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2004年06月29日(火) 『コントラバス』と、ちょっとWSS

帰宅後、TVをつけたらちょうど『演技者』。
今夜は、この夏に青山劇場で少年隊プレゾンとして
上演されることになった『West Side Story』の特集らしい。
そういえばチケット取りそびれたまま放りっぱなし。
歌穂さんに香寿たつきさんも出るんで気になってるし、
どうしようかなぁと思いつつ番組見てたけど・・・微妙。

配役は出演量の問題か、東山トニー&植草ベルナルド。
つまり、歌えないトニーと踊れないベルナルド。
それは重々承知していたはずなんだけど、その上、
かっちゃんが、ぷくぷくと太ってるとなんて・・・(泣)
確かSS席¥15,000、S席でも¥12,000だったと思う。
この値段、歌穂マリアと香寿アニタのために払うのは
やぶさかでないけど、他が0ですらなくマイナスとなると、
チケット探しにも、熱が入りにくいかなぁ・・・。

そんな時間に帰宅したのは、観劇後歩いてたから。
今日の舞台は、初めて行く音楽ホールでの上演なので、
最寄り駅、最寄り出口を調べ、地図を握り締めて
導かれるままに行ったら、まだ開場前。じゃあ、と、
方向オンチの冒険で、腹ごしらえする店を探したところ
見覚えある場所に。千代田線と小田急線の交わる駅前。
そういえば、さっき降りたのは「代々木公園」でした。
出口が記憶と違っただけで、数年前に何度も通った駅。

懐かしくなって青年座劇場の方に行けば、
高架下に描かれた動物の影絵がブンナの世界だし、
久しぶりに青年座さんの舞台を見たくなってきて。
でも、劇場扉は閉まっていて公演はない模様だし、
ポスターもないし、しばらくここでは公演ないのかな?

そんな訳でなんとなく寂しくなったので、
帰りは私が勝手に「青年座ロード」と決めている
代々木公園〜代々木上原間を歩いて帰ってきました。
帰宅とは反対方向に歩くんだけど、役者さんたちが
稽古帰りにもよく歩くと聞いてから思い入れがあるし。
生真面目な青年座舞台、久々に観たいなぁ。


独り芝居『コントラバス』

出演:西川浩幸、演出:西川信廣
会場:白寿ホール L-10
時間:19時開演、2時間弱

さて、観てきたのは西川浩幸さんの独り芝居。
彼が所属するキャラメルボックスは何度か観たけれど、
唯一惹かれたのが彼なので、単独公演はとても嬉しく。
教えてもらった時点で、行くと即決した舞台なのですが、
途中、眠かったかな・・・。面白いけどちょっと単調。

コントラバス奏者の独り愚痴芝居というのかな?
バスの音が、西洋音楽にとってどれほど重要か、
最初にひとくさり説明した後は、愚痴愚痴愚痴〜。
音楽的な問題とは別の部分で、3弦でなく4弦が主流に
なった楽器なので、クリアでない「騒音」しか出せないとか、
だから、有名な作曲家は誰もソロ曲を作ってくれていず、
あこがれのメゾソプラノ歌手と2人で演奏できないとか、
近くではそれほどの音でなくても、やたら遠くに響くから
防音設備完璧の部屋でもフォルテは出せないとか、
やたら大きく不恰好で、いつも自分を見ているようだとか、
存在感が大きすぎるから、彼女を部屋にも呼べないとか。

その愚痴愚痴を聞いていられるのは、
最初の時点で本当に、コントラバスが入っていない曲を
想像させられて、その重要性を認識してるせいかも。
この舞台、まだ心にはそんなに響かなかったけれど、
左脳的には随分 面白い思いをさせてもらった感じで。

舞台上は1DKかな?水周りだけ別のワンルーム。
そこに実際にコントラバスが置いてある状況を見ると、
まず、彼が邪魔だと言う気持ちが分かってしまう。
時々 実際に流されるレコードからコントラバスを抜いて
想像した曲のバカバカしさに、また存在感が大きくなる。
でも、初めて聴いたコントラバスがメインの曲からは、
「音楽」ではなく、むしろ「騒音」に近い音しか出せない
楽器だという言葉も、事実としてつきつけられる。

そういえば「芸術家としての自分と、
公務員としての自分」なんてものもあったかな。
とにかく、自負と 反対の自嘲や卑下が、今後もずっと
身近にいるコントラバスへの愛情もどきと かぶさって、
西川さんの可愛らしさと重なって、少しは愛しくもあり。
開幕すぐに観たから、テンポが良くなればもっと面白いかも。
最後、弾くのが夢だと言っていたシューベルトの♪ますが
流れる中、コントラバスだけで数本ある壮大なオペラへ
支給された正装で出かける姿が、ちょっと染みました。


2004年06月28日(月) スマスマin パリ

先週のエンディングから「なぜパリ?!」と引っ張って、
いいとも!では、慎吾がフランス国旗に「SMAP×SMAP」と
アレンジした衣装にスカーフ、赤いフレンチ帽で登場。
0泊2日という強行スケジュールしてまでフランスに
行ったって、何でまたと思っていたら こんな理由すか(^^;
マラソンで優勝した吾郎ちゃんの夢が1つ叶う魔法の鍵。
吾郎ちゃんがお願いしたのは、メンバーが僕のため
僕に似合うワインを選んでくれること。そしてそのために、
吾郎ちゃん抜きの4人でパリ旅行となってしまったらしい。

皆すごーい楽しそうなのは嬉しいんだけど、やっぱり、
吾郎ちゃんイジメ企画っぽいのが少し引っかかるかな。
選んでくれたワイン3本全部飲み干されちゃったんだと
知った吾郎が今の心境をまとめて「楽しくて良かったね、
皆、忙しい中パリまで行ってワインを選んでくれて有難う」
って言った時は、ちょっとこっちもウルウルしちゃったし。

一番最後にちゃんとプレゼントもらえたけど、でも多分、
最もパリに行きたかったのって吾郎ちゃんだと思うから。
ガブ飲みした慎吾に対して「なんで一気飲みするの?
あのワインはそのために30年待ってた訳じゃないよ?!」って
言った時は、本気で悲しそうで、慎吾ひどすぎって思った。
でも、そんな目に遭っておきながら、プレゼントもらえて、
「でもおいしい、ホントに。結構感動かも。願いがうまく
叶って、奇跡的にこのワインとめぐり合ったという気は、
ちょっとくさいけど、するかも」って言える吾郎、好きだー。

パリは、懐かしかった。
私自身は、お腹こわして体調ボロボロで観光した町だし、
実は駆け足すぎて そんなに何も見て回れなかったんだけど、
でも、凱旋門にエッフェル塔にノートルダム(工事中だった)に
ちゃんとポン・ヌフで写真撮ったりしてきたところだし。
彼らが使ってた「C'est combien?」とかはまだ覚えてるし。
ポン・ヌフの下を通る遊覧船なんてあるのね。乗りたかった。
そういえばシャンゼリゼって、本当に車線なかったっけ?
そうだったかな?中居と私は見るところが違うらしい。

しかし慎吾。疲れてるところに無茶な旅行して、
しかも久々にメンバーと一緒のロケではしゃいでるのは分かる。
根っからの酒好きだし飲みがストレス解消なのも分かる。
が、トリュフ屋さんでの行動とか、もう、できあがりすぎ。
ホントに顔が相当赤いし、目がトロ〜ンとしてる。ヤバい。
それでも「Vous etes Jollies」がサラッと言えた辺りは
褒めてあげるべき?確かに美人の素敵な店員さんだったし
そういう点は、ちゃっかりしてるってことなのかな?
拓哉の「お前、結構きてるだろう」は結構マジだったよ?
店出てから「もう食べられません!もう飲めません!」とか
叫んでる慎吾に「というより、もう飲ませませんだろ」って
突っ込んでる辺りも、慎吾ファンとして少し恥ずかしかったり。

ま、でも、楽しかった。
エッフェル塔のライトアップは マジできれいだったし、
&Gの曲に合わせて4人で口パクするプロモビデオという、
妙ちきりんなものも、とてもとても楽しげで良かったし。
でも、メリーゴーラウンドに乗ろうって慎吾が提案する時に
素で「5人で」って言ってたとおり、やっぱ5人がいい。
次は5人皆で行ってほしいな。慎吾が泊まれる時期に(苦笑)


2004年06月27日(日) 『新選組!』25話「新選組誕生」

連ドラじゃん!という面白さがあり。
オープニングテロップ前も歴史説明なしでいきなり開始、
話も完全に前回の続きだし、こういう勢いは嬉しいね。
多摩編は大好きだったし、今でも時々 恋しいけど、
毎回、数年単位で話が飛んじゃうから、連ドラとしての
盛り上がりに欠けて、いつ見逃してもいい感じだったし。
いやまぁ、今回の予告で近藤が浪士髷になってたから、
また次回までに半年ぐらい間が開きそうな感じだけど。

最後の作りも好きだったな。
10分近くかけて鴨殺害を暗い場面でギッチリやった後、
明るい場面の中で、葬儀と新しい組の誕生で終わり。
青空に響く近藤の台詞、「それこそが芹沢先生の
御霊への、何よりの供養である!」って、本気だし。
実は裏で暗殺なんてことをしていようとも、あくまでも
理想のために行っていて、一応は健全(苦笑)な思想を
持った若者の集団であることを見せる終わり方。
鴨やお梅の世界は終わり。明るい未来があるはず。

メインは ほんの数時間に起こる話だけど、それぞれの
キャラがとてもよく見えてきて、それも面白かったし。
第1話のオープニング数十分でドキドキした時と
同じような、短時間にギュッと詰め込まれた感覚。
「誰かさんと同じで融通の利かないところがある」と、
永倉はハミゴにされるし、山南は鴨の手下を見逃して、
後ろから襲われ、危ないところを左之に助けられる。

今回は鴨の死だったんだけど、さすがに、脚本的に
とても思い入れて、かっこよく書いてもらってた感じ。
お亡くなりになる回だから当然、三谷脚本の決まりとして、
未来を語り、さあ泣いてくれという部分が入ってくるし。
お梅さんの「これで安心して死ねる」とか、剣を教えて
絵を教えて暮らそう話は、見ながら最終回だなぁと思ってた。
そういえば、あの紅葉は珍しいほどセットらしくなく綺麗だった。
斎藤と話してる辺りは、建物が安っぽいのが目立ったけど、
今回、季節感がずいぶんと出ていたのが嬉しかったな。
最期の瓢箪は、泣き笑いしながら見てたけど、最後は
酒に足をすくわれる鴨ってのが三谷的比喩なのかな?

個人的に、鴨で一番好きだったのは、近藤との場面。
「鬼になれよ、近藤」は、近藤の「俺は鬼になった」ともども、
今回貴重な笑っちゃう場面だったけど(勿論、本当はシリアス)
「一雨来そうだな・・・。おい、もっぺん見せてくれ。
悪くねえな。明日から、この名前で行けよ」が、すごーく好き。
まだまだ甘ちゃん近藤に、最後の優しさだね。おかげで最後、
近藤も心から「それが、何よりの供養である!」と言えたし。
これから全部背負って何もかも決めていかなければならない
近藤。自分は道を間違っただけに、近藤の危なっかしさは、
三谷さん的に「越えなければならぬ最初の壁=親」としての
鴨からの、最後の贈り物だったんだなぁと、ちょっとしんみり。

近藤も今回は良かったと思う。
この場面ももちろんだし、斎藤を止める場面も○。
「芹沢さんは誠忠浪士組に思い入れがあるでしょうし、
私はどうすれば良いかと悩んでいます」に対する答を
受け止めたからこそ、「既に芹沢さんは覚悟を決めている。
今ここで誰かが命を落としてもそれは無駄死にだ」と言えて。
土方に、「お前に浪士組の行く末託した」「心得た」、そして
「総司、敵は強いぞ侮るな」「はい」の2言のテンポも良く。

そういえば、近藤の「芹沢さんは覚悟を決めている」は、
それを見せる場面がちゃんとあったけれど、総司の
「あの人は私が斬らなくちゃいけないんです。芹沢さんは
それを望んでる」に対応する場面は消えちゃったのね。
「俺を斬りに来い」的な鴨の台詞があると聞いてたのに。
「もう1人は誰だ?・・・嬉しいぜ」で済ませたんだろうけど、
もう一声、残しておいてほしかったような気もするな。
ともあれ総司、本当の意味での初「人斬り」。器を投げたり
なんだり、剣豪っぽい感じは全くしなかったけれど、
ある意味、逆にものすごいリアルだなとも思えたかも。

しかし左之助は今回ますます、かっこよかったなー。
いや真っ直ぐ「かっこいい」と表現するには抵抗あるけど、
何をしなくちゃいけないかの判断と対応が、とにかく速いし。
斎藤が立ちはだかった時、急ぎの目的に立ちふさがる
ものは、「仲間」ではなく「障害」だと思い切る速さ。
鴨だけを斬れば良いと考え、後ろから襲われた山南を救い
「戦じゃな・・・、ためらった方が負けなんだよ、先生。」って、
戦いモードに入れない山南の甘さとの大きな差を見せる。
沖田と土方に斬られて倒れた鴨の心臓に、数度 槍を刺し、
確実に絶命させる。これが、戦う者なんだなと思わせる。

この男が、ついていくと決めた相手が、いつも迷い続ける
近藤というのが、彼の本能というか本当に賢いんだと思う。
下手に、局地的判断に優れて 力があるだけに、大局を
読み違って動くと、ある意味非常に危険な人物だから。
でも最近の近藤は、土方の考えに応える際に出てくる
罪悪感などを、「すべては御公儀のため」とすることで
ごまかしてしまいがちな気がして心配なんだよなぁ。
そうやって責任を丸投げする男には、左之のような男は
使いこなせないと思うんだけどな・・・。大丈夫かな?

土方さんは、まだまだ見せ場続行中の感じでした。
「断っておくがこれは単なる仲間同士のいさかいではない。
俺たちの手で新しい浪士組を作る、これはその手始めだ。
これから先、御公儀の恩に報いることができるかどうかは
全てこの一番にかかっている・・・そう思ってくれ」なーんて、
近藤の台詞を丸々取っちゃったような ずるっこさだし。
山南さんは今回は土方との目と目で通じ合うもいいけど、
左之に助けられる直前の、屋外での殺陣がさすがだった。

多分『新選組!』始まって初めての、笑いのない回。
それぞれ皆、彼ららしさを見せて かっこよかった。
前回のようなキーンとはりつめた武士らしさはないけど、
こういう、殺陣の勢いで見るのも時代劇の面白さなのかな。
最初の方の、近藤「そこまでして京に残りたくない」と、
「多摩には返さねえ!皆、お前について来てんだよ!
いまさら 抜けるとは言わせねぇぞ」辺りは辛かったけど、
結構 気持ちよく楽しめた回だったかもです。


2004年06月23日(水) 『新市村座』

『新市村座』

<場所>ル・テアトル銀座 5列8番
<出演>市村正親
<作・演出>高平哲郎
<演目>
1幕:挨拶替り、口上、(座長着替中)、
 音楽講談『噫無情』エポニーヌの巻、西洋奇術、
2幕:芝居仕立人情噺『文七元結』、
 大喜利(御存知十八番『俵星玄馬』)、大団円

楽しかった〜!
笑って泣いて、いっぱい楽しんで、弾む足で帰宅したら
「あー疲れた、おやすみ〜」って機嫌よく寝られる舞台。
舞台の上と下の相互作用でどんどん気持ちの熱が上がって、
まさに生の醍醐味!って感じで幸せすぎ。

何だろう?市村さんの「本気」を、ものすごく感じた。
この方、とても器用なエンターテイナーであるだけに、
彼の舞台では時々、小手先で遊ばれているというか、
余裕の市村さんに遊ばされているように感じる時があった。
そのため、観ている途中で我に返ってしまうこともあったのが、
今回、そんな余裕は全くなかった。今できるすべてのことを
全力でぶつけてこられるから、こっちも全力になる。
そうでなければ受け止められない。感覚と感性、フルに
稼動させてガンガン遊んだら、そりゃ疲れるってもんで。

個人的には、2幕が より好きだったかな。
なぜか知っている話だったのですが、この、どこにも
悪人がいなくて人情に厚い話が、今の市村さんに似合う。
先の話も全部知ってるのに、お久の孝行な思いには泣けるわ、
身投げしようって文七を前に、50両握り締めて悩む左官屋の
江戸っ子魂やら何やらごちゃまぜの思いにも真剣に共感するわ。
この場面なんて「かわいい市村正親」が出ちゃいそうなのに、
そういえば、全くそんなものにはお目にかからなかった。今、
感想を書こうという段になるまで、思い出しもしなかった。
見事にすべての人々を生き生きと演じ分けて泣かされた。

♪御存知十八番『俵星玄馬』は、まさに御存知十八番。
でも、歌のドラマ度がさらにアップしたように感じるのは、
私がその世界の言葉を最近は理解できるようになったからだけ?
確かに私が「ヤマガの陣太鼓」を「山鹿の陣太鼓」と変換できる
ようになったのは今年になってからという事情はあるけれど、
どこでも絵が見えるようになったのは、市村さんの力だと思う。
最後に颯爽とマイクスタンドを槍のように抱えて去る姿に、
気が遠くなるほどかっこいい!と思ったのは、不思議なほど。

ああ、ホントにいいものを観ました。幸せ。ちょっと
「山鹿の陣太鼓」聞いてみたいかも。市村さんの姿から
聞こえてきたのと、どれほど一緒でどれくらい違うかな?
でももしかして、記憶になくても音響さんで入ってたのかも。
今回、和洋折衷太鼓の方の演奏が楽しげで楽しげで、
特に「座長着替中」の時なんて、弟子入りしたくなるくらい、
見惚れてました。またあの人にも会いたいなあ。


2004年06月20日(日) 『新選組!』24回「避けては通れぬ道」+F1ちょっと

まずは数言、F1の話を。
琢磨、3位表彰台おめでとう!!日本人14年ぶり!
もはや早朝とも言いたくなるような午前4時近く、
残り周回も一桁という時に解説の塩原さんが、
「起きてて良かったでしょう、日本の皆さん!」って
叫んだけど、思いっきり強くうん!って思ったよ。

F1では日本人が云々って気持ちがほとんどないけど、
今日のレースで最も面白く注目された人物が日本人で、
3位として表彰台に上がってるのは、やはり嬉しい。
スタート直後から、予選2位のシューミが思いっきり
幅寄せして3位の琢磨を牽制してきた時から燃えた。
この超えげつない走りが、帝王兼悪役のシューマッハ!
シューミに こういう行動をさせる男を待ってたのよ〜。

タイヤのバーストあり、危険なスピンあり、
オイルを撒き散らして火を噴く車ありと荒れまくりで、
セーフティーカーも二度出るというレースだったため、
ピット戦略がまずいHONDAの琢磨は一時順位が後退。
でもおかげで、オーバーテイクしまくる姿が見れたのも眼福。
デビがあまりに簡単に抜かれすぎる姿に涙してしまったり、
パニスを強引に抜いた時に接触して ヒヤリとしたりしたけど、
抑えに上手さを見せたフィジコを抜いた瞬間なんかは感動。
でも何より嬉しかったのは、カメラが追ってくれてる事実。
全世界に流れる映像として琢磨が選ばれてるってことが、
3位という結果でも、いずれそれだけでは済ませない男だと
思われているんだなぁと強く感じられて嬉しかったです。


『新選組!』第24話「避けては通れぬ道」

新見が死んじゃったよー。
今回で死んじゃうってことは承知してたし、
十分に見せ場作ってもらったと思うけど、でも、
ここ数回で気に入っちゃってただけに辛いよ。

鴨をハメる話、どこまで本気で言ってたんだろう?
場合によってはそういう陰謀があると鴨に伝えて、
山南たちをハメる形にもできるよう、どちらにも
転べるように考えてたような気がしてならない。
「お前、腹切れ」と言われたことも尾を引いて
鴨を完全に信じて ついていき続けることもできず、
かと言って、完全に思い切ることもできなくて。
それが、「芹沢」と言い続けていたというのに
「先生!」と呼ぶ声に現れてるようで切なくて。

でもその後の「先生もバカだなー」と言いながら
淡々と切腹の準備をしていく姿にはぞくぞくした。
頭がいいだけに、そして、土方たちの考えそうな
ことは分かるだけに、逃げようとしても人がいるし
逃げられても行く先はないと理解したからだろうけど、
きちんと日常から死を考えていた本物の士と見えた。
常にギリギリの綱渡りを計算して生きてたんだろうな。
「最早此れ迄」という言葉が浮かんだ。冥福を祈る。

しかし、全部どうでも良くて自身で捨ててるくせに
他人に見捨てられることには敏感な鴨の姿も、
新見側から見ると無性に腹立つけれど、あまりに
悲しく寂しいから嫌いきれないんだよなあ・・・。
「早く俺を斬りに来い」と挑発し続けてるくせに
未だに「次は俺だ」って、覚悟決まってないし。
新見に比べりゃ ちいとも武士じゃない野郎だよ。
お前のせいで新見死んだんだぞ、バカやろー。
もちろん、実際に手を下したのは土方&山南だけど。

山南たちも、ここ数回つるんでるのが見てて辛い。
特に今回は、新見に対応するのは山南なんだと、
つくづく思い知らされただけに、迫り来る未来が怖い。
下手に小細工を弄しては自分でそれにハマったり、
人を見捨てきれない甘さが命取りになったりした新見。
脚本にあふれてる予言はいまひとつ気に入ってないけど、
「先に行って待ってる」は山南に対して言われた気分。

ただ少し思うのは、鴨粛清に関しては、「そろそろ」と
感じ始めてから長すぎて少し飽き入ってしまったので、
山南さんの未来に関しては、この怖い嫌な気分が
持続しているうちに、来てほしいかなということ。
こんなに気が合ってる土方&山南コンビは、もっと長く
見ていたいけど、ドラマ的にはそう思ってるうちが華だし。

TV誌で出番が少ないと言ってた近藤、ホントに激少。
1回目に地上波で見た時は、来週以降の特別編予告、
低音での「己の生き方に一片の曇りもない」が、あまりに
かっこよくて、その印象ばかり鮮明になってたかも。
思わず感動してしまっていたけれど、よく考えれば、
「おまんは分かりやすくていいのう!」と、坂本に
褒められたのも、前回までに会津候の信頼を得たのも
すべては本当にその一本の道上にあるんだよね・・・。

話し合いの最中に無言で出て行ってしまうような人に
私ならついていきたいと思わないような気もするけど、
自分がドロドロしていけばしていくほど、そういう
真っ直ぐさに惹かれる人がいるのは分かる気がする。
「会津の人間は敵だ」という人に対して、普通に
「やめましょうよ、そういうの」なんて言えるヤツ、
この世の中にどれほどいただろうかと思うと貴重だし。
亀弥太、かわいかったなぁ。次に会うのは池田屋?(泣)

あとは、深雪太夫が今回割りと良かったな。
今までは黙ってりゃ小顔で綺麗ってだけだったけど、
「そんな時やから足元を固めようとなさってるんじゃ?」
には、近藤と一緒に、ちょっとドキリとさせられた。
源さんも「いい事おっしゃいますな」って同意してたし。
きちんと台詞の存在する意味が取れたのは初めてかも。
源さん、冷静に物事見ていて、厳しいことも言えていい。
土方&山南コンビと結論は同じでも、何かが違って。
同じく、結論が同じでも通る道が全く違う左之も好き。
永倉が何か軽い正論を吐いてる後ろに映ってる左之の、
決して勢いだけで物言ってるんじゃない表情に惚れ直し。

今回やっと、「優香」じゃなく「深雪太夫」として
感じられたのと反対に、永倉に関しては どんどん
「ぐっさん」に見えてきてるのはどうしてだろう。
今日の最初の会議の場面にしたところで、永倉が
表面的な正論を吐く人物なのか、ぐっさんの演技が
軽いせいで、嘘っぽく見えてるだけなのか判断できず。
お梅に粉かけられて胸ピクピクも、必要な場面?

逆に役柄としては気に食わないけど、
演者に感動しっぱなしなのが沖田。今回も、
まさか今の場面だけで押し倒したと分かれって?
って感じの ひどい演出でお梅さんと初Hだったけど、
鴨が帰って来た時の雰囲気があまりにもモロバレ。
ダメだこりゃ、誰が見ても分かるわって態度豹変。
かわいすぎて苦笑してしまう演技はブラボーでした。

そんな感じ。
そうそう、予告での総司「誰にも言わないで」って台詞、
左之のアップの直後に映ったのが気になるんですけど。
まさか左之が最初に病気を知るの?彼みたいなヤツが
そんな隠し事に関わるとなったら、私、絶対、泣く。
でも本気で頼んだ隠し事なら、余計な気遣いで反故にせず
墓場まで持って行ってくれそうな男気を一番感じるのは、
今のとこ左之だもんなぁ。バレるなら最高の相手かも。


2004年06月17日(木) 『音一会』2日目

品川教会グロリアホールH列8番(10列目)
<出演>鈴木綜馬
   他、ピアノ、バイオリン2人、チェロ、ビオラ、バス、
   ドラム、サックス、コーラス4人(リーダーの名はK.D.)
曲目については、前日を参照ください。


こんっっなに違うものかと思いました。
表現が変かもしれないけれど、今日を見てしまうと
昨日のは「初々しかったんだ」という気がすごくする。
ファーストコンサートらしい、好きなものを集めた
手作り感というか、頑張っている姿が見えたような。
それ故に綜馬さんという人を身近にも感じられ、
久々に♪出待ち入り待ち みたいな曲の気分も、
懐かしさだけでなく思い出せたりしたのですが。

転じて今日は、シアターテレビ放映用のカメラが
5台も入ってたこともあるかもですが、「ショー」。
「鈴木綜馬」というプロが、プロデュースしたもので
しっかり魅せてくれたという印象が強い。もちろん、
まだ2日目、トークなどには甘さも残るけれど、
より強く感じられるのは完成に近い安定感。
私が好きになった「鈴木綜馬」に近づいた感じ。

1曲だけ、どうしてもアレンジによる伴奏部分の
和音の変化が不安を掻き立てられて嫌いな
♪元気を出して 以外は、どれもこれも幸せな曲。
でも、今日 最も気持ちが動いた曲が、1幕と2幕の
最後の曲というのは、やはりその状況だからかなぁ?
最後に向かって気持ちがのせられていったから?
それこそ『ピピン』なんて観たことなくストーリーも
知らない、しかも原語という、感情移入するには
三重苦を背負った曲で、感動できたのが不思議。

1日目、曲が始まる前の説明で、
「チャペルにふさわしく」、「戴冠式の場面」の曲だと
言われても分からず「ふ〜ん」でした。でも今日は、
絶対この王様、期待に満ちて神に感謝してるんだ!
なんて、妙な確信とともに王様に共感していました。
背後に立つ十字架と、映された青空が輝いて見える。
幕間、興奮してる自分にどうしたことかと思いました。

2幕最後の♪宝もの なんて、ボロボロ泣いたし。
これはもう、何でだかなんて分からないけど、
とにかく、「嬉しい」気持ちで胸がいっぱいで。
しっかりと「見せる」側として立っている人が
「見る」側の言葉を的確に歌ってくれてるから?
前日には「綜馬さんも私たちと同じ、見る側でもある」
ことが、何となく嬉しかったのに、こうも違うかなぁ。

歌の説明とかは、より分かりやすく的確に
日本語としても正確になっていたのに対して、
♪見上げてごらん夜の星を のアレンジが、
井上君のコンサート関連で急遽変わった話など、
2日目になって消えた話も少しずつあったのは、
より曲の世界に入りやすくする方向から?
ヘロデ王では客席を後ろの方まで来て下さったり、
もしやアンケートから意見を救い上げられた?と
感じる変更点もいくつかあって、嬉しく。

♪宮廷詩人 も、前日に綜馬さんが言われた
ケルトっぽさとまではいかないものの、
私の頭の中に自然に浮かび上がってきた映像は、
昨日感じた中央アジアっぽい砂漠の中ではなく、
デンマーク北部の凍りついた冬から花の咲く春。

昨日も、なんと綜馬様を身近に感じるという
嬉しくももったいないような幸せを感じたけれど、
今日は今日で、さすが鈴木綜馬!という舞台だった。
両日行ってここまで満足できるとは、嬉しい驚きです。
しかし、本当に礼拝されてる十字架を指差して
「お笑いぐさだよ神様だとさ」と歌ってしまうのって、
そして、それを観て盛り上がる一応クリスチャンの私、
本当にあり?(^^;いや、歌ってる綜馬さんの方は、
直後にあれだけのマグダラのマリアを歌えれば、
気持ちを汲み取っていただけてるんだろうけど。


2004年06月16日(水) 鈴木綜馬コンサート『音一会』

品川教会グロリアホールB列19番(4列目)
<出演>鈴木綜馬
   他、ピアノ、バイオリン2人、チェロ、ビオラ、バス、
   ドラム、サックス、コーラス4人(リーダーの名はK.D.)

時間がないので簡単に。

とても幸せな時間でした。開演前には、
「綜馬さんの心の友」と自称する高嶋兄によるご挨拶。
何となく分かるような気も。明らかに男系社会に属する
雰囲気といい、ほがらかさ強さといい、少し似ているし。
彼の挨拶を綜馬さんは気に入ったんだろうなと思ったり。
しばしの後、静かに現れてピアノに座った綜馬さんによる
♪One(コーラスライン)に合わせ、バンドの方々が登場。
ピアニストさんとハイタッチで交代して、歌の始まり。

1曲目こそ、私にはあまり身近でない曲だった上に、
編曲もそう好みでなかったため乗りそびれたけれど、
以降、最近の私的大ヒット、綜馬@ジャックさんを、
綜馬さん自身がお気に入り的発言があり、コーラス
さんたちが現れてノリノリになった時点で心奪われ。
ピノキオのハーモニーもきれいだし、かつて自分が
観た思い出の市村ヘロデを楽しげに演られちゃうし、
ご本人がとても楽しんでいて、しかもそれに私も
共感できてしまう幸せをフルに感じたという印象で。

2幕初めの♪Nella Fantasiaにしても、そう。
「本来なら最後に持って来るべき曲だと思うけれど、
まかり間違って声が枯れた状態で歌うことになったり
でもしたら嫌だから、休憩をはさんで万全の状態の
一発目に持ってきてしまった」との弁。もちろん本人も
言うとおり、構成的にはイマイチかもしれないけど、
その思い入れは、私の思いともほぼ重なるからOK。

♪見上げてごらん夜の星を に関しても、先日、
井上君のコンサートでアカペラで歌われたと知って、
急遽、変えたらしい編曲が少しアップテンポ気味の
明るいもので、私の好みになっていたのもラッキー。
新曲の♪宮廷詩人は、綜馬さんの心象風景?らしく、
さすがに情景が色を含んで浮かんでくる歌詞と歌い方で、
もしや綜馬さんの曲の中で一番かもというほど好み。

さっきから「好み」としか言ってないけれど、本当に
それが一番に感じられた、幸せな時間でした。
簡単ですが、これで。


<曲目>
※1幕
・Hello Young Lovers(王様と私)
・私だけに(エリザベート)
・Whant's The Magic?(チャーリー・ガール)
・星に願いを(ピノキオ)
・ヘロデ王の歌(ジーザス・クライスト=スーパースター)
・I Don't Know How To Love Him(同上)
・Morning Glow(ピピン)
※2幕
・Nella Fantasia
・見上げてごらん夜の星を
・Un Amore Per Sempre
・ありがとう
・宮廷詩人
・元気を出して
・宝もの
※アンコール
・出待ち入り待ち
・Cinema Paradiso
(すみません、この2曲やはり順番逆でした。6/18朝訂正)

・上を向いて歩こう



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