木陰の本棚<書庫>
絵本と読み物のあれこれ

2004年10月30日(土) Coyote No.2

昨日から足が冷えるなぁ…と思っていたら、
今日になって胃がきりきり痛み出しました。
そんなわけで、背中と足の土踏まずにカイロを貼って、横になり、
今日はお昼にずっと、「コヨーテNo.2」を読んでいました。

その中に、星野道夫さんと法然院の「森の子クラブ」との交流会の記録が!
(「森の子クラブ」は来年入ろうかと思っていたので、びっくり!)

娘が生まれる前、星野さんが亡くなられる年の1月に
その交流会はあったようです。

その中で、熊の子がブルーベリーを食べている様子がありました。
そのシーンを見ていると、
まるでロバート・マックロスキーの「サリーのこけももつみ」の子グマちゃんのよう。。。


このときの交流会に参加した子供たち、
星野さんからいろんなメッセージを受け止めたことでしょうね。。。


おまけ:『星野道夫公式サイト』で2005年度カレンダーを注文しました♪



2004年09月26日(日) 「影ぼっこ」

影というのは、時にとてもこわい印象を与えます。
昨日の夜、車から降りたとき、
娘が外灯の光によって作り出された私と自分の影を
「わ! お母さん、影ぼっこだ! こわっ」
と、指差しました。
そして、
「どうして、影がこわいと思うのかな…」と。

昼間に見る影には、夜に見る影のようなこわさはありません。
けれど、夜になると、自分の影さえ、ちょっと不気味になります…。
そこに何かがひそんでいる…そんなふうに思えるからでしょうか。。。

表紙の絵の黒い人物の表情が何ともこわい。
きっと娘がもう少し幼かったら、
「この絵本はこわいから、どこかにしまっておいて!」
と言われたかもしれません。
(そう言って、封印された本が我が家には何冊かあります…笑。)
今年になってから、
娘は多少、こわいものに対して弾力性のようなものが出てきたようです。
(あれほど拒否していた「ハリーポッター」の映画も見たいと言うようになった…)

「この本、こわっ!」
と言いながらも、影ぼっこの不気味さを楽しむ…
そんな余裕が彼女の中に出てきた様です。


火と光、それによって生じる影の世界、
それは恐ろしく不気味なものであるとともに、
私たちに寄り添って存在するもの…。
だから語り手たちは、影に命を吹き込んでいったのでしょうね。

影ぼっこ」 ほるぷ出版

ブレーズ・サンドラール/文 マーシャ・ブラウン/絵 おのえ たかこ/訳



2004年09月25日(土) 「野の白鳥」

小学館からアンデルセンの絵本シリーズが新しく刊行され、
気になっていたのですが、
先日、この本が図書館に入ったので、借りてきました。

エリサが白鳥になってしまった兄たちのために
イラクサを摘み、上着を編むお話は、
自分が子どもの頃に読んだアンデルセンのお話の中でも
特に印象的に残っているお話です。
読みながら、ああ、そうだ、こんなお話だったな…と
懐かしくなりました。
海を越える途中に夜になってしまったとき、
夜中に墓地へイラクサを摘みに行くとき、
そして、火あぶりの刑にされようと荷馬車で運ばれていくとき…
とてもドキドキしながら読んでいた…
そんな子どもの頃の思いがよみがえってきます。

ワッツの絵が、おだやかで暖かです。

このシリーズは、他にもこみねゆらさんやささめやゆきさん、
市川里美さん、スズキコージさんなど、
我が家の好きな絵本作家さんが名を連ねているので、
どれも見てみたいなぁ〜と思っているのですが、
特に楽しみにしているのは、ツヴェルガーの「人魚ひめ」。
刊行されるのが待ち遠しい1冊です♪

野の白鳥 アンデルセンの絵本」小学館
H.C.アンデルセン/原作 角野栄子/訳 バーナデット・ワッツ/文・絵



2004年09月19日(日) 「ねんね」

表紙のリスの寝顔に思わず手に取った絵本です。
中を見ると、ワラビー、キツネ、ライオン、ゴリラ、キリン、カバ、ヤマネ…etc
さまざまな動物たちの寝顔の写真。
見ているだけで、こちらもほわほわとして
幸せな気分で満たされていきます。

ちなみにシロクマとアザラシの写真は、
星野道夫さんの撮られた写真で、
それも嬉しい発見でした。

今夜も寝る前に、この本を開いて
気持ちよく眠る事にしましょう♪

それでは、ねんね ねんね
おやすみなさい…♪


ねんね
さえぐさ ひろこ  アリス館



2004年09月15日(水) 「海のおばけ オーリー」

この間から(夏休みから)、
ずっと「ピーター・パンとウェンディ」(福音館文庫)を読んでいるのですが、
読み出してしばらくすると娘が寝てしまうので(笑)、
遅々として進みません。(やっと半分読んだところ。)
そのあまりの進み具合の遅さに、一旦休憩したくなって、
8月に配本で来ていたのに、まだ開けていなかったオーリーを
読んでみました。

赤と黒と白のコントラストが美しい表紙、
オーリーの瞳に、思わず吸い寄せられてしまいます。
ページを開くと、娘が好きなコマ割り。
エッツらしいまなざしで描かれたアザラシの親子…。

水兵さんに連れ去られてしまった、アザラシの赤ちゃんのオーリーの
人生(ん? アザラシ生か…笑)に、
娘は「どうなるんだろう」と、ハラハラドキドキしていたようです。
最後のページで、「ああ、よかった♪」と娘。

そして、「この本は、お家の本?」と確認。
「だって、何度も見たいから。」なんだそう。
あなたの大切な本がまた1冊仲間入りして、よかったね。

おぉ、それにしてもオーリーのたどった道(川)のり、
すごいですねー。
娘と地図を見入ってしまいました。


海のおばけオーリー
M.H.エッツ/作 石井桃子/訳 岩波書店




2004年09月13日(月) 赤いカヌーにのって

かあさんとおばさんとサムとあたし、
4人で3日間、カヌーで川下りの旅をするお話です。

まず最初に、カヌーにのせる荷物の多さにびっくり!
こんなにいっぱいの荷物が、ちゃんとコンパクトにまとまって
カヌーに載るものなのですねぇ。
(4人の人間が乗るだけでも、すごいなぁとおもうのですけれど。)

川下りの一日目のページになると、
娘もすっかりカヌーにのる一員となって、
川下りを楽しんでいました。
いやはや、すごいね〜、このおかあさんとおばさんは!
(私には、女二人で子どもをアウトドアに連れて行く、こんな度胸はない。。。)

その昔、カナダに行ったときにカヌーにのったことがあります。
たったの1時間でしたが、
川のまわりの変化するいろんな景色を楽しんだり、
この本のように、
水の中で涼んでいるお腹の大きな鹿に出会ったりしました。
この本を読んでいたら、そのときのことが無性に懐かしくなって、
娘を連れてカナダに行きたくなってきました。
(いつか行けるかなぁ…)

娘はすっかりこの本が気に入って、
今夜もこの本を読んで、川下りの旅に出たいようです。(^-^)



赤いカヌーにのって
ベラ・B・ウィリアムズ/作 斉藤倫子/訳
あすなろ書房



2004年09月12日(日) リサとガスパール絵本原画展

リサとガスパールの絵本原画展に娘と行ってきました。
原画からは、絵具の質感を感じられてよかったです。
色合いも、絵本よりはっきりしていた気がします。
最新作(?)の絵に、リサとガスパールが、
ハレンスレーベンのアトリエを訪れたというのがあったのですが、
彼らが帰った後の、ハレンスレーベンのコメントに
思わず吹き出してしまいました。
ふふっ、こういうユーモアのセンスが、
リサとガスパールのお話を楽しくさせているんでしょうね♪

あと、「おうちにあるものどんなもの リサとガスパールのことばえほん」の絵を久しぶりに見て(家に本もあるのですが…)、
さすがフランス、ざるがおしゃれだったりするなぁ…と、
急にそれが欲しくなったりして、笑。

原画展では、新シリーズのペネロペの原画も。
ペネロペの仕掛け絵本「ペネロペようちえんへいく」がとてもかわいくて、
娘がまだ幼稚園児だったら、まちがいなく1冊、お土産に買って帰ったと思います。
今回、それは思いとどまって(笑)、
娘が選んだ「リサれっしゃにのる」を、お持ち帰り。
こうして見てしまうと、また全冊そろえたい病が…。
(あ、おさえているんですよ、一応。。。(^^;)


かわいかったので、リサのハンドパペットをお土産に。
(ガズパールは予算の都合上、置いてきました。ごめんよ〜、ガスパール。)
ゆうちゃん、ときどき幼稚園の絵本の会のときに、
ママに貸してね〜。




2004年09月11日(土) 「ノンビリすいぞくかん」

最近、一足先にお風呂からあがった娘が、
私を待つ間に、お布団の上でゴロゴロと本を読んでいるのですが、
まだ私が脱衣場で、髪の毛を乾かしていたら、
娘のケラケラと笑う声が聞こえてきました。

「一体、何にうけているの?」と聞くと、
「これ、おかしい〜。ママ、あとで続きを読んで〜。」と
この本を持ってきました。

そこでその日は「イカのはなし」と「タイのはなし」を読んだのですが、
そのお話はなんじゃこりゃ〜!?の連続。
さすが、「ナンジャコリャ童話館」と銘打ってあるだけありますね、ぐふふっ。


ノンビリすいぞくかん
長新太/作 理論社



2004年08月15日(日) 「空とぶじゅうたん」

先日、サイトに訪れて下さっている素敵な方から、
新藤悦子さんとこみねゆらさんの手による「空とぶじゅうたん」という本を
ご紹介いただきました。

新藤悦子さんは、「母の友」で「旅する母娘」というエッセイを書かれていて
それをときおり楽しく読んでおりました。
9月号の「母の友」にも「トルコで紙芝居」という旅日記が載っています。

その新藤さんが綴られた文章に、ゆらさんが絵を描かれている…!
そんな素敵な絵本があったとは!…と、
すぐに最寄りの図書館で検索したのですが、
あいにく蔵書がありませんでした。

ゆらさんのサイト(→こちら)で、
「空とぶじゅうたん」の挿絵を少し見る事が出来ます。
その絵を見ていると、ますますその絵本が見てみたくなりました。

こんなときはやっぱり、復刊ドットコムにお願いするしかありません。
先ほど、復刊リクエストに1票投票して参りました。
どうぞ、復刊がかないますように…。

復刊リクエストは、こちらです。



2004年08月01日(日) 「消えたモートンとんだ大そうさく」

ひきがえるとんだ大冒険シリーズの2です。
実は以前、シリーズ1の「火よう日のごちそうはひきがえる」を娘に読もうとしたら、
あっさり断られたのです。
そこでしばらく、この本も古本屋さんで手に入れたものの、
ずっと本棚の中で眠っていました。

先日、そういえばこの本はまだ読んでいなかった…と、思い出し、読み始めました。
そうすると、娘がぐぐっとお話にのってきました。
話の後半になり、「続きは明日」と言うと、
「朝に読んで〜!」と言い、
その朝もバタバタしていたら、
「じゃあ、私一人で読む!」と言いだしました。
(こんなに文章の多い本でそんなことを言ったのは、これが初めてかもしれません。)

そんなわけで、この本の読了後、
今は「火よう日のごちそうはひきがえる」を読んでいるところです。

どちらのお話も、二匹のひきがえるの一方がそうじ好きで
もう一方が料理好きというのがキーポイントなんです。
そうなんですけれど…
「消えたモートン…」の方を読んでいたとき、
私も娘も
一体、どちらがモートンで、どちらがウォートンなのかが、
なかなか区別がつかなくて、「あら、一体どっちだった?」と
何度も最初を読み返したりしたんですけれどね…、笑。





消えたモートンとんだ大そうさく
ラッセル・E・エリクソン/作 ローレンス・D・フィオリ/画 佐藤涼子/訳
評論社


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スズ [木陰でひと休み]

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