ムッキーの初老日記
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2004年01月20日(火) 不条理


もうあの番組が終了してどのくらい経つだろう。

「クイズ・ドレミファドン!」をご存知だろうか。
イエ〜イでお馴染みの高島忠男が司会で
イントロクイズがメインの、一般参加型クイズ番組だ。

22歳頃だったと思う。
知人の光代(仮名)がその話を持ちかけてきた。

「ねえムッキー、ドレミファドン見てる?」

「うん、たまにね。」

「あれ出たくない?運がよければいいゲストに当たるしさ
イントロだけ練習すればけっこう簡単そうじゃない?」

「そういわれりゃそうかもなぁ。」

「実はね、もう二人の名前で申し込んでさ
予選会に来てくれってハガキが来たんだわ。
ねえ、一緒に予選に出てくれる?」

「ああ、かまわんよ。」

勝手に名前を使いやがって、とも思ったが
そこまで段取りが出来てるなら
行ってみるのも面白かろうと、私はその話に乗った。

そして、受けるからには何が何でも本選(TV)に出よう!と
私達はレンタル屋で、シングルをしこたま借りてきて
イントロ部分だけを録音し、日夜練習に励んだ。



予選会当日。
あれはどこだったのか、よく覚えてないのだが
TV局の、指定された予選会会場に乗り込んだ。

まずペーパーテストのようなものを受け
次が問題のイントロクイズだった。

猛特訓の成果は素晴らしかった。
私達は、他の追随を許さないブッちぎりの成績で
イントロクイズ、ウルトライントロクイズを終えた。

そしてペーパーテストの正解の発表があり
二人とも、かなりの成績だったことが判明した。
約30組中、なんと総合で1位だったのだ。
後は面接さえうまく行けば、本選出場は決まったも同然だ。

面接。
これも実に和やかに、終了した。
面接官を爆笑させることにも成功し

「イントロクイズもペーパーも素晴らしい成績ですね。
これは期待していてください。」

という言葉も頂き
私達の本選出場は決まったも同然のように思われた。



ところが。
ところがである。


後日送られてきた通知には、不合格の文字。


これは一体どうしたことか。
私はもちろんだが、出場を切望していた光代は納得がいかない。

「こんなのおかしいよ!あんないい成績だったのに。
一番だったんだよ?変だよこんなのー。
私、電話して聞いてみる!」

そう言ってTV局に電話をかけ、どうして落ちたのか
担当の人に説明を求めた。

数分後、落胆した声で光代から電話がかかってきた。

「今、聞いてみたよ・・・。」

「うん、なんだって言ってた?」

「成績が良すぎるからだってさ。」

「へ!?」

「あんまり一組だけ良すぎると、他の組と差がついて
勝負にならないから、中くらいの成績の人を選ぶんだって・・・。」


��( ̄▽ ̄)ええーっ!


「やだもう・・・。やってらんないよ・・・。」

光代は怒る気力も失くしたらしい。


受験にしろ、テストにしろ、成績のいいものが勝ちという
当たり前の試験しか経験のない私達には
成績が良すぎるから不合格、というTV局の理屈を
理解するのに時間がかかった。

というか、今でもどこかで理解していない。

こういう不条理があるんだということを思い知った
22歳の出来事だった。





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◆◇オッサン君の独り言◇◆

01/20 1日だけ大杉蓮になりたい。そして確かめたい。

01/19 ゴスペラーズって、何人か歌ってないらしいよ。

01/18 気合いだけじゃダメな事をアニマル浜口は知らない。

01/17 直しても次の日にはドライヤーの線クルクル。

01/16 今だに百恵ちゃんの旦那って言われてますよ。

01/15 ニワトリも初めは風邪だと思って油断したのかもね。


2004年01月19日(月) インフルエンザ


いやいや大変な週末だった。

最近、ウォーキングとにんにく卵黄のお蔭で
やっと人並みの健康を手に入れたかに見えた私だが
敵はいきなりやって来た。


インフルエンザである。


なんかちょっと変だな?と思う間もなく
木曜の深夜に突然の体温急上昇。
驚くなかれ、40℃である。

これはもしや・・・と思いつつ、翌朝
高熱でふわふわ雲の上を歩いているような気分で
近所の病院へ。

鼻の穴に綿棒のような、こよりのようなものを突っ込まれ
検査した結果、バッチリ「インフルエンザ」との診断が下った。
解熱剤と気管を広げる点滴を受け
薬をもらって家へ帰り、布団にぶっ倒れた。

途中、身体がバラバラになりそうな関節の痛みに
何度も目が覚め、熱に浮かされた。

点滴が効いたのか、夜には38℃台に下がった。
38℃台でもすごい高熱だと思うが、40℃を経験した身体には
風呂上りのような爽やかさだったのが印象深い。
日曜の夜にはほぼ平熱に戻った。
ただ高熱の余韻で力が入らなかったが
それも月曜の今日は、もう9割がたの回復だ。

6年前にもインフルエンザになった事があり
その時は仕事を1週間丸々休み、復帰した後もしばらくは
本調子でなかったことを思えば
今回はやはり軽く済んだのだと思う。

かかってしまった不幸より
早く回復した幸福を喜びたい。


ただ、私の急な発病のせいで、不本意とはいえ
友人との約束を違える事になってしまった事だけが悔やまれる。
本当にすまなかった。どうか許して欲しい。

急病はこういう事も起こるのが困りものだ。





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◆◇オッサン君の独り言◇◆

01/19 ゴスペラーズって何人か歌ってないらしいよ。

01/18 気合いだけじゃダメな事をアニマル浜口は知らない。

01/17 直しても次の日にはドライヤーの線クルクル。

01/16 今だに百恵ちゃんの旦那って言われてますよ。

01/15 ニワトリも初めは風邪だと思って油断したのかもね。

01/14 すいてる時間に行くと、回転寿司は回転してない。



2004年01月15日(木) 死語は生きている。


先日、市役所に行った時の事。

正月明けでかなり混んでいたので、座って順番を待っていたら
50代半ばくらいの男性がやって来て、私の隣に座った。


はぁ〜よっこいしょういち。 と言いながら。





��( ̄▽ ̄)よっこいしょういち!


自分以外の人が実際に使うのを初めて聞いたよ。
ちょっと感動した。

思うと、一番初めに「よっこいしょういち」を考えた人は、すごい。
「よっこいしょ」と「横井正一」・・・
よっこいしょまで同じである。
いったい誰が考えたんだろう。

見事である。尊敬する。


そんなことを考えながら待っていたら
今度はそのオジサン、携帯で話し始めた。


「そうなんだよなー、まだやっこさん来ねーんだよまったく。」


��( ̄▽ ̄)やっこさん!


「まったくなー今度ひとあわ吹かしてやっぺ!」


��( ̄▽ ̄)ひとあわ吹かす!


このオジサン、死語の宝庫だ!
いい人の隣に座ったなあ・・・。

私は密かに彼に「死語の生き神様」などと
死んでるんだか生きてるんだかわからない称号を与えた。


死語は、こんな所でひっそり生きているのである。





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◆◇オッサン君の独り言◇◆

01/15 ニワトリも初めは風邪だと思って油断したのかもね。

01/14 すいてる時間に行くと、回転寿司は回転してない。

01/13 開かないなら踏切じゃなくて閉切だな。

01/12 食べ盛りだと催眠術がかかってるのかも。

01/11 とりあえずサザンて答えとけばいいかな…

01/10 永谷園のお茶漬けは、1袋では絶対足りない。

01/09 「ごはん」と喋る犬の飼い主を3人知っている。

01/08 日光猿軍団の校長は、動物好きな顔をしてない。


2004年01月14日(水) マサカズさま


先日、近所の大型スーパーに行った時
偶然にもウォーキングの友カオリちゃん一家と遭遇した。

エレベーターを降りたら、そこに彼女がいたのだ。

カオリちゃんがこのスーパーに来るのは
年に一回あるかないかだと言っていたので
これはすごい確率だ。

彼女とは、去年の秋「湖畔の恋人」の間柄になるまで
同じ市内に住みながら10年以上会っていなかったのに
いざ会いだすと、約束して会う以外にも
こうして偶然までもが二人を会わせようとするから不思議だ。


カオリちゃんは3人のかわいい子供たちと
そして夫君の「マサカズさま」と一緒だった。


私とカオリちゃんとマサカズさまは、同じ会社の同期入社だ。
だからマサカズさまの事も、彼が20代の若かりし頃より知っている。

マサカズさまというニックネームが示すとおり
かつて彼は、田村正和を若くしたようなイイ男であった。
先日の日記に書いた根本さんが「Mr.〇〇百貨店」ならば
マサカズさまは「Mr.〇年度入社」と言ってもいい位、そりゃカッコよかった。

そのマサカズさまとの14年ぶりの再会である。
私は身の竦む思いがした。

男性は、悪気はないんだろうが、結構残酷な事を言う人が多い。
若い頃をよく知ってる男性に町でばったりあったりすると

「いやぁー老けたなあ!」とか
「なんだよ、ババァになったな」だとか
「どうしたの、そんなに太っちゃって」だの

触れて欲しくないことを平気で言う、デリカシーのない輩が多い。
言ったそいつが昔のままかと言うと、自分もでっぷりビール腹で
〇ゲなオッサンだったりするのもムカつく。

「なによ、自分だって」とは言ってやるが
「〇ゲた」とか「デブった」とかまでは、私は言えない。


だからマサカズさまに会うのが非常に怖かった。

「パパ、ムッキーだよ、ムッキー!」

カオリちゃんがマサカズさまを呼んでいる。

「おおームッキー、久しぶり!」

「あー(^-^;)どうもー!ごぶ、さ、た・・・」


あれ!?

顔をあげた目線の先にいたのは、マサカズさまじゃなかった。
いや、マサカズさまには違いないんだけど、それはどっちかというと


ウッチャン !? ��( ̄▽ ̄)


かつて、しゅっと細身できりりとした二枚目だったマサカズさまは
やわらかい面差しの3児のパパ、ウッチャンになっていた。
「今はウッチャンだ」とカオリちゃんから聞いていたが、間違いなかった。


そして、彼の口からは、最後まで一言も
老けた、ババァになった、太った、などという言葉は出なかった。
私が老けてないからじゃない。
それを言わない優しさが、マサカズさまにはあるのだ。

昔から優しい人であったが、今も変わらず優しいままだ。
人柄がその笑顔から溢れ出ているように見えた。


カオリちゃん、いいダンナでよかったなあ。
いいじゃないかウッチャンだってオッサンだって45だって(1/6日記参照)。
男は優しいのが一番だぞ。



だが後日、カオリちゃんと会った時に聞いた。

「ダンナが、ムッキー変わってないな〜・・・顔は。て言ってたぞ。」


��( ̄▽ ̄)あのヤロッ!


やっぱし痩せよう・・・。





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◆◇オッサン君の独り言◇◆

01/14 すいてる時間に行くと、回転寿司は回転してない。

01/13 開かないなら踏切じゃなくて閉切だな。

01/12 食べ盛りだと催眠術がかかってるのかも。

01/11 とりあえずサザンて答えとけばいいかな…

01/10 永谷園のお茶漬けは、1袋では絶対足りない。

01/09 「ごはん」と喋る犬の飼い主を3人知っている。

01/08 日光猿軍団の校長は、動物好きな顔をしてない。

01/07 あれ?スピリットに似たのが裏の空き地を走り回ってるよ?


2004年01月13日(火) 大恥体験「二十歳のインタビュー」


私の成人式は、今からもう19年も前になる。
月日の流れは早い。

当時勤めていたデパートで
私と、同僚だったウォーキングの友カオリちゃんは
成人式に先駆けて、組合が発行する社内報の
「祝・成人/二十歳のインタビュー」という取材を受けた。

どうしてこの二人が選ばれたのか、はっきりした経緯はわからないのだが
カオリちゃんは、昔(もちろん今も)すごく可愛くて目立っており
私はといえば、別の意味で目立っていたからではないかと推測する。

別の意味というのは「バカでお調子者」という意味である。

同期で一番カワイイ子と、一番のお調子者が仲良しだったのだから
かなり目立った最強のペアであったろう。


ともあれ、指定された日の閉店後、組合の応接室に呼ばれた我々。
コーヒーなど飲みながら担当の人と顔をあわせた。
雑談などしながらも、あいだに

「二十歳の誕生日を迎えたときはどんな気持ちがしたか」

などという質問を受けた。
我々は口々にふざけたことを言った。

「あの日は、夜中まで起きていました。
そして時計の針が12時になった時、
ああ、ついに私も大人の仲間入りかと思うと
胸が一杯になり、とめどなく涙がこぼれました。」

「私は今までの出来事が走馬灯のように流れ
いつの日も幸せな子供時代であったと
感謝の涙が一粒頬を伝いました。」

なんてことを言い合い、インタビュアーと3人で
げらげらと笑ったのを覚えている。
その他にも、とにかくそういうふざけたことを言いまくった。


ただ誤解して欲しくないのは
ちゃんとその後に、真面目な答えも用意していたのだ。
一通り笑った後に、きちんと真面目に答えたのである。


それなのに・・・。
後日、全館中に配布された社内報には、なぜか
ふざけた答がそのまま載っていた。


あわわ( ̄□ ̄;)( ̄□ ̄;)わわ!! 


「二十歳を機に深酒は慎みたい」だの
「買い食いをやめたい」だの
「今年の目標はズバリ、セクシー」だの・・・

しかもバッチリその時撮った写真入で。

どうして!!
私とカオリちゃんは真っ青になった。
全館中の失笑を買ったのは、言うまでもない。

晴れがましい二十歳代表の座から
一気に「恥ずかしい二十歳代表」に転落した我々は
その日から本当の大人になったと言えるかも知れない。


悪ふざけも程ほどに。





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◆◇オッサン君の独り言◇◆

01/13 開かないなら踏切じゃなくて閉切だな。

01/12 食べ盛りだと催眠術がかかってるのかも。

01/11 とりあえずサザンて答えとけばいいかな…

01/10 永谷園のお茶漬けは、1袋では絶対足りない。

01/09 「ごはん」と喋る犬の飼い主を3人知っている。

01/08 日光猿軍団の校長は、動物好きな顔をしてない。

01/07 あれ?スピリットに似たのが裏の空き地を走り回ってるよ?

01/06 福袋なんていうギャンブルは出来ない。


ムッキー