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今日の私
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2005年04月03日(日) テレビの日(以仁王、水島先生、M)

テレビは放送日に見なくちゃいけない。
そうしみじみと思い始めている今日この頃。
ビデオが壊れていてテープが取り出せないので、
保存用録画ができないよぉと泣いていたら、
録るぐらいなら簡単だからやってあげるよ、と
言ってくれた人がいまして。ついお願いしたら、
深夜に時間をとって見る気がなくなってしまって、
先日ドサッとDVD渡されるまで放置していました。
舞台が多いので、軽く現時点で20時間ほど。
とり急ぎ、短いものから見て行こうと急いで、
『Mの悲劇』最終回と『ナースのお仕事』です。


『義経』

「もちひとおう」なんて字が変換で出てびっくり。
そんなに有名な人なのかと思いつつ、
昨年お世話になりまくった山川出版社、
『日本史用語集』を引っ張り出してみる。
説明冒頭に「18」。現行高校日本史教科書
全19種類中、18種類にその名はあるらしい。
悪かった。もっと見知らぬ端役なんだと思ってた。
「源義仲」と同じ数の有名人とは思わなかったよ。
まあ私は中学までしか日本史やってないけどさ。

でも、「18」の有名皇子様だけあって、
正味1分半の出演時間でも、どアップで台詞つき。
予想通りのおヒゲも似合って、さすがの公家顔。
全く好みではないのは確かなんですが、かっこいい。
うひゃ〜この人ってば、何やってもやっぱり「美」だわ、
なんてアホな感想持ちつつ、しみじみ見ていました。
来週はもうちょっと出てきてくれるといいな。

でも、彼のおかげで少し話が動き出して、今回は
もう少し見続けてもいいかなと思えた回でした。
行家を「お引き取りください」と半分追い払った後、
静かに「世は源氏の嫡流としての私を忘れては
いなかったのだな」と呟く頼朝様にウルウルきたし。
行家&義仲vs頼朝&義経という形も分かったし。
そうそう、令旨は岡さんの字で見たかったです(笑)


『Mの悲劇』

バタバタバタッと登場人物全員まとめて終わり。
唯一ウルッときたのは、取り立て屋の男の話。
「もう俺なんかとは関わるなよ」と言って去る時に、
取り出した写真で、美沙の幼馴染みだと分かる過去。
大切な彼女のために、近づかないことを選んだ彼が、
一番いい男だと思うのは私だけじゃないだろうなぁ。

美沙と明の廃工場での場面が良かったな。
今まであまり思ってなかったけど、安藤衛が出てくると
ちょびっと「吾郎」に見えちゃう分、ドラマ乗りが失せる。
そのせいなのかどうなのかは分からないけれど、
無性に衛に腹が立つのは私だけでしょうか?
なんで、あんただけが元の状態に戻れるの?状態。
ホントにたくましくなんてなったか?ホントか?!

久保明。
「ホントに来てどうすんだよ。バカか、お前」に泣かされた。
来なければ、自分もこれ以上 何もしないですむというのに。
「終わりにしたいんだよ。終わりにしたい、これで。」は、
ずーーーっとずーーーっと、彼の本音だったんだと思う。
ドラマが美沙中心の段階で、既に出てきてた言葉だけど。
謝りになんか来ないでくれればいい。自分の目の前に
現れないでくれれば、憎しみを忘れて生きられるのに。
明の母親がわざわざ面会に来て、「忘れてしまって
申し訳ありませんでした」と言ってきた場面なんて、
涙流す明を見ていて、「こんな親子のせいで俺は、
なんて人生を送ってしまったんだ」の涙に見えた私は、
間違っているんでしょうか・・・。

最後、明が全く出なくなってしまって、
美沙と衛の幸せ話だけとなって、無性にムーーッ。
このまま終わるのかなぁと思っていたら、最後の最後に、
・・・そうですか、『世にも奇妙な物語』だったんですね。
それならそれと、最初から言ってくれれば・・・。はあ。


『ナースのお仕事』

これで、岡田マリウスとも1か月のお別れか・・・と
ウルウルしながら帰宅したら、ちょうどその日から
岡田君が出る『ナースのお仕事』再放送でした。
ガーンガーンと思いつつ、次の回だけは録画予約、
見たらこれがまた、さすがの定番コメディ当て馬役で、
まあ、ひどい扱いをされてるのされてないのって(^^;
主人公は同棲中の彼とケンカ中で、そこにたまたま
プロポーズしたため、当てつけ紛いで受けられちゃって。
倒れた彼女を看病しに家に行っていたら、元彼から
「明日は不燃ゴミの日だから」電話がかかってきたり、
枕元には彼との写真が貼ってあったりで複雑気分。
そして勿論、最終的には元サヤに収まりました話。

でもここでも、とことんいい人っぷりを出していて。
水島先生、どうやらエリート医師らしいのですが、
婚約指輪が最初はブカブカ、直してもらったら今度は
きつくて入らないという、をいをい(^^;なお兄さん役。
「ウデはまだまだでも丁寧に患者さんの話を聞いて
心をつかんでいく」は、元彼の高杉研修医(藤木直人)が
やっていたので、そういう方向での「いい人」では
なかったのですが、そんな研修医が「俺なんか」
状態になっているところを、叩いて励まして育てて、
最後は爽やかに去って行っちゃう辺り、う〜ん(*^^*)

ありがちだけれど心から、「君にはもっといい人が
いると思うよ」と言ってあげたくなるし、そうしたらきっと、
「そうだね」と、ちょっと寂しく微笑んでくれそうで、
少女漫画で最終的には振られてしまう運命にある、
ちょいと大人で優しいエリートお兄さん風役、素敵でした♪


2005年04月02日(土) 『レ・ミゼラブル』(岸アンジョ初日)

<場所>2階L列38番
<出演>
 今井清隆、今拓哉、笹本玲奈、マルシア、河野由佳、
 藤岡正明、佐藤正宏、森公美子、岸祐二
 桝井賢斗、春山椋、戎怜菜
 阿部裕、齋藤裕加、岡田雄一、角川裕明、中右貴久
 宮腰裕明、若泉亮、原慎一郎、 山名孝幸、横沢健司
 沓沢修一郎、桑原麻希、西浦歌織、香山ゆき、田島麻子
 井上珠美、楠見朋子、浦壁多恵、亜久里夏代

この回、数名以外は結構 不満でした。
初見の人も多いので頑張ったけれど睡魔との戦いでした。
が、帰ってきてみたら、友人含めて絶賛の嵐でした。
その感想の違いって、久々にB席で観たせいでしょうか?
どうしても、そればかりとも思えないのですが・・・。
まあ、素直に感想メモしておきます。

まず、今井バルが出てきた時「小っさい!」と思いました。
主役には存在感のない人だとは、常々思っていましたが、
それなりに、バル体型のバル声だと思っていたのに、
小さく細く声も届かず、感情なんてもちろん届いてこず。
座席のせい?と思ったら、相方の今ジャベの声は届く。
♪自殺まで、結構納得のジャベ人生を見せてもらった。
なのに。今井さん苦手の私も、以前一度、今井-今だけは
いいと思ったから、この組合わせで観ようと思ったのに
それでも、主役が存在しない舞台になっていた。
それが一番、眠くなった理由だと思います。

マリウスもいなかったんですよね。藤岡マリ。
前回より演技しているように見えてきていたけれど、
それでも見失ってしまう。特に今回はエポが玲奈ちゃん、
(玲奈&藤岡は、カーテンコールは最高に可愛いけど)
アンジョが岸さんだったため、相手役に隠れて消える。
♪エブリデイ〜♪エピローグまでなんかは、主役ともども
消えていたので、相手のせいではないと思いますが。
バリケードが落ちてからの時間の長かったことといえば、
多分、私のレミ歴で最高だったんじゃないかな。

お帰りなさいの河野コゼ。
コゼットって難しい役なんだなぁと改めて感じました。
たかが2演目だというのに、もう落ち着きすぎている感じ。
藤岡マリが華奢なせいもあるとは思うのですが、何だか
腰の据わった雰囲気をかもし出していて、ちょっと嫌。
コゼットには初々しさが欲しいなと思ってしまうと、
今回、受け付けるのは既に知念ちゃんだけの状態(泣)

対して新人さん2人は、初日と思うと十分だったかも。
佐藤テナの声は、聞こえるギリギリラインのボリューム。
多分、歌詞を知らなきゃ聞き取れない部分もあったかも。
でも、強面に加えて人を仕切り慣れた貫禄や強さがあって
♪襲撃 の場面とか、おっいいじゃん!と思わせられる。
ただ、♪下水道は、ちょっとおちゃらけすぎ?
もう少し素直に凄みを出してくれた方が嬉しいかなぁ。
あと、ジョリを放り出した瞬間のゴン!って音には
びっくりした。岡田雄一さん、大丈夫だったかな?

岸アンジョ!いや〜出てきた瞬間 感動した!
かっこいいよぉぉぉ(泣)いやホント、泣きそうだったってば。
何が嬉しかったって、赤いタイだったりするかもですが。
背が高く目立つってだけじゃなく、赤いタイは目立つ。
また、さすが戦隊出身、レッドは最高に似合う。
そしてまた当然、ポーズの一つ一つが決まる。
何だか頼りがいもあって、思想をきちんと理解して
リーダーシップを取ってくれそうで、今アンジョを思い出す。

でも、ABCカフェで長く出始めると、少し?マークも。
止まったポーズは決まるけれど、動きが美しくない。
どう演技したいのか意図を掴みかねる ぽやっとした動き。
せっかくの凛々しい表情や声が、動きでマイナスされてしまう。
遠いと表情が見えにくいせいもあって、動きが中途半端だと
決断力の鈍い優柔不断な人間に見えてしまって強さがない。
ずっと裸眼で見ていて、時々むぅ〜っと苛立ちが募ってくると
オペラグラスを持ち上げて表情と声のアンジョらしさに感動し、
そしてまた、しばらく我慢して動きごと見るのの繰り返し。
あ、あと、「撃て!」が短く愛想ないのも個人的には減点。

もったいないなぁ、ホントに。微妙なラインなのに。
♪ワンデイモアのアンジョに感動したのも久しぶりなのに。
レミコン初見の時は皆で「あらいぐまアンジョ」と言ってた。
ぽやぽや可愛くて、丸っこくて愛嬌のある演技だった。
それが、名古屋で観た時は凛々しかったと、すごい評判。
どっちに転ぶか?今、ライン上なんだろうなという感じ。
裁判長で、首にかける長い襟が台の前に出ていたり、
いきなり「レ〜ッド、燃える魂〜」と歌っちゃったりとか、
ボケが多かったことや、とにかくバリケードの上り下りが
トロくさいこととか考えて、まだ絶賛はできないかな〜。
カリスマ性という点で、東山アンジョの方が完全に好み。
グランテールに優しすぎるのも、あまり好みじゃないし。
でも、今月4回のうち3回を岸アンジョにしたのは正解。
1か月の伸びが楽しみです。


2005年03月31日(木) 『レ・ミゼラブル』駒田楽

現在時刻2005/04/02 11:43、岸初日のため帝劇にいます。
が、駒田楽の感想もまだ書いてないんです。書きたいんです。
というわけで、時間の許すかぎり携帯で感想書き。当然、
尻切れトンボ&てにをは不明の日本語になると思うので
心の広〜い方のみお読みください。

『レ・ミゼラブル』3/31ソワレ

良かったです。久々に素直に泣けたし。
今の私には、最低限、バルとコゼとマリが必要なんだと実感。
前回観た時には不安定で不幸そうだった知念コゼが、
素直で愛らしく初恋に怯えときめく初々しいお嬢さんてした。
岡田マリは変わらず、愛されることを知って育った印象で、
品のある素直さと、つい人を微笑ませる優しさがある。
つい、見守りたくなる二人の後ろに、難しいことを考えず
やはり素直に単純素朴、わかりやすい山口バルジャン。
神様の愛が司教様を通してバルジャンに、そして子らへと
つながっていく喜びを久々に感じて泣いていました。


もうタイムリミット!
駒田さんの楽に行ったの久々で、あんな涙の駒田さんうれしかったです。

==============================

現在時刻、2005/04/02 22:05。
実質15分。携帯で書いた割には、よく頑張ったと思うべきかな?
一番大切なことは全部書いてあるから、追加も必要ないくらいだし。
でも一応、思いつくままに忘れたくない感想他を書き留めます。
それを書き終わったら、今度は今日の感想。
やばいなぁ、26日のこと忘れそう(^^;

<場所>帝国劇場B-43
<出演>
  山口、綜馬、ANZA、マルシア、知念、岡田、駒田、森、東山
  局田、森本芽衣、戎怜菜
  伊藤、横田、岡田、角川、中右、宮腰、阿部、岸、萬谷、森、小暮
  三木、高島、香山、田島、荒木、村井、井上、今泉


山口バルジャンが好きでした。
でも実は幕間に「歌いすぎてない?」と友人に言われました。
あー、そう感じる人もいるかと思ったけれど、血の半分以上が
山口ファン化しつつある私にとっては、「今日はノれるぞ!」で。
♪独白 の途中、メロディーを無視して台詞様で叫ぶところも、
叫びすぎず違和感なく音楽と溶け合ったなと頭の隅で思っていたり。
2幕になると、それに加えて気持ちもノった印象が強くなった。
同じ友人に終演後、「1幕と2幕全然違ったね」と言われたけれど、
それは全然分からず。多分、追求しても分からなかったろうなぁ。
でも、とにかく今日は、「試行錯誤する山口祐一郎」ではなく、
バルジャンを観たぞ〜!って感じが嬉しかったです。

対する綜馬さんは、まだ試行錯誤中なのかなぁ・・・。
観る度にきれい度が上がっていっているようで行き先不明。
結局、現時点では3ジャベとも文句はないけど嬉しくもない感じ。
ひどく悪くはないんだけれど、私の心が震えないんですよね。
先日まで好きだったANZAエポ、玲奈エポの後で観たら、
何だか可愛すぎて、普通の女の子だなぁと、ちょっと不満。
でも、切なさはやっぱりエポsの中で一番かな。

岡田マリウスには、ひたすら恋しました。
何だかこの人のマリウスを観ていると、初恋している
エポニーヌたちを「かわいいねぇ」と観るのではなく、
自分自身の感覚が「女の子」に戻ってしまう気がします。
ただ、その時マリウスが対している相手に感情移入するので
便利なことに、片思い気分も愛されて両思い気分も味わえる。
特にプリュメ街では、ベンチに腰掛けたコゼットの脇にひざまづく
マリの視線から真っ直ぐ先の席だったので、ドキドキ気分↑。
エピローグに入ってからはバルジャン視線に切り替わって、
最後は「愛する息子よ」モードで終了できて、レミゼ大満足。
しかし、やっぱり彼は中締めの日までおボケさんでしたね。
プリュメ街、柵越えた直後、おととっとよろめいて走りすぎ。
回る盆から落ちてる間に、コゼットが回って近づきすぎて、
慌てて柵近くまで戻ってるって、どうなんでしょうねぇ(笑)

それと、幸せ話を一つだけ。お花もらっちゃいました♪
目前に来てくれたのに1個目はうんと上手側に投げられたので、
次、目が合った瞬間、つい、お願いポーズから手のひら開いて
欲しいよ〜!光線を出してしまったら、投げてくれました。
ちょこっと見せびらかし写真、久々に載せちゃいます。
飲みに行って3時間も持ち歩いた後なのでクタッてるけれど、
水切りして花瓶に挿したら、ちゃんと今はきれいに咲いてます。

岡田マリの2個目のお花


後はカーテンコールネタ。順不同。駒田さんの挨拶は、
「18年前に初演を観て、いつか宿屋になりたいと思っていました。
途中で仕立て屋になって宿屋になり、明日から床屋になります!」
それから、オケや照明さん、床山さん、衣装さん、警備の人、楽屋の
おばさんたち・・・と、あらゆる関係者を並べて、最後にお客さんに、
ありがとうございましたと感謝の言葉を述べてくれました。
涙で目がウルウル状態で、声もしっかり涙声。

(以下のパラグラフ、メール頂いて順番訂正済。02:02)
次が、岸さんと よしつぐ君、他2人のアンサンブルさんに
騎馬戦されて登場。その次は祐一郎さんと手をつないで
下手から上手へ舞台横切り。(岡さんでやってるやつ)
その次が、下水道の蓋を開けて登場、だったかな?
マイク入ってなくて声は聞こえなかったけど、祐一郎さんに向かって、
「すごい走ってきて大変だったの!」という感じで訴えていて。
袖から地下までって、どれくらい距離あるのか知らないけれど、
結構、息あがってた。そんなことやろうと考えちゃう駒田さんに、
そんなんしんどいに決まってるのに何故やるかなぁと、
思わず苦笑しつつ、また大好きになったりしていて。
最後はやっぱり、山口さんにホイホイと押し付ける仕種で消え、
静かに山口さんがお辞儀→何歩か背後に移動×2回をした後、
柱の影からこっそりもう一度お辞儀、で終了。

「本日の公演はこれで終了しました」が流れた後、
帰り支度をしていたら、舞台奥からクラッカーの音と拍手、歓声。
それが、贔屓目かもしれないけど本当に楽しげな盛り上がり声で。
駒田さん、ホントに好かれてるんだなーって思ったら嬉しくて、
思わず客席に残っていた人たちと一緒に拍手しちゃいました。
この舞台、「座長」と言われる人は祐一郎さんだと思うけれど、
あの人って、非常に真面目に自己制御しているだけに、
ペースを乱すような人との関わり方は苦手そうなイメージがある。
人は好きでも、自分のテリトリー以上には近づけないというか。
皆とワイワイ親睦を深める類の座長っぷりは望めない座長なのが、
03レミのバラバラ加減にも関わっているかなと思っていただけに、
村井様にも少し通じるような、人と関わるのが好きなオヤジっぷりが
多少なりとレミにいい風をもたらしたんだといいなと思ったりしていました。


2005年03月30日(水) 『デモクラシー』(My楽。3回目)

前日のレミゼ感想下書き、やはり消してしまっていました。
でもすみません、勝手ながら、日付を進めたいと思います。
明日明後日、タイミングが合えば続きを書きます。
どんどん記憶が抜け落ちていくのが不安な年頃で(苦笑)

・・・というか、この日付で一番言いたいことと言えば、
W杯二次予選、対バーレーンでのダメダメっぷりですが。
あれだけ攻めてるのに得点にならないのは何のせい?
相変わらず、スピード感のない退屈な時間帯が多すぎるし。
DFは頑張ってると思うんですけどね、「やる気あるん!?」
って言いたくなるようなFWさん、多くありません?
アウェーで観客の雰囲気に引きずられないのはいいけれど、
ホームの勢いで運を引き寄せられないのも、どうなのよ?
まあ、どんな勝ち方でも勝ち点3が取れたには違いない。
ダメダメでも勝てるのは、実はラッキーってことなのか?(苦笑)


『デモクラシー』

<場所>銀座セゾン劇場、2列5番
<出演>
ヴィリー・ブラント鹿賀丈史、ギュンター・ギョーム:市村正親
アルノ・クレッチマン:今井朋彦、ホルスト・エームケ:近藤芳正
ヘルベルト・ヴェーナー:藤木孝、ヘルムート・シュミット:三浦浩一
ウルリッヒ・バウハウス:小林正寛、ハンス=ゲンシャー:加藤満
ギュンター・ノラウ:温水洋一、ラインハルト・ヴィルケ:石川禅


遅刻。仕事が長引いたけれど、5分遅れぐらいで
着きそうで、運が良ければ開演には間に合う!と
地下鉄の中でカバンの中チェックしたらチケットがない。
座席番号も、だいたいの場所しか覚えていない。
連れに電話しようにも駅に着いたのは既に開演時刻、
さすがに電話はできない。万一つながっても困るし。

入り口で泣きついたところ、チケットを取った
ファンクラブと取ってくれた友人の名前で、
必死で調べてくださり、30分回った頃入れました。
すみません、本当に有り難うございます。
それまでは、劇場ロビーでスピーカーからの
小さな音を必死で聞いて記憶を引っ張り出していて。

でも、良かったです。何が何って、3度目にしてようやく、
ヴィリーにハートマーク飛ばしながら見られたってこと。
もう、「生涯唯一、鹿賀丈史をかっこいいと思ったのは、
『三文オペラ』だった」と言えなくなってしまいました。
2列目の上、隣が大の鹿賀ファンの美人のお嬢さんで、
ガンガン悩殺視線が飛んできたせいもあるかもですが、
遊説先でホームから見下ろしてくるヴィリーを、
思わず、熱い視線で見上げたりしちゃいましたから。

ヴィリーに つい目を惹かれてしまうのは、
もちろん、鹿賀さん自身の変化だけではなく、
周りの人々の態度の変化も大きいんだろうと思う。
全員が、理由はどうあれ、ヴィリーの態度を見つめ続けて、
彼を中心に動く、ある種の団結ができてきたのが強い。
一緒にツアーまで回って来た事実が大きいんだろうなぁ。
クワドラプルキャストでは考えられないような速さで、
一つの舞台を作り上げる集中力が強まっていたと思う。

後は、個々の上手さかなぁ、やっぱり。
自分のキャラクターや、互いの関係性が定まっていれば、
各々の力量で魅力を伸ばしていけて、どれも個性的でいい。
前回はアルノばかりを目で追いがちだったけれど、今回は
エームケとヘルベルトおじさんが、やたらいい味だったな。
気になったのは、禅さんが少し全体から浮いている印象と、
温水さんが、早口キャラにしても早口すぎて、台詞を
きちんと聞かせられていないと感じる部分があったくらい。

しかし、やっといい舞台になったのに。
なのに、私は今回が最後の観劇だったりする。
この舞台は、東京がトライアウトかあ。
大阪の人が、相当 羨ましいです。好きな舞台だったよ、これ。


2005年03月26日(土) 『レ・ミゼラブル』(別所・今)


以下は、3/30に書いてから出かけた感想です。
が、しっかり書いたつもりが途中までで消えていたことに
今ごろ(3/31朝)になって気づいて慌てています。
下書きが見つかりしだい再アップしますが、
消してしまったような気もするのが不安・・・。
ここまでで消えてしまうと何も分かりませんが、
内容的には、「久々にマリウスに恋してるぞ
モードで観られました。岡田マリウスが好きだー!
やっぱり玲奈エポ好きだー!」でした。


帝国劇場、K-14番、18時開演
<出演>
別所・今・笹本・マルシア・剱持・岡田・駒田・森・東山
大久保祥太郎ガブ・蛭薙ちびコゼ・春山ちびエポ
阿部グラン・齋藤クール・SINGOジョリ・角川コンブ
清野フイイ・高野レーグル・若泉バベ・岸ブリジョン
山名プルベ、森モンパ・小暮クラクスー
桑原買い入れ屋・石川マテロット・鈴木ファクトリーガール
史ジベロット・荒木マダム・村井少年1・浦壁少年2
亜久里かつら屋


1幕頭、ひどい目に遭いました。
2列前にいた母親と子供2人の親子連れ、
片方が多分、うちの甥っこと同じくらいだから、
2歳前後と思われる女の子。開演当初から泣いてる。
暗い、怖い、嫌だと泣く子を脇の下に抱え込み、
母親らしき人はずーーっと観劇。子供がとうとう、
腋の下からすり出て大声になったのはファンテの死。
帝劇の人が駆けつけて、やっと子供は外に出られて。

泣き声はB席の友人にも聞こえていたという事実で
分かってもらえるかと思いますが、はっきり言って、
それまでは何を観ていたか全然記憶にありません。
舞台の声なんて聞こえないですもん。
まだ小さい声だった♪夢やぶれて の時は、
マルシアさんが歌詞を何度か間違えていたのが
聞き取れたけれど、この状況じゃね、と諦めモード。
マルシアファンテは、自分にとっては初めて、
好きだと思えるファンテーヌだけに、とても残念です。

そんなこんなで、舞台オープニングで
気持ちに入りそびれたせいかは分かりませんが、
この回、ものすごく初期の頃の感覚を味わえました。
「マリウス&ジャベールしか目に入らないぞ」モード。
そういえばレミゼを観始めたばかりの頃の私って、
石川マリメイン、後は村井ジャベのために通ってました。
10年後パリまでは、おやすみタイム。体力を蓄える。

それが、いつ頃からか滝田パパに惚れてしまってからは、
同じマリウスを見るのも「マリウスLove」モードではなく
「これは、コゼットを愛し、コゼットに愛される男」
という感覚になっていました。滝田パパがレミを去っても、
祐一郎バルの温かみに、別所バルの強さに、
その気持ちを引き継いで観続けてきたはずなのに。

今日、別所バルジャンがうっとおしかったんです。
後期の高橋ファンテを見るような、段取り的印象。
ここがこうだから


2005年03月24日(木) 『涙の温度』(谷原章介版)

原作・監修:秋元康
演出:秋元康、釜紹人
作:「フジテレビヤングシナリオ大賞」受賞者
場所:studio DREAM MAKER、J列8番(下手寄り)

谷原さんのファンである友人から、
「チケットあるけど行かない?」と声をかけられて。
その時点では、山本君もやるはずだった舞台だし
少し気になるかなぐらいの気持ちでOKしました。
「すらりと背の高い美形」というのは、好みの範疇に
ないのですが、「美声を聞きに行かない?」という
誘い文句には、ちょっと惹かれるものもあったし。
しかし、当日行ってみれば、休憩込み2時間半。
はい?朗読劇だよね??と、早くも後悔気分。

でもごめんなさい、良かったです。特に2本目。
確か『桜の足跡』というタイトルで、親子の話。
「足りないものは工夫と努力で補え」という
ポリシーを持ったトラック野郎が主人公。
髪全体を隠すような感じで頭に手ぬぐいを巻いて
Tシャツ姿で、ちょっと そこらの兄ちゃん雰囲気。

息子が生まれた瞬間に「この子は俺にとって
完全だ!」と思ったから、「完太」と名づけた父。
「桜の足跡」というのは、入学式に仕事で九州にいて、
参加できなかった父がその夜に再び行った入学式のこと。
入学式といえば、桜吹雪。九州ではもう咲いていた桜を
土産に持ち帰り、枝と花びらを息子の上で振って歩く。
ランドセルを背負った完太の後ろにできた桜の道。
けれど、次にそれが語られるのは、事故に遭って
切断した息子の足の鮮やかな切り口の色として。

自分のせいで事故に遭ったと苦しんだ父と、
自分はもう完全ではないと苦しんだ息子が、
最後に二人三脚の練習をしつつ終わるのですが、
とにかく、息子への過も不足もない愛情の語りが温かくて、
息子が生まれた時(思いきり冒頭)から既にウルウル目。
少し長じれば完太は「お父さんはすごい!」と信じ愛し、
こんな父を世界中に自慢したくて、そんな父にとって
自分が「完全」だと言ってもらえることが誇らしくて。
そんな完太に感情移入してしまった自分も やっぱり、
最後はボロボロ泣きながら話を聞くことになって。

1話『花火』の、自分の生き方を悩む広告営業マンが
10年前に別れた彼女と約束の地で再会する話も、、
3話『キンテツが死んだ』の、社会のスピードに乗って
歩けなかった友人の話も、割合に飽きずに聞けました。
でも、自分が傍観者的な立場でいるよりも、どっぷりと
情に浸かっている話の方が絶対にいいと感じたのは、
彼のことを、整った姿の印象からか冷ために感じていた
私としては、なかなか意外で素敵な感想。
今度、人間味あふれるヒューマンなドラマなんぞも
見てみたいなと思った瞬間、そういえばつい最近、
人間関係どろどろドラマをやっていたなと思い出しました。
友人に散々薦められてはいたけれど、嫁姑ドラマは
嫌いだから、見なかったのよー。今さらながら後悔。

どうでもいい追記。
1話と2話の間の谷原さんのお着替えタイムと、
休憩後3話が始まる前の時間帯に、見知らぬ2人が現れ
藤井フミヤの『TRUE LOVE』と何だったかを歌ってました。
別に好きな雰囲気の人たちでもなかったんですが、
実は彼ら、エイブルのCMで♪ネットで探せるエイブルと
歌っていた人たちだったらしいです。なんか・・・、
CMの方が上手に感じたのは気のせいだろうか(^^;


2005年03月23日(水) 『レ・ミゼラブル』ソワレ

<場所>帝国劇場E-13番
<出演>
 別所哲也、岡幸二郎、坂本真綾、井料瑠美
 剱持たまき、藤岡正明、駒田一、森公美子、東山義久
 局田奈都子、蛭薙ありさ、春山椋

 伊藤俊彦グラン、横田大明クール、岡田雄一ジョリ、
 上條コウコンブ、中右貴久フイイ、宮腰裕明レーグル、
 阿部よしつぐバベ、原慎一郎ブリジョン、萬谷法英プルベール
 森隆二モンパルナス、小暮清貴クラクスー
 三木麻衣子 買い入れ屋、高島みほマテロット、
 香山ゆきファクトリーガール、田島麻子ジベロット、
 荒木里佳マダム、村井麻友美 少年1、
 井上喜代子 少年2、今泉りえ かつら屋


お初は藤岡マリウス。
声はいい。マリウス声で見事に音程もあって伸びもある。
うん、期待できるかも、と思った後の記憶がほとんどない。
「♪カフェソング」ですら、オケピに声担当がいるのかと
疑ってしまうくらい、舞台上に存在感がなかった。

演技が上手いとか下手とか以前に、マリウスがいない。
声は確かに聞こえているけれど、マリウスとしての
感情やドラマは見事なまでに含まれていないので、
ミュージカルの歌ではない。逆に音ズレなどの、
不愉快な部分も全くないので、古典的な室内楽を
聞いているような、行儀のいい心地よい音ではある。
その意味じゃ、見事。ただ、悪いことは言わないから、
環境音楽を目指した方がいいよと思ってしまう感じ。

そんなわけで、マリウスが存在しなかったので、
『レ・ミゼラブル』という舞台が成立しませんでした。
期待の別所-岡だったけど、何だか2人のバランス変だし。
しかも、剱持コゼットがクレア・デーンズ並みに生意気。
ちっともパパを愛してくれない姿は、純名コゼを思い出す。
新司教様は不安定な歌声で、最初からレミの世界には
入りそびれたのですが、最後まで今一つなままでした。
ちょっと救われたのは、真綾エポと東山アンジョかな。
上條@工場長は貫禄があって好きですが、最後の
「出て行けーーっっ!」のプライドない感じの叫び方は嫌。
そして、コンブになると老けた感じが似合わないですね。
こんなに回数観ているのに、学生たちの区別が未だに
ついてこないのは、やっぱり短縮版の弊害なんだろうな・・・。



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