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2005年05月22日(日) 『レ・ミゼラブル』楽マチソワ

諸事情により睡眠時間3時間で連日マチソワ+当券並び。
あまりの眠気が、ソワレ観ている最中に吐き気に変わって、
途中で出るべきか悩んでしまっていた かずきです(^^;
しかも、20:15終演のはずが10数回のカーテンコールで、
終演後出てきたら、20:40過ぎ。疲れるはずだぁ。
絶対座れない電車に40分乗って帰る自信が持てず、
水分と睡眠と甘味と少しずつ取ってから、帰宅しました。
あー疲れた。でも、結構 満足。
以下、書きなぐり感想文です。


『レ・ミゼラブル』12:00〜

<場所>帝国劇場2階D-33番
<出演>
 石井、岡、河野、岡田、新妻、佐藤、森、シルビア、東山
 大久保ガブ、伊藤グラン、阿部バベ、小鈴コンブ、ほか
<指揮>井村誠貴

Myレミゼでした。
もう最近、石井バルジャンでは涙腺緩んじゃってますし。
「こいつを・・(はぁはぁ)・・盗んで(はぁはぁ)・・・
逃げた〜!」の息遣いで、既にボロッボロに泣いてます。
毎日、お姉さんと子供たちの生活、必死で支えながら、
地道に働いていたバルジャンの真面目さを感じるから、
(やめとけよ、後で苦しむよ?似合わないんだから!)
なんて思いながら、でも、やっと手に入れた自由に対しての
絶望も共有しているから、あえて盗みを働く気持ちも分かる。
「20年前に(まっとうに生きる)俺の道は消えた」と思っている
バルジャンだから、プロローグ泣けるんですよねぇ・・・。

他も、きっちりレミ。
岡ジャベはちょっと「頑張れ岡さん」部分があったけれど、
抑え目の演技が逆に好感度あったくらいだったし、
もう、預言者のような光のアンジョと、補完するコンブ、
そんなアンジョから目が離せなくなってしまったが故に、
心ならずも戦いの場に存在してしまうグランテール、
真っ向勝負で恋と戦いの間で悩み、選択するマリウス、
桝井君よりちょっと大きめで「男の子」してるガブローシュ。
(歌は、桝井君の方が安心して聞けることが多いけれど)
ABCカフェやバリケードのバランスが取れている。

舞台がほとんど全部よく見える2階センターだったので、
マリウスが撃たれた後、赤旗を振るアンジョルラスと
慟哭するバルジャンが、完全に同時に目に入ってきて、
バルジャンの物語が、学生たちの戦いが行われている
まさに、そのパリで起こっているということが、
バルジャンがそういう世界で生きているんだということが、
非常にリアルに感じられたのも、良かったと思います。
前に映画を観た時、バリケードを作っていく場面で、
パリの街の風景が映っているのが、何か感動だったけれど、
この回は、映像なくして きちんとパリだったと思います。

後は、注文を1個だけつけるとしたら、コゼットかな。
ガラス細工が相手であるかのように、そうっと大切に、
触れてはいけないみたいに彼女を扱う岡田マリウスが
触れた手を慌てて引っ込めた直後、ためらいもなく
手を伸ばして握る積極的すぎるコゼットは、寂しいなぁ。
コゼットには、一瞬ためらう慎み深さが欲しいんだよぉ(^^;

とは言ったところで、先ほど言った映画で
クレア・デーンズが演じたコゼットなんかは、
パパに反抗しまくって、深夜に家を抜け出す娘だったし、
今どき古風なコゼットなんて はやらないのかもですが。
でも私にとっては、後、そこさえクリアできれば、
近年珍しいほどMyレミゼだったと思います。幸せ。

カーテンコールは、森公美さん司会。
「来年4月帝劇レミ決定!」の垂れ幕が下がってきて、
今日で終わりの人が1人ずつ、恒例のご挨拶。
「不安だらけで始めたけど支えられて千秋楽が迎えられた」と
東山さんのやっぱり外見からは想像つかない低い声にドキドキ。
「何も考えてないんです。何で考えてなかったんだろう?」と
始めた岡田さんは、「花粉症で4月は洟が垂れてたから、
4月がお休みでよかった」とか。おい〜(^^;な天然挨拶。
一孝さんは、しっかり「レミを他の皆さんに広げて!」と語り、
いい感じでまとまって気持ちよかったです。

<あと1つ追加>
カーテンコールほとんど最後の方で、
東山さんと岡田さんが衣装の上だけ交換してきました。
岡田アンジョは、三色旗色の帯も含めて異様に似合わないけど、
東山マリウス、黒の細身の衣装が似合いすぎですぅぅ(^^;
ペタッと座り込んだ河野さんに、片膝つきで「お嬢様」と、
手を差し出した姿は、ほとんどホストに見えてしまいました。
いやもう、かっこいいから何でもありでしたが。
<自分の記憶のために、以上、追加>


あ、ちょっとだけ、今日のことじゃないけれど、
最後に、先日友人と話していて、思ったことをメモ。
今までも随分マリウスを好きになってきたけれど、
岡田マリウスを追っかけて観ていて初めて、
「ああ、そうか」と思ったことが1つあったので。

ラマルク将軍の死を告げられた時の表情を見て、
「このマリウスは、ラマルクはこの国を導き得ないと
思ってたんだなぁ」と感じたんです。少し驚いたけど。
だから「誰が導くか」と問いかけ「ラマルク」と言われて、
「いや、ラマルクは重病だ」と歌えるんだと、ふと思った。
アンジョルラスに対して、そんなふうに言えるのって、
あの中でマリウスだけなんだろうなと思いました。
他のマリウスは知らないけど、今期の岡田マリウスで
初めて感じました。またちょっと、レミチェックポイント。


『レ・ミゼラブル』17:00〜

<場所>帝国劇場2階D-12番
<出演>
 山口、鈴木、知念、泉見、笹本、徳井、瀬戸内、マルシア、
 坂元、大久保ガブ、伊藤グラン、阿部バベ、上條コンブ、ほか
<指揮>井村誠貴

楽の祐一郎さんは、文句あっか!という舞台を見せてくれる。
本来ミュージカルって、音楽だけでも相当な力があるんですよね。
全く知らない言葉で歌われていても、何となく、感情が伝わる。
きちんとクレッシェンドなども譜面どおりに歌うだけでも、多分、
「ああ怒ってる」「しんどいんだ」「楽しそう〜」なんてぐらいなら
伝わってきて、難しくない部分は何となく分かって楽しめる。
そういう醍醐味が最も伝わってくるのが、楽の祐一郎さん。

「俺は〜、24653〜!」の代わりに、
「俺は〜、山口祐一郎〜!」という感じに聞こえましたわ。
何のごまかしもなく、はっきり名乗っていると感じたのね(笑)
すべてがそんな感じで、もう疲れて細部まで観られない身に、
全然寝かせてくれずに、感情が叩き込まれてくる。すごい。
「必死で祈ってるんだな・・・」「死にそうなんだ・・・」とか、
何となく感じつつ、気がついたら終演。

祐一郎さんの歌以外は、やっぱり好みの可憐な知念コゼと、
綜馬ジャベの物語ってくる歌ぐらいしか覚えがないかも(^^;
彼らに関しては、感情が点でなく流れで感じ取れたのは、
実力なのか好みなのか、よく分かりませんが。
やたらと拍手や手拍子が多くて祭りっぽさあったし、
割と、気分はレミコンだったかもしれないです。

さて、カーテンコール。
朗らかな綜馬さんのお声で「Ladies & Gentleman!」と
音声が入って、始まり。司会もしっかり綜馬さん。
「レ・ミゼラブル」の発音が、ちょっとおかしくて笑ったり、
「日本全国からお越しくださったお客様と、こうして
千秋楽を迎えることができたこと、幸せに思います」に、
思わず、綜馬さん分かってんじゃんと笑ったりしつつ。
アンチョコのノートをやたら頻繁にめくっていたけれど、
何がそんなに書いてあったのかなぁ?一生懸命、中身を
オペラで覗いてみたけれど、五線譜みたいに見えただけ。

挨拶に出る一人一人を紹介する時に、
枕詞をつけて綜馬さんが紹介していったんだけれど、
徳井さんに関しての「次に何が飛び出すか?!演技も音も
ハラハラドキドキさせてくれた、徳井優さんです!」
みたいなものもあったし、結構こちらがドキドキ気味。
「老体に鞭打ち」と紹介された瀬戸内さんは後から
「何か、紹介文にえこひいきがあるみたいやな」と
突っ込みを入れてくれたから、ちょっと安心しましたが、
徳井さんの「また戻ってこられるように・・・」という
挨拶の前の紹介文としては、ちょっと気になったかも。

自分に関しては自分で呼び出し。「鈴木綜馬。はい!」と。
休演の事情について、朝起きたらいきなりのどが腫れていて、
「ダメだ、休もう」と決めたとの話をしてくれました。
休演前に不調の話を聞かず、休演直後にも、それほどの
何かというものは感じなかっただけに不安もあった分、
ファンとしては安心したけれど、祐一郎さんが
どつきに来たこともあるし、これも賛否両論かもなぁ。

でも、その後、祐一郎さんの〆の挨拶が、
「・・・・・・・」と、突っ込みを待つネタだったので、
突っ込み希望として、先に綜馬さんを どついておいただけ?
どうもやっぱり、この人の考える面白さは読めないのですが。
どつき合いの後の祐一郎さんは、何も言葉にしない挨拶で、
深々とお辞儀するだけだったのですが、私は好きでした。

しまった、カーテンコールの感想の方が長い(^^;
でも祭りらしく、そちらの方が印象的だったので。
失礼な感想かもだけど、お茶目&朗らかな綜馬さんと
楽しげなキャストたちの姿で、目が覚めましたし。
さすがに10数回にもなると、長いなぁと感じはしたけれど、
綜馬さんがバレエのように飛んでポーズ決めてくれたりしたし、
最後に、キャストさんたちから「お客様に」と拍手も頂き、
嬉しい気分で帰れてよかったです。


2005年05月21日(土) ね…、眠い…。(『レ・ミゼラブル』マチソワ)

限界状態に眠いです。
本来、今日はマチネだけのはずだったんです。
それでも気力&体力に限界を感じて、友人に断って
出待ちを途中切り上げ、食事して帰ろうとしたところ、
別の友人に遭遇、「タダでいいからソワレ観て!」と。
諸事情により空けたくない席が2個あるらしく。
事情は知らないが座るだけならと、帝劇にUターン。
そして結局、マチソワしてきてしまいました。
今、でろっでろに眠いです。どうすんだ、明日・・・。
以下、簡単(に終わるといいなぁ)感想です。


『レ・ミゼラブル』マチネ
<場所>帝国劇場E-20番
<主な出演>
石井、綜馬、笹本、シルビア、河野、泉見、佐藤、森
東山、桝井ガブ、戎ちびコゼ、森本ちびエポ

今月の集大成その2。
今月は、今期レミでは1回しか観ないはずだったのに、
それが8回(数えてみて自分でもビックリした)なんて
大幅に増えてしまった元凶4人中3人が揃う2回目。
石井・綜馬・岡田・知念・東山が揃うと最強だけど、
実は、そんなMyドリームデーは存在しないので、
ちょびちょびと組み合わせを楽しんでいるうちに
回数が増えて増えて仕方なくなってしまったという。

増やした一番の元凶、石井バルジャン。
愛情の大きさと厚さに、My最強バルジャンである
滝田パパを思い出させられて、ウルウルきている。
まだ、コゼットへの愛情は不足気味と感じるけれど、
ちびコゼやマリウスへの厚情は、染み入ってくる。
素朴な暮らしをしていたはずの不器用な男の生き様が
感じられるから、同じく不器用にしか生きられない
綜馬ジャベの頑なさが照り返って物語を魅せる気がする。

今日は、伸ばしたり間を取ったりのタイミングが、
いつもよりほんの少し長めだなという印象がありました。
でもその合間に逆に、原作で描かれる物語が、ザアッと
思い返されてくる感覚は、久しぶりすぎて感動もの。
もしかしたら、レミのストーリーを全く知らない初見だと、
間が長く感じるかもしれない不安はあるけど、私は大好き。
でもだからその分、コゼを引き取ってきたばかりの場面、
回されて はしゃいで足をバタバタさせる戎ちびコゼなどは、
似合わないことおびただしくて、ムッとしてしまうのですが。

石井-綜馬が、私の愛した滝田-綜馬を思い出させるなら、
彼らしさが存分に発揮されてきた佐藤テナも、懐かしい印象。
「バルジャベと共に三角形を形作る存在」というテナよりも
レミゼという重い作品の中でのコメディリリーフであった
テナルディエを復活させている印象で、存分に楽しめる。
ひたすらシリアスしているバルジャベの間でホッとする。

本当に上手いなぁと思うのは、バルジャンと応対しても、
自分の雰囲気を捨てないままシリアスに溶け込めること。
岡田マリと東山アンジョがABCカフェで歌い合う時の、
雰囲気の見事な切り替わり具合もいいなぁと思うけれど、
ともすると邪魔になりがちな森公美テナ妻と物語の間で、
似たもの夫婦と見せながら緩衝材になっている彼は見事。
シルビアファンテは母であるが故の強さを見せてくれるし、
いろんな部分に懐かしいレミゼを思い出させてくれる、
安心して物語に浸れる、来たかいのある舞台でした。


『レ・ミゼラブル』ソワレ

<場所>帝国劇場X-47番
<主な出演>
山口、今、新妻、マルシア、知念、岡田、佐藤、瀬戸内、
坂元、桝井ガブ、戎ちびコゼ、森本ちびエポ

1幕始まるやいなや、チケ引き受けたことを後悔。
最後列通路際の席で非常灯に照らされて、明るいわ
目立つわ、座り心地は悪いわ、すぐ横に蛍嬢だわ、
目をつぶっても容赦なく飛び込んでくる声の持ち主
ばかりだわで、寝ることもできない状態。辛い。
それならと舞台に集中しようとしても気力は足りず、
中途半端にグ〜ラグラしながら、何とか1幕終了。

幕間で友人に会えたら謝って帰ろうと思ったのに、
友人の友人にだけ出会って「すごい頑張ってたのに、
どうしても売れなくて可哀想だよね」言われてしまい、
本人には会えず、逃げられなくなり。とにかく、
冷やしそばとカフェインをお腹に叩き込んで、2幕。

バリケード途中から、覚醒しました。
アンジョに傾倒してついていく友たちとは違い、
その思想に時に疑問を呈しつつも共に戦うことを選び、
選んだ以上は、できる全てを尽くして戦うマリウス。
弾を拾いに出るという判断が、しごく冷静に見えた。
コゼットが旅に出るからヤケになったんではなく、
だから、気にせず自分の命を懸けられるが故の判断。
それを止めたアンジョルラスを一瞬抱きしめた意味は、
「止めてくれて有り難う!でも必要だから行くよ」かな。
アンジョがボケボケな分、岡田マリウスの男らしさが
常より更に際立って見えたバリケードが落ちた後の
♪カフェソングは、半端じゃなく泣けました。

そして♪エブリデイ。
「コゼット、コゼ〜ット」で、マリウスと一緒に、
2人の出会いからのすべても、思い出しました。
グランに「ついに恋をした」と言われて初めて、
これが恋なのか!と、相手を愛おしく思う気持ちの
正体を知って驚いている、本当に初恋君なマリウスや、
「この愛をおそれない」と歌いながらも、マリウスを
直で見られず、古風な恥じらいを見せるコゼットなど。
エブリデイでも、バルジャンがやってきたことで、
思わず相手の手を握り締めてしまっていた自分に気づき、
慌てて恥じらい手を離したコゼットが「お前にやろう」の
言葉で見せる、何ともいえない幸せそうな笑顔で泣けた。

そんな2人の、やっと誰はばかることなく
口付けもできるようになる、結婚式。ここで、
舞台全編通じて初めて見せる、マリウスの全開笑顔が、
「そうか、やっぱり、ジャン・バルジャンに救われた」
だという辺りで再びボロ泣き。いつもいろいろ悩んでた
マリウスが、初めてすべて納得して見せる笑顔は最高で。
普通、札束投げつけながら、あんなに全開で笑うか?(^^;
観ながら、苦笑しつつ泣いちゃいます。

♪エピローグ。石井バルジャンを観た直後とあって、
どうにも影の薄かった山口バルジャンでしたが、
そうっと静かに、半分消えかけながら歌うここは好き。
(あ、戎ちびコゼの足バタバタ、山口バルとだと好きです)
そして、駆けつけてきたコゼットの、娘らしい気遣いや、
しっかりバルジャンと目を合わせて頼もしさを見せ、
息を引き取った相手に頭を下げ敬意を捧げるマリウスの
男らしさ、そして♪民衆の歌の盛り上がりでまたボロ泣き。

頭の隅の隅の隅で、泣くとまた疲れるんだけどなぁとか
思いながら、止められずボロボロ泣いてしまったので、
終演後、仕方なく友人に半額払って帰ってきました。
だって本当は観たかったんだもん、岡田マリ&知念コゼ楽。
だけど、体力も財力も持たないからと諦めていたのが、
観たら泣きまくったんだもん。やっぱりすごい好き。
梅田ではありえないペアだから。だから、観てよかった。
でも、明日の体調が、本当ぉぉぉぉに、不安。


2005年05月20日(金) 『レ・ミゼラブル』(5/17マチネ)

もう、とにかく、うるさかった。
私はB列に座ってたんですよ?前から2列目。
なのに、S列より後ろで話している声が耳障りって、何?
ちょっと静かな場面だと、笑ったり話してる声が聞こえる。
幕間に蛍嬢に言おうかと思ったら、先生が生徒たちに
注意しているのが聞こえてきて、一応、我慢してみた。
でも、2幕も同じ状況。いや、逆にひどくなったくらい。

これほど離れていても気になるなんて、初めて。
いや、彼らとは限らないけれど、とにかく、後方の
離れた席から聞こえる声が、非常に耳障りだった。
最初は当日券しようかと思っていた日だっただけに、
チケット譲ってくれた、友人の友人に大感謝です。
補助席なんかで観てたら、ぶち切れてたはずだから。
最後の岡田-笹本だからと、仕事休んで観に行った舞台、
多分、他にも そういう人はいたはずだと思うだけに、
本当に悲しかったです。


『レ・ミゼラブル』(5/17マチネ、B-14番)

<出演>
 石井、鈴木、笹本、シルビア、河野、岡田、佐藤、瀬戸内、坂元
 桝井賢斗ガブ、福田夏未ちびコゼ、藤井結夏ちびエポ
 阿部、齋藤、岡田、小鈴、中右、宮腰、若泉、鈴木、山名、横沢、
 沓澤、桑原、高島、香山、田島、井上、楠見、浦壁、今泉

私にとっては主役たちの日でした。
岡田マリウスはいたし、エポも期待どおりだったけれど、
アンジョルラスが違うと、10年後パリからの気持ちが違う。
坂健は久々に観たんですが、相変わらず体育会系ですねぇ。
「遅刻だぞ!」に続けて、「その場で腕立て300!」とか言いそう。
どうしても、本当に戦闘やってる気がしないんですよね・・・。
頭まで筋肉で、状況把握できてないなぁって思っちゃう。

そういうリーダーに率いられる集団もありとは思うけれど、
ABCの友がそういう集団だというのは、私の許容範囲を
越えてしまっているらしくて、やっぱりアンジョには見えない。
こればっかりは2年たっても変わらないから、もうダメかも。
別の舞台では彼に泣かされたこともあるんだし、やっぱり、
アンジョだけ、避けられるかぎり避ける手しかないのかな。
今年、自分でも知らなかった自分のイメージぴったりの
アンジョに出会ってしまっただけに、許容範囲が狭まっている
というのも、事実ではあるんだけれど。

そんなわけで、いまいち盛り上がってなかった後半も、
石井バルがバリケードに現れてからは、レミゼに戻った感じ。
ず〜っと、滝田パパが、私にとって一番のバルジャンで、
最近は、彼を追う者がいないのが寂しかったのですが、
石井バルジャンのマリウスを守ろうという熱い熱い思いに、
久々に、「パパ」と呼びたくなるバルジャンに会った気分に。
♪「任せろ、俺が行く〜」で、ガシッと、岡田マリウスの
右肩をつかんでアンジョに正対する姿が好き〜(*^^*)

だけ


2005年05月17日(火) 年末の予定・・・

梅田レミキャスト発表。
昨年末は年末進行ぶち切って名古屋に広島にと遠征し、
懐かしくも幸せなレミにひたりまくりました。
その翌年だと思うと、少しは土日も出勤できるよう
自制しておかないと、クビになるさ〜♪という気も。
おそるおそるキャスト表、のぞいてみたのですが。

まず。岡田マリ&東山アンジョの日がない〜っ!!
これって、ものすごーーい、やる気ダウン。
個々でも良いけれど、そろってこそ私のABCカフェなのに。
東山さんが忙しいことは知ってるけど、岡田君、何してるの?
映像の方でまた何かあるのかなぁ?それはそれで
嬉しいけれど、レミも出るなら一緒してほしかった(泣)
駒田テナも知念コゼも出ないのは知っていたけれど、
改めて見ると、ものすごく寂しいし。イチオシ少なすぎ。
アンサンブルも、すごく好きな人と絶対避けたい人が
ずっと一緒という、拷問のような状態だしなぁ。

ただ、東京ではなかった、岡田マリ&岸アンジョがある。
田中テナ妻も似合いそうで、結構 期待。今期一番好きな
石井バルジャンは、年末にほんのちょびっとだけ出演。
となると「帰省を長めに取らせてください」バージョンかな。
28日に勝手に仕事納めして、12/29〜正月2日まで休み。
これなら、藤岡マリ&東山アンジョも綜馬ジャベも観られる。
ついでに、小鈴コンブに岸ブリュジョンまでついてくる。

でもそうなると、年賀状は実家で書くんだろうかとか、
家の大掃除はいつやるんだとか、その辺はちょい問題。
仕事の休みも取れるのかなぁ・・・?そういった、
普通の生活関係の問題をクリアーにするとなると、
観られるのは2日だけということになるけれど、
・・・何とな〜く、29日に日帰りレミしてそうな悪寒。
そして今年も有給は、レミに消えていくのであった(^^;


2005年05月15日(日) 『レ・ミゼラブル』11日ソワレ・今井バル楽

土曜日に友人の新居に行って、昼間っから飲んで騒ぎ、
その時の話のまま週末をゲームに費やしてしまいました(^^;
義経とか弁慶とかも出てくるゲームなんですけどね、
弁慶が、毛利伸(誰が分かるんだ、この説明で(苦笑))系の
優しく穏やか人当たりよく、実はシビアな坊ちゃんだったりして、
何だか たらされていたら、大河の方は見忘れました。
ロマサガも、実はまだ全然終わってないんですけどね、
感想書くよりゲーム、更に、頭使う度が低いゲームの方に
流れていくのは、やっぱり基本、怠惰だからなのかなぁ。
でも、明日またレミゼなので、今更な感想メモしておきます。


『レ・ミゼラブル』(5/11水ソワレ、現キャスト今井楽)

<場所>帝国劇場H−21番
<出演>
 今井、今、知念、岡田、笹本、佐藤、森、マルシア、東山
 局田奈津子ガブ、福田夏未ちびコゼ、藤井結夏ちびエポ
 伊藤俊彦、横田大明、Singoジョリ、小鈴まさ記、清野秀美
 高野二郎、若泉亮、岸祐二、山名孝幸@プルベ、森隆二@モンパ、
 沓澤修一郎@クラクスー、三木麻衣子@買い入れ屋、
 石川ちひろ、鈴木智香子@ファクトリーガール、
 史桜@ジベロット、荒木里佳@マダム、楠見朋子@少年1、
 井上喜代子、亜久里夏代@かつら屋
 指揮:井村誠貴

急遽譲ってもらったチケットですが、観て良かった。
勿論、目当てだった人たちは良かったのですが、
今日初めて、一度も寝ずに今井さんの舞台を観終えました。
ファントムだろうがバルジャンだろうが、他の何でも、
どんなに人が絶賛した舞台であろうと退屈で寝てしまい、
(除、ガストン。あれは私にとって今井さんの最高峰です)
「やっぱり今井さんって私にとっては存在感ないんだな」
としか感じられなかった私が初めて、いいじゃん!と思えた。
勿論それでも波長の合わない身では「結構いい」ぐらいしか
感じられないのが勿体ないけれど、いい日はいいのかもと
思えただけでも、完全アンチじゃなくなれたし、良かった。

しかし・・・、見えてみれば、えらい悪人なバルジャンですね(^^;
19年の間にすっかり悪党どもの感じ方に慣れきっているようで、
燭台まで根こそぎ盗まないのが不思議なくらいの唯一のバル。
でも、そこまで行っちゃってる方が、改心が劇的なのかな?
現司教様はどちらも苦手な私にとっては、改心の辺りは、
あまり感覚としては理解できませんでしたが。
大体、今井さんの演技と「劇的」って縁がない言葉だし。

さてさて、お目当ての玲奈エポ&岡田マリ。
いやもう、泣けた泣けた!片思いしまくりですよ。
玲奈エポの、大好きな相手を見つめ続けて、ちょっと触れたら、
残る温かさだけでも大切に抱いちゃうような感覚って、懐かしい。
冗談めかして頬キスをねだる自信のなさも、懐かしく可愛い。
相手を見つめているうちに妄想も広がっちゃうんだけど、ふと
振り返れば自分は1人って♪オンマイオウン、とても納得。
今も昔もフランスでも日本でも、恋する女の子の感覚は同じで、
「少しでもそばにいたい」って思いも、じんわり広がってくる。
でも、♪襲撃 とかではテナの娘らしい雰囲気に切り替わって、
お仕事モードに入るのも見えるから、やけにリアル。

彼女のおかげもあって、もう、岡田マリウスはもう、
一体、どこまで好きにならせれば気がすむのよぉ(^^;状態。
彼もどんどんリアルになってきてるんです。一昨年と違って、
恋をしてもポワポワ幸せばかりじゃなく、いろいろ考えてる。
相手を一生懸命見て、真面目に悩んで、男の子だなぁと思う。
玲奈エポと並ぶと、初恋の現れ方の違いが面白いんですよね。
彼の考えがエポより夢想に走らないのは、男の子だからか、
それとも両思いだからなのか、その辺は分かりかねますが。
相手の知念コゼも、やっぱり好きだなぁ!と思いました。
何しろ素直で可愛いし、声も驚くほど出るようになっているし。

そして!この回は、新アンジョ3人揃い踏みの日。
H列下手サブセンのセンター寄りから♪ワンデイモアを観たら、
前から東山アンジョ、岡田マリ、玲奈エポ、小鈴コンブと並んで、
その後ろに岸ブリュジョンが見えて。すごい眼福でしたわ〜。
まさに、ただ独り、常時、民衆の歌が聞こえているかのような、
人間離れした雰囲気を持つアンジョルラスを先頭にして、
その神託(と敢えて言ってみる)を仲間に伝えられるコンブがいる。
久々に、うわ〜!と盛り上がって瞳孔拡大した♪ワンデイモア。
1幕2幕とも、終幕時にカタルシスがあってこそレミだよなぁ!

プリンシパルは、他の人も良かったです。
マルシアファンテは思いが募りすぎて歌詞が飛ぶほど(^^;熱演。
逮捕される場面で、「病気の小さな子が」で、ちょっと違う
歌詞を言ってしまった後は、ただひたすら泣き声が入って、
そのままジャベの「やめろ泣き言は〜」に続いていましたが
何か、あまり違和感がなかったし。いや、初見の人からしたら、
あそこが抜けるとコゼットが誰なんだか、ますます分かりにくく
なるしまずいとは思うんですが、「マルシア」じゃなくって、
ファンテが言葉にならない感じに見えたから、切実だったかも。

今ジャベは、熱さくどさが強くなって、個人的には
村井さんを思い出させる懐かしい安心感のあるジャベですが、
今井さんとの組み合わせの良さは、一昨年に譲る印象ですね。
佐藤テナ&森公美テナ妻は、似たもの夫婦。いい感じでした。
森テナ妻が嫌じゃなかったの、久々だったかもです。
そんな感じかな〜。アンサンブルには一言二言三言、
いろいろ言いたいこともあるけれど、いい舞台でした(^^)


2005年05月11日(水) 隣のお客。

『レ・ミゼラブル』ソワレ観劇。
隣の席が、2人連れの おばさんでした。
開演前にずっと話していて暗くなってもやめないし、
嫌な予感はしたんだけれど、案の定ごそごそ動く。
手を組んでコキコキと手首回したり座り直したり、
マジックテープ外して靴脱いだり、足首回したり、
かばんを開けて、中のものを落としたりしている。

2幕の前に言おうと思ったけれど、席に戻ってきたら
靴は既に脱いでいて、かばんの口は閉じていて、
もしかしたら大丈夫かなと思ったら、2幕もずっと。
注意する言葉も周囲に迷惑だろうかと悩み続けた
エンディング、♪民衆の歌 が終わって暗転した瞬間、
「主役の人も泣いてましたね!」と話しかけられた。
連れが反対側の隣に座っているのに、私に向かって。
何事かと頭真っ白になったのですが、瞬間、思わず
シ〜ッ!と、唇に指を当ててしまっていました。

4回目ぐらいかな?カーテンコールが終わった時点で、
「ごめんなさいね、あんまり感動したもんだから」と。
それはよく分かりました。興奮で上気した声だったし。
幸せそうな顔を見たら、どうしても文句が言えなくて
「いえ、もう少しだけ静かにいたかっただけなので。
いきなりシ〜ッとかやって、すみませんでした」と笑顔で。
せっかく幸せな観劇の記憶が「隣が小煩い人だった」と
嫌な記憶になっちゃうのも悲しいかなと思ってしまって。

まずは楽しんでもらって、次回にマナーを覚えてくれ。
・・・って、次に隣の席になる人に押し付けただけ?
自分だけいい子になろうとしたってことなのかなぁ。
つまりは、幕間で言えなかったのが敗因なんだと、
それは自覚しているんですけどね。はあ。
でも、舞台は良かったです。一生懸命な岡田マリや、
幸せそうな知念コゼ、満たされた玲奈エポたちに、
癒やされて、あったかい優しい気分になれました。
詳しい感想については、また明日にでも。


2005年05月10日(火) 『レ・ミゼラブル』(綜馬ジャベ復帰回)

レミ観て、一緒に観てた友人連中とくっちゃべって、
終電で帰宅して、それから『クリック』観てました。
はっきり言って、当たり前すぎるけど、激眠。
なのに今日もレミ行くので、感想はサクサクッと。

『クリック』。昼間にこんな番組あったんですね。
岡田さんの ほんわりテンポが違和感のない、
バラエティの割にはゴチャゴチャしてない番組かも。

しかし、肩こり解消法でヨガのポーズを一緒にやって、
体柔らかいねと褒められてる辺りは良かったけれど、
以降、ただただひたすら食い気に走っているのは(^^;
パスタは、「召し上がってください」と言われる前に、
食べ始めちゃって「あ、食べちゃった、ごめん」。
そして、そのままトークの最中もずーーっと食べてる。
特別ゲストのイ・ジョンヒョンが作ったチャーハンも、
CM終わっても食べてるのは君だけだよ?(^^;いいのか?

彼女には、岡田君より司会の柳沢慎吾の方が
好みだと言われ、舞い上がった柳沢慎吾がずっと、
岡田君を挟んで話し掛け、岡田君は笑顔でひたすら食。
最後のボウリングでも、ここで決めればかっこいい!
という場面で「♪死んでもいいさ〜コゼットは旅に出る〜
今は空しい〜」まで歌ったところでボール投下、
思いきりガーターと、いいところなし。そこがいいですが。
途中で見せてくれたアルゼンチンタンゴのステップの
微妙さも、昼間の番組にふさわしい雰囲気だったかも。
やはり、早寝早起き君は昼のテンポに似合うのかな?


『レ・ミゼラブル』
<主な出演>
 石井、綜馬、新妻、マルシア、知念、泉見、佐藤、瀬戸内、東山

評判の石井バルを早く観たくて気になっていたし、
泉見マリも、3月に一度観たきりで、少し気になってるし、
東山アンジョなら、何度でもドンと来い気分になってるところ、
会う用事がある関西の友人が上京してきて観るというし、
綜馬さんの休演明けに当たるし、ふらふらと帝劇まで。
それでも、席がいまいちなら止めようと思っていたのに、
2階2列目センターなんぞ空いてたら、そりゃあ…ねえ?(^^;

そんなわけで、アンジョ観劇席を手に入れてしまって、
何が目的だってぐらい、アンジョルラスロックオン観劇。
マジもう、どうかしてるよ、私。批評精神、どこかにぶっとび。
アンジョの一挙手一投足を見つめて、彼の観ているものを、
聴いているものを理解できるような気がしてきている。

おかげさまで久しぶりに、グラン(伊藤)にも燃えましたね。
「グランテール!酒を置け!」で、泣けるくらいですもん(笑)
あの声であの男が、自分の名を呼んだ!で、感動してます。
特に「グランテール!」とか「撃て〜!」の声が大好きだから、
呼ばれた時にはもう、心臓1mぐらい跳ね上がりまくり。
戦いを始めた男の苦悩も見届け、彼が死に向かう瞬間、
それでも生きていて欲しいと反射的に止めてしまおうとし、
手を握り返されて微笑まれる。息が止まりますよ(苦笑)
こんなところに自分が燃える日が来るなんてなぁ。

石井バルジャンも、ホントだ、今期一番だわ。
ちょっと後半、ひたすらアンジョモードに入ってしまったため、
うっかり見そびれた部分もたくさんできてしまったのですが。
(最近の♪彼を帰して は、光を受けて彫像のように佇む、
もはや人間を超えてしまっている後ろ姿のアンジョルラスに
ひたすら見惚れる曲と化しています。すみません(^^;))

彼はやっぱり、きちんと歌詞が人生に見えてくるのが好き。
「20年前に、俺の道は消えた」で泣けるって、すごいよ。
20年前のバルジャンには、きちんと神と共に生きてきた
普通の人生があったんだと、考えなくても思い出される。
その思いがあって、「ジャン・バルジャンは死んで、
生まれ変わるのだ〜!」に続くと、プロローグが本物になる。
ちょっと途中で浮気したから、中抜けしてしまったけれど、
プロローグとエピローグがきちんとジャン・バルジャンなら、
それで十分に、『レ・ミゼラブル』を観た気持ちになれる。

声がやっぱり若いのも、気になったのは、マリウスの手紙を
朗読するところだけでした。あそこは、ふと気を抜くと、
ドラマとかでよくある、書いた本人の声で読まれてるような
気がして、不思議な気分になってしまいましたが(笑)

綜馬ジャベも、説得力のある歌い方のジャベでした。
声は、もしかすると疲れてるのかも?と一瞬ずつ思わなくも
なかったけれど、休演明けと知らなければ気づかない程度。
♪スターズは、伸びが不足気味かなと少しだけ不満だけど、
歌うより演技力こそが大切な♪自殺は、壊れかげんが完璧。
自分が「うじ虫」であると思っている人物だからこその、
少しずつ壊れていく様が、リアルで、泣かされました。

もう一人、目的だった泉見マリウスは、熱いですね(^^;
ごめんなさい、私には今日は、マリウスに見えなかったです。
きっと、東山アンジョ相手じゃなければ少し違うんだろうけど、
またクールフェラックやった方が似合う印象が強すぎでした。
小鈴アンジョとかの、落ち着いたアンジョ相手だったら、
バランスが取れていいのかもなぁと思いましたけれど。

あと、初日以来2回目の佐藤テナ、良くなってました。
何というか、ちょっと晴彦テナを思い出す「おっちゃん」ぶり。
ホントに人が良さげに見える分、♪下水道 が怖い感じ。
ちょっと色が出てきて、歌も良くなって、ホッとしました。

そんな感じ。アンジョを観ていると横にチラチラといる、
我らがリーダー様を平気で何度も指差すわ、足音も煩いわ、
何をやらせても邪魔な副官さえいなければ、すごく良かった。
あ、ちょっとコゼットの声はお疲れモード。あまり好みでない
マリウス&エポともども、子供世代はいまいちだったかな。



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