■映画の感想です。映画館で観たもの中心。普通にネタバレしてるのでお気をつけください。
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2010年01月04日(月) 今年もよろしくお願いします

新年明けましておめでとうございます!

すっかり更新途絶えてますが映画は変わらず大好きなので今年もよろしくお願いします。と言いつつ今数えたら去年は31本しか観てなかった…映画館に足を運ぶ回数が年々減っている…あああ。31本しか観てないくせにアレですけどちょうどいい機会だし2009年印象深かった作品を簡単に振り返っておくと。
まず真っ先に思いつくのはやっぱり「グラン・トリノ」かな。これは良かった。泣かされた。イーストウッドが本気で渋くてかっこよかった。あと「ベンジャミン・バトン」におけるブラピの若返りに驚嘆。映画の内容よりそっちに驚いてしまって(笑)今となってはそのことしか記憶にないよ。だってあれは本当に若いときのブラピだった。「リバー・ランズ・スルー・イット」でキラキラ微笑んでた頃の、「テルマ&ルイーズ」でジーナ・デイビスを誘惑した頃のブラピそのものだった。現代のCG技術すごすぎる。
大作以外だと、夏に感想書いた「3時10分、決断のとき」が面白かったです。地味だけどじっくり見せる手堅い演出、そしてラスト10分に感動がある。「ラースと、その彼女」も良かったなー。結構あぶない題材素材を扱ってるのに(笑)やさしくてあったかいストーリーに仕上がってた。ライアン・ゴズリング君は大好きな俳優さんなのでこれからも頑張ってほしいな。そして最近だとタランティーノの「イングロリアス・バスターズ」が良かった!タランティーノ節をたっぷり満喫できたし、わたくしのお気に入り美青年(ドイツ人部門)アウグスト・ディール君にも久々にお目にかかれたし。
それから去年は「アンダーワールド」とか「X-MEN」とか「ワイルド・スピード」とか私の好きなシリーズの続編やスピンオフがいろいろあって嬉しかったです。特にヴィン・ディーゼルが復帰して一作目の雰囲気に戻った「ワイルド・スピードMAX」に大満足。やっぱヴィン・ディーゼルとポール・ウォーカー、二人揃ってこそ「ワイルド・スピード」だよねえ。逆に少々物足りなかったのは「ターミネーター4」かな。ナンバリングタイトルの割にジョン・コナーの存在感が希薄で何となく惜しい感じ。これ外伝だったら納得できたかも。
あと、個人的にキアヌの「フェイク・シティ」が良かった。世の中的には評判いまいちだったけど、でもキアヌの刑事モノは久しぶりだったんだぜ…!おそらく「スピード」以来?いやあれは刑事というよりSWATか。じゃあ「ハートブルー」以来?やだそんな…何十年前の話…久しぶりにも程があるわ!(笑) とにかく久々に刑事役のキアヌが主人公でそれなりにかっこいいし何より最初から最後までキアヌを鑑賞できる作品なので、キアヌファンには全力でおすすめしておく。もうDVDになってるので。

キアヌといえばまもなく「50歳の恋愛白書」が控えてますが、これ初めて概要見たときびっくりしたんですが、主人公がロビン・ライト・ペンなんですよ。美しく歳を重ねた50歳の主婦という役どころ。で、彼女と恋に落ちるらしい15歳年下の青年役がキアヌ。いやあの、ロビン・ライト・ペンとキアヌって実年齢ほとんど変わらないですよね。15歳下って…いいんでしょうかこのキャスティング…!(笑) 私的には楽しみですが。
「50歳の恋愛白書」公式→ http://50love.gaga.ne.jp/

あと、もうひとつ楽しみな作品がベニチオ・デル・トロの「The Wolfman」。タイトル通りベニチオさんが狼男です。結婚してアメリカに住んでる友人(トロファン)が「笑わないでよね!」と言いつつ予告編のURLを教えてくれたんですが、ごめん、少しだけ笑ってしまった…(笑)。いや作品としてはホラーなんだけど!すごく怖そうなんだけど!なにゆえ狼男かと…ちょっとイロモノに果敢に挑みすぎです(笑)。
予告編はここ↓で見られますが
http://www.apple.com/trailers/universal/thewolfman/
(公式(英語)は→ http://www.thewolfmanmovie.com/)
この映画、日本で公開されるよね…?(笑) 早く観たいよ!

ということで今年も楽しい映画にたくさん出会えるといいなー。皆様の映画ライフも充実の年になりますように!



2009年08月16日(日) 「3時10分、決断のとき」

予備知識ゼロで何気なく観てみたのですが、これは拾い物でした。すごく良かった!!!ベール王子とラッセル・クロウの西部劇です。「決断の3時10分」('57)のリメイクらしい。
南北戦争で片足が不自由になった貧しい牧場主ダン(ベール王子)が、町で事件を起こした有名な無法者ベン・ウェイド(ラッセル・クロウ)の護送を請け負う話。ベンは今でいうところの現金輸送車襲撃をやって多額の現金を手にするんだけど、仲間を先に行かせて町で女と遊んでいたので保安官に捕まってしまいます。で、裁判所があるユマに連行されることになる。しかしそのためには、まず駅がある遠くの町まで誰かが彼を護送して3日後の“ユマ行3時10分発”の列車に乗せなければならない。町を出ればベンの手下達(超荒くれ者集団)がボスを救出しようと襲ってくるのは明白だし、これは相当危険な仕事です。するとその場に居合わせたダンが、自分が行く、と志願する。
ダンは真面目な性格だけど家族を抱えて生活に苦しんでいて(妻や上の息子からは冷ややかな目で見られている)、借金もかさみ、下の子供は病気だし、また立ち退きを求められ酷い嫌がらせも受けていた。護送には報酬がかけられていたので成功すれば少なくとも借金は返せる。こうしてダンを含む護送団が結成され、一行はベンを連れて町を出るわけです。

そこからはちょっとロードムービー風、ベンの手下に狙われるのはもちろんアパッチ族が出てきたり脱出劇があったり手に汗握る展開なんだけど、この道中ダンとベンの人となりが少しずつ、絶妙なペースでクローズアップされてゆくのね。ベンは悪党ですが非常に頭の切れる男で、不思議と人間的な魅力があるんです。捕まって護送される途中だというのに常に余裕の態度、逃がしてくれたら護送の報酬の何倍もの金をやるぞ、と笑顔でダンを誘うけれども、ダンは絶対応じない。報酬のために名乗りを上げた彼ですが、持ち前の生真面目さと責任感で護送を完遂させようとその精神は揺らぐことがありません。二人の過去も次第に明らかになり、そうこうするうちにダンとベンの間に奇妙な信頼関係が生まれます。これがいい。すごくいい。なんていうか熱い男のドラマなんだよ…!
そして駅のある町に到着し3時10分ユマ行の列車を待つ、このラスト数十分の展開が素晴らしかった。まさに固唾を呑んで見守るという感じでした。ダンの息子の存在がまた効いていて、はじめ彼は生活もままならない、片足が不自由な父親を軽蔑しており、少年らしく無法者ベン・ウェイドの方に憧憬の眼差しを向けていたのですが、最後に父の偉大さを知る。ダンは父親として息子のヒーローになり、ベンがあの場で去らずにいったん自ら列車に乗ったのもダンに敬意を表したからに他なりません。このへん実にアメリカ的なまとめ方だなと思いました。もちろんいい意味で。

主演二人の演技も最高。ベール王子はもともと好きだから言うことないんですが、ラッセル・クロウがまたよろしい。2007年の作品ということで体もそれほどメタボってないし(笑)、カリスマ無法者が板についてました。監督はジェームズ・マンゴールド。「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道」は私的にいまいちだったけどこれはほんと文句ナシだなあ。122分という長丁場なのに全然飽きずに楽しめた。西部劇としても見応えあるし。上映してる劇場あまり多くないようですがこの夏のおすすめです!



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3時10分、決断のとき 【3:10 TO YUMA】

2007年 アメリカ / 日本公開 2009年
監督:ジェームズ・マンゴールド
出演:ラッセル・クロウ、クリスチャン・ベール、ピーター・フォンダ、グレッチェン・モル
(劇場鑑賞)




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