■映画の感想です。映画館で観たもの中心。普通にネタバレしてるのでお気をつけください。
■好きなのはハリウッドエンターテイメント。邦画は苦手。イケメン俳優に甘いです。美しい男を発掘するのがライフワークです。
■最近ようやくツイッター始めましたー。→Twitter




INDEX←backnext→


2002年10月18日(金) 王様の漢方

何だこの映画。「見る薬膳」とか謳ってるくらいだしカテゴライズすれば癒し系作品ではある(はずな)んだけど、それ以前に何か映画として変だよこれ。

日本人数人が李先生っていう漢方医に会いに行ってそこでそれぞれ治療を受けるというストーリーがあるにはあります。いちおう。それで冒頭の渡辺篤史が癒されたり李先生がツアー客の選んだ食べ物で病気を診断する(←「看菜(カンツァイ)診病」っていうらしい)くらいのところまではへ〜ぇと感心しながら見てたんだけど、如何せんその後の展開がえらい散漫なんですよ。細切れのエピソードの連続。ふーんああそう、ああそう、うんうん、それで? えっ終わり? みたいな。そんな強引なまとめ方ってあるかい(いやまとまってるかどうかも微妙なとこですけど)。中国語できないはずの登場人物が突然ナチュラルに受け答えしてたりとか細かいツッコミ所も結構あったなあ。ていうか一体何泊してたんだこのツアー客らは…。

監督はもともと現代アートの人でこれが映画初作品だそうです。このぎこちなさはその所為? でもアート系作品っていうのともちょっと(全然)違って、なんつーか、当たり障りない小ネタで構成されたガイドビデオを見せられてる感じでした。それとどうでもいいけど渡辺篤史はアレですな。この人に万里の長城で「いやぁ、見て下さいこれ、この景色。すごいですねぇ」とか言われちゃうともう無条件で「建も○探訪」気分ですな。

しかし「処刑人」でガンガン弾けてたノーマン・リーダスのこの落ち着きぶりはどうよ!(笑) あの時とは違う意味で何か悟っちゃったんでしょうか。大人しい大人しい。チャイナ服着せられて太極拳したりバドミントンしたりしてましたわよまぁ可愛いこと(そうか?)。そういえばエンディングのキャストクレジットで「ノーマン・リーダス」が漢字表記されていて、あはは面白いじゃん中国語だとこう書くのか!と憶えてメモろうとしたのですがあまりに一瞬だったので私の老化中脳細胞は追いつかず。無念。



******
王様の漢方 【 漢方道:Great Wall, Great Medicine 】 

2002年 日本・中国 / 日本公開:2002年
監督:ニュウ・ポ
出演:チョウ・シュイ、渡辺篤史、ノーマン・リーダス
(劇場鑑賞)


2002年10月15日(火) ロード・トゥ・パーディション

いろんな意味で映画的に綺麗に収まってる作品だと思いました。まあその分薄味ではあるんだけど、映画の完成度としてはひとまず文句なし。(わー偉そ)
父と子の姿を多角的に描きつつマフィアものの要素もロードムービーの要素も持ち合わせていて、ストーリーも奇抜すぎず王道的にまとまってます。禁酒法時代という舞台設定も久々に見たなあ。映像もキレイで、雪、雨、雑踏などの背景と人物を巧みに組み合わせた絵になるシーンがたくさん。特に降りしきる雨の中ポール・ニューマンとトム・ハンクスがゆっくりと対峙する場面の映像美たるや実に趣深く余情たっぷりで、うおー!これぞ映画だよ!と思わず雄叫び上げちまいました(心の中で)。あと、これは個人的な好みの問題かもしれないけど、音楽がとても美しかった。サム・メンデス監督はこれが二作目なんですよね。「アメリカン・ビューティ」はまだ観てないので今度チェックしてみようっと。


----------(以下延々ジュード・ロウ語り)-------------


ねえ!それはそうとジュード・ロウのあのウワサの頭髪をご覧になりまして皆様?激ヤバ☆ あれはオッケーなんでしょうか。え?オッケーですか。そうですか。あまりにリアルというか何というか、笑いを堪えつつもちょっと本気で心配してしまった自分を否めません。「アラぁ?元々ああいう髪型なんじゃないのぉ?クックック」などと抜かしやがった友人はとりあえずグーで一発殴っておきましたけど。…いえあの、違いますからね? わざとですからね? 自然に薄く見えるように、なんとかスコープとかいう機械で確認しながら毛髪を一本一本カットしたのだそうです。
(*一体どんなヘアスタイルなのさ!と気になった方、こちら→公式サイトのイメージギャラリーをどうぞ。失笑禁止。←自分は笑ったくせに)

そして髪型のみにとどまらず歯も汚くして顔色悪いし挙動不審、変質者ぶりを遺憾なく発揮しております。素晴らしい演技力! 見事にイッちゃってるYO! 何たってネ○○フィリア入った殺し屋だからネ! 初めて殺しに向かうシーンなんてアナタ、猫背運転でダイナーに駆けつけるや否やニタニタ笑って薄気味悪い迫力をまき散らし、完全にトム・ハンクスを食ってます。 素敵! ていうかコーヒーに砂糖入れすぎよ!(それは関係ない) コインの指渡しは練習したのかしら。それとも特技?(それも関係ない)

まあそういうわけで美貌に鞭打つ役柄ではありながら、自ら進んでこのキャラに没頭してる感じが伝わってきて非常に良かったです。なんだかなあ、ジュード・ロウの、こういう、与えられた役柄に対するなりきり具合というのは、私的にジェームズ・スペイダーの次くらいにツボだよ。って、わかる人にしかわからないような比較ですみませんけど(笑)。
あとこの人は主演よりも、こういう一歩引いた脇役の時の方がキラリと光る演技を見せるような気がしました。「A.I.」とか「ガタカ」とかさ。良かったよね。

ああジュードについて語ってるとキリがないので今日はこの辺でやめ。次はようやく「リプリー」観ます。今頃「リプリー」って(笑)。でも楽しみだ。



******
ロード・トゥ・パーディション 【ROAD TO PERDITION】

2002年 アメリカ / 日本公開:2002年
監督:サム・メンデス
出演:トム・ハンクス、ポール・ニューマン、ジュード・ロウ
(劇場鑑賞)


INDEX←backnext→


My追加
利音 |Mail  | Twitter





 「エンピツユニオン」