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現代風おとぎ話。見た目も中身も可愛い映画でした!
※ネタバレしてます!↓↓
5代前の先祖の所為で呪いにかけられ、豚の鼻と耳を持って生まれてきたペネロピちゃん。名家に生まれ見るからに美少女なのに鼻と耳だけ容赦なく豚なんです。なんて大胆な特殊メイク…!(笑) 両親は表向きペネロピが死んだことにして屋敷の中に閉じこめてこっそり育て、彼女が年頃になると呪いを解くため良家のお坊ちゃんを呼び寄せ秘密裏にお見合いを繰り返すんだけど、どの候補者もペネロピの顔を一目見たとたん驚いて逃げ出してしまう。そのうち候補者の一人が新聞記者にペネロピの存在を密告し、スクープを狙った記者は没落名家の青年マックスをお見合いに送り込みます。こうしてお金で雇われた形のマックスでしたが、いざ屋敷に潜入してみると意外にもペネロピといい雰囲気に…… などと説明するとまるで男女逆転美女と野獣?と思われそうですがそうではなく、ここで単純にマックスと愛し合って呪いも解けてめでたしめでたし、な展開にならないところが現代風なのです。いやぶっちゃけ最終的にはそうなるんだけど(笑)、そこまでの紆余曲折が面白い。終盤で再会したときの「きみ、呪いは…」「自分で解いたわ!」っていうやりとりがとっても可愛かった。これラブストーリーでありつつペネロピの成長物語だよなあ。あと、自分で自分を愛してあげないと!っていうメッセージ。
全てが明らかになると、ペネロピが求婚したときなぜマックスが拒んだのかがわかって切ないです。自分では呪いを解いてあげられない、明らかに資格がない、それを胸に秘めたまま「解けなかったらどうする?」と聞くと、「解けなかったら死ぬわ。あなたに迷惑はかけない。約束する」と断言したペネロピ。そんな風に言われたらそりゃ結婚できないよ〜〜〜。だからこそ、愛してるからこそ身を引いて拒んだ、このテのすれ違いは王道ラブストーリーっぽくてすごくいい。個人的に大好物。
口うるさいお母さんも誰よりペネロピのことを考えているし、新聞記者も根本的には悪い人じゃないし、のほほんと構えてるお父さんも面白いし(リチャード.E.グラントです)、嫌な奴があまり出てこないところも良かったです。全体的にコメディタッチで楽しく観てられるしね。なんかリース・ウィザースプーンが製作に加わってるそうです。姉御っぽい役で出演もしているよ。 それからペネロピの服とか部屋の内装とか持ち物とか街の風景に至るまで、全てがおとぎ話風で可愛かった!ちょっとディズニーランドみたいな雰囲気というか、建物の中も外も景色も全部ファンタジックな感じ。可愛いといえばペネロピを演じたクリスティーナ・リッチも美人だなあと改めて思いました。子役のときはあまり意識しなかったけど久々に見たらものすごく綺麗〜。 しかし豚の鼻がなくなってしまうとそれはそれで物足りない気がするのが不思議…(笑)。いやでも呪いが解けて良かった良かった!マックス(本名違うけど)と末永くお幸せにね!と自然に思えてニッコリできる、可愛いお話でした。
※公式サイトも可愛いよ! http://www.penelope-movie.com/
****** ペネロピ 【PENELOPE】
2006年 イギリス・アメリカ / 日本公開 2008年 監督:マーク・パランスキー 出演:クリスティーナ・リッチ、ジェームズ・マカヴォイ、キャサリン・オハラ、 リチャード.E.グラント、サイモン・ウッズ (劇場鑑賞)
| 2008年02月27日(水) |
「アメリカン・ギャングスター」 |
良かった!おもしろかった!まだまだいけるじゃないのリドリー・スコット!いや去年観た「プロヴァンスの贈りもの」が信じられないくらい気の抜けたほのぼのゆるゆるラブストーリーだったから、あのまま引退してスローライフに突入しちゃったらどうしようかとひそかに心配してたわよ…(笑)。やっぱリドリー・スコットにはこういうサスペンス&クライム系シュガーレス作品が似合うと思う。っていうかどうしてもそういう映画を期待してしまう。私が。なので今回すごく満足。
舞台は70年代初頭のアメリカ、警官の汚職が当然だった時代にひとり正義を貫いて孤立している刑事と、独自の手法で麻薬ビジネスを展開させて暗黒街に君臨した黒人ギャングの物語。いやもうこの麻薬王フランクを演じるデンゼル・ワシントンがかっこよすぎ!頭が良くて、大金を手にしても決して奢らず、家族にやさしく、かと思うと時折恐ろしく冷徹で。おまけにスーツの着こなしもエレガントだよ。こんなギャングは反則だ… 一方ラッセル・クロウ演じる刑事リッチーは曲がったことが嫌いで不正を許せず、汚職にまみれた同僚たちから疎まれている。でもその潔癖な正義感を買われて麻薬捜査班の責任者になり、捜査を進めるうちに影の麻薬王フランクの存在に気づくという流れ。
クライマックスに差し掛かるまでフランクとリッチーは一度も顔を合わせることなく別々に話が進みます。で、終盤初めて二人が対峙するシーン、これがたまらない。小雨降りしきる教会で車を止めて静かにフランクを待つリッチー。やがて扉を開けて現れ周囲を一瞥し全てを理解するフランク。二人の視線がぶつかり、流れるBGMはア〜メーージンググレ〜ィス〜♪ ひーーーシビレるーーー!こういうの大好き…! そこから先の展開はパタパタと急いだ感じだったけど、でもこの映画って二人の生き様というか出会うまでの過程がメインだと思うからいいんじゃないかなこれで。派手なアクションもほとんどないうえ全体で157分という長丁場だけど私はちっとも退屈しなかったです。
ギャングのフランクが品行方正なのに刑事リッチーは女好きだったり奥さんとの離婚問題を抱えてたり私生活が結構だらしないという、立場と性質が対照的なところもおもしろいと思いました。この二人って、もしも境遇が逆だったら絶対に成功しなかったんじゃないかな。お互いに。 しかしこれ実話ってほんとなの?脚色はしてても大筋は変わってないんだよね?逮捕後に二人協力して捜査を進めただけでも驚きなのにリッチーが弁護士になって最初の依頼者がフランクだったなんて…出来すぎだ…!(笑)
「列に並べ。俺を殺したい奴は大勢いる」ってセリフがかっこよかったです。かっこよかったけど、ラッセル・クロウ太りすぎ!もうちょい痩せてた方が私は好きだYO!
****** アメリカン・ギャングスター 【AMERICAN GANGSTER】
2007年 アメリカ / 日本公開 2008年 監督:リドリー・スコット 出演:デンゼル・ワシントン、ラッセル・クロウ、ジョシュ・ブローリン、 キウェテル・イジョフォー、キューバ・グッディング・Jr (劇場鑑賞)
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