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今日の私
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2004年08月28日(土) ♪足が臭いんだ

朝起きたら、この歌詞が頭の中を回ってた(^^;
金曜日、引きずっていく人が見つかったので、
急遽、2時過ぎに電話してチケット取って、
『I Love You 愛の果ては?』2連日観劇。
ちょっとぐらい後遺症が出るかもと思ったけど、
それが何もこの歌詞でなくてもという気も。

大体、戸井さんの あの場面の男は嫌いよー!
うじうじぐじぐじ、話したいことがあるなら話せ!
お見合いで、店1つメニュー1つ決められない男に
イライラしてつい「じゃあこの店にしません?」
「そろそろ店員さん呼びますね」と仕切りまくって
速攻で断られた記憶なんぞがよみがえってくる。
でも、それが開き直って♪足が臭いんだ とか
歌ってるところは、ぐじぐじ君よりは好きだし、
好きな方のイメージに入ってるってことなのかな?

・・・ということで2連日観劇だったのですが、
G列下手からで、少し落ち着いて見られました。
この距離から観てると「あーやっぱり戸井さん、
ダンスはこの中でだんとつに下手だなぁ」とか
粗も見えるし、場面ごとに好き嫌いも理解できて、
「どうしよう、戸井さんかっこいいドキドキ」
なんてアホウな感想にならないですんだし。ホッ。

それでもやっぱり、この舞台は好き。
笑いまくる合間に、ズキズキグサグサくるけれど。
独身・彼氏いない歴数年・30代の身にはちと辛い。
自分を少しでもきれいに見せようと、ドキドキ
しながら準備したのって、どれくらい昔の話?
子供たちの話しかしない友人に、ただ うんざり
していられたのも、もう少し若かった頃のような。
戸井さん演じる男性に対しての台詞ではあるけど、
♪「今年で幾つ、大人にはいつなるの?」なんてのも、
ごめんなさいぃぃと、実家に謝りたくなる気分。

男慣れせずこの年になって、いまさら恋なんて
したら困るからと、ちょっといいなと思う人にも
「仕事相手」「なじみの店の店員さん」「役者」
「通りすがり」などとレッテルを貼ることで
「男」と認識しないようになった、ここ数年。
独り暮らしも長いし、今さら誰かと暮らすなんて
無理、結婚なんて論外よ〜と笑っている自分にも
♪「永遠の愛を誓いますか?では、自由とお別れ」
なんて歌われて結婚から逃げ出そうとする男女が、
♪「でも一緒にいたい」と思い直す歌を突きつけて、
単にあんたには相手がいないだけ〜と言ってくるし。

2幕最後の方で、長年連れ添った相手の、
頭にタオルを巻いて くつろいだガウン姿を見つつ
♪「永遠の愛はないというけれど、それじゃなぜ
自分は今でもこんなに彼女が愛しい」と歌う戸井さん、
互いに連れ合いを亡くし、残りの人生をともにする
相手を見つけながらも、でも、長年すごした人の
墓に眠りたいと歌う慈英さんに絵麻緒さん。
誰かと過ごすことの重さ大きさを感じさせられる。

「男」なんて人種は忘れてたはずなんだけどな。
ついでに自分が「女」だってことも忘れてた。
人類の半分は「男」なのねぇ。ちょっとビックリ。
でも男といえば、若くても57歳なんて職場にいて、
8割が女性という「観劇おたく」人生に、時間の
ほとんどを費やしてる生活じゃ、この舞台が
終ったら、あっという間にまた忘れちゃうのかな。

後悔していないといえる人生?う〜ん、とりあえず、
97年レミで出会ってから今まで、こんな舞台を
見せてくれるまでに見事に成長した戸井さんを
追ってきた7年は後悔してないと言える。それには
感謝してますが。<そのまとめは間違いと思うが(^^;


2004年08月26日(木) 『I Love You 愛の果ては?』(初日)

先に言っておきますが、この文章は、
どう足掻いても、まともな感想にはなりません。
ちょっと、目がくらんじゃってるんで。
とても寛大な人だけ、どうぞ読んでくださいませ。


『I Love You 愛の果ては?』(初日)

<出演>絵麻緒ゆう、川平慈英、堀内敬子、戸井勝海
<時間>19時開演、1幕60分(休憩15分)2幕60分
<座席>Z列7番(3列目下手ブロック)

この舞台の戸井さんが好きです。
戸井さんが良いから惚れてるのか、惚れちゃうから
戸井さんが良く見えてしまうのか、ちょっとその辺の
判断が難しくなる類の舞台なのが、不安で嫌だけど。
あーでも、ちょっと理性なくして溺れたい感じも。

いや、同じような感覚は、2年目のマリウスの後期にも
感じたんですけど。でも、マリウスという役柄の場合、
「パーフェクトなマリウス」と私が感じるものは、
私にとって男としては特に魅力的でないのに対して、
今回の舞台では「パーフェクト」と感じること自体、
そう感じる人の異性に対する好みと、とても近い
だろう辺りが、ちょっと微妙な問題だったりもする。

なぜって、若くても年老いても情けなくても何でも、
とにかく「いろんな男女のミュージカル」に相応しく、
いつも必ず「男」として存在しているから。同時に、
「こんなに自然に、コメディに存在できる人に
なったんだ!」というファンとしての幸せもあるし、
いろんな気分わやくちゃで、何が一番の理由か
全然分からないけど、やたら惚れまくってる。

いや舞台全体としても、慈英さんが ますます濃く、
敬子ちゃんが ますます年齢不詳に可愛く、
絵麻緒さんが「女性らしく」かっこよくなって。
前回、後一歩弾けきってないと感じた戸井さんと
絵麻緒さんが、「男として」「女として」魅力的な
存在になった事で、より素敵な舞台になったと思う。

それに加えて個人的に、前回公演の時点では
まだ「赤ちゃん」だった甥っ子が1歳を超えて
歩き、人間らしく言葉なんぞを話し始めたことで、
こういう話に対する感覚が変わった面もあるらしく。
先日、子供が生まれたばかりの家に遊びに行って、
3時間近く子供の話ばかりしてこられたこととか
思い返して、寛大になったなぁと感慨深かったりも。
私自身は、2幕頭の「マイナス面もいろいろあるけど、
それでも一緒にいたい」と結婚できる相手に出会った
人たちを、羨ましく思う状態のままなのですが、
それでも観るたび変わって感じる舞台だなという
面白みも、再演だからこその感想なんだけど。

問題は、観る側がバランスを崩しそうで困るだけ。
基本的に私は舞台を、頭で観るのに慣れてるのに。
バランス良く感情移入して、まずはテーマを読む。
最初っから「ショー系です」とか言われる舞台なら、
ただ楽しんだり、かっこいい人に惚れこんだりして、
「あー楽しかった♪」で帰ってきてもいいんだけど、
こういう舞台で誰か1人に無性に引きずられると、
しかもそこに、好みの男っぽさを感じたりすると、
どうやって観ていいか、バランスが崩れてすごく困る。
困るけど、引っかき回されて嬉しいような気もする。

幸い、上演期間の短い舞台だし、10日間ぐらい、
溺れてみるのもいいかなと思いつつ、やっぱり困ってます。
ただいま、私と同じ日に観に行って、幕間で「批評」し、
どこかに感情とともに流されていってしまいそうな私を
引き止めてくれる人、募集中です。よろしくm(_ _)m


<8/27 08:50追加>
一晩寝て起きて思うこと。
「いろんな男と女の関係の物語」なんだから、
出てくる人に「男として」「女として」惹かれるのは
きちんとテーマを自然に表現している いい舞台であり、
私がそれを受け止められてるっていう事なのよね?
戸井さんしか目に入らないわけじゃなく、ちゃんと
慈英さんも敬子ちゃんも絵麻緒さんも好きな役がある。
それならきっと問題はないはず。よし。動揺終わり。
・・・というかこれって、上の文章のまとめね。


2004年08月24日(火) Jey。

常時10数匹はいる実家の猫の、トップ。享年18歳。
昼休みに携帯を見たら、母から連絡が入っていました。
先週末の時点で、もう、あと1週間はもたないだろうと
聞いていたけれど、本当にそうだった。

結構 長い間、自分と人間だけで暮らしていたので、
人語を解するだけでなく、表情もとても人間的だった。
「3日で忘れる」と言われる猫にあるまじきことだけれど、
いったん、家族の中で私が「一番下」と把握してしまうと、
年に数回しか帰らないというのに、私を絶対に忘れず、
「覚えてるか?俺が上だぞ」と言わんばかりの態度で、
帰省するたび必ず、私の視線より上から殴りに来た。

絶対、撫でさせてくれなかった。手を出すと叩かれた。
母には自分からすり寄り、他の人の手でもゴロゴロと
のどを鳴らすくせに、私には かわいげがなかった。
友人を連れて帰省した時、家に入ってすぐに自分の
部屋に入って私が着替えていた間は、友人の手に
おとなしく撫でられていたのに、私が友人に話し掛けた
とたん、フーッ!と怒って、その手から逃れた。

そんなJeyだけど、ここしばらくは、
帰っても、おとなしく私に撫でられてくれていた。
のどを鳴らしてはしてくれなかったけれど触らせてくれた。
だから、私にとってのJeyの感触といえば、本当に
小さい頃、ミルクを飲ませたりしていた頃の記憶か、
痩せて、骨がはっきり分かる背中だけだったりする。
本当に触らせてくれるのか、嫌じゃないかなと、
恐る恐る手を伸ばしては撫でさせてもらっていたけれど、
今となっては、その記憶があることが有難い。ありがとう。

「亡くなった」という感じではないし「死んだ」は悲しすぎる。
どう言えばいい気持ちなんだろうと悩んでしばし、
すっと受け入れられたはずの母からのメールを見た。
「逝きました」と書かれていた。ああ、納得。
「先にいった」んだよね。きっと、そこで待っててくれる。
後からいったら、また偉そうにひっぱたいてくれるかなぁ。
ちょっと楽しみかもしれないや。


2004年08月23日(月) 夏の終わり

目が覚めたら寒かった。秋の風と泣きだしそうな空。
最高気温予定は24度。つい先日までの最低気温。
ああ、山南さんが死んじゃったから、後は冬へと
転がり落ちるだけなんだなと自然に思った。
史実としてはどうだったのかなんて知らないけど、
私にとってはそれくらい、彼の存在は大きかったらしい。

だからって、昨日のエンディングで泣いてた2人は
どうかと思いますけど。歳が泣いて近藤が受け止めたら、
ものすごーく三谷さんの株が上がったんだけどなぁ。
甲子太郎に対してのセリフも、感情任せで苛つかず、
できるかぎり気持ちを抑えて「あなたには関わりない」と
言ってほしかった。山南さんとかの気持ちに気付けない
鈍感さについては、それが三谷近藤だと思えるけど、
器が小さいのは、どうにも時々、辛い。誠実さだけでも
十分についていくに値すると思ってくれるのは、
山南さんだけだったのかも、という気もする。

引っ張り出してきた七分袖を着て電車に乗った。
渋谷駅で、甲子園の各校応援ポスターを剥がしていた。
本当に、夏が終わったんだなぁと思った。私にとって、
夏のオリンピックは体操とマラソンぐらいなので、
そちらの意味でも、9割方終わってしまっているし。

でもなぁ・・・。
いつもなら、夏の終わりはSMAPコンサートで感じるのに。
11月末、みぞれ降る中コート着ての野外コンサートでも
そんな中、舞台上の彼らがタンクトップ1枚でやってれば、
それがツアーの最終日であるなら、そこが夏の終わり。
なのに今年ってば、まだ、いつ始まるかの連絡すらない。
今年、本当にあるの?連絡まだ?寂しい。

あ、追加。今年の夏の帝劇は、
「夏!」って感じじゃないのでこういう意識の範囲外。
燃えて盛り上がるって感じの舞台じゃないもんな。
何となく、昨日の舞台で結構 満足しちゃったし、
もう終わってもいいかも?モード。いや、とりあえず
本命の戸井さんが出てくる前に終われないけど、
彼は今週から別の舞台だし(苦笑)


2004年08月22日(日) いろいろ泣いた日。

<舞台>
最初は『ミス・サイゴン』マチネ。
(別所・知念・石井・坂元・石川・泉見・足立)
都合で1幕しか観られない友人から譲り受けて
B席センターで2幕頭の♪ブイドイから観劇。
もう、知念キムの張り詰めた感情にやられました。
2幕からだけのせいかな?前回もの足りなかった、
必死さが「私が倒れたら終わり」という印象で
すごく伝わって、エレンとの歌がボロボロ泣けた。

いや、クリスとのラブラブ場面を観てないせいか、
最後に自殺した場面で「自分が死んだからって、
タムがアメリカに連れて行ってもらえない可能性は
考えなかったのかな?」と思ってしまいましたが。
アメリカさんを、そこまで信用してるようには
見えなかったのは、きっと1幕観てないせいよね。

<甲子園>
そして、駒大苫小牧、優勝おめでと〜!
マチネ後に友人連中とおしゃべりしてから、
ソワレに向けて帝劇に向かう途中、ニュース発見。
北方向には白河の関すら越えたことがなかった
真紅の優勝旗が、いきなり津軽海峡を渡るなんて。
例年、北海道代表といえば、やはり暑さに弱くて、
夏の甲子園では一回戦敗退が基本だったのに。
長年の苦労を思い出して、思わずホロリ。

<舞台その2>
『ミス・サイゴン』ソワレ。A列34番。
(筧・新妻・井上・坂元・石川・泉見・平澤・畠山)
初見で気に入ったANZAエレンのはずが、彼女はまだ
事故で療養中のため、マチソワ同じ石川エレン。
彼女も表情は貼り付いたままだけど、声の揺れが
治まっていたので、今日は気にせず普通に見られて。
ただ、新妻キムの基本が、頼りなさげで悲しそうな
「おぼこ」娘なので、ちょっと成長したぐらいじゃ
2幕でも弱くて、エレンと出会う場面は特に泣けず。

ソワレで涙腺に来たのは、初見の筧エンジニア。
どうしようもなく余裕がなくて、いつもいつも
何かしら こずるい事をしている姿が妙にリアル。
以前に私が旅行した時、言葉は通じてるようなのに
質問に真っ直ぐ返事が帰ってこず、誰でもまず必ず、
自分の都合をまくしたてられてしまう国があった。
その不快な記憶が甦ってきてしまったエンジニア。

多分、クリスがベトナムに来て、誰もが嘘ばかりで
何を信じていいか分からない世界だと思ったのも
こういう人間と多く関わったせいだろうと感じるし
ジョンの「お前、評判悪いぜ」もえらく納得できる。
それなのに、観ているうちに彼にひきずられてきた。
どんな事をしても這い上がろうという熱がすごい。
そして、その男の♪アメリカンドリーム、泣けた。

「ヤンキーは俺の兄弟」という部分を聞いてから、
彼は変わらないのに、感じるものが何か変わった。
ジョンやクリスにナチュラルに見下ろされて、
それが違和感のなかった男が、ヤンキーに見える。
何をしても成り上がるぜといった したたかさや
子供っぽいもので単純に喜んでしまう無邪気さは
全く変わらない。でもそれがアメリカ人に見える。

彼と一緒になって華やかなアメリカにドキドキして、
それが消えたとき、本当に悲しくなった。
一瞬前と何も変わらないのに、それでも確かに、
可能性が閉ざされているベトナム人のエンジニア。
好きになれるはずのない最低の男なんだけれど、
最低であることを選んだ彼の強さに私なんかが
安易に泣いたりしちゃいけないと感じたんだけれど、
でも、奥歯かみしめて、多分そんな「社会」に
ムカムカしながら、何もできない自分が悔しくて
涙なんか浮かべてしまった。ごめん。

見事なまでにアメリカ人な井上クリスや
坂健ジョンとの組み合わせだったから余計に、
辛かったのかもなという気がしました。
容赦なく、生まれた国の運不運を感じさせられた。
ここに、ほとんど怒っているかのような知念キムが
入ると、更に容赦ない話になるのかもなという気が。
相変わらず私には蚊帳の外でしかないキムの物語が、
少しでも理解できるなら、その組み合わせ見てみたい。

<『新選組!』>
帰宅して、BSで『新選組!』。
「さあ泣いてくれ!」「涙腺の大掃除だ!」という
回になることは最初から分かりきっていたけれど、
素直に三谷さんの手に乗って、思い切り泣きました。
先週の予告で、総司の馬の前にゆっくりと現れた
山南さんの1シーンだけで泣きそうになってたのに、
今週泣かなきゃ『新選組!』見てきた意味なし。

最後まで45分間、寝転がらずに見たのは久しぶり。
思わず正座してしまったのは、多分、新見の死以来。
私の、山南敬助という人に対する最初の印象は、
歳さんとほぼ同じような「いけすかない奴」だった。
それだけに、数年後の今、山南さんを好きな皆の行動、
そして、対する山南さんの笑顔の全てが、とにかく泣けた。
この「笑顔」が、最初は無性に腹立っていたはずなのに、
いつの間にこんなにこの人を好きになっていたのだろう。

今日は慎吾も良かった。ぐっさんはやっぱりダメだけど。
久々の源さんの優しさも染みた。はあ・・・。


2004年08月18日(水) LIVE ACT『himself』by中川晃教、楽日。

これを書いているのは翌日の19日だけれど、
せっかく当日に知ったし、18日付けの日記を
書いていることだし、書いてしまおうかな〜と思うこと。

西野誠さん、お誕生日おめでとうございます〜♪

現在は、『ミス・サイゴン』に出演中。つ組。
いや、『Godspell』以降、気になっている人なのです。
でも地元・名古屋での出演が多いので、実はその後、
1本しか見ていないし、まだサイゴンでの出演個所も
全然把握していないという状況の方だったりしますが。
でもほら、こういうのってやっぱり、タイミングだし、
ちょっと、「おめでとう」したかったので。


LIVE ACT『himself』

<場所>アートスフィアK列42番
<出演>
中川晃教:ハムレット、吉野圭吾:レアティーズ、
安藤希:オフィーリア、新納慎也:ローゼンクランツ
小野妃香里:ギルデンスターン&影の女
中川賢:ホレイショー、速水けんたろう:ポローニアス
香坂千晶:ガートルード、瑳川哲朗:王&クローディアス
ダンサーズ:大橋てつじ、後藤大、KAJI、坂元宏旬

まあ、役名を見れば分かるかと思いますが、
これは一応『ハムレット』です。あっきーの歌を散りばめた
LIVEでありつつも、その歌で『ハムレット』を綴っていく。
「LIVE ACT」。その発想自体は、面白いなと思いました。
でも、出来自体はどうだったかと言われると「?」かも。

最も思ったのは、せっかく『himself』というタイトルなんだし、
ハムレットの一人称ばかりにすれば良かったのにって事。
オフィーリアは、先に観に行った友人から「人形みたい」
という感想をもらっていたのですが、それが良かったと思う。
あっきー(中川ハムレットという感じじゃないです)が、歌う。
時々ちらちらと、ほぼ立ちんぼのオフィーリアを見ながらも、
基本的には正面を向いて、LIVE形式のラブソング。
相手はほとんど台詞なし、演技なし(できないっぽいけど)。
全編そうすれば、良かったんじゃないかという気が。

どうしてって、中途半端に周りの人の感情とか、
状況説明が入ると、矛盾点が気になってきてしまうから。
ローゼンクランツ&ギルデンスターンや、レアティーズ兄妹は、
割と類型的なイメージのまま理解できなくなかったのですが、
前王が生きていた時代、ハムレットと本当に仲良さげだった
叔父(その時代から始まった)が、どういう意図でもって、兄を
殺したのかも、ふと魔が差しただけのようにも計画的なもの
だったようにも見えて、定まらないまま終わってしまったし、
母の部屋に訪れた時も「叔父を遠ざけなさい」ではなく、
逆に「叔父を自分の床に誘え、怒らせろ」と言ったりとか、
意図的に変えている部分の解釈も理解不能だったし、
何がどうなってるのやら?と悩んでしまった点も多々で。

だから、素直に歌を見せてくれれば良かったのになと。
昔々にTM Network『CAROL』なる、ミュージカルっぽい形態の
コンサートをやったことがあるけれど、それぐらい徹底して、
あっきー主役!あっきーの視点のみ!にしてくれれば、
もっと楽しんで観られたかなという思います。もしかすると、
周りの人たちも、あっきー並に歌えれば、多少の物語の
違和感には目をつぶって楽しめたかもしれないけれど、
やっぱり相当つらい歌声の圭吾君や、もっと歌えるのに
曲調が合わないのか、ものすごく下手っぴーな瑳川さん、
一応 歌えてはいるけれど退屈な、小野&香坂さん、
というメンバーじゃ、デュエットしてても邪魔な感じでした。

「一番楽しいのはカーテンコール」。
友人から聞いていたとおりの感想だったのは残念。
でも、踊る圭吾君は、歌う あっきーとタイ張る華やかさだし、
ホレイショー役の中川君も演技はともかく踊りはすごいので、
あっきーが歌い、ロズギルとレアティーズ、ホレイショーが
ガンガン踊るなんていう、留学時代を思い出す場面は、
とても印象に残りました。ショーを見てる楽しさという感じ。
「尼寺へ行け!」や、叔父が祈るところに後ろから近づく
場面なんかは、歌詞がハマっていて、観ていて楽しかったし。
いや、叔父とのデュエットはすごーく いけてなかったけれど。

想像してたくらい面白かったです。
というか、観ながら「私なら、ここを削ってあそこを足して・・」と、
すっかり演出家気分になれて、そんな面でも面白かった(笑)
練り直した再演があったら、もう一度観てみたいと思いました。
何はともかくも、あっきーの歌が聞けるだけでも嬉しいし♪


2004年08月17日(火) ほとんどネタなし日記。

今、久々にまとまって雨が降っています。
日曜日で連続真夏日がストップしたばかりなのに、
なんかいきなり涼しくなってきて、変な感じ。
寒いの苦手だし、個人的にはもう少しの間、
暑いままでいてくれてもいいんだけどなぁ。
あんまり気持ちよく寝られちゃったものだから、
体操日本復活の金も見逃しちゃったじゃないか。
2時半には起きてちゃんと見るつもりだったのに。
夏のオリンピックはそんなに盛り上がらないけれど、
体操は結構 好き。金メダル、おめでとうです(*^^*)

「禅フランツ」で検索して、ここにたどり着く方、
結構多いみたいなんですけど「フ○ッシュ×イ」での
検索履歴では、最初にすごいものが出てきてました。
「...南雲京四郎. フランツ・ハイネル. 大友ジョウジ...
木戸亜沙斗. 柳沢光成. 雷禅. むくろ. 黄泉. 修羅...」
「髪の色を真っ金々に抜いて、短く切って立てまくり、
フォーミュラーカーを運転する石川禅」とか「シシィに
一目惚れ♪馬には乗れるかい?とか歌ってる雷禅」が
頭の中を駆け抜けていきました。ああビックリした。

『新選組!』日曜日に一応見たんだけど細切れ。
8時からの地上波は、見ようとTVのある部屋に
移動してきたら、外からドンドンという音が聞こえて。
どうやら花火が上がってるらしく、つい、惹かれて
見えるかなぁ?とかベランダとか出ているうちに
結果的に、後半ほとんど見そびれてしまった。

例年なら、3階の部屋からは見えない花火だけど、
マンションの改修工事のために周りに組まれた
足場を登っていったら、結構 よく見える高さで。
7月頭からずっと、昼間は窓が開けられないし
不便だらけの中、初めて工事に感謝したかも。
東南の方角、結構遠いけど、どこの花火だろ?

ただ、何しろ工事用の足場、結構「骨組み」。
降りようと暗い中、下を見たらちょっとクラクラ。
「あ、もうすぐBS始まるー、降りなきゃ」と
思ってから、降り切るまでには時間を要し、
BSは後半しか見られないという中途半端さ。
それでも、ようやく今年2度目の花火を、
結構しっかり見られたし、悔いはないぞ。

もちろん、手作業で録るはずだったビデオも
録れてるわけないし『新選組!』は再放送待ち。
でも、屯所に帰ってきた近藤さんに対して、
最後の進言をする山南さんとか、ひでちゃんに
決意を語る総司とか、ウルウルする場面は多々。

最後に「思うように生きてください」と言った
山南さん。計算などを考えずに容保様に進言して
佐々木様に怒られてしまっている「変わらない」
近藤の姿を見たことで、いろいろ間違ったけれど、
それでも、この人についてきて悔いのない人生だったと
思ってくれればいいなぁと、思ってしまいました。
進むべき道としては竜馬の方に共感しながらも、
それでも最後まで近藤を見ていてくれた山南さん。
ある意味 私は、土方に対してより感謝してます。
ありがとう。本当に。



面白かったり共感したら、押して下さい。
ランキングに反映され、かずきが やる気を出します。

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