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2004年06月15日(火) 『暗い日曜日』

ル・テアトル銀座、
9列16番(前をつぶしているため6列目)
<出演>
ラズロ・サボー:近藤正臣、イローナ:星奈優里
アンドラーシュ:吉野圭吾、ハンス:増沢望、
店主、画家:安原義人
タイデルバウム教授:戸井田稔、夫人:長内美那子
有馬光貴、スズキマリ、伊東千啓、後藤ひろゆき
三村晃弘、原田篤、大橋てつじ、三根志乃ぶ
坂元宏旬、川口貴弘、中川和泉


映画の舞台化としてはいい方かもしれないけど、
それでもやっぱり、特に1幕は暗転が多かった。
しかも、1つ1つの暗転が長い。「その夜」とか
「数日後」とかの時間の経過を表すのに毎回、
暗転して人が出入りして机を並べ替えたりする。

ハンスが恋に敗れてドイツに戻っていき、
ラズロとイローナとアンドラーシュは三角関係のまま
誰も恋しい相手を失わずに生きていくことを選択する
話が、淡々と進む85分。1幕の最後に暗転した時も、
まだ続くんだろうと何の疑いもなく待っていたら、
突如、リピーターらしき人たちから拍手が起きて、
なんだ終わりだったんだと思っただけだったし。

最初に出てきた時の近藤正臣の厚化粧と
無理な若作りっぷりに衝撃を受けてしまったので、
星奈さんの恋人で、圭吾くんと増沢さんと争うって、
何歳の設定なんだろうと悩んでセリフをたぐったり、
そんな事ばかり考えている1幕でした。
でも相変わらず近藤正臣、セリフかみすぎで、
理解しづらいセリフが多かったのが、結構 残念。

それに比べれば、2幕65分は十分に劇的でした。
はまりきることはできなかったけれど、いい感じ。
イローナに想を得て作られた、アンドラーシュ唯一の
作品♪暗い日曜日は、世界中で人気となり、彼が
ピアノを弾くラズロの店に一層の繁盛をもたらすが、
この曲に関わる自殺者が増え、放送禁止にもなる。
ナチスの足音はハンガリーにも押し寄せ、
ユダヤ人であるラズロの身にも危険が迫る。
ナチスの幹部としてハンスが戻ってくる。

ラズロが言ってたことは よく分からなかったけれど、
♪暗い日曜日 という曲が人に迫ってくるのは、
「人としての尊厳が失われた時、どう対応するか」かな?
自分の曲が人を自殺させると言われることに苦しみ、
それだけは二度と弾かないと決意したアンドラーシュに、
ナチス将校が力で弾かせようと迫った時の、彼の自殺。
笑って、収容所行きの電車に乗り込んだラズロ。
アンドラーシュが死に、ラズロが収容所に送られ、
一度は死を選ぼうとするが、お腹の子に気づいて
生き続けることを選んだイローナ。♪暗い日曜日 を、
繰り返し聴いていたはずの彼らの人生。ハンスに
関しても、もう一度オープニングが観たいなぁ。

何となく 気だるいような1幕の雰囲気が、
どうにも好みでなかったのですが、思ってみれば、
3人の男に愛される説得力のあるイローナの美貌と
そこから作られた音楽に似合った雰囲気といえたのかも。
その曲がもたらした効果が、私が考える範囲内においては
全く違う方向性であったので、ちょっと混乱したけれど。
もしかして「人としての尊厳」とかに引っかかりすぎず、
男女4人の愛憎劇という方向性だけで見ればいいのかな。
心配してた圭吾くんの演技も特に2幕は良かったし、
笑いをとってくれる増沢さんの変化も、もちろん○。
もっと素直に観るべきだったのかなぁと、どうも
理解しかねたまま悩んでます。私には合わないって事?


2004年06月13日(日) 『新選組!』23回「政変、八月十八日」ほか

今週もまた、いろいろと大変な日曜日。
お昼寝しようかなーなんて思っているうちに、
今週はちょっと早めの『天声慎吾』が始まって。
今日のゲストは我らが山南、堺雅人さん。

先週見そびれたのが残念だけど、黒いトレーナーに
メガネの堺さんは山南の時より顔が整ってる感じ。
初バラエティとやらで、こなれた印象はなかったけど、
パントマイムなんかには、さすがに上手さを見せて、
最後は露天風呂で長々と伸びてくつろぎながら、
「天声慎吾が好きになりました」って言ってくれて。
『ヴァンプショウ』で初めて観た時は、ちっとも
惹かれなかったけど、こういう人だったのね。

ふとんを取り込んで夕食が終わるころには20時。
Nスペに なだれ込んで、そのままBS大河も見る。
お風呂入って出てきたら、0時半からF1生放送。
今日の見せ場はシューミを煽るバリチェロぐらいかな。
フェラーリvs他だと、2ストップvs3ストップだから、
ラルフもバトン君も「見えない敵」状態になっていて、
映像で見ていて面白い類の争いじゃなかったし。
個々の速さがあってこそだというのは分かっていても、
ピットストップ戦略が最大の争点ってのは退屈かも。

しかし、永井大ーーー!!
終盤になって何も分かってない質問するんじゃねーよ。
3ストップのラルフが2ストップの車を追っている状態で
「ラルフが抜くためには」を主語にして質問するんなら、
「差が何秒以内ならいいんですか?」だろーがよ。
今年初めてF1見始めたわけでもあるまいに、
わざわざ質問された右京が困ってたじゃんか。

レース後も、来週の紹介ナレーションを
早く言いすぎちゃったせいで、CMまでに妙な間。
3人でキューボードかなんかを見つめた数秒の後、
フォロー入れてくれたのは脇坂選手でした・・・。
結局、永井君は「そうですね」で終わってしまって。
解説に来てくれたレーサーにフォロー入れさせる
進行って、つまり何の役にも立ってないってことじゃ(^^;
お前ら何のためにいるんだって感じでした。ホントにもう。
下手に気に入ってる人だけに、2年目でこれは腹立つ。


『新選組!』第23回「政変、八月十八日」

さてさて大河。
2回目見ていて、やっと気づきました。
オープニングテロップ前の政治背景紹介、
ちょうど今回の説明をしてたのね。本編だけ見ると
会津が偽勅だと思い込んで兵を動かしただけみたいで、
なんで長州が素直に引き下がったのか分からなかった。
鎧冑姿の久坂を背景に「長州藩、撤退」の文字は、
青くさい怒り方でカッカきてる久坂ともども笑えたけど、
早く天皇を抑えたもの勝ちのゲーム?って感じだった。

幕末が玉取りゲームってのはある意味間違っては
いないのかもしれないけれど、今回に関しては、
先にケンカを売ったのが長州なんだということを
オープニングで理解してるかいないかが、見終わった
後の感想に、少々影響したかもという気もしたり。

まあ、そんなこと分からなくってもいいのかもだけど。
とうとう近藤、分からなくても動くぞ宣言しちゃったし。
「正直言って私は世の中の動きがいまひとつ解せない。
一体、誰が真の尊皇攘夷なのか、難しすぎる。しかし
確かなのは、我々が会津様のお預りであるということ」
「いいえ私は、帝と上様と殿の御為に、この命捧げる所存」
特に後者、音楽の効果もあって、めっちゃ感動したぞ!

合間には「そこには何か、大事なお花が・・・」とか、
相変わらず、笑っていいのか悩んでしまうような
愚直さを見せているけれど、それがそのまま吹っ切れて、
ずっとついていきます宣言。あーあやっちゃったよ、と思う。
「愚かな正直」と書いて「愚直」。それが近藤の良さで、
信用できるところだというのは変わらないんだなー。
会津候だけは いろいろ言ってくれるけれど、結局、
「歴史が動いても相変わらず我らは蚊帳の外」。
だんだん、それが良さに見えてきちゃっただけに、
これから先はきっと、どんどん辛くなる。

しかもすぐ隣にいる奴が、その状況を良しとせず、
修羅の道宣言するしよぉ・・・。「こりゃダメだ」とか
言うなら、さっさと見捨てて別のに乗り換えろよ。
・・・と思ったところで、百姓上がりの土方を
参謀として雇ってくれる人なんていないだろうから
一緒にいるしかないんだよねぇ・・・はああ。
総司は相変わらず反抗期で言うこと聞かないし。
雨に濡れながら、ちょっと泣きたい気分になる。

鴨は今回は良かったかな。
ここ数回ずっとだった「鴨が何か事件を起こして、
近藤が収め、近藤の株が上がる」ってパターンから
外れてただけでも楽しんで見られたんだけれど、
やっぱり見せ場は「腹切れ」でしょう。←ちょっと違う。

相変わらず直球勝負しかできない近藤が
「会津藩に芹沢さんを何とかしろと言われました」
鴨(笑って)「じゃあ何とかすればいいじゃねえか」
いいかげん、殺しに来てほしいんだなと一言で見せ。
「誰かが責めを負わなきゃならないというなら・・・、
新見、お前、腹切れ」。

新見さぁぁぁん(泣)
自分は芹沢の役に立ってると思ってたんだろうな。
そして実際、役には立ってたんだろうな。でも今の鴨は
そんな理由で斬らない相手を決めてるわけじゃなくて、
身近にいる奴こそ居なくなってほしいぐらいだろうから。
鴨は死のことばかり考えてて、新見は考えたこともない、
その違いが、いきなり現れた感じ。一瞬ひきつって、
「・・・本気で言ってるんですか?」って、多分、
自分がいなけりゃ困るだろうって自負心からか。
ここ数回、新見株上がってるだけに来週は更に嫌。

そんな中で、ちょっとホッとするのは左之と捨助。
源さんは近藤が辛いと知ってるから、気遣われて辛い。
なーんも分かってなくて楽しそうな彼らはすごく救い。
「苦節半年、やっと俺の出番が来たってわけだな」
「ほっといても目立っちゃうんだよね、俺って」
「聞いてないのか?戦う勘定方として雇ったんだ」
あーもう!楽しそうに肯定的についてきてくれる
左之のセリフ1つ1つで苦労が報われる気がする。

捨助の「案外、知られてねえんだな。かっちゃんも
大したことねえな」だって、山南さんと同じこと言ってる
のに、無理に背伸びさせようとしないから嬉しい。
男たるもの、いつまでも そんなじゃいけないのかも
しれないけど、空ばっかり見上げてないで、たまには
足元が地面についてるかどうか思い出したくなるよ。

他の今回の特筆事項といえば、文句ばっかりかも。
御所がしょぼすぎるとか、最後の一輪の花は何だとか、
カラー鉢巻はやめろとか、菊川怜にセリフを与えるなとか。
「ご性分ですからなぁ」は、あまりの破壊力だったよ。
鉢金が土方だけ違うのは遺物に合わせたかららしいけど、
だったら全員、同じ形にすればいいのにという気も。

今週は、そんな感じ。
今後も見ていくうち、どんどんどんどん辛くなりそう。
左之もいなくなった後も、捨がいてくれるっていうのは、
三谷さん的に、そういう視聴者のための救いとして?
だったらいいと、心から思います。本当に。


2004年06月12日(土) テレビの話。

せっかく3日連続で書いてたのに、
W杯予選を録画しそびれたのがショックで、
また数日抜けてしまいました。NHKのBSと
いえば、11chしか思いつかず予約かけてたため、
帰宅して巻き戻したらヘップバーンがお出迎え。
思わず深夜に7時のニュースも見ちゃいました(苦笑)
昼間は『離婚弁護士』のロケに出会ったりして、
なかなかラッキーな一日だったのになぁ。

生で見る天海さんはやっぱり素敵だったけど、
玉山君、誰だか分からないほど かっこよかった!
最初、どこかで見たことある顔だけど誰だろう、
えらくかっこいいなぁとか思いながら見ていて、
セリフなどから いきなり気づいた時はビックリ。
2人で公園でお弁当食べてる場面だったけど、
今からだと、最終回放映分ってことなのかな?
それにしては何だか悠長な場面だったような気も。
翌日放映の第9回では陣内さんが、今の事務所を
たたむ話を持ちかけてきて、最終回に向けた動きが。
陣内さんって、これぐらいの たまーな出演が好き。


さて今日は、最近お気に入りの山本太郎が、
土曜スタパに出演。山本耕史のコーナーもある。
が、『カメレオンズ・リップ』ともども録画失敗。
今度は、チャンネルも何も何度も全部確認して
数日前からタイマーかけていたんだけれど、
一昨日、一度電気が落ちてしまったことを失念、
ビデオの時計が消えていたことに気づかなくて。

『交渉人』見ている最中に、スマステと時間が
かぶることに気づき、タイマーをかけようとしたら
何度やってもエラーが出るんでやっと気づいた。
貴重な生放送のF1の前に気づいて良かったと
思うべきか。朝4時から放映なんて、いくら
土曜日でもリアルタイムじゃ見られないしな。
後から気づいて悲しいのは、もう十分すぎ。
まあ大河の前には気づいただろうと思うけど。

『交渉人』、扱われている仕事自体が好きだし
映画としても会話で緊張感あふれる面白いもの
だったと思うけれど、どうしても最初の時点での
疑いを晴らすために人質を取って立てこもる、
というやり方に感情移入しきれないのが辛いかも。
最終的に彼への嫌疑を晴らしたのが、彼を信じた
交渉人の はったりだっただけに、更にそう思ったかも。
いや、本当に面白かったのですが。


2004年06月08日(火) すぽると!

2日続けて、舞台とちっとも関係ない話です。

先日の日記でF1ヨーロッパGPの解説をしていた人を
間違えて書いてしまいました。チェックメールをもらって
あわてて訂正したのですが、本当に解説してくれていた
脇坂寿一が出演するというので「すぽると!」を ちら見。
現れたのは関西弁の茶髪の兄ちゃん。ちょっとビックリ。
こんなに関西弁いっぱいの解説だったかなぁ?

でも、やっぱり的確で順序だった分かりやすい話っぷりで、
本当に頭いい人なんだろうなと、気に入ってしまいました。
そこで話にも出てきたけど、バリチェロ、レース後の談話で
「琢磨はアマチュア」と厳しい非難もしていたのね。
先日の放送を見ただけでは、褒めてたような印象だったよ。
まあ、ぶつけられた本人の談話としては、その方が納得。

「すぽると!」には当然、明日のサッカーコーナーも。
その時間帯は、友人のピンチヒッターで舞台を観るので
リアルタイムで見られないのが残念だけどタイマーしっかり。
本当なら、慎吾がスマステで宣伝してたし、テレ朝で
見てあげたい気もするんだけど、うちのテレビは最近どうも、
テレ朝は地方局並みに画像悪いので、BSで予約しました。
慈英さんごめん、私は井原さんの解説を取る。
一応、中田の代わりの指令塔は俊輔ってことらしいけど、
私のお気に入り・小野も活躍できそうだし、楽しみです♪


2004年06月07日(月) いいとも!

今日は「いいとも!」もスマスマもちゃんと見た。
いや、ちゃんとと言っても、いいともは昼休み
ろくに音も聞こえない騒がしい休憩室で見ただけだし、
スマスマはラテラル・サイ・トレーナーに乗って、
汗だくで運動しながらだから中途半端だけど。
これは、BWのRENT初演のモーリーンが
通販番組で宣伝してたせいで買っちゃったもの。
やせて来てるかはともかく、汗はかける。

月曜いいとも、最近はちょっと好き。
「ゲストは大事なお客様」に来るゲストが、
新選組!関連が多いってこともあるし、
ある言葉を分かりやすく説明する状況を示して、
どれだけの観客の共感を得られるか競うコーナー、
「いいともディクショナリー」では、慎吾が今、
何に興味を持って何を考えてるか垣間見えるから。
石原良純の、意外なほど一般人な感覚も面白いし。

今日の「大事なお客様」は「ワイルド系俳優」。
渡辺謙、山本太郎、永井大、照英の4択で、
自筆で書かれたヒントは3つ。「自慢は
給食の時、余った牛乳9本を一気に飲み干した事」
「和服が似合います」「演技者として未熟な私ですが、
この道を極めるべく精進するつもりであります」。

これで出てきたゲストが山本太郎。慎吾に多分
「局長!」って挨拶してから、もう1人のゲストの
光浦靖子を抱きしめて鯉のぼりみたいに振り回して
「ワイルド系」ぶりを発揮してみせたりしてた。
その様子を見ていて思ったんだけど、私が好きになる
俳優さんってマザコンと言われてることが多いけど、
「自分の母」にとどまらず女性全体に優しくなる人が
多いから、好きになるんじゃないかなーって気が、
ちょっとしたり。光浦への態度も好きだったし。

でもま、「いいともディクショナリー」での答えは、
あんまり共感を得られるようなものじゃなかったかな。
どっちかと言えば笑いを取ろうとしてスベった感じ。
今日は「がっかり」を説明する状況が お題だったけど、
「いいとも出演依頼が来たが、テレフォンではなく
別コーナーだった」って。呼ばれる側としては、
テレフォン以外は格落ちってことなのかな?

ちなみに慎吾は「ゴール!と思ったらオフサイド」
石原良純は「生ぬるい生ビール」。どちらも共感。
最終的には光浦の「お父さんが募金を無視した」が
会場の客の最大票を得ていて私も共感したんだけど、
職場では意味が分からないという人もたくさんいた。
父親に対する子供らしい理想像って、成長すると
なくなっちゃう人も結構いるものなのかなぁ?

同じチームだった慎吾や石原良純が強く共感を
示していたのは見えたけど、山本太郎が
どんな反応を見せていたかは分からず、残念。
慎吾はどっちかというと母親より父親の話を
よくする方だから分かるけど、マザコンと言われる
山本太郎だと、どんな風に思うものなのかなあと、
結構 気になったんだけど。

スマスマは、トリビュートが久々に慎吾が選んだ曲。
「思わず口ずさんじゃう曲」として「♪HA〜」を。
もともとは拓哉ソロ曲なんだけど、コンサートで
木村君が本当にかっこよかったからと言う慎吾。
ごめんよ、私は「あーかっこいいのは分かったから、
そろそろ終わらない?長いよ、この曲」と思ってた。
どうしても私は慎吾より中居に感覚が近いんだなぁ。。。


2004年06月06日(日) 新選組!第22回「屋根の上の鴨」

鴨はもういいよ・・・と思っているのに
こんなタイトルで、正直なところ期待してなかった。
始まる前にビデオセットしようと思ったら、先週分を
録りミスしてたことにも気づいて盛り下がったし。
でも結構面白かった。やっぱり演出大きいのかなぁ?
ちなみに今週は伊勢田さん、先週は清水一彦さん。
そして今頃気づく。先週分、見返してなかったのね・・・。

今回、明らかに演出に言いたかった文句は2つ。
1つ目は、鴨について大和屋に出て行く総司を
止めようとした後の、近藤への妙に明るいライティング。
近藤を どアップにしただけでも変だったのに、その上、
テカテカと照らされて、近藤は今どこにいるんだろう?
光源は一体 何?だった。

それから、屋根の上の鴨の背景にある真っ黒な空。
セットなのは知ってるけど、何か合成して見せろよー。
延焼でも気にしてあげたのか、なぜか土蔵の中で
家財を燃やすという中途半端な感じがあったって、
ペッタリ真っ黒じゃなく空っぽい映像が背景なら、
少しは「とんでもないことをした」感が出たろうに。
近藤と合った目をそらしちゃう小物っぷりはともかく、
せめて、ちゃちくなく「これは大ごと」感を出してくれ。

良かったのは、新見・又三郎・捨助(笑)。
なんと私、捨助が出てきたとたんに万歳しちゃった。
待ってたよ〜この雰囲気!って感じ。ああ、ホッとする。
捨が相手だと、近藤たちが えらく大人に見えるし、
安心して見ていられる。懐かしい多摩のにおい。
でも見ている私は、政治なんか捨てて もう帰ろうよと
思ってるのに「これは、つねさんから」と渡された服に、
微妙な表情を見せる勇が、ちょっと嫌。もしかして一瞬、
妻と娘を邪魔に思った?だからこその罪悪感な顔?

新見は、スタパが尾を引いてるのかな、気になる。
「あの人が蚊帳の外に置かれるのが嫌いなことぐらい
覚えていただきたい」「芹沢のことは引き受けた」。
うひょー、かっこいい。鴨を呼び捨てちゃう副官ブラボー。
大和屋へ行くのを止めに近藤が出てきた時も、
近藤の後ろから鴨の対応をじっと見ている新見。
こうやってずっと器を測ってきたんだねぇ。
彼は彼なりに試衛館組が気に入っているのかなと
ふと思ったりも。

又三郎は・・・彼がいいというより、おいしかったのかな。
どうしても最後に泣かせに入る三谷さんらしい感じ。
キーワードは、「俺はいつか立派な侍になるんや」と
「彼は、つく(言葉は違ったはず)相手を間違った」かな。
近藤と同じ、立派な侍になるという思いを抱いていても、
形から入ろうとした時点で、間違えた又三郎。その
「どうせつくなら一番偉い人」という考え方自体が、
武士のものではなく、鴨を苛立たせる町人根性なのに。
でも、近藤も、誰に仕えるかの見極めは間違え、
最期は・・・という思いも感じさせた又三郎の死。

ただ、彼が、ポリシーにしたがってとはいえ、
媚まくる うざったいキャラクターだっただけに、
又三郎の死は泣くというより、鴨の方にちょっと共感した。
ただでさえ苛ついているところに、いちいち気に障る男。
嫌な奴の体温で温まった席なんて座りたくないしなぁ。
でも、苛立ちで人を斬る姿にまで共感させられたとは驚き。
1度斬って、ちょっと目を泳がせてから2度目を斬る鴨。
殺陣はいつもと同じことしかできないし つまんないけど、
発作的に斬って、斬っても後味悪いだけの気分は理解。
あと、当然のごとく財布を懐に入れる新見も良かった。

ほかに記憶に残ったのは、相撲興行の話を
八木家の皆さんに伝えている場面で土方&山南の
「斬ってないだろうな」「名簿には名前がなかったです」。
この2人、広沢さんとこから帰る時の鴨に対する
見解といい、結構いい呼吸だと思うんだけどなぁ。
なんで山南さん、あんなことになっちゃうんだろう・・・。

鴨が「腐っても武士。そういう真似はできねえな」
「あいつらの真似だけはするんじゃねえ」とか言った直後、
楽しそうにチラシ配りする左之が映ったのも好きだったな。
「生きるために何でもしてきたからねー、俺ら」って、
左之、お前 いいヤツだなぁ!思わず声上げて言っちゃうよ。
どうか是非、この左之には馬賊になって欲しいものです。
あの場面の「武芸に生きる者にはあるまじきことだ」は、
最近 株が下がりまくりの永倉も ちょっと良かった。

それくらい。今回で、相撲話は一段落だろうけど、
先週の喧嘩を収めた話はもう出さないでくれるかな?
あれで近藤の株が上がった上がったというけど、
あそこまで視聴者が引いた事件もないと思うんだけど。
今まで、近藤がすごい!すばらしい!と周り中が褒めて
そうかなぁ?と思いながらも素直にドラマ見てきたけど、
先週のだけは辛かった。どうか是非忘れさせてほしい。
町人髷がやたらと似合う容保様が話を蒸し返すたび、
泣きそうな気分になったのは私だけじゃないと思います。
そうそう、最後にひと言。黒服の容保様SP、Good Job!


2004年06月05日(土) テレビ×2 他。

手帳を落とした。
多分、落としたんだと思うんだけど。
最後に見たのは昼すぎにNHKホール前で。
そこから原宿方面に歩いていってしまい、
以降はずっと新宿で過ごしていたというのに、
夕方に落とし物ですよと連絡が入ったのは、
渋谷駅前のデパートから。裏の社員出入り口前に
落ちていたらしい。誰が何のつもりで持ってきたのか。

なくなったと分かって最初に思ったのは、
挟んであるチケットのこと。レミコン初日も含むし、
無くなったら絶対に観られないだろうと確信できる。
次に心配したのが客先のビルの入館証。社の信用問題。
それから、下ろしたばかりの非常用2万円。
お財布に何かあった時のために別にしてあるもの。
先日使っちゃったからと、補充した直後だった。

引き取りに行ったら、2万以外は全部無事でした。
あまりに使わないから頭から抜けていたけれど、
戻ってきてみれば、本社のセキュリティカードや
保険証まで挟まれていて、そちらも無傷。ホッ。
昼過ぎから夕方で、盗みに入ったりはできない
だろうし、最低限の被害で済んで良かったけど、
あんな大きなもの落とせば気づくだろうし、
・・・やっぱり、すられたのかなぁ・・・?


さて、テレビ。スマステはサッカー特集。
対イングランド戦も その前のアイスランド戦も
すっかり寝こけていて、見そびれた私としては、
慎吾ともども もう一度リプレイは嬉しかった。
サッカーも、小難しいことはちっとも分からないけど、
何となく小野のプレーは好きなので、活躍してほしい。
もう1人応援している宮本は、インタビューだけ見た
感じでは割と良さげだったけど、ネット評判は低め。
慎吾は?と思ったけど、全く触れてくれず。
まあMIJの「海外で頑張る日本人」シリーズだし
慎吾自身、海外組に興味が偏ってるから当然かな。

ベラベラは「劇場編」で当日券を買いに行ってたけど
やっぱりそれ以外は実践に役立ちそうなものはなし。
最近のベラベラは、英語を勉強している時間がない
慎吾の状態が透けて見えるのがやっぱり気になる。

スマステ後はチャンネルを回して、
「チューボーですよ!」の最後だけ見る。
山本太郎がゲストで、豚肉の生姜焼き。
焼きすぎて真っ黒になった山本製の生姜焼きは
苦くて固くて・・・だったみたいだけど、
マチャアキのを食べた山本の「こんなの初めて」が
何ともかわいくて、好感度が上がってしまったかも。

もともと左之助が好きで山本太郎が気になって、
しかも最近、山本@左之助が気に入ってきてるから
わざわざ見たんだけど、ちょっと今後も期待。
ついでに、その後見ていたカウントダウンTVで
山崎まさよしのプロモに出てる山本太郎は
チューボーでの迷彩柄シャツとは打って変わって
チェックのシャツに繊細で真剣な表情を見せ、
またしても気になる人になってしまったのでした。



面白かったり共感したら、押して下さい。
ランキングに反映され、かずきが やる気を出します。

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