―No,―

2005年05月30日(月) 錆びた銀製品

泣けもせず また忘れようとしてる
覚めない夢と同じ 幾度となく繰り返す

解っていても認めたくなかっただけ
他の何でもない ただそれだけ

否定が苦しめる結果に
有無が私に取って大切だったようで

それも今は過去形
聞き入れたくないこと

また偽って 嘘をついて
もう重ねれない嘘を重ねてしまおう

あの詞(うた)と同じ
でも棘すら無い

遠くに見た日
それはいつの日だろう

戻れはしない季節に
貴方はいたのだろうか

判断力の低下
定かではない幻想

魅せた夢
行き違いなかった夢

『幸せでしたか?』
問う相手はもう―…。



2005年05月28日(土) 底無し

川沿いを歩く私が川に飛び込むまで時間は要らない
目的がそうだったから 「溺れたい」願望

本当は溺れてる自分を観ていたかった
でもそれは出来ないから溺れに行っただけ

歩いた道も繋がってた影も嘘と云う錯覚
すべて否定されたような感覚に押しつぶされる

解りきってた嘘 貴方の幸せは其処にあったのだろうか
増えるばかりの嘘には許容出来ない私が居た

決して溺死したいわけじゃない だけど溺れてたかった
単に依存してたかった 未完の言葉と共に



2005年05月27日(金) 蝶々と蜘蛛

羽根にまとわりついた糸
拘束されている蝶々(私)は食べられるの待つばかり
蜘蛛(貴方)が食べてくれないのなら只朽ち果てていく

思い立った 飛んでみよう、と


それなら一層のこと飛んでみよう、と
飛べるのかすら解らない
確証なんてすべてのことで確立されてない

だけど 飛んでみよう、と


綺麗な羽根もまとわりついた花粉も色褪せていく
空回りする気持ち 其れでもきっともう絶えてしまう
すべて忘れてくれればいい そう願ってた蝶々

さようなら、と


そう蝶々は告げ、蜘蛛はずっと黙視してた
見えない糸が存在するかのように蜘蛛は動かない
残ったのは鮮やかな蝶々の羽根と蜘蛛の死骸



2005年04月12日(火) breath

貴方より先に歩めず 見送ることになった日
冷たく感じた雨もいつしか温かく思えた
その温もりにもう一度触れられればどれ程幸せだったのか
餞の言葉などない ただあるのは無情さばかりの愛情

もう目に映るすべて 何もかもが入り口だった
白紙にしてしまえれば私の存在意義は無くなるから

あさはかなことをすればきっと貴方は涙するだろう
また泣かせてしまうようなことはしたくない
今以上 守れないのなら僕は上の空の住人になる
最期に貴方が迎えてくれるならそれが一番の幸せだから 



2005年03月27日(日) 蜃気楼

空白は空白のままで 埋まったままのところは埋まったままで
涙流しても何も変わらない日々 甘い蜜を煤りつづけた行く末
咲き誇る気高さばかりに気を取られる

傷付けた事実(こと)はいつまでも変わらず
傷付けられた事実(こと)もいつまでも変わらない

息が出来ても出来なくても変わらない
笑った表情(かお)は今も凍てついたまま
明日に願ったのは修復がもたらす結果

絶望感と切望感 貴方もあたしも同じ人間(ひと)
交わることを何処かで嫌ってた 笑えずに

平穏に過ごすふりは傷口を汚すだけで
迷いが示す道を辿って貴方に行き着かないことを水面下で願う
達してしまうことを何より嫌っているのはあたしだから


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まじゅ

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