■映画の感想です。映画館で観たもの中心。普通にネタバレしてるのでお気をつけください。
■好きなのはハリウッドエンターテイメント。邦画は苦手。イケメン俳優に甘いです。美しい男を発掘するのがライフワークです。
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2003年01月22日(水) 8人の女たち

フランスの映画は苦手なのですが(というか私ほとんどハリウッドものしか観ないのですが)これは話題になってるので観に行こうと決めてました。で、映画館もそろそろすいてるだろうと思って出かけたらまだ結構混雑しててびっくり。人気あるんだなあ。レディースデイだったからかな。

いやあ華やかで豪華で楽しかったです! (いちおう)殺人事件の話だし(よく考えたら)泥沼系の人間模様が描かれるので「楽しい」っていう感想は似つかわしくないのかもしれませんけど、でもこの映画は話の筋よりもこの雰囲気を楽しむもの、ですよね?
出演してる8人みんなが個性的でそれぞれに見せ場がある。ミュージカル風に歌い出したりとか、うわーそこまでするか!なシーンもあったりして(笑)。カトリーヌ・ドヌーヴの貫禄は言うまでもないですが、ファニー・アルダンの妖艶な落ち着きぶりも存在感あるし、イザベル・ユペールの変身なんてお見事! でも実際は、むしろ変身前のギスギスしたオールドミス風な雰囲気に仕立て上げる方が難しかったそうです(パンフレットより)。なるほど、そう言われればそうかもね。

そして衣装やセットがとにかくお洒落で隙がない。一晩の密室劇なので舞台も服装もほとんど替わらないんだけど、でも本当に細かいところまで行き届いてるので見ていてちっとも飽きないです。特にファニー・アルダンの着てたワンピ&ジャケットはさりげないのにセクシーで格好良かった。それとエマニュエル・ベアールのメイド服は殿方必見ではないかと(笑)。何しろ途中から着崩しますしね。おススメですぜお客さん。


それで私、観ていてちょっと思いついたんですけど、この映画に対抗して、今度はハリウッドで男前を集めて「8人の男たち」とか作ってみたらどうかしら! ね! 各世代のスター集めてさ。ポール・ニューマンとかロバート・レッドフォードとかそのあたりから若い子はブラッド・レンフロとかエドワード・ファーロングとか美しいどころを招集して。あとはブラピとかキアヌとかジョニー・デップとか、それで例えばファニー・アルダンの役をジュード・ロウにやらせたりして、そしたら「男同士の愛は美しいものさ」とかううううわーうわーうわーあわわわ(誰に迫らせるつもりだ)。←すみません腐った発言の上にちょっとだけネタバレです
どうでしょう「8人の男たち」。我ながら素敵な案だと思うんだけどなあ。観たいなあ。誰か撮ってくれませんか。せっかくだから女性監督で。誰に撮ってもらったらベストかずっと考えてたんですがいまひとつピンとくる人がいませんでした。残念。(ていうかそんなこと考えながら観るなよ!って感じですね。失礼いたしました。)




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8人の女たち 【8 FEMMES】

2002年 フランス / 日本公開:2002年
監督:フランソワ・オゾン
出演:ダニエル・ダリュー、カトリーヌ・ドヌーヴ、イザベル・ユペール
ファニー・アルダン、エマニュエル・ベアール
(劇場鑑賞)


2003年01月17日(金) SWEET SIXTEEN

この映画特別気にしてなかったんだけど、何かのテレビ番組でおすぎが良かったと言ってたので遅ればせながら観てみることにしたのです。しつこいようですが私結構おすぎと気が合うのでね。おすぎが「んっもうカッコイイのよぉ〜、素敵なのよぉ〜」とか騒いでる俳優は大抵私も好きです。って気が合うのは映画じゃなくて男の趣味かよ。

などという話はどうでもよくて(なぜいつも本題に入る前から脱線するのだろう私は…)、ええと「SWEET SIXTEEN」、真面目な映画でした。16歳の少年が主人公ってことでアラそれじゃかわゆい男の子のキャピキャピぶりを思う存分堪能できるのかしら?などとよこしまな期待をしていた自分が恥ずかしゅうございます。反省。ケン・ローチ監督ごめんなさい。ていうかケン・ローチにそんな期待をすること自体がそもそも不謹慎な大間違いだよあんた。

舞台はスコットランドの田舎町。主人公のリアム君は16歳の誕生日を二週間後に控えてる15歳の少年なんだけど、色々身辺に問題を抱えているのね。不甲斐ない母親は刑務所で服役中だし、一緒に住んでる祖父と母親の恋人(ヤクの売人。チンピラ)はめっちゃ悪人。彼自身も学校にも行かずタバコを売ってお金を作ったりしてる。でもリアム君は心はとってもピュアなので、母親との静かで温かいまっとうな暮らしを夢見てお金を貯めようと必死で頑張るんです。頑張って頑張って、そうしてだんだん引き返せない世界に足を踏み入れてしまう。

うーん、ケン・ローチ監督さすが。手堅い仕上がりです。見応えありました。この映画では、大人がみんな挙ってダメ人間なんですよ。その分リアム少年の健気さが身に沁みるし、それに別居してるお姉さん(10代)の方がしっかりしていてよっぽど大人。「ブレッド&ローズ」もそうだったけど、「姉」の存在がすごく印象的でした。
まあひとつ無理して難癖つけるとしたら、主人公のリアム君があまりに大人が考える「少年」像すぎるきらいがあることかな。だから年とってる人ほど胸を打たれる映画かもしれない。でも、何て言うかなあ、実際の15歳というのは、大人が考えてるほど子供じゃないと思うんだよね。逆に15歳の頃って、例えば30歳くらいの人がすごい大人に見えたけど、実際自分がその歳に達してみるとそうでもないでしょ?それと同じで。

リアムを演じたマーティン・コムストン君はオーディションで選ばれた新人君。演技の経験はなかったそうですが、でも上手でした。この役が似合ってた。
あと全体にスコットランド訛りがすごい。英語が全然できない私でもわかるくらいまったく英語に聞こえなかった。(まわりくどい言い方だな。)カンヌでは前代未聞の英語字幕上映だったそうです。


しかしこれ、タイトルが「SWEET SIXTEEN」てとこが、なんとも切ないなあ。スイートではないよなあ。でもスイートなのかなあ。ラストシーンは大変切なかったです。
 *公式サイトは→コチラ



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SWEET SIXTEEN  【SWEET SIXTEEN】 

2002年 イギリス・ドイツ・スペイン / 日本公開:2002年
監督:ケン・ローチ
出演:マーティン・コムストン、ミッシェル・クルター、
アンマリー・フルトン、ゲイリー・マコーマック
(劇場鑑賞)


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