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| 2004年06月23日(水) |
「犬と歩けば チロリとタムラ」 |
犬映画です。セラピードッグ、という、犬とのふれあいを心のケアやリハビリに役立てる動物介在療法を題材にした物語。犬好きなわたくしは上映開始後わずか30秒、タイトルすら出る前にいきなり泣きそうになってしまったのですが、まあのっけから号泣するのもアレなのでここはとりあえずグッと我慢。そしたらその後は全然平気でした。結局一番泣けたのは冒頭だったという(笑)。「さよなら、クロ」の時と似てるな。
仕事も家も失い恋人にも愛想尽かされちゃった主人公(ココリコ田中)が一匹の捨て犬と出会い、セラピードックの訓練をすることによって次第に自立していくストーリー。…なんだけど、どうにも国際セラピードッグ協会の宣伝臭(失礼!)が強くて映画としてはちょっとどうかなーというのが率直な感想だったり。いや、話としては悪くないんですよ。無気力天然ダメ男が犬の訓練を通じて意欲的になる様子とか、恋人のりょう(好きだー!<しつこい)が抱えている家庭の問題とか、ドラマ的にはそれなりに飽きずに見せてはくれるんだけど、でもセラピードッグ協会関連のシーンになるととたんにトーンが変わって、なんかこう、協会のガイドビデオっぽくなっちゃうのね。ココリコ田中は役にピッタリはまってたし個人的にりょうちゃん好きだし他にもはなわとかパフィーの由美ちゃんとかスネオヘアーとかラーメンズの人とかなかなか面白い顔ぶれが揃ってたただけに、その辺のバランスの悪さが残念でした。
犬は抜群です。超かわいいー。おりこうー。タムラ(本名はピース)とチロリは実際に活躍してるセラピードッグ犬なんだって。どちらももともと捨て犬だったところを拾われて訓練を受けたそうです。…そういえば、保健所のシーンはちょっと泣きそうになったなあ。保健所で、引き取り手のないまま処分されるのを待つ犬たちが映るシーンが一瞬あってね…ああいうのはダメだな。映画だとわかっていても本気でやるせないです。
あーあと泣きそうになってしまったシーンがもう一カ所(って結構あるじゃん)、施設で病に伏せって犬たちの来訪を心待ちにしてる役の青木富夫さんの姿。いやもう、犬と並んで老人にも滅法弱いんです私。「タムラさん」とか書いてあるあの絵に思わずうるっと…。実際にご病気でいらした青木富夫さんは、残念ながら、本作が遺作となってしまったそうです。ご冥福をお祈りいたします。
【本日の拍手レス】 メッセージいただいた順、お名前を教えて下さった方に関してはイニシャルトークで(笑)。もちろん無記名でも構いませんよ〜。
6/22(火)0時台のYさん> 裏切ーりもののー名をうぅけてー…って歌わせないでくださいよ!(つーか歌うな)
6/22(火)19時台のkさん> たそがれてるでしょ?(笑) いつもありがとうございます。 残念ながら管理人には拍手の音は聞こえないんです。送られた数に応じて拍手音が鳴ったらおもしろ…、……いや、それじゃ私の場合あまりに少なくて逆に寂しくなるな(笑)。
6/23(水)0時台のKさん> ワッツの泣きは見事でしたよね。アメリカで観た友人はあそこで号泣だったと言ってました。今回は冷静に観てたみたいですが。 プレッシャーって何となくわかるかも…。でもコメントがないとそれはそれで寂しかったりして。複雑な乙女心ですね(違)。
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ということで拍手撤去しました。お付き合い下さった皆様ありがとうございます。楽しかったです。またそのうち気が向いて設置するかもしれないのでその時はどうぞよろしくー。
****** 犬と歩けば チロリとタムラ
2004年 日本 監督:篠崎誠 出演:田中直樹、りょう、藤田陽子、唯野未歩子、 片桐仁、吉村由美、大木トオル (劇場鑑賞)
※ いちおう、未見の方は読まない方がいいかもしれないです。
裸で眠るナオミ・ワッツと黙って彼女を見つめるショーン・ペン、どういうシチュエーションなのか説明もないままにスタートしたその後は時間も場所も入り乱れた切れ切れシーンの連続。面くらいつつも話に置いて行かれないよう必死に目を凝らし、ああ時間軸を無視して場面を切り張りしてるのだ、と気づいた頃にはすっかりひきこまれているという。細切れにされてはいるものの登場人物の雰囲気の違いで見ているうちに前後関係はそれとなく察しがつき(下手な役者が演じてたらこうはいかなかったであろう)、話が次第に解き明かされていく様は絶妙、またそれでいて最後の最後まできっちり緊張感を持続させていた点もお見事でした。ただ聞くところによると、私は観てないんだけど、この監督は前作「アモーレス・ぺロス」でも似たような手法を用いているそうですね。出来映えは確かなものだったので二度目だからと言って批判するつもりはないけれども、今度は正攻法の作品も観てみたいなあと思う。
ペンとワッツとトロ氏、主演三人の演技がとにかく秀逸で、ストーリーそのものよりも個人的にはこの三人の健闘を称えたいです。ナオミ・ワッツは泣き叫んだり取り乱したりするシーンが特に素晴らしく、家族の死を知らされた時やペンが夫の心臓のレシピエントだと知った時なんかちょっともらい泣きしそうなほどに痛ましいものがありました。あとね、今回トロ氏がほんとに上手かった。「ハンテッド」の時はさんざん笑い倒したりしてごめんな、友よ(笑)。痛々しいという点ではある意味ナオミ・ワッツを超えていて、突っ走った信仰心でなんとか自分を保っているような不器用な男を演じているんだけど、例の「地獄はここにある!」のシーンとかものすごい迫力、ワッツとは違う意味で泣きたくなりました。宗教って本当に難しい。
「21g」というのは人が死ぬ時に失う魂の重さだそうですが直截に21gがどうこういう話ではなく、また、題材的には臓器移植が取り上げられているけれどもその是非を問うような切り口でもない。描かれているのは起こってしまった運命に翻弄され交錯する三人の人生であり、それゆえ劇中何度か繰り返される「それでも人生は続くのよ」、という言葉が胸にずしりと響きました。それでも人生は続く。真理ですね。
【本日の拍手レス】 メッセージいただいた順、お名前を教えて下さった方に関してはイニシャルトークで(笑)。もちろん無記名でも構いませんよ〜。
6/19(土)9時台のMさん> いやあそりゃあもう、かわゆい男の子探しはわたくしのライフワークですから!ご一緒に楽しみましょう(笑)。
6/21(月)7時台のMさん> おおっ!おかえりなさいまし〜。さっそく拍手ありがとうございます!
--------------- web拍手ボタン、そろそろ撤去しよっかなー、と考えております。いや、犬の写真がなくなってきたんでね。(そういう理由かよ) なので押してみたい人は今のうちにどうぞ!ピンポンダッシュOKです!拍手だけでも嬉しいのでー。
****** 21グラム 【21 GRAMS】
2003年 アメリカ / 日本公開:2004年 監督:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ 出演:ショーン・ペン、ベニシオ・デル・トロ、ナオミ・ワッツ、 シャルロット・ゲンズブール、メリッサ・レオ (劇場鑑賞)
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