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| 2004年05月28日(金) |
「キル・ビル Vol.2 ザ・ラブ・ストーリー」 |
てへ☆ やっぱり予告通りにはいかないもんだなあ。拍手押してくれた方すみません(そしてコメント下さった方ありがとうございます。下↓の方に一言レスありますー)。イノセンスは書いてたらやたら長くなってきたので先にキルビルからいくぜ。
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えー、前作vol.1と比べるとグロ度も奇抜さもググッとダウン、その点期待はずれだという声も聞かれましたが、私個人的にはvol.1と同じくらい十分楽しめました。便宜上第二部になってるけど、これ本来1と2と続けて観るべきものだと思います。たぶんそうするとバイオレンスからラブストーリーにシフトしてゆく流れが自然に感じられるというか、バランス的にちょうどいい案配になるんじゃないかと。
前作からそうだけど、常識も脈略も無視してただ自分のロマンだけを追い求めぬいてるタランティーノの姿勢が好きです。墓場からの復活とかありえないのに感動するし(笑)。vol.1の時から予告で見てた、パイ・メイとの修行シーンでザ・ブライドの刀の上に師匠がひょいと飛び乗るシーンなんて目にした瞬間キターーーーー!って感じで思わず笑みが漏れました。しかしパイ・メイって胡散臭すぎですね。武道の達人としてあれはちょっとどうだろう(笑)。いやもちろんわかって狙ってやってるわけだけど、この、B級なのにどこかオシャレ、チープなのになんとなく粋、っていうさじ加減やっぱり絶妙だと思うなあ。キャラの立て方だけじゃなく音楽とか含めた全ての演出面で。
お気に入りシーンはエル・ドライバーとの対決かな。ダリル・ハンナの暴れっぷり(&七転八倒ぶり)がとても良かった。役者はみんな好演で、マイケル・マドセンなんかもばっちり適役だったと思います。ビル(デヴィッド・キャラダイン)は今回ようやく出てきたかと思ったらとんだ饒舌キャラで(笑)、こういう長ゼリフでまくしたてる感じいかにもタランティーノらしい。あーあと、ユマ・サーマンてタランティーノが撮るとほんと圧倒的に綺麗だと思いません? 例えばこないだヒロイン演じてた「ペイチェック」とかと比べてみると一目瞭然ですよ。泥だらけでも血まみれでもザ・ブライドの方が断然魅力的。やっぱ愛があるな、愛が(笑)。
脚本的には、そりゃまあ「トゥルー・ロマンス」(好きだー!C.スレーターラブv)の頃からしたらそれなりに落ち着いちゃったなーという印象は否めませんが、でもその分あの頃にはなかった奥行きが感じられたような気が。妊娠検査エピソードとか、あの女刺客の粋なはからいはどうよ。 そんなわけで、確かに愛の物語だった。そして本当にKILL is LOVEだった。ありがとうタランティーノ、これからも大衆の顔色伺うような妙な色気は出したりせずに、未来永劫オタクのままでいてください。今回新作は6年ぶりでしたが、それこそイノセンスの押井守とかもそうだけども、こういうオタク監督って、作品発表に数年くらいのインターバルがあっても全然いいと思うよ。7年でも8年でも私は待つさ。
【本日の拍手レス】 メッセージいただいた順、お名前を教えて下さった方に関してはイニシャルトークで(笑)。もちろん無記名でもぜんぜん構いませんよ〜。
6/12(土)8時台にコメント下さったKさん> どうぞマネしてマネして!なかなか面白いですよ〜。「キャシャーン」は観る人を選ぶ作品だと思いますが、私は大丈夫でした。ちょっと長いのが難点かな…。
6/12(土)8時台にコメント下さったYさん> いやあの、狙いは特にありません(笑)。最近あちこちで見かけるので私もやってみたいなーと。常に衝動の赴くまま行動する女…。レンタルなのでCGIも自分で設置したわけじゃないし簡単です。
6/12(土)11時台にコメント下さったYさん> ぱちぱちぱち、と、三回もありがとうございます(笑)。ちゃんと届いてます!
6/12(土)12時台にコメント下さった方へ> ありがとうございます!「CASSHERN」良かったですよね。賛否両論作だっただけに、そう言っていただけるととても嬉しいです!
6/13(日)1時台にコメント下さったkさん> きゃなめー!(笑) うんうん素敵でした!バッチリはまってたよなあ…。スタイル抜群だし。犬、ありがとうございます。相変わらず親バカですみませぬ…(笑)。今回また変えました(←いちおう数種類用意してある)のでよろしければまた見てやって下さい!
****** キル・ビル Vol.2 ザ・ラブ・ストーリー 【KILL BILL: VOL. 2】
2004年 アメリカ / 日本公開 2004年 監督:クエンティン・タランティーノ 出演:ユマ・サーマン、デヴィッド・キャラダイン、 ダリル・ハンナ、マイケル・マドセン (劇場鑑賞)
| 2004年05月27日(木) |
「CASSHERN」 |
巷ではあまり評判がよろしくなかったようですが、すいません、私これ結構好みです。ていうか紀里谷和明って単なる宇多田の旦那だと思っていたらとんだ自己陶酔切ながり特攻野郎じゃないですか! いやあこういうのはねー、テーマの掘り下げとか演出面とかで多少拙い部分があったとしてもわたくし断然支持したくなってしまいますのよ。なんか、公開前にテレビ番組で紀里谷監督が母校の専門学校を訪ねて生徒達に特別講義を行う様子みたいなのが放送されてたのをチラッと見て、その時彼は若者達に向かって「夢はきっと叶う!できると思えばきっと叶うんだっ!!」などと金八先生顔負けの熱いトークを繰り広げていたので意外な驚きを感じたんだけども、でも実際に映画を観てみてすごい納得した。海外で活動してた宇多田ヒカルの旦那という先入観でイマドキのドライなクリエイターかと勝手に思ってたけど、芯の部分は割とレトロで頑なで青臭い人なんじゃないだろうか。
映像とか、モノクロだったりぐらぐら揺れてたり光りまくってたりかなり独特ですが、私はさほど気にならなかったです。物語の展開もちょっと強引というか、途中からもう自分の世界まっしぐら!勢いカタルシス!って感じなんだけどむしろそこが良いのよ。この鬱加減が、暗さが、いい。 ただ私は原作アニメを見てないせいか、肝心の“キャシャーン”が何たるかということがいまいちよくわからなかったです。いちおう守り神(?)とか言われてたけど、要潤との対決の時にいきなり「キャシャーンだ!」って名乗るのもなんか唐突な気が。それとあの雷(ほんとに雷型してるし/笑)って結局何だったんでしょうか。父と対立する息子の姿が何組もやたらと強調されていたけれどこれも原作を引き継いでるのだろうか。
しかしキャストは良かったなあ。明らかに見た目重視なとこが。伊勢谷君は喋っちゃうとちょっとアレなんだけども(笑)、ビジュアル的にははまってたと思います。麻生久美子とか樋口可南子とかりょう(好きだ!)とか色白系浮世離れしてる系の女優陣もいいし。あと良かったのは要潤。だってファーの襟巻きですよ。それを対決の時に、こう、ばばっ!と空に投げたりしちゃうわけだクックック。でも今回私的に最もヒットだったのはミッチー王子だね!良かったよ!面白かったよ!ノリノリじゃんよ!(笑) とりあえず序盤で飛行艇からブライを見下したときのあの斜め45度視線にシビレました。ヘタレなところもまた最高。 あとはまあ、ノリがいいと言えばそれこそブライを演じた唐沢寿明で、芝居がかった大仰な台詞はもうお手の物ですね!さすがイウヴァルト!城に着いたら仲間四人しかいないのに突然大声で演説始めちゃうし、しかも締めくくりが 「我々はぁー!!人間をぉー!! …………… …………… …………… …………… …………… …………………、…………………皆殺しにする」 ってちょっとセリフ引っ張りすぎ。惚れたー。 あと終盤の方で、伊勢谷君をさんざん殴る蹴るで痛めつけておいて、直後にいきなり「オレにはお前しかいないんだ…!」って(笑)、そのサドっぷりにもぞっこん惚れました。
あーもう書いてると止まらないのでこの辺でやめますけど、苦手としている邦画でこんなに楽しめたのは自分でも意外でした。こういうテイストの邦画がもっと増えてくれたらいいなあー。個人的には目下「デビルマン」に激しく期待しておりますが。テレビアニメ大好きだったんです、子供の頃。(ええリアルタイムで見てましたとも)
****** CASSHERN
2004年 日本 監督:紀里谷和明 出演:伊勢谷友介、麻生久美子、寺尾聰、唐沢寿明、 及川光博、宮迫博之、樋口可南子 (劇場鑑賞)
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