マジシャンに感じたような、話の中での違和感はなかったし、 大浦龍宇一@ジュッテンのような、出てくるたびに、 「この人誰だっけ?」と考え直さなくちゃならないくらい 存在感やキャラクターが薄いという状態ではなかった。 だから、良かったんじゃないのかな、分かる人にとっては。 歌詞は全然聞こえないけどね。でも、パンフレットに相当数、 歌詞は載っていたから、先に読んでいれば良かったのかな。
そして私結局、副題に関わるストーリは、ほとんど全く 理解していないんだなぁと今更のように思っています・・・。
| 2005年07月13日(水) |
『うら騒ぎ〜NOISES OFF』 |
新国立劇場シリーズ「笑い」vol.4 『うら騒ぎ〜NOISES OFF』
<作>マイケル・フレイン <演出>白井晃 <場所>新国立小劇場、D2列8番 <時間>19:00〜21:40ぐらい(全2幕or3幕) <出演>沢田亜矢子、井川遥、谷村実紀、山崎美貴、 今井朋彦、羽場裕一、大林洋平、白井晃、森塚敏
いや〜、笑った!すっきりした。 ・・・ってだけで感想終わらせちゃいかんでしょうかね(^^; でも、とにかく観なきゃダメってな舞台だったんで。 気持ちよく笑って、すっきりして帰りましょう〜って。 「笑い」を追求して ここまでいけりゃ、文句なし。 さすが、マイケル・フレイン。人の出入りや小道具の 使い方が、観てて分からなくなるほど細かくて、 本当にきっちり作り込まれていることに、ただ感心。 それを演出しきった白井さんにも、演じきった 役者陣にも、感服&拍手。以下、ネタバレ。
基本は、「NOTHING ON」という芝居を上演する カンパニーの話。観客も一応、それを観に来た という設定なので、幕にも「NOTHING ON」と書かれ、 席に置かれたリーフレットも「NOTHING ON」の解説。 「本リーフレットの内容はフィクションであり、 ほとんど事実と異なる内容となっております。 正しいプロフィール等は劇場ロビーで販売の 公演プログラムをご参照ください」ですけどね。
例えば羽場さんの出世作は「鼻血ぽったぽた」。 ついでに、羽場さん演じる役者「羽場」は、 興奮すると鼻血が出やすい体質で、それもまた、 どんどん混乱していき収拾がつかなくなる舞台の 彩りの一つであったりもして。
1幕の舞台装置は「NOTHING ON」の舞台セット。 初日前日深夜、ゲネプロのつもりだけど場当たり。 台本が遅れたせいで、まだ台詞も段取りもロクに 入っていない役者たちに、演出家・白井はイライラ。 この演出家、客席に設けたディレクターズシートから 演出するのですが、私の目の前が そうだったの(*^^*)
前のめりになったり、背もたれに寄っかかってみたり、 マイクを持っては置き、持ってはダメ出しし、時々 「何やってんだ、あいつは」とつぶやく生声が聞こえ、 くしゃくしゃ髪をかきむしったりする姿に うっとり。 何というか、白井さんって、ダメ色気があるんですよね。 ただ、舞台は、ものすごーく見えにくかったです。 でも、せっかくなので演出家と一緒になって、必死で 人の出入りや小道具に関して細かく見ておいたのは、 2幕3幕で、吉と出る。
1幕終わりで休憩に入るのは、白井さんの 「ここで やめましょう」というゲネ終わりの言葉で。 客席も明るくなるんですが、役者の演技は続くんです。 幕前に現れて怖〜い顔の井川遥とか。白井さんも、 ゲネプロの時は本当に こんなことをしてるんだよ〜とか、 「NOTHING ON」って実は・・・と続け、ついでに「これは、 本当の休憩です」とも言うけれど、トイレに立ちにくい(^^; まあでも一応15分休憩。ここを逃すとヤバいです。
2幕は、公演中日の舞台。セットは舞台裏。 実際に1幕のセットをぐるっと回したんだと白井さんの弁。 裏側の人間関係が、1幕に続けて詳細に見えてくる。 井川遥とつきあっていながら、舞台監督助手役の 谷村実紀さんにも手を出している白井さんに、 沢田さんと今井さんもつきあっていて、 酒好きの老役者・森塚さんは徘徊癖があって、 彼が消えた時の代役・大林君は、使いっ走り。 ごたごたが募ってくると、羽場さんは鼻血を出す。 でもまあ何とか、舞台側での出入りはできていて、 1幕で観た舞台ができたような気がする。
一応「5分の休憩」。でも客席は半明かり。 白井さんと森塚さんの会話があったりもして。 「トイレ行っていいですよ」台詞もまたあるけれど、 誰も立つ気配はないまま3幕に突入。
幕が開くと3幕。1幕と同じ「NOTHING ON」のセット。 千秋楽の公演ですが、もうメチャクチャ。 いや一応、続いてるっちゃ続いてるんですが、 ないはずの小道具があったり、いるはずの人がいなかったり、 あらぬところで、きっかけの台詞を言ってしまったために、 今 来ては困る人が舞台上に出てきてしまったり(^^; 元をしっかり観ているからこそ、収拾しようとする役者と、 アドリブの利かない役者の噛み合わない台詞の応酬や、 どんどん増えていく小道具への対応に爆笑の嵐で。
もうこうなると、ガツガツ笑った者勝ちという感じで、 観ている方も焦り、困り、笑い、楽しみまくりました。 あれが本当に全部台本にあるなんて信じられないけれど、 それこそ、台本を全部把握してなかったらできえない舞台。 本当にものすごくこれは、台本が見たい芝居です。 できれば上演台本と脚本と読み込んだ後でもう一度観たい。 そうすると、すごさがまた実感されるんじゃないかな。 いやしかし、気持ちよかった。よく笑ったな〜!
| 2005年07月11日(月) |
『the Last 5 Years』 |
うちの職場は昼休みは「いいとも!」がついてます。 でも、女16人が狭い部屋でしゃべっているので、 音なんて全く聞こえません。ついてるだけ。 それでも、毎週の慎吾のコスプレチェックだけは 慎吾のMyブームが分かって楽しいので 欠かさないのですが、今日のは何か分からん・・・。 真っ黒なずるずる服で、隣近所と「何だろう?」と 悩んでいたのですが、エンディングで分かりました。
「ライトセーバー持ってるじゃん!」SWでした。 エピソードシリーズに入ってからまだ一度も 観ていないので、全然、思いつきませんでした。 割と好きだけど、どうも見に行くチャンスがなくて。 旧シリーズからまとめて、耐久10数時間とかで 上映してくれる映画館、ありそうで見かけないし。 あったら誰か、一緒しません?
でも今日は、ベイダー卿な慎吾見ながらも、 「局長〜!今日は副長観てくるよ〜!」モード。 久々の山本君舞台ですもん。ファンじゃないけど。 山本君単体でファンのつもりはないけれど、 やっぱり一年のすり込みは大きいなぁと、 本当に魅力的だったなぁと思う今日この頃です。
以下、あらすじ付でネタバレしています。 観る予定のある人は、読まない方が面白いかも。 でもやたらと長い文章の8〜9割は、 「山本君、かっこよすぎ〜!」話かも(笑)
『the Last 5 Years』
<場所>シアターX、D列15番(センター) <時間>19:00〜20:30 <出演>ジェイミー:山本耕史、キャシー:Nao
もう、とにかくの感想は、 「ジェイミー、かっこいいぃぃぃっ!!(*^^*)」 特に前半なんて、ちらりと視線が回ってくるたび、 うわぁぁぁ(^^;と、脳内で じたじた足踏みしてしまう私。 あんまり素敵で悩殺されていて、後はもうどうでも。 いや、「山本耕史、サイコーッ!」ではないので、 ちゃんと舞台は観ていると思うのですが。 昨年、土方の視線に悩殺された覚えのある人で、 舞台全体の出来を最重要視しない人なら(苦笑)、 観逃す手はないですぜ、って感じでしょうか。
作家を目指している兄ちゃんと 女優志望のお嬢さんが出会って恋をして結婚、 ガンガン成功していく兄ちゃんと、自分の才能の 限界に気づいて悩むお嬢さんとの溝が深まり、 結局は別れてしまうまでの5年間の話なんですが、 いやもう、その、学生時代にちょろっと書いた話が ツテをたどって偉い人に読んでもらったら拾われ、 とんとん拍子に売れっ子になったという兄ちゃんの、 その華やかな天才性、純粋な愛情の注ぎ方、そして 「できない人間」を理解しない残酷さが似合いすぎ。
若くかっこよく才能あふれ、運にまで恵まれて、 あっという間に売れっ子作家になったジェイミーには、 「頑張ってもできない」キャシーが全く理解できない。 前半の、幸せそうな恋している姿には、ひたすら す・て・き〜♪と溶けられましたが、後半は辛かった。 「あなたのパーティーに行くのが嫌」と言うキャシーに 「君の才能を信じているからこそ君を愛したんだ」なんて 励まし、どんなに優しくても辛くて拒否しかできないから。 もういい!と吐き捨てられても、まだ好きだから辛い。
この歌、高さも位置も私の席の真正面だったので、 余計にもう目も合わせたくなくて俯きたくなりながら、 ボロボロ涙出てきても ぬぐえなくて、困りました。 彼のことがこんなに好きで、彼も私を大切に 思ってくれていて、でも、どうしようもなく辛くて。 こんなに輝いている彼を、誇らしい気持ちもまだあり、 でも、憎くてたまらない気持ちにもなっている。
何か、観終わって、とても不思議でした。 私、山本耕史って、何でも器用にこなすけれど、 これというものがなくて、舞台だとイマイチな人だと 常々思っていたはずなのに。でも、やたら引き込まれた。 歌の表現力も、こんなにあったっけ?って感じ。 仕立て屋さんの物語の歌なんて、ドラマを感じたし。 昨年で、自信やプライドと実力がうまく伸びた結果、 バランスが取れて、そこに似合った役柄だったからかな。 こーんなに魅力的だったっけと、観終えてやや呆然。
ただ、舞台として出来がいいかと言われると、難あり。 ジェイミーの5年間は、過去から現在へ進み、 キャシーの5年間は、現在から過去へさかのぼる形で 表現される構成なのですが、全然 活かせていないし。 Naoさん、歌手とは思えないほどクセのない素直な歌で、 声もきれいだし歌詞も聞きやすかったのですが、 悪い方も歌手とは思えないほどで、歌いこなせていない。 ちびコゼちゃんたちみたいに「頑張ってて可愛い」。
だから、嫌う理由もない凡人として可愛いキャシーと 思えなくもないと、一応は言えなくもないですが、 演技力でやっている訳ではないので、キャシー側の 時間軸を全く感じられず、構成の妙はどこへやら。 いや、好意は感じているんですけどね。だけどせめて、 ジェイミーと出会った時、彼が何かを感じたはずの そんな女性ではあって欲しいなと思うんですけれど。
舞台正面の、今現在の時間を表示していた時計が (開演5分遅れたら、ちゃんとその間も進んでました) 大きくなったりクルクル回ったり、消えたり、 壁の窓も場面ごとにブラインドやカーテンに変わり、 照明やセットもきれいだなぁと思った舞台でした。 音楽は、日本語を乗せにくい曲が結構あったかな。 山本君の方が曲調的に不利だけど聞き取りづらかった。 舞台としては、あれもこれも文句つけたいところが 結構あるけれど、あのジェイミーと、1時間半、 一緒にいられたから、それだけで思い切り満足です。
| 2005年07月10日(日) |
『モーツァルト!』(ソワレ) |
<時間>17:45〜19:10、19:35〜21:00 <場所>帝国劇場C列45番 <主な出演> 中川晃教、西田ひかる、久世星佳、 市村正親、高橋由美子、山口祐一郎 阿知波悟美、花王おさむ、吉野圭吾ほか
20分以上遅刻しました。 私が劇場に入った時には既に市村パパが ♪「心を鉄に閉じ込め」ソロを歌い始めようとしていて。 私がこの演目を観に行く時、ある意味最も楽しみなのが、 大司教登場シーン♪「サボるな、どこを見てるんだ」なのに。 ナンネールが市場でからかわれる場面も好きなのに。 当然のごとく、♪僕こそ音楽なんて、とうに終了済み。 それなしで『モーツァルト!』ってどうなのよぉ(泣)
しかも端っこから観ているので、 いまいち、舞台に乗り切れていないし、 特にアマデに関してはよく分かっていません。 でも、それら全部さっぴいても、何となく印象は「無難」。 何が好きってこの舞台、ほとんどのキャストが、 東宝ミュージカルにありえないほど適役なことですが、 特に主役が、そこでストップしてしまっていた印象。
初演M!や、『SHIROH』の時のような、 神がかり的印象がなくなるのは、当然だと思います。 あれは、初演だからこそ観られた奇跡だと思ってる。 でもその代わりに、役者になっていてほしかった。 初演で既に井上君は、役者として、自分自身の ヴォルフを作り上げていたけれど、それとは違う、 あっきーならではのヴォルフが観たかったかな…。 「ミュージシャンの演技」のままだったのが残念。 奇跡の声だけでも相応の満足ならあるのですが。
今度はセンターブロックで観られる予定なので、 次こそ遅れず観られるよう祈りながら、今日は あまり感想を追求しないようにしておきます。 でも、この演目を観るとまた、圭吾君好き〜♪とか 祐一郎さんLove〜♪とか、由美子ちゃん最高!とか さすが市村さんだなぁ!とか思うんですよね。 ひかるコンスのうちになるべく多く観ておきたいです。
忙しい一週間になるはずが、結局、 途中で体調崩してチケット売っ払ってお休み週。 今朝もエリザ発売リベンジのために早起きするはずが、 起きてるんだか起きてないんだか分からない状態で 横になったままで、ぼうっとしていました。夢の中で 「あなたにとってのMr.ベースボールは?」みたいに 聞かれたようなのですが、眼鏡の顔は浮かぶのに どうしても古田新太としか出てこなくて、苦悩しまくり。
「う〜ん…」とか うなっている自分の声も聞こえつつ、 それでもはっきり目が覚めずゴロゴロしていたら、 いきなり「長瀞の映像です」と聞こえて覚醒しました。 毎朝8:15にテレビのタイマーがかかっているので、 全然耳に入らないままにNHKがついていたのですが、 そこで今朝紹介してくれたのが長瀞だったらしい。 「これくらいの水位だと川下りもいいですね」とか 聞こえる映像を見つつ、ちょっと行きたくなる。
いや実は、少し前の岡田浩暉さんのHPメッセージで 長瀞の話があって、そんな地名を知ったばかりで、 どんなところだろうと頭に引っかかっていたんですね。 映像を見ているうちに、いきなり行きたくなったものの、 友人を誘う前に交通情報を検索して、速攻で挫折。 片道3時間って、早起きしなくちゃ無理ってことか。 でも、きれいなところだなぁ・・・。
たまにはこういうところに行ったりもして 命の洗濯しなきゃダメだよなぁと思いつつも、 結局、街中の部屋に独り引きこもったまま、 チケ争奪戦&ゲーム&昼寝で過ごした一日でした。 その過程で初めて知ったこと。「篠原泰之進」は 「やすのしん」ではなく「たいのしん」だったんですね。 丸一年『新選組!』見てたし小説なども結構読んだのに、 乙女ゲームで初めてこんな事を知る私って一体(^^;
もとい、エリザ、9/25余ったら声おかけ下さいm(_ _)m 本当はエリザは朴ルドで観たいのですが、誕生日に 綜馬陛下にお会いするという夢が捨てきれないので。 井上君も最近好きになってきたので、楽しみだし。 さ〜て明日も仕事だぜ。ソワレ帝劇に間に合うように 頑張らなきゃだし、早寝しなくちゃ。
病欠しました・・・。 日曜日、昼過ぎからだんだんお腹が痛くなって、 ヤバいんじゃないかと思いつつ、観劇に出かけ。 連れの新居に寄る約束をしていたので行ったけれど、 劇場の冷房負けしていたところに折りからの雨で、 寒気で鳥肌立ってくるし、胃がキリキリ痛む。
初めての人の家で、7月に暖房つけてもらい、 毛布かぶってカイロ請求して、何とか復帰。 10月の転居直後と同じ症状だよと思いつつ、 何とか温まって月曜日は出勤したのですが、 職場の冷房負けして状況は悪化、今日は欠勤。
冷房さえなければ何とかなるんですよね・・・。 今日一日、また冬布団引っ張り出して寝ていたら、 目覚めた4時過ぎには何とか復活していたし。 実は朝は「今日休めるなら『ノイゼズ・オフ』の トークショー付の回が観に行けるよなぁ」とか、 「交流会付『マウストラップ』も行けるなぁ」とか、 そんなことを思いながら寝たはずだったけど、 起きたのはすっかり間に合わない時間で残念。 当然、多少復活したとはいえ、この体調のままで 劇場の冷房に触れるのは自殺行為なのですが。
さっき、8時過ぎから降り始めた雨の冷気で、 またしても胃がキリキリし始めているので、 もうまた寝ますが、起きてる間に更新しました。 ファンモードのページに部屋がある役者さんの 今後の予定を全員分更新、駒田さんに関しては 感想も、現時点まで追いつかせました。 あと、禅さん掲示板の入り口は削除しました。 現実問題として、ほとんど稼動していませんし、 過大な期待を持たれる方が多くて申し訳ないので。
これ、明日は大丈夫なのかなぁ・・・。 胃痛はもちろんですが、このゾクゾク感は、 今さら熱が出てきている証拠のような・・・。 とりあえず、おやすみなさい。
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