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ガーーン。 帰宅したら、ビデオがデッキから出っぱなしだった。 スタパと『BSふれあいホール』タイマーかけてたのに。 朝急いでたから、しっかり押し込まなかったのかなぁ。
スタパは、新見錦役の相島一之さん出演。 少し前に いいとも!出た時はちゃんと見たけど、 他局だし大河話はなし。でもキャラは面白かったし、 実は今回、すごーーく期待してたのに。昼間に 職場で つけっぱなしのTVの前を通りかかった時、 相島さんがハーモニカ吹いてるのだけは見かけたけど、 ビデオ録ってるからいいやと、ちゃんと見なかったのに。 こんなことなら、残り数十分だけでも見ておけば・・・。
感想うろついたら、ここ数回の 大河関連スタパで、特に面白かったらしいです(泣) 中で気になったのは「新見錦はハン・ソロの隣にいる 生き物みたいな感じで」と三谷さんに言われたこと。 それって、あの大きなチューバッカのことだよねぇ? しっかり覚えてるわけじゃないけど、チューバッカって 確か、ハン・ソロ一途に尊敬する怪力君だったような。 ハン・ソロが窮地に陥ると助けに行ったりもするけど、 知よりは力で強引に助ける印象が強いような。
・・・となると、先週の、単純に土方と張り合って、 速攻で新入隊士を集めて説教する姿の方が、 「それがあの人の限界だ」なんて言ってる新見よりも 三谷さん的には、より新見らしい姿だってことなの? 鴨の器を見切って、でも、見捨てることもできない という姿は、結構 一途で忠誠かもしれないけど、 自分たちが表舞台に出ることはないと悟りつつも、 ジタバタせず受け入れている姿が気に入ったのに。 ヤだぁ、やっぱり単純君?もういいよ、そういう人は。
あとは、劇団時代、三谷さんに一番しごかれたのは、 相島さんと梶原善さん、小林隆さんだとかいう話も。 「う〜ん…、アイちゃん、面白くない!」とか言われて へこんだりしたそうな。相島さんの声で聞きたかったな。 三谷さん、今回のスタパでも3回もダメ出しFAXを 送ってきたらしいし、お気に入りなんだなという感じ。 でも3人とも確かに、舞台役者らしいうまさがある。 そしてそれは、山本耕史にも繋がる感じかも。
『BSふれあいホール』の方は、 まだ、ほとんど、感想やレポを見つけられず。 帰ってきてすぐに気がついたから、最後の方、 1曲半だけは聞けたけど、一孝さんが歌ったはずの、 お目当ての曲、♪Why God Why?は聞けなかった・・・。 サイゴンは、話自体で回数観ることはできないだけに、 一孝クリスで惚れられそうか、様子見たかったのに。 先日の井上クリスは割といけそうに感じたけど、 誰で観てもOKなら、それに越したことはないんだし。
真琴つばさの♪アルゼンチンよ泣かないで が半分と、 続くミニコント、一孝&真琴つばさ♪時が来た のみ。 ♪アルゼンチンよ泣かないでは「知ってるはずだけど、 何の曲だっけ?」と思っているうちに ほとんど終了。 途中で気づいたけど、転調するにしたって低すぎ(^^; 男役のキメキメかっこよさより、女性としての強さが 観たい曲だけに、残念な気分。でもこの曲って、 誰が歌えばいいと言われると、難しいしねぇ。 一路さんだと、いきなり北国になっちゃうし。
もう1曲聴けた♪時が来た、は、 デュエットしてしまった時点で私にとっては論外なので。 誰かと一緒にいるなら、あの緊迫感はないんだよー。 先のエビータもそうだけど、ミュージカルの曲と思わず、 ポップス気分で聴ければ良かったのかもと思う。でも、 下手にミニコントでビーカー&フラスコが出てきたり、 性格が変わる薬の話とかあったものだから、 あの舞台で歌われる曲だと思って聴いてしまった。 それでデュエットは、できれば遠慮して欲しかったです。
まあでも、性格変わって おねえ言葉になってる かわいい一孝さんとか貴重なものを見られたし、 TVで流れるバラエティとしては楽しめた方かな〜。 すごく雰囲気も歌い方も違う2人で、どういう理由で この企画になったのかは気になるけど、楽しかったです。
昨日更新分、なんかエラーが出ていたようで。 当日分を書き込む分には問題がないけれど、 昔の日付を書こうとすると、当日の日付にも 文章の途中までだけ書き込みされたらしく。 しかも、ブラウザによっては文字化けまであって 途中から全く読め〜ん!だったようで、すみません。 現在は全面復旧していると思います。多分。 WindowsのExplorerとネスケ、携帯では見たけど、 Macは身近にないので分からないのです。 まだ問題あるようだったら、ご連絡くださいませ。
さてさて。 うちの職場には、「年に数回舞台を観たい」という いい感じの舞台ファンが数人いるので、チラシの束は そのまま職場に持っていくことにしています。 誰も要らない分は捨てて帰ればいいし、結構、楽。 今回は、『ドナインシタイン博士のひみつ学会』と ミュージカル映画『CAMP』に引っかかった人が。
どっちも私は一緒しないかなぁと思っていたら、 舞台は全く観ない人が、『真昼のビッチ』に反応。 どうしたの?と聞いてみれば、「この人知ってる」と、 橋本じゅんさんを指差すではないですか。 「ドラマとか、すごいよく出てるよね」って。 確かに、少しは出てるし見たことあるけれど、 確かに、大河にもこの間1回だけ出たけれど、 でも、「すごいよく」って形容詞にはならないはず と思い検索してみたら・・・。
私が知らないだけでした。 確かに、すごいたくさん出てますね「時代劇」に。 簡単な検索で現れた出演歴に羅列される、 TV欄で見たような覚えだけはある番組群。 彼女に聞けば、最後まで出てても絶対殺される役 ばかりだけど、顔を覚えられるくらいは出てるらしい。
だって見ないのよ、時代劇。『新選組!』が初なのよ。 ・・・でもきっと、私が知らない じゅんさんの姿を、 彼女は見てるんだなぁと思ったら、ちょっと悔しい。 「ファン」じゃないと思うんだけど。何しろ、今まで こんな簡単な検索すらしたことないんだし。 でも、こんなに時代劇に出られちゃうくらい、 彼の殺陣は本格的だってことなのかな? それすら分からないのは、損してる気もする。
時代劇・・・・。う〜ん、見る時間作れるかなぁ? またしても、ディープなファンの多いジャンルに 足を突っ込むのは、抵抗あるんだけどなぁ・・・。 どうしよう・・・・。
あ、そういえば、ヨーロッパGPちゃんと見ました。 登場した頃から言われてたけど、琢磨のキャラって、 私みたいな事なかれ日本人には、割と苦手かも。 ものすっごい強気なんですよね。今回のレースも、 開始直後のトゥルーリとの接触も、リタイヤ直前の バリチェロとの接触も、彼が強引すぎるせいと感じるし、 ペナルティにならなかったのが不思議と思うくらい。 思わずTV画面指差して「お前が悪いんやろが!」って 怒鳴っちゃってましたからねぇ(苦笑)
でも、解説してくれてた金石勝智さんじゃないけど、 (解説は脇坂寿一さんで、金石さんは番組前後に出てただけだそうです。 真剣に見てたつもりだったんだけどなぁ。すみません。(6/6訂正)) その性格が、彼をここまで押し上げてきたといえるし、 レース後もバリチェロは「あそこで強引に抜こうとして 事故を起こしていなければ、後で抜かれていた」と発言、 シューミも「彼は確かにモナコで速かったけれど、 他の多くのGPのことをもっと見るべきだね」なんて 発言するし、珍しいほどやる気のあるレースを見せてた。
琢磨の速さがあの強引さと結びついてこそ、「ファイト」 として、F1の中でもトップクラスのレーサーたちに 彼を認めさせる理由になっていることも確かな様子。 モントーヤがそれに近い強引さを見せていた時には、 行け行け〜!と盛り上がって楽しんでいた私が、 なぜ琢磨だと腹が立つのかといわれれば、彼が 日本人だからかもしれないので、そういう偏見は捨て、 もう少し素直に見られるようになりたいなと思っています。
しかし、今日の解説は分かりやすかった! 本業があるから仕方ないけど、できればなるべく多くの GP、解説してくれないかな〜。結構 好きなタイプ。
| 2004年05月31日(月) |
『髑髏城の七人』(アカドクロVer.) |
ガーーン。 9割方書きあがってた日曜日の日記、 眠気で頭がボケボケしていて文に不安があるから、 いったん寝て、朝起きてからまとめてアップしようと フロッピーに入れて職場に持ってきたつもりが、 全然 違うものを持ってきてしまったらしい。 2か月も前の書きかけ感想とか入ってるよ。 いまさらリンクは張りませんが、ついでなので、 いくつか感想を、こっそり書き加えておきました。 日曜の大河については、台詞とかも引用したいし、 ちょっと記憶だけでは書けないかなと思うので、 今日は珍しく、観たばかりのものの感想です。 (6/1 23:30頃、日曜日の日記も追加しました。)
『髑髏城の七人』(アカドクロVer.)
<会場>東京厚生年金会館7列23番 <幕>1幕55分(休憩15分)2幕110分 くらい。 <出演> 玉ころがしの捨之介・天魔王:古田新太 無界屋蘭兵衛:水野美紀、 沙霧:佐藤仁美、極楽太夫:坂井真紀、 抜かずの兵庫:橋本じゅん、贋鉄斎:梶原善 裏切りの三五:河野まさと、磯平:磯野慎吾 狸穴二郎衛門(家康):佐藤正宏、服部半蔵:川原正嗣、 ・関八州荒武者隊 インディ高橋、吉田メタル、保井健、中野順一朗、鹿野哲郎 ・関東髑髏党 新光の邪気丸:山本亨、犬神泥帥:右近健一、 胡蝶丸:山本カナコ、龍舌丸:前田悟、巍岩:横山一敏 鉄機兵:兵武田浩二、佐治康志、長谷川聖、大林勝、 竹内康博、加藤学、矢部敬三、三住敦洋 ・無界の里の女たち 杉本恵美、中谷さとみ、保坂エマ、中坪由起子、川田希 野口かおり、成田さほ子、秋山エリサ
いや〜、楽しかった! 橋本じゅんさんの出ている舞台を観ると、元気になる。 兵庫というのは、相変わらず、単純で泥臭い男。 野郎に好かれる男気と、女へのだらしないまでの惚れっぷり。 元農民でも、野郎どもに「兵庫さん以上に武士らしい武士は いないっす!」と言われる心意気、傍から見ればバカっぽいこと この上ないけれど、本人たちはかっこいいつもりの決めポーズ、 荒武者隊メンバーの言う「腰は逃げても心は逃げない!」など 思い込みの強さと人の良さを合わせて暑苦しさを加えると、 こうなるんだなぁ!って感じで観ていて血が燃える燃える。 あーやっぱり、じゅんさん好きだなぁ!と思わせる。
(関係ないけど、形容詞を列挙していて思ったのは、 まさか大河の主役、こういうふうに描きたかったとか?(^^; あちらは幕末、こちらは戦国という違いはあれど同じ乱世、 同じく農民出身で、1つのポリシーを胸に野郎に慕われる。 まあ、こちらは特に仕える相手を持たない違いは大きいけど。 じゅんさん@勇。・・・すっげぇ見たいかも。)
森蘭丸の水野美紀が驚くほどの怪しい色気をかもし出し、 広がる着物も美しく殺陣もクールに決めてブラボーだし、 主役の古田さんは、色気も殺陣もイマイチ退屈だったけど、 贋鉄斎との大見せ場「何人斬っても斬れが鈍らない」剣での 100人斬りの場面は、さすがに拍手喝采を得る健闘っぷり。 佐藤仁美も『スサノオ』以来なので、背負うものが重い 一生懸命で元気な子という役柄は似てると感じたものの、 少し聞き取りやすくなった台詞回しと、健気さアップが○。 河野さん、右近さん、川原さんなども それぞれの役柄に 「らしさ」が しっかり出ていて、いい感じ。
この演目、上演3回目らしいけれど、 さすがに、脚本も よく まとまってたなと思う。 新感線舞台に多い、バランスを崩す笑いがほとんどなくて、 7人+1人+家康&半蔵というストーリーが かっこいい。 物語を見せつつも、パワーと勢いは失っていなくって、 特に後半、捨が捕まって以降は体温上げつつ観てしまった。 1幕55分、2幕110分ってバランス悪いなぁと思ったけど、 絶対!それでなくちゃいけないんだと、観たら分かった。 楽しかったな〜。ホントに元気になったよ、笑って泣いて。 帰り、ふと気づいたら、2駅分40分歩ききっていて、 思わず驚いてしまいました。すごいなぁ、面白い舞台って。
| 2004年05月30日(日) |
『新選組!』(文句多々)、サイゴンCM感想 ほか |
暑いっっ!! なんか、8月並みの暑さだったって?31度! そんな日に、朝から帝劇外で当日券並びしたものの、 60枚のチケットに830以上並んだところで703番。玉砕。 しなの路でご飯食べて、帝劇正門前に設置してくれた サイゴンのビデオ見ながら友人と くっちゃべって、 見事に日焼けしてヒリヒリする肌とともに帰宅です。 でも、今日の帝劇は列を帝劇の北側に並べる形で 作ってくれたので、並んでる間は直射日光はなし。 確か、寒い時期には南側に並ばせてくれていたから、 帝劇さんの そういう気遣いは、嬉しいなと思ったり。
サイゴンビデオは、多分、HPで流れているものと ほぼ同じですが、うちの超遅ISDNでは音声は途切れ、 映像は真っ黒という状態なので、今回が初見。 さとしエンジニアは 胡散臭さは合格点と思うし、 平澤ジジも日本人に見えない雰囲気が、いい感じ。 坂元ジョンは声の剛さがやっぱりトゥイかなと思う。 井上クリスは「音大出て真っ直ぐ育ってきました」な 歌い方と すらりとした容姿が、WASPっぽいかも。 何の悪意もなくこういう事態を引き起こした感じが、 似合いそう。(褒めてるんだか、けなしてるんだか^^;) でも逆に、同じような雰囲気を持つ新妻さんがキム、 というのは正統派過ぎて無理があるかなという感じ。
結局、キャスティングの時のイメージを変えるものは 特になかったけれど、せっかく私 最近、井上君のこと 好きになってきてるのにクリス役が似合うのは複雑かも。 思い返せば思い返すほど、嫌いなんだよー、クリス。 というか、共感できる人間が全くいないミュージカル って、ちょっと珍しいかもしれないと思いますが。 私がこの舞台を繰り返し観る理由ってなんだろうと、 4エンジニア、4キム、3クリス、3ジョンを網羅した 複数回のチケットを眺めて、ちょっと鬱る私です(苦笑)
で、F1。見返したくなるかもしれないから、 リアルで見るけど一応ビデオもかけておこうなんて、 気持ちを起こしてネットにつないだところで、 たまたま、今日の決勝結果を知ってしまいまして。 そういえば昔、レースが終わる時間ごろから 放映時間まではネット禁!なんてしてた時代が 自分にもあったことを思い出してしまいました。 ・・・そして、頑張って見る気が急速にフェイドアウト。 まあ、結果だけしか知らないし、いつ頃何があったか 知りたいし、レース的には面白いかもしれないし 一応、タイマーはかけたけど、いつ見るのかなぁ?
『新選組!』第21回「どっこい事件」
今日のオープニング解説は「公武合体」。 先週の「尊王攘夷」に引き続き、幕末ものが視聴率を とれないと言われる所以の、複雑な政治背景を説明。 でも今のところ「ここは分からんでもいいところじゃき」の 気分のまま、分からなきゃすっとばして見てても十分に 面白いから、そんな説明いらない気もするんですけど。 それじゃあ文句が出るのかなぁ、各所から。
いざ、本編。 ここでひと言。「面白くなかった・・・」。 退屈でしたよ。テンポ悪すぎ。途中で時計見ちゃった。 なのに、まだ20分でした。半分終わってなかったよ。 ダメじゃ〜ん、せっかく面白くなってきてたのに。
そして、何よりも何よりも何よりも許せなかったのは、 退屈だとかそんなことよりも、近藤のセリフ。 最初の場面、それって、自分らは京都にいたくて、 でも、「自分たちは将軍の警護のために京都にいる」 って筋があるから、自分らの都合を通すためだけに、 将軍に「江戸に帰るな」って言おうとしてるんだよね?
思わず耳を疑った。どんなにバカで扱いづらい奴でも、 すべては「将軍のためになりたい」という一途な思いで やっていることだから許され、一目置かれてたのよね? もう、今後を見る気力が失われるくらい、論外だった。 実は地上波のときは、一度TV画面から目をそらした。 今までの自分、何だったんだろうとまで思った。 これを聞いてガックリしないでいられるのって、 歳三と総司くらいじゃない?源さんだって失望するよ。
近藤は今回、他ももうダメダメばかり。 収入もないのに(つまり鴨の押借金で)優香の所に行く。 「その前にちょっと寄りたい所がある」って言う時、 源さんの顔見ないのは、少しは後ろめたいから? この場面、2人の大根っぷりが相乗効果で悪化してる上、 作品的に意味があるかも不明だから、異様にかったるい。 ただ、優香&慎吾を見てしまうと、容保公は同じ棒読みでも 「味のある棒読みだ」と言われるのが分かる気がするから、 筒井君の台詞は誠意が伝わってくる棒読みだったんだと 気づかせるという大きな意味のある場面だったかも(笑) でもその他に意味がないなら、全面カットして、 他の場面に時間が欲しかった。
特に親方の話し合いの場面は飛ばしすぎ。 この描き方じゃ、親方は最初からケンカするつもりはなく 「誠意は受け取りました」と言ってくれるために来たみたい。 つまり親方の方が大人物であって、たまたまそういう 相手に当たった近藤はラッキーなだけという感じ。 山南の「近藤さんの誠実さが人の心を動かしたのですよ」も 浮きまくり。たまには近藤の大人物っぷりを「行動で」 見せる場面もないと、人物像がつかめないんですけど。 ベタでも、怒り狂う力士たちの部屋へ独りで謝りに来るとか。
総司を怒った場面も、なんだか変。 最初は、斬ったこと自体じゃなくて嬉しそうに言ったことに 怒ったんだよね?その場面の総司が嬉しそうに見えたか どうかにも疑問はあるけれど、それはともかくとして、 「野口を助けるためなら仕方ない」に変わるのは不思議。 殿内の死などを通して「大義があれば斬るのも仕方ない。 しかし、それを楽しんでやるのはいけない」という 考え方になってきてるからこその台詞だと思ったのに、 「仲間を守るって理由があるから人が斬れた。わ〜い♪」 でもOK?しかもそこで挿入される回想シーンが、 「大義があってすら、人を斬ることは辛い」の場面? もう、何が何やら私の頭の中はわやくちゃですわ。 でも三谷さん自身、混乱してきてるのかも? 「内山様。ごもっともなれど、ここはひとつ穏便に」とか、 この回、妙に いきなりな時代劇言葉が目立ったし。
他の隊士は良かったかな。 総司の人斬りを目ざとく見て、にやっと笑う鴨。 久々に鴨で、うざーと思わなかった今回一番の場面。 わずかの合間を見つけてサッと届出をそつなく書き、 事が終われば「すべて我らの方で納めました」と、 小者なりの牽制の仕方を見せる山南さんもよし。 山南さんは、力士たちとの立ち回りの場面も良かった。 鴨の殺陣がワンパターンで嘘くさいのに比べて、 地味にしっかり出来ている感じがする。藤原君のは、 殺陣というより身の軽さかな。京の五条の橋の上〜♪と 歌いたくなったのは、私だけじゃないですよね?
かっぱらってきた茄子で恩を売り、新人隊士に先輩ぶり、 「今日は俺のおごりだ」なんて言ってる左之も○。 土方の「風になびくと『試』にも見えるだろ」にも、 ちょっと感動した。でも、小細工しまくり土方に、 本気で張り合っちゃう新見は、いきなり小者で残念。 土方が隊員名簿を書いている場面では、先日の 「新選組!展」で見た各員の字を思い出し、やっぱり 島田さんに書いて欲しかったなぁと思ったけれど。
「新選組!展」にあった、島田が書いた名簿。 ちっちゃくて ものすごく丁寧に書かれた字の、 なぜか自分と甲子太郎の名前だけ間違えてる名簿。 大河の「総身に智恵が回りかね」な印象のある、 人が良いばかりの島田が納得できかねてるうちに、 史実の人の特徴ありまくりの字を見てしまったため、 島田といえば、知らない町で出迎えに出るのなら、 道一筋まで完璧にして出るような生真面目さを 想像してしまった私。大河に違和感があって仕方ないのは、 多分、三谷さんのせいじゃないと思うけど困ったな・・・。
| 2004年05月29日(土) |
『エリザベート』前楽 |
簡単に思いついたことだけ書こうと思ったら、 なんか、パクさんの事ばかりになってしまったけど、 一応、エリザ前楽の感想です。
あ、ものすごく関係ないけど、F1の佐藤琢磨 な、な、なんと!日本人初の予選2位だそうです!! レース嫌いじゃない方、日曜23:50〜フジテレビ系で放映。 いや、期待させといて前回みたいに派手にリタイヤ、 なんて可能性もあるけれど、良ければ見てください〜。
『エリザベート』 <W出演>山口・石川・パク・今・川綱治加来 <座席>2階C-38番
本編自体は、感想としては普通。 今期エリザでは初めての2階席から観劇で、 オープニングの大小ルドルフは、同じ棺から 出て来るんだと初めて気がついたり、 執務室で皇帝陛下が座られる机のあるセリが、 開きっぱなしの時間が非常に長い事に気づいたり、 席的な面白みは多かったし、拍手は長かったけど。 でも「楽」という こちらの思い入れの割には普通。
ただ、近くから数回観た後だと改めて、 山口トートは遠くから観るべきものと確信したかも。 体の動きの不自然さよりも存在感や立ち姿の 美しさが際立って届いてきて「死」の威厳がある。 ルドルフの死の場面、あまりに美しくて息を飲んだ。 触れるだけの口づけ。「死は誰にも平等に優しく訪れる」。 パクルドは引き金を引く前に辛そうに顔を歪めるけれど、 その一瞬を越えれば確かな平穏を手に入れたと思えた。 そんな感じで演技には納得してたけど、歌はいまひとつ 不調だったのか、祐一郎さんとしては広がり不足な感じ。 機械的なエコーばかり気になるなーという印象で。
そんな中、やっぱりパクルドが良かった。 前回で すっかり気に入ってしまって、綜馬-パクも 観たいと探したけれど、既にウイークデイマチネのみ、 涙を飲んで諦めたパクルド楽、とても良かった。 台詞は既に「説得する事ができなかた」以外は完璧。 そして、近くで観て細かい表情や演技に惚れたはずが、 遠くの席から表情や小さな演技が見えずに観ていても、 同じ印象が欲しい時に きちんと伝わってくる。
何より男らしいのが好み。 以前は「実年齢のルドルフに近く作っちゃうと、 ママって呼びかけはキツいよね」なんて言ってたけど、 違和感ないのは、自立した男として話しているからか。 明らかに肉親に対する頼み事という柔らかさ・甘さは あるのに「判断の結果」という理性でもあるという。 「お前が呼べば現れる」とやってきたトートへの 態度にも同じようなものを感じたし・・・、 え〜と、単に私パクルドが好みってだけかな?(^^; パクさんのお顔は苦手系だけど、パクルドは、 かっこよく見えてます、私。でもそれって、 演技力のおかげってことですよね?
さて、楽感想で肝心らしい、カーテンコール。 パクさんと禅さんが楽日で挨拶あったのですが、 先に話し始めたパクさんに、驚かされました。 「明るい笑顔や楽しい踊りを見せたかったけど、 毎回、美しく死んでいく役だったので、また、 そういう良い役を取れるように頑張ります」と。
もしかしたら母国語じゃないから、ニュアンスが 違うのかもとも思ったんだけど、もっと違う役が 演りたかったんだよーというように聞こえて、 楽日にいきなり何を言い出すんだ?!とビックリ。 今、終わっちゃった役よりも次のステップを! という点でも「韓国人は上昇志向が強い」という イメージを思い出させられ、発音が日本人とは 違った事より、そっちで衝撃を受けてました。
もちろん、それまでのルドルフで彼がほぼ パーフェクトに違和感を感じさせなかったから こそ、この衝撃が大きかったというのはあるし、 長めの挨拶の最後は「ルドルフという役は難しいし 役作りは限りがないと思うので、まだ始まりだから、 地方の方もよろしくお願いします」と〆たけれど、 (しかもこの辺りは日本語不安そうに振り返って 確認したりしながら話していた)とにかく最初の 言葉が、ものすごくものすごく、ショックでした。 ひと言ひと言、細かく大きな拍手受けていたし、 きっと私の解釈違いだとは思いたいんだけれど。
その後の禅さんは、 よいしょっ!と ちびルドを肩に抱え上げて前に出、 出てきたかと思ったらいきなり「え〜、下ろします」。 後ろでマジ転びしてしまった皇后様を筆頭に、 会場中の笑いを誘ってから、おもむろに話し始めて。 「6年ぶりなので(5年と言ってたかも)、過去の事を 話そうかと思ったけど、浮かびません。きっと今が 一番、幸せだからだと思います」と話し、大拍手。 ああ、禅さんらしいなぁという感じのご挨拶。
そして、ちびルド君に「挨拶は?」的な声をかけ。 私はここ数回、この川綱ちびルドばかりに当たって、 この「男の子」っぽさは、浦井ルドに成長しそうだし できれば他の子で観たいなと思い続けていたのですが、 カーテンコールはもう、この子すごい!と思った。
「短くてもいい?」みたいに返事する彼に頷く 禅さんと周りの人々を見てから川綱君、 「え〜と、僕はたくさん猫を殺してしまいました」。 もう、大拍手&大笑い!会場中をさらったよ(^^; 更にもう少し何か・・・と促されて、前を向いて、 「エリザベート万歳!」 ・・・いや〜この子、大物になるわ・・・。
| 2004年05月24日(月) |
ビストロスマップ、大河版 |
今日のビストロスマップは、大河ドラマシリーズ。 近藤勇の妻役と愛人(NHK的には恋人)が一緒にご来店。 当然、他局とはいえ少しは大河の話があるだろうと思ったら、 とんでもない方向に話を振ってくれた中居ちゃん(泣)
中居「台本はご覧になっていますか、最近は」 って。 慎吾が「当たり前じゃないですか」と返したら、 斉藤洋介の物まねで「慎吾君『4話分ぐらい、まとめて 撮るんだけど、とりあえずしゃべったらOKだった』 なんて言ってたよ」とか言うし。「僕にはできないよ、 時代は変わったんだね」って言ってたよー、なんて。 慎吾、あわあわして「ちゃんと全て把握してやらないと、 できるわけないじゃないですかー」ってフォローするのに、 中居ちゃん、どんどん煽るんだもん(泣)
私みたいなファンはいいよ?中居の慎吾いじりって、 いじめまくるのが多いって知ってるから。 ちょっと考えてきたネタなんだなーって思うくらいだし。 田畑智子は苦笑いって感じの顔してたけど、優香は 普通に笑って楽しんでたし、SMAPが自分たちで持ってる バラエティ番組としては、ごく普通の会話だったと思う。
でも、いみじくも拓哉が言ったとおり、大河の主役ってのは、 「サッカーの日本代表になるくらい」注目度あることなの。 この2人のゲストの日だけ見るという人も多そうだし、 これがいつものSMAPネタのパターンだなんて思わず、 本気で信じてしまった人がどれくらいいるやら、不安で。 実際、後からチャットや掲示板で感想を回ってみたら、 すっかり慎吾バッシングになってるよぉ・・・(泣) ただでさえバッシングだらけの大河に、何でわざわざ、 向かい風吹かせてんだか。少しは考えてくれ、中居・・・。
でも他は、結構 楽しかった。 あんないい夫だったのに、京都に来て愛人作るなんて という話になった時には、慎吾から「男はみんな、 稲垣吾郎なんだなと」なんて名言も飛び出したし。 中居「解説しますか?」吾郎「いえ、いいです。分かります」 のかけあいは、ちょっとテンポ良くて面白かったな。 あと、生卵5個飲めちゃう田畑さんは、本当に飲んべで、 バクダンを食べた時の「・・・おいしい」マジだったね。 「藤木勇です」でマジうけしてくれたのも嬉しかったし、 ちょっとまた、彼女の飾り気なさが好印象でした。 いや、作られた飾り気なさという気もちとするけどね(^^;
面白かったかも。 テンポいいのと、合間で空が映ったりするんで、 ちょっとロケしたみたいな空間の広がりがあるし、 川も、なんかセットっぽくない雰囲気があったし。 2組に分かれて話が展開してたけど、あんまり ゴチャゴチャしないで、すっきりまとまってたし。 うん、良かった。
一番気になったのは、No2の方々。 特に土方の「いいもん見せてもらったぜ」に対する、 「芹沢さんは、自分の弱点をつかれると弱い。 それが、あの人がもう一つ大きくなれないところだ」 だったかな?新見のセリフ!あれは燃えたな〜。 さすがに鴨についてる人だなぁと、諦観みたいなものが ものすごく感じられた。試衛館組と争ったところで、 未来を考えている訳ではないとでも言いたいのか。 「お前ら、俺たちに かまってる余裕などあるのか?」 なんて声が聞こえた気がしたよ。かっこいい〜♪
鴨自体は、描かれすぎて、そろそろ飽きてきたかも。 泣いたりされてもなぁ・・・。もう大人な新見と比べて、 まだ熱さや真っ直ぐさを忘れきれなくて、近藤たちに ちょっかい出しては新しく傷ついてるって感じかな。 いや、そういう男が魅力的と思う人が多いのかも しれないんだけど、私はちょっとお腹いっぱい。 桂と論争になったりすると、未だに、勇&歳は 全く ついていけないてないし、試衛館にとって まだ必要な人物であるとは思うんだけど。
でも「少しだけお酒が過ぎたようですね、今夜は」と 諌める近藤がかっこよかったから、場面的にはOK。 ガタッと立ち上がった試衛館組を抑える手は、 もうちっと早く出せなかったもんかいと思うけど、 近藤、やっぱり だんだん良くなってきた気がする。 「あの男は昔から、人をわざと怒らせて、それを 楽しむところがある」という評価の仕方からも、 生真面目一辺倒ではなくなった姿が感じられたし、 「歳、歌え!」の解決法には、ちょい惚れた。 慎吾のセリフ回しは、イマイチの回だったけど。
お腹いっぱいといえば、お梅も。 「今度、教えた・げ・る」だぁ?ええかげんにせー。 「世の中の男は皆、うちの敵」ってセリフは、 そういう方向に作りたかったのか・・・と思ったけど、 セリフで言われてもねぇ。エピソードなら面白いけど、 既に、梅のエピソード入れる暇があったら、他の隊士の 話をしてくれモードに入りつつあるので、もう要らね。 でも、それに絡んだ総司は、ちょっと男の匂いがしたし、 ひでも、今回は なかなか可愛かったかな。 「・・・馴染まないんだよな」「馴染んでください!」 子供だなぁ。ちょっとほのぼの。
居残り組は、山南さんがグー。 「6畳と8畳が・・・」は、当分忘れられないだろうし、 間髪入れない「採用です!」は、笑った笑った。 「それまで!」もそうだけど、一瞬の低い声が 意外性があって かっこいいんだよな。ずるいよ。 でも、今でこそ、普通なら暗算で楽勝の問題なのに、 武士ってそういう学問してなかったんだよなぁと、 今更ながら、彼らが今の人でないことを実感したり。
あと、設定をちょっと思い出したのは、 河合と対した平助の剣先がフルフルしていた時。 そういえば平助って山南さんと同門だったね、と。 いきなり以前の、試衛館で入れ替わり立ち替わり 違う流派の人たちが門人に教えて混乱した場面とか、 今後の山南&平助の運命とかの、過去と未来が 頭に入り乱れて、思わずウルッとしそうになった。 「金は黙ってても芹沢が集めてくれる」を思い出す 山南さんの顔も、未来を思わせて苦しかったし。 でもそういえば河合の持ってきたチラシって、 平助が一生懸命大道場に配って歩いたのが、 捨てられて、こっそり拾ってきたりしたのかな?
そんな感じ。 あとは、勝てなかった口げんかの最後に、 「桂小五郎とサシで勝負をしようとは 身の程知らずとしか言いようがないな」なんて言葉を 吐き捨てられる桂さんって、さすがだなぁとか、 優香は太夫姿は思ったよりはるかに似合ってたけど、 しゃべったり動いたりすると、やはりダメダメとか。 広沢さんが三谷芝居によく出てくる、可愛らしい系の 小人物になっちゃったのは、少し悲しいなぁとか。 でも何にせよ面白かった。是非このままいきたいなぁ。
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