日日雑記
emi



 モグモグゴンボ!

うわーい、モグモグ大好きだいっ!
ヒロミとこぶちゃんの組み合わせもいいし、毎回美味しいものを気楽に紹介してくれるし。子供たちがアイディア料理に挑戦するのも微笑ましいですねー♪

今日は名古屋名物「八丁味噌」でした。母方の祖父は名古屋出身で、よくお味噌汁に赤だし八丁使ってたので懐かしかったです。あの香りと白い陶器の笠かぶった電球のオレンジ色の灯り、テレビの上の神棚、玄関をせわしく行き来する下駄の音…、二度とはない遠い記憶が蘇りました。もうひとつの「マドレーヌ体験」であります(詳細は当サイト「別宅」にて/笑い)。

さて、明日は都心でも1〜2センチの積雪になるって予報で言ってるけど、どうなるでしょうか。横浜はあんまり雪が降らないお土地柄なので、たまに積雪があると嬉しいです。お仕事のある方は大変ですけどね。

2002年02月02日(土)



 いいかげんにして

駅ビルのCDショップ!
大音量で片やMisiaのNHKソルトレーク・オリンピックのテーマ・ソングだし、片や小澤征爾のウィーン・フィル・ニューイヤー・コンサートのライブだし。商売柄仕方ないとしても、無神経の極みですよお。
音楽はそれぞれの意志をもって訴えかけてくるので、街中の喧騒とはわけが違います。言ってみれば街頭宣伝カーが同時にアジってるようなもの。あまりにうるさくて帰って来てしまいました。

日本は「静寂恐怖症」なのかと思うほどどこへ行ってもBGMがかかっているし、チャイムは平均律ばっかで音感狂うし「音の後進国」と言われるのもむべなるかなです。
しかもやってる方は「サービス」のつもりらしいってとこが最悪。駅構内でも「次はどこそこ行きが来るから白線まで下がっとれ」とか「エスカレーターは手すりにつかまれ」云々かんぬんとかまびすしいったらありゃしません。そんなのわかってるの、余計なお世話なのよ!

余計なお世話で思い出しちゃったけど、PL法ができてからあちこちに「注意!」「危険!」とウザいシールが貼られるようになりましたよね。これも相当人をバカにしてると思うのですが。
かつてアメリカである老婦人がストーブに灯油ではなくガソリンを入れて使用し火事を出した際、彼女は「説明書にその件を明記しなかったメーカーの責任」と裁判をおこし勝訴したのです。それ以来メーカーはこぞってヒステリックとも思える説明書を作成するようになったとか。

ちなみにウチのこたつの説明書には「片足を折ってすべり台代わりにしないこと」とか「裏返してヒーターの上で餅などを焼かないこと」なんて書いてあってたまげます。やった人がいるのか、あらゆる可能性を想定しているのか、どちらにしても非常識なユーザーに用心しているのは一目瞭然。
どうせフールプルーフ採用してんだからくどくど説明することないだろうに。こうしてユーザーは永遠に「無知でバカでかまわない」状況に置かれちゃうのね、きっと。
あああ、もっとエレガントな国になろうよ、日本!

2002年02月03日(日)



 わたしゃ寝てないんですよ!!

…という前回の発言には「寝言は寝て言え」とツッ込んだものですが、さすがに今回は「スネの傷は治りにくい」という自覚だけはあったようです。
「企業ではない、経済人でもない」と某圧力団体のトップが吐き捨てたそうですが、まあ仇花になんなきゃいいですね、いろいろと。

今日はやーっとこ会誌の原稿を描き終え、あとは到着便を待つばかり。でも久しぶりのペン描きはけっこう楽しくて、ヒカ碁以外にテニプリ・マンガも描いてしまいました(あたしってもしかしてリョーマさまかなり好きかも)。一生こうして細々と描いているのでしょう。

字書きの方には失礼ですが、小説はマンガ描くより作業的にはずっとラクです。もちろんつきつめていけば決してそうではないですが、あたしの場合所詮アマチュアのお遊びですから、何度も手を入れなくても気分でだかだか書いちゃって全然平気。
「マンガだってそうだろう」と反論されそうですが、日頃手紙や書類や日記で誰でもある程度訓練される文章と違って、絵の場合は最低人様にお見せでき尚且つ説得できるレヴェルにまで引き上げるには、かなり意識的な努力が必要です。
それを習得するために美大に行ったわけですが、「まわりが全員べらぼーに絵が上手い人ばっか」という状態はかなりキツかったっすねー。教授連がよく卒業させてくれたと思います。

2002年02月05日(火)



 やっぱりドルフィンに

行ったクチです、あたしも。わはは。

先日「されど我らがユーミン/宝島社」をたいへん興味深く読みました。ここ7、8年は新しいCDを聴くこともなくほどよい距離関係を保ってますが、あたしの青春(げろげろ)はユーミンとともにありました。

いつの頃からか「ユーミンのファンです」と言うのは、「クラシックはベートーベン」とか「ルノワールの絵が好き♪」とほぼ同じくらいベタな趣味にとられそうで、敢えてカミングアウトは避けてましたが今日は言います。
「あたしはユーミンが大好きです。彼女の才能を超える人は、あと百年たっても出てきません(断定)」

彼女の特徴は「徹底した客観性、テーマの普遍性、詩と音の相乗効果」の三点にあると思います。これは夫君の松任谷氏の貢献も大きいのですが、詩と音の情報をダブらせず、できるだけ削ぎ落とす方法は日本古来の伝統芸能に共通していえることです。

聴き手によっていくつものストーリー展開が可能なのも、行間に間を持たせる絶妙なテクニックのなせる技。ためしに今流行っている歌の歌詞を見てごらんなさい。おそらくたったひとつの道筋(方向)しか提示できていないでしょう。短い時間と狭い空間のディテールを繰り返すので、他の想像の入る余地がないのです。

もちろん彼女にだって失敗や的外れはあるし、秀作が多いのは長いキャリアからくる確率的なものかもしれません。
それでも依然としてトップとしての地位が揺るがないのは器の大きさの違いとしか言いようがありません。かつてなぜここまでやれるのか、という質問に対して
「オリジナリティがなくても業界でやっていけてる奴らへの怨念」
と言い放ったユーミン。アーティストとは死ぬまで「これでいいのか」と自問しながら突っ走っていく人間のことをいうのです。「無理をしない等身大の自分」なんて無神経なセリフは、向上心を放棄した都合のいい言い訳と認識しましょう。

2002年02月07日(木)



 Chet Bakerを探せ!

もう半年も前に買った洋書(写真集)をながめていたら、「CHET BAKER」というタイトルのレコードが写ってました。どっかで聞いたような名前だけどよくわかんなかったのでそのまま放っておいたら、昨日週刊誌の音楽評に「チェット・ベイカー」の名前が。そして今朝の日経新聞にチェット・ベイカーの写真が!!

…これは絶対呼ばれてるなーと思い、早速検索をかけてみました。
彼は1950年代に活躍したウェスト・コースト派のトランペッター兼ヴォーカリストで、甘い声とルックスで当時女性にたいへん人気があったそうです。後年麻薬事件で投獄されたりホテルから「落下」して死亡したりと破滅的な人生だったとか。それでもたくさんのレコードの秀作を遺したそうです。

あるサイトさんで推薦されてた彼のアルバムは「My Funny Valentine」。ちょうど時期的にもぴったりなのでした。
ちなみにここで歌われる「Valentine」とはヴァレンタインデーのことではなく女性の名前です。
「僕のおかしなヴァレンタイン、今のままのきみが好きだから髪の一色も変えないで」といったなんとも甘〜いラブ・バラッドで、ビリー・ジョエルのヒット曲「素顔のままで」がこの「My Funny Valentine」を意識して作られたのは有名な話です。
以前阿川康子が今は亡き(苦笑)三田のCMでこれを歌った時、スタンダード・ナンバーとは知らない若いファンから「三田の歌を歌って」とよく言われたそうです。なあんにも知らない人の心を動かすものこそ「名曲」なのかもしれません。

…ということで、近々チェット・ベイカーのアルバムを探しにいってみようと思います。

2002年02月09日(土)



 経(ふ)る時

お友達のサイトが緊急閉鎖してしまいました。
いろいろと心配事があって、のっぴきならない状況になってしまったそうです。

昨年夏、原因不明のトラブルでファイルが次々ブラックアウトしてしまい、あたしは泣く泣く初めてのサイトを閉鎖しなくてはなりませんでした。「できたらやってみよう」くらいの軽い気持ちで始めたのですが、それでも相当ショックでした。
しばらくマシンに触るのも億劫で、それよりリンクしてくれた人たちや拙いサイトを訪れてくれたお客様に申し訳なくて体調を崩すほどでした。今回閉鎖してしまった方はそんなダメなあたしを随分励まして下さったので残念でなりません。

そんな経過があるのでサイトの閉鎖はきっとよくよくのことなんだろうなあと思います。ビジネス以外でサイトを開くのは多くは趣味のフィールドに属するものですが、その根幹は現実からの逃避ではないでしょうか。
とりあえず自分だけの世界に退避してリフレッシュしてからまた現実に対峙してゆく…、趣味とはそんなものだと思いますが背景にはある程度整合された現実が必要です。あるいはそのための閉鎖なのかもしれません。

「必ずwebの世界に帰ってくる」と言ってるので、時間が解決するといいですね。また、会えますように。それまでちょっとさよならね。

2002年02月11日(月)



 さあ、困った♪(←…オイ#)

実はね、昨日ね、何を思ったかね、「テニスの王子様」1〜12(含む10.5だな)を一気買いしてきてしまったのおおおお〜〜〜〜、きゃあああああっ!!!(…誰かファンタのボトル持ってきてくんない?コイツ一発殴んないと)

ぜーはー、しっかりしろ、自分っ!
本宅アニメはテレビ放送が終わるまで原作を読まないってコトに一応してるので、その反動かもしれません。でもでも二件の書店で分けて買ったってとこにあたしの最後の理性がありました(あったのか…?)。
でもまだ怖くて(なにが)10.5のファン・ブックしか読んでません。とりあえずダンボールの中に隠してしまいました(買ったイミねーじゃん)。

ここここれ全部読んだら、やっぱりハマってしまうんでしょうかっ!?また地獄の録画スケジュールが復活しちゃうの?え〜んえ〜んうえ〜〜ん…(すごいテープの量だもんな、気に入ると標準で録っちゃうし)。
もしかしてそのうちテニプリのコンテンツが出来てたら思いっきり笑い倒して呆れてやってくださいね(言われるまでもないって。ああホラもう潮干狩りできそーなくらいお客サンたち引いてるよ…)。とか言いながらもうココロの中でプロット立ててるし。テーマは「尺貫法の違い」です!(………)。
それではみなさんお楽しみに(…だからまだまだだって…)。

(※注 ツッコミが誰だかおわかりの方は、あたしと一緒に己れを恥じましょう)

2002年02月12日(火)
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