■映画の感想です。映画館で観たもの中心。普通にネタバレしてるのでお気をつけください。
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2014年04月06日(日) 「キャプテン・フィリップス」

XboxVideoのストリーミングレンタルで観ました。今だけなのかよくわからないけど水曜100円ロードショーというキャンペーン?がひそかに実施されていて、なんか水曜日に特定の映画が100円(HD画質だと150円)でレンタルできるんですよ。再生を始めない限り14日間有効なので(一度再生してしまうとそこから48時間が期限)平日は観る時間ないわーという人もとりあえず水曜のうちにポチっておいて週末に観るとかできます。あとついこの前複数デバイスでの視聴にも対応したので(やっと)、Windowsタブレットとか持ってればそっちで再生することも可能。
ていうかちょっと調べたらiTunesでも同じような100円レンタルサービスやっててしかもXboxVideoよりよっぽど好条件なんですが(笑)、個人的にiTunesではTVで観られないってこと、それからいったん端末なりPCなりにダウンロードしなきゃならないってとこがネックなんだな。Xboxはストリーミング配信なのでDLのストレスがないし容量も食わない。そしてTVの画面で観られる。そこが良い。

で、今週はこれが100円レンタル作品だったわけなのです。公開時に観たいと思いつつ逃してしまった映画なのでありがたい。2009年ソマリア沖でコンテナ船が海賊に襲われ船長が人質となった事件。実話だなんて怖すぎる…終始ものすごい緊迫感でした。上映時間長いけどレンタルだしちょっとずつ観ればいいよねとか思ってたのに、途中でやめられなくて結局一気に観てしまった。
「海賊」というと私なんかはでっかい海賊船に乗った荒くれ者の武装集団みたいなのを想像してしまうんだけど、この映画では地元の貧しい若者が簡素なボートでやってくる。彼らは彼らのコミュニティの中でやむにやまれぬ事情があって海賊行為に走らざるをえない…ってことが察せられるのね。加害者には加害者なりの境遇や価値観がある、ここらへんの描き方が「ユナイッテッド93」とすごく似てました。明示も強調も同情もせず、ただ淡々と描写する。そのさじ加減が絶妙。
つーか若者数名があんな貧弱なボートで乗り付けて船を襲撃できるってことに一番驚いたわ…。だってコンテナ船の方はボートの何倍もの大きさだし、乗組員もずっと多いわけだし。そもそもどうやって乗り移るつもりだよ思っていたら、実に原始的な力業でした。銃の威力恐ろしい…
突然の事態に機転を利かせて応じるフィリップス船長もすごかった。軍人でもなんでもない、単なる一般人であの対応は立派だと思います。あくまで冷静に、相手を挑発しないように、でも頭の中では必死に策を練り、船長としての責任感も忘れない。海賊たちはまだ若いし武装してて強気なうえ何かドラッグ的な葉っぱもキメてるので建設的な話が全くできず、とにかく刺激しないようにするのが精一杯。この理屈が通じない感じ、何かをちょっと間違うと惨事になりそうな一触即発の空気がすごく怖くて(しかもそれがずっと続くので)ハラハラしっぱなしだった。

結局フィリップス船長だけが人質として捕らえられ、海賊たちと共に救命艇で陸に向かうことになる。そこから先はアメリカ軍も登場して救出劇の展開になるんだけど、この段階で犯人側はもうやぶれかぶれの状態なので緊迫感は同じように続きます。しかも救命艇がまた超狭い密室なんだ…緊迫感に加えて閉塞感が半端ない。この状態で食べ物もないまま、みんな追い詰められて気が立ってて一触即発ムードさらに倍、当初冷静だったフィリップス船長も次第に焦り始めます。終盤もうダメだと観念して家族に手紙を書こうとするシーンが本当に切なかった。すぐそばに海軍がいるのに、最新機器とSEALの精鋭揃えて待機してるのに覚悟を決めなきゃならない極限状態とはどれほどのものか。
その後決着は一瞬でつくのですが、救出されたフィリップス船長の様子にまた胸を打たれた…トム・ハンクスの演技力に改めて感服でした。ショック状態っていうのかな、呆然として言葉が出ない、助かったのに混乱しすぎて気持ちがまだ安堵するまでいかない様子が伝わってくる。医務室に連れて行かれて処置を受けながら、ようやく涙が出てくるんですよ。冷静的確にてきぱきと診察する女性兵士も実に見事で、ここはほんといいシーンだった。泣けた。

最後までハラハラし通しで終わるとどっと疲れるというか、ある意味しんどい映画ではあったけど、そのぶん見応えはたっぷりでした。ポール・グリーングラス監督はボーンシリーズのイメージが強いけど、私はこういうノンフィクション系も好きだなー。「ユナイテッド93」も印象深いです。



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キャプテン・フィリップス
【CAPTAIN PHILLIPS】

2013年 アメリカ/日本公開 2013年
監督:ポール・グリーングラス
出演:トム・ハンクス、バーカッド・アブディ、マックス・マーティーニ
(ストリーミングレンタル鑑賞)




2014年02月16日(日) 「劇場版 TIGER & BUNNY -The Rising-」

※ネタバレしてます




正直タイバニはそこまで熱心に見ていたわけでもなく、キャラ設定とTVシリーズの流れがぼんやり頭に入ってる程度。前作劇場版(Beginning)もこの前テレビでやってたのをチラ見しただけという門外漢っぷりですが、そんな私でも思わず熱くなってしまうヒーロー展開ですごい楽しかったです。熱い展開の中にじんと来る要素もあったり。王道だけどそこが良い!

二軍で地道に活動していた虎さんとバニーちゃんが所属する会社に新オーナーが就任、この人はカネのためなら手段を問わない悪徳実業家なのですが、彼が独断でバニーちゃんを一部復帰させ半ば騙し討ちのような状況で新ヒーローとのコンビを作ってしまう。さらには容赦なく虎徹さんのクビを切るんだけど自分と組んでるよりその方がバニーちゃんのためだと考える虎さんはバニーちゃんの必死の抗議を押し切って身を引こうとします。そしてちょうどその頃、街には女神伝説を模した連続怪事件が発生する…という話。
中年崖っぷちヒーローが奮闘するというコンセプトはTVシリーズそのままに、今回はそれに加えてファイヤーエンブレムの葛藤が痛々しく印象的でした。既に乗り越えているつもりでもアイデンティティ関係のトラウマはやっぱり根深い。で、そんなファイヤーエンブレムのために頑張る仲間たちの団結ぶりがすごく良いんだ。特にドラゴンキッドちゃんの台詞には泣かされた…!思わずうるっときてしまいました。さらに復活したファイヤーエンブレムの「男は度胸、女は愛嬌、オカマは…最強よ!」に泣き笑いです。名言きたこれ。
なんか、ロックバイソンにしてもスカイハイにしても折紙くんにしても、ヒーローたちみんなそれぞれちょっとずつ悩んだり迷ったりしてる描写があって、そこが良かったな。雷を思うがままに操れないと悩んでたドラゴンキッドちゃんが新技繰り出せたシーンには素直に感激した!
あとはクライマックスでヒーロー達が集結するシーン、ベタだけどこれも感動的でした。ストーリーを冷静に振り返るとちょっといろいろ詰め込みすぎで散漫な気がするしツッコミどころも満載のご都合展開なんだけど、終盤の爽快感で細かいことはどうでもよくなる。観た後に元気をもらえる感じが好き。

アニメとしては、全体的にCGとアクションに気合い入ってました。とにかくすごい動いてた。クライマックスのあたりは速すぎて目が滑るほどに…。それと中盤のルナティックとタイガーの追いかけっこシーンはまるでスパイダーマンかと思うくらいの躍動感。ビルの間をびゅんびゅん飛ぶよ!比べて作画は若干不安定な気がしたけど…ていうか、なんかちょっとキャラデザ変わってない?TVシリーズの頃と若干印象が違うような。そういえば今回初めて知ったけど、タイバニってTVシリーズと劇場版で監督が違うのね。原作つきのアニメならまだしも、一から作り上げたオリジナル作品でこういうのって割と珍しいんじゃなかろうか。コアなファンの方々はいろいろ複雑じゃないのかなあ、と思ったり。ともあれ、女の子たちがみんな可愛かったです。特にカリーナちゃん美人さんだった。

新キャラのライアンも普通にいい奴、いい意味で予想を裏切ってくれました。「どっどーん!」がツボった。持ち技見たまんまの単純明快な擬音をそのまま自分で言っちゃうとこが。役回り的にもうまい具合に虎さんとバニーちゃんを繋いでくれたと思います。技もキャラも他のヒーローとかぶってないんだし、今回限りの限定キャラなのはもったいない気がするな。
あとは秘書に萌え…。私はもともとかわいそうな悪役に弱いのですがそれに加えて薄倖の美青年とか大好物すぎてもうね…。ていうかこの人能力発動するときなんで上半身裸なんですかサービスですかありがとう…。そしていい声だった…(cv平川さん)
そうだ声といえば、映画館だと斎藤さんの地声がうっすら聞こえることに感動した!(笑) さすがドルビーデジタル大音量。

そんなわけで楽しかったです。楽しかったので、録画して溜めといたTVシリーズを今更引っ張り出して見返し中ですよ。ちなみにTVで放送されてたのは2011年、ついこの間やってたような気がしてたけどもう3年前なんだなあ。


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劇場版 TIGER & BUNNY -The Rising-

2014年 日本
監督:米たにヨシトモ
声の出演:平田広明、森田成一、中村悠一
(劇場鑑賞)


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