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今日の私
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2004年07月14日(水) 阿佐スパ『真昼のビッチ』

<出演>高橋由美子、馬渕英里何、千葉雅子、高田聖子、
  渡辺いっけい、橋本じゅん、中山祐一朗、伊達暁、
  小林高鹿、玉置孝匡、富岡晃一郎、吉本菜穂子、前田悟

なんか薄かったな。
途中で長いなぁと思って、座り直しちゃったし。
それって、アプルの椅子が悪いだけじゃないと思う。
「幸せだと不幸になるのが怖い。だから、先に自分から
不幸を選んでいれば安心していられる。でもそうすると
今度は幸せがいつか来るかもしれないことが怖くなって、
それを意図的に遠ざけることで安心しようとする」って
主人公なんだよね。そして、それにつきあってる妹さん。
話としては、いつもどおり よく出来ていると思うし、
珍しいほど女性をたくさん書き込んでると思うんだけど、
なにかどこかで、感情移入させてくれなかったみたい。

いいんだけどさ。面白くなくはないんだけどさ。
だけど、阿佐スパのいつものグイグイと人を引き込む
ストーリーの強さみたいなものは皆無だったと思う。
その上 女性が主体だったから、じゅんさんの役なんて
すごくぞんざいに扱われてしまったみたいだったし。
これが、長塚圭史がメジャー化した結果だというなら、
そんなの、私はちっとも嬉しくないし要らないと思った。

9/22:とても納得した評を見つけたので追加。


2004年07月11日(日) 脱落。

今、42nd street帰りで渋谷文化村前のファーストフードにいます。
もう眠くて眠くて体調劣悪のところに、またしても体力要る舞台、
劇場出てきて坂を降りる気力がなくて座り込んでしまっていて。
昨日はレミコンをマチソワ、特にソワレは観終えて友人と
「今、死んでもいいと思った!」と声を合わせたほどのもので。
つい盛り上がって、数年ぶりに出待ち、終電近くまで飲み。
今朝まだ疲れが残り気分も牽テ劇のまま無理したのがたたったみたい。

早く帰って昨日今日の感想を書かないと「新選組!」が
始まっちゃうとは思うけど、貧血気味かクラクラして動けないし、
ここでもう少し休んで、帰ってから昨日の感想書いたら寝ます。
隣で今日の撮影話なんかしてる人もいるし正直気にはなるけど、
リアルタイム大河、脱落。イギリスGPもパス。休みを重視。

42nd streetは、実は大好きな作品で楽しみだっただけに残念。
逆に、これなら無条件で目が覚めるかもとも考えたけど甘かった。
♪We're in the Moneyで眠気で気が遠くなるなんてありえない!
でもそんな状態にあってもで、ジュリアン役のRon Smithの歌は、
毎回、確実に目を覚まさせてくれた。もちろん最初から
♪Lullaby of Broadwayはすごく好きだけど泣くほどじゃないし、
♪42nd Streetは最後の彼のソロで初めて心まで届いた感じ。
他も良かったとは思うんだけど、2列目端なんて席もあって、
パワーがダイレクトに受け取れなかったのがとても残念でした。

さて。飲んだ水分と糖分が少し効いてきたようだし立って帰ります〜。
それにしても異常なほど眠いわ。なんでだろ…。


2004年07月10日(土) ありがとう、ありがとう、そしてさようなら禅マリウス。

いや〜、ちょっと間違ったタイトルですが。
ソワレは禅マリだけでなく全員に有難うを感じたのですが、
でも、タイトルのつもりで芸劇に足を踏み入れたのだし、
マチソワ通じて考えた場合には、タイトルに偽りなしだし。
ちなみにソワレは、最初にキャスト表を見た時から、
ミューおた(ミュージカルおたく)による、ミューおたの
ための回だと確信、絶対参加するつもりで取った席で。
もちろん、中央通路後ろセンターブロック席ですから、
♪この家の主 では駒田さんとハイタッチしたよ〜ん(^^)


※マチネ・13:00〜、M-12
  山口祐一郎、今拓哉、坂本真綾、井料瑠美、
  剱持たまき、石川禅、三遊亭亜郎、峰さを理、坂元健児

<感想>
マチネは駄目でした。いや、禅マリは良かったんだけど。
あまりの表現力に、他の人から浮き上がってしまって、
彼一人が人間、周りは関節の少ない おもちゃみたいで。
ただ、祐一郎さんは「そうか、もしかしなくても この人、
旧レミ経験者だわ」と思い出させる存在感が見られたし、
剱持さんは本公演時より さらに落ち着いたお嬢様感と
安定した歌声が不思議な存在感をかもし出していたかな。
祐一郎さん、1幕は♪独白などでアップの「笑顔」映像が
散見されて、やはり映像は辛いなと悲しかったけれど、
2幕は相変わらず神々しくて○。

でも坂健なんて、もともと棒立ち気味の役者さんだけに、
吊るされたマリオネットみたいで苦笑しちゃう可愛さだし、
エポも、初日が嘘のように声は出てたけど存在感はなし。
今さんは、モードがアンジョなのか歌い上げだけだし、
井料さんの酔いそうなビブラートには磨きがかかってた。
下手サブセンターのセンター寄り通路際という、
障害物なく すかーっと視界が開けた良席だっただけに、
この文句は、座席のせいじゃないと思います。


※ソワレ・17:00〜、K-14
  石井一孝、岡幸二郎、笹本玲奈、マルシア、
  河野由佳、石川禅、駒田一、瀬戸内美八、留守晃

<感想>
対するソワレ。すっごく良かった。
いや、個々の出来だけなら、もっといい日もあったけど、
何というか、文句なくバランスがいい。1つの作品になってる。
キャスト編成を見た時点で、東宝ミュージカルおたくの
ための回だなぁととても思ったけれど、それが大当たり。

ある意味、鹿賀-村井と似たものを感じたと言えるかな?
長年一緒にやってきた同士だから分かる、相手の呼吸。
自分の演技でいっぱいいっぱいじゃなく、全員で1つの
何かを作り上げようという真剣な意識と愛情が感じられる。
利益追求のため、なるべく長期公演で客を集めるよう、
無闇やたらと1つの役へのキャストを増やした状態じゃ、
練習不足すぎて、もう望めないだろう幸せ感かも。

あと、ミュージカル畑、しかも、四季と関わりないところで
育ってきた役者さんが ほとんどだったのも大きいかも。
全部カタカナに聞こえるような類じゃない滑舌の良さで、
歌詞の意味をきちんと表現してくれる、しかも通る歌声。
音楽の良さを活かして、複数が同時に歌っていても自然に、
一番聴かせたいであろう歌詞が一番響かせられるのは、
相手の意図が無意識に読めているということも強いけど、
基本的に、歌唱力(当然、含む演技力)がある人たちだから。
美声だけなら歌わずしゃべれ、大声だけならコンテストに出ろ、
滑舌がいいだけなら珠算の読み上げでもやってろって。
かすれ声の外国語でも、何かを伝えられるのが「歌」だもん。
それができるのがミュージカル役者じゃないの?

まぁでもホントのところ、コンサートだから「祭り」で、
個々の演技の完成度よりバランスに重点を置いて観てたから
気にならなかっただけという部分も、多いんでしょうけど。
♪Heartful of Loveで、♪「いつも」と右手を上げて待つ間、
既にコゼットの腰に回されてる禅マリの左手の意味は何だとか、
石井バルは本公演よりもはるかに若々しく、元気だったとか、
岡ジャベの♪自殺、♪「たどる道もなーーーーーーーーい」は、
一体、どんな高さの橋から落ちてるんだよと突っ込みたいとか、
駒テナ、客席走って帰ってきて「今日は間に合ったぞ!」って、
それはテナルディエの言葉ですかぁ〜?って言いたいなとか。

それらを「でもいいんだ、突っ込むのも楽しいし」と
言い切っちゃって楽しめるのは、コンサートだからで。
でも、新生になってからしばらくレミゼでは感じたことのない、
舞台上の一体感が、確かにこの回には存在していたと思う。
カーテンコールでも、うろうろと端っこへ行く一孝バルジャンに
何かと思ったら、留守アンジョに追い返されてるみたいだし、
一孝&岡が、この回が最後の、禅さんと照れる玲奈ちゃんを
中央に押し出してご挨拶、玲奈ちゃんが逃げちゃった後は、
背の高〜い2人に囲まれて、左右見て背伸びする禅ちゃん、
負けじと背伸びして上から見下ろすいじめっ子岡ちゃん、
必死で飛び跳ねてみる禅ちゃんと、仲良さげな場面炸裂。
石井・岡・禅・留守で肩組んでる場面とか、幸せだらけ。
赤版&青版アンジョの握手ってのもあったな〜。

そういえば、お初だった人にはひと言。
お初は留守アンジョだけだったけど、甘くないのが好み。
マリウスもグランも特別扱いしてないのが、一途っぽくて。
思想に全てを捧げる純粋さが、アンジョルラスのイメージ。
この人相手だから余計に、禅マリのウェットさが止められて
スタンドマイクだから以上に、いいマリウスだったのかも。
でも今回のレミコンで、再び禅マリの♪エブリデイが
観られたのは、最高に幸せでした。本公演当時に一番
語り合った場面。生き残った自分への怒りが強いマリウス。
今回、削られて短くなっていたのに、それでも、コゼットと
生きていこうと思うまでの感情の変化が納得されて、
このマリウスに惚れたんだなと思い返されました。

とにかく、ホントに良かった。
レミコン残りチケ、本気で売り飛ばそうかと言い合いつつ、
ひと言だけでも役者さんにお礼が言いたいと久々に出待ち、
そして、いっぱい飲んで飲んで語って、帰った。
久々のレミ気分。幸せ(*^^*)


2004年07月06日(火) 『MIDSUMMER CAROL〜ガマ王子vsザリガニ魔人』

トップの90000hits、有難うございました〜!
作った当初は、カウンターを4桁にしようか5桁に
しようか悩んだなんて、今となっては懐かしい記憶。
基本的に無精者の私が、ここまで続けていられるのは、
ひとえに、読んでくれる方々がいらっしゃるから。
そうやって励まされて書き続けた感想群を、一番何度も
繰り返し読み楽しんでいるのは、実は私かもしれないと
思うにつけ、読んで下さる方の有難さが身に染みます。

ただ、自分が読み返すのなら記憶に頼れるけれど、
その感想を読む人にも伝わるように書くことは大切。
公式サイトなどで、ざっとあらすじを把握していれば
観ていなくても雰囲気が伝わるよう努力はしています。
メルマガから始まって、未だに地方在住の方からの
メールが多いこのHPにおいて、それができなければ、
読むのを投げ出してしまうだろう方が多いでしょうから。
その点は忘れずに、書き続けていきたいと思います。
いつも本当に、有難うございます。


『MIDSUMMER CAROL〜ガマ王子vsザリガニ魔人』

<時所>7/5(月)19:00〜、パルコ劇場K-22
<幕>1幕65分(15分)2幕75分
<作>後藤ひろひと、<演出>G2
<出演>
大貫(大会社の初代元社長):木場勝己
パコ(少女・入院患者):加藤みづき、
浅野(医者):山崎一、光岡(看護士):長谷川京子
雅美(看護士、浩一の妻):瀬戸カトリーヌ、
・以下、入院患者
浩一(大貫の甥)&浩二(その息子):小松和重、
室町(子役上がりの俳優):伊藤英明、
木之元(主婦):犬山イヌコ、滝田(消防士):片桐仁、
竜門寺(暴力団員):山内圭哉、堀米:後藤ひろひと
<パンフレット>¥1,800-


最大の感想は、「期待したものと違った」。
『人間風車』『ダブリンの鐘つきカビ人間』に続いて
同じスタッフで、まるで3部作のような売り方だから、
当然、ちょっとブラックな童話的なものを想像してた。
「この世界を本当に、良かった良かったと言える?」と、
悩ませてくれるような、太い棘を持ったファンタジー。
でも何だか普通に「いい話」で、とても肩透かし。
「肩透かし」という大きな不満を抱えていてもなお、
少し泣かせてくれたので、最初から「いい話」として
考えれば、よく出来た作品だったのかもと思いますが。
こういう感想って、作り手側にすれば理不尽だろうなぁ。

あと思うのは、配役のバランスが悪いなってこと。
入院患者たちが わちゃわちゃと動き回ることで
大貫たち一家とは対照的な普通の温かさが出て、
いい雰囲気をかもし出していたと思います。でも、
中では大きな泣かせどころだった看護士と役者の話を
演じる2人が下手すぎてインパクトなかっただけに、
患者たちのキャラの立ち方が邪魔に感じられてしまった。
大筋とは絡まない患者たちのエピソード一つ一つが、
何か大きく意味がありそうに見えて気になってしまう。

子役上がりの俳優と看護士の絡みは場面も多く、
素直に泣かせてくれるいい話だったと思います。
でも「いい話なのに勿体ない」が、すごく大きな感想。
本来、存在感の順位は大貫&パコ>室町&光岡>患者たち
でなければならないはずが、真ん中が弱すぎるから変。
できれば長谷川&伊藤は、この舞台から退場していただき、
イヌコさんや山内さんたちに演ってもらいたかったくらい。
ただ、伊藤英明に関しては、最後の開き直ったオカマが、
無性に似合っていたので、それだけは残したいかな(笑)

大貫&パコに関しては、文句なし。
「自分の名前を、くだらない他人どもが覚えている
という、それだけでも腹が立つ」という大貫に対して、
一晩寝ると、すべての記憶が消えてしまう病気のパコ。
事故で亡くなった母親からの誕生日プレゼントの絵本を
毎朝、枕元に見つけて「今日が誕生日」と思う少女。
彼らが透明感のある演技で織り上げた物語が主題。

実際のとこ、大貫の悩み自体は「男って大変ねぇ」
レベルで、私にとっては大したことのないものだったし、
「これだから、仕事生きがいの男ってヤツはろくでもない」
的な思いを感じなかったわけではないけれど、真剣に
悩んだ末に癒される彼の姿は、とても良かったと思う。
また、大貫とパコの話をそこだけで終わらせず、
語り継ぐ人の話で包んだ構造にしたのも良かった。
考えると、いろいろ良かったとは思うんだけれど、
もう一度観ようと思わないのは、やはりキャスティングが
大きいのと、単純に好みの問題なのかなぁ・・・?


2004年07月05日(月) いきなり今日の日記。

じゅんさんのBS出演も、レミコン初日も、
昨日の『新選組!』も感想書いてないというのに、
どの面下げて今日の日付で日記書いてるんだって
感じなのですが、気づいてしまったので一言だけ。

いや、もうすぐ、うちのトップページが
90,000hitsになりそうなので。多分今夜ぐらい。
パクさんが月ドラで働いてる最中くらいかな。
もう2日ばかり後かなと思っていたのですが、
レミコンの禅さん効果で検索で来る方が増えて、
一気に加速されたらしく、嬉しく申し訳ない悲鳴。

日記は気づいたら100,000hits超えてたのですが、
これって最初のうちはリロードで数を稼げたから
あまり当てにならないものじゃないかなと。
いや、それも嬉しいし とても有難いんですが、
トップだと、もっともっと嬉しいのです。
なので、もしも気づいた方がいらしたら、
ちょぉっとひそかに連絡してくださると
更に嬉しいかなーなんて思ったりしまして。

何も出ないですけどね。はい。
万一、ごく最近、禅さんのファンになられた方で
希望者でいらっしゃれば、『メトロに乗って』の
パンフはお分けできます。数冊手元にありますので。
後は・・・観てるはずなのに書いてない感想文を
私に書かせる権利ぐらいなら差し上げられますが、
そんなのほとんど全く意味がないですね(^^;何にせよ、
メールでも掲示板でも、ご連絡お待ちしてますです。

あ、この日記は多分そのうち、消えます。


2004年07月02日(金) レ・ミゼラブルコンサート初日

<出演>
今井清隆、鹿賀丈史、坂本真綾、岩崎宏美、
河野由佳、石川禅、駒田一、森公美子、岡幸二郎

楽しかった。
もーーっと欲求不満になるかと思ってたけど、
岡アンジョと禅マリウスで満足できちゃったらしい。
特に禅マリウスは、美化されているはずの記憶より
更に上を行っていたと思う。以前どおり情にあふれ、
かつ、抑えも利いて。泣いてたけど、自分の感情に
流されてはいなかった。抑えた分、こちらが流された。
確かに見た目の年はとってしまっているけれど、
それでも尚、今の石川禅でマリウスが全編観たいと
そう思わせてくれたのは、すごいことだと思う。

でも最初のうちは「こんなもんか」と退屈してました。
鹿賀さんは予想どおり鹿賀さんで、ジャベじゃないし、
今井さんも予想どおり存在が消えきって薄すぎだし、
2階から見ているアンサンブルは、誰が誰やらで、
しかも地味で、「歌ってるねぇ」って感想しかない。
岩崎ファンテは相変わらずパンチが効いてたけど、
後もう一歩声の伸びが足りず、ちょっと不満な感じ。

そんな退屈な時間を癒してくれたのは、
前方の椅子に並んで座るプリンシパルたち。
足を揃えてきっちり手を引き寄せ、好青年っぽく
座る出番待ちの禅マリウスが水を飲む姿とか、
ちょっと足を投げ出し気味に座る駒田テナが、
足を組んだり隣の妻と話したり、ごそごそする姿、
そんなものや後ろに映される過去の映像を見つつ
何となく時間が流れていったりして。

目が覚めたのは、♪この家の主でした。
客席に駆け下りて走り回るテナルディエ!
「そうか!これってコンサートだったんだ!」って、
この時思いきり勘違いから目が覚めた。それまでは、
普通にレミゼを観る気分で観てたのが、変わった。

レミゼで舞台に参加したいとは、あまり思わない私は、
普段なら結婚式ですら手拍子したくないのですが、
この時は、わぁ!って一緒に手拍子して、幸せ。
舞台上にいる禅さんや岡さんたちも、8割くらい
役柄を捨てちゃって、思い切り笑顔で手拍子。
そういえば、これってば、レミゼ好きの人たちの
お祭ってものだったんだと今さら気付いたりして。

その後も少し退屈になりかけたりもしたけれど、
アンジョルラスが登場してしまえばこっちのもの。
さすがに、パアッと舞台上に花が咲いた明るさ。
もちろん当時より年はとったものの、華は抜群。
「美青年」と言われることに自信を持っている人の
文句あっか!という力と輝きで惹きつけられ、
それをいや増す歌声で、ぼうっとしてなどいられない。

加えて、上手さと抑えを覚えた演技力で若さを観せる
禅マリウス、2幕になって断然良くなった鹿賀ジャベ。
バリケードから後はもう、コンサートの楽しさを
残しつつも、しっかりレミゼを見せてもらった気分で。
♪カフェソング、♪自殺。もう一度 会いたいなぁ!

帝劇登場最後の頃に見せた力はどこへやら、
弱弱しい かすれた歌声だけだった真綾エポや
存在感は薄いままに音程まで崩れてしまった
今井さんは非常に残念でしたが、2幕は良かった。
歌だけでも、いい人はやはりいい!と、ある意味
当たり前のことに感動しつつ帰ってこられました。


2004年06月30日(水) D☆D Special『Wonder Dream』初日

ガーン。お昼休み、眠くてぼ〜っとしてたら、
「この人 知ってる?舞台の人?」という声。
顔を上げてテレホンショッキングを見てみたら、
なんと、井上芳雄じゃないですか!うそぉぉ。
次は松たか子を呼んだから、明らかにサイゴン
宣伝つながりだけど、タモリだし、ちゃんと
ミュージカルの話をしたかどうかは甚だ疑問。
でも、出たんなら見たかった。気になるもん。

つい思わず「なんで芳雄が出てるの?!」なんて
叫んでしまったので、職場の人には「(村井)国夫」
ともども、私の好きな「芳雄」と覚えられたらしい。
「クニオとヨシオか〜」とか言われて、変な感じ。
何も訂正することもないので放っていますが。
しかし、また日曜日早起きしなくちゃだなぁ。
10時に間に合うように起きるのはできるけど、
いいともだけで午前中がつぶれると困るから、
その前に、いろいろしなくちゃなんだもん・・・。


DIAMOND DOGS Special
〜Wonder Dream〜

<出演>東山義久、大坂俊介、森新吾、
  SHUN(大村俊介)、小寺利光、MITSU:KYOHEI
<場所>博品館劇場 J−8

今年の3月公演を見逃しているので、半年ぶりのD☆D。
その間に創設メンバーが2人いなくなってしまって、
ちょうど今回から、SHUNさんと小寺さんが参加となり。
実は、抜けてしまったうちの島地保武という長身の人、
えらく長い手足を本当にしなやかに動かして踊る姿が
印象的で、前回、東山さんも出てるのに目を惹かれた
場面すらあったので、とてもとても残念なのですが。

新人さんは どんな感じかと思ったら、
2人とも、抜けたメンバー同様やっぱり背が高くて上手。
でも何だか島地さんほど惹かれないのは好みの問題?
特に小寺さんは、可愛らしい顔立ちと雰囲気も気になる。
アイドル系は大坂くんと森くんで、十分なのになー。
踊り担当の5人中3人までが同系統の雰囲気って、
せっかくグループでいる意味が半減するような気が。
そういう見方って失礼とか邪道かもしれないけど、
秋にメジャーデビューという時期ならなおさら、
売り方的なことも考えてほしかったなと思ったり。

こんなふうに思うのは私がD☆Dを東山さん中心に
観ているからかつ、今日が初日だったからかもだけど、
D☆Dというグループにおける東山さんの負担が、
ちょっと大きくなっちゃったかなぁという気がしました。
逆に今回、ソロ自体は少なくなった気がするんだけど。
相変わらず、歯が見える楽しげな笑いは時々見えて、
鍛え抜かれたかっこいい王様ばりの強い踊りの中に
親しみを添えてくれるけど、それも、ちょい少なめ。

でも、大坂くんとペアになることが多かったし、
そんな時は安心して気持ちよく うっとりできたかも。
特に好きだったのは、2幕の♪Bohemian Rhapsody。
東山さんの、細いのに きっちり作り上げられた筋肉が
しなやかに音楽に乗る姿が、本当に きれいだなぁと。
音楽自体好きだし、劇的なライティングも好きだった。
1幕ラストのGERSHWINメドレーもかっこよかった。

新人さんが入ったばかりということの他に、
1幕は前回3月公演の「Temptation」からの
演目がほとんどだったらしいけど、そのせいかなぁ、
舞台としてのまとまりは、イマイチだったと思う。
でも、それこそ今日の三谷さんコラムじゃないけど、
「舞台の感動は完成度じゃない」という面も。
勢いとか、誰かが突出してすごいだけでも心は動く。

安定感がないなぁとか、まとまりが足りないなぁと
左脳的にいろいろ考えながら観てしまっていた割りに、
終われば記憶に残るのは、東山さんの動きの美しさとか
彼と溶け込んで踊っていた大坂くんや森くんの姿かも。
つい、帰宅後に以前の公演DVD観たりしちゃったから、
余計に印象薄めの舞台になってしまったけれど初日だし、
これも、待て次回って感じかな。個人的には。



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