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◆ 羽がはえた赤い靴、それは何処までも何処までも |
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本日は4時間走をした。 週末が待ちどおしかった。 新しい靴とアスファルトは、私の体をどこまでも連れて行ってくれる気がする。 まるで赤い靴をはいたかのように。 先週の大会は、暑さと風がすごく、ハーフだというのに、熱中症で藤テれる人が多かった。 26度という気温と向かい風。 いい経験となった。 前回より16分もタイムを短縮。 夏に比べて、ハーフの距離で40分もタイムが速くなった。 まだまだ速くなる。 初心者はいいなあ。 今が一番いいのかもしれない。 もう少ししたら。 赤い靴の重みに辛くなるのもしれない。 2003年11月23日(日)
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沙 亜 子 は い ま だ 、 水 の 中 |
◆ 赤い靴の呪縛、ほらその足元に |
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先月、胃の具合いが悪く、エントリーしていた大会を棄権した。 その大会で、二人のランナーが心不全で亡くなったと、噂で聞いた。 数あるスΓテーツの中で。 マラソンの死亡率は高い。 必ずしも健康にいいとは言えなかったりする。 それでも。 自分が作り出すスピードで。 自らの命を止めてしまう事実に。 誰にも言えない憧れを感情が吹き出す。 「どうなってもいい」 それは野口みずきの言葉。 先週の酷暑のレースの終盤で思い出した。 記録を出したい大会だった。 息が止まっても足は止めたくなかった。赤い靴の呪縛に囚われ始めたらしい 2003年11月24日(月)
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◆ 幸せ演じる、ハタ迷惑な九官鳥 |
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日曜日に走った4時間走、今日は3時間40分ほどで走る。 たいして速く走ったわけではないので。 寒さが体の芯まで届いた感じ。 家に帰って2時間も風呂につかってしまう。 これからライブなのに。 遅刻決定的。 ちっ。 職場の迷惑九官鳥マダム。 あまりの無惨な奇異振り、会社中の有名人となりつつある。 ここまで人から悪く言われる人、久々に見た。 既に珍獣の部類に入るのではなかろうか。 正直、私こそがそう言われても仕方ない人間だと思ってた。 が、この人の存在に救われたのかもしれない。 人の不幸の上に立つ、私のラッキィ。 2003年11月28日(金)
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◆ 富士山がまたおいでと言ってくれたのだから |
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河口湖マラソンの27kmに出場。 朝からザーザー降りの雨。 が、スタートラインを越えてすぐ、雨は止む。 陽射しもなく、風もなく、気温13℃。 フラットな道、景観の良さ、どれをとっても条件のいい大会だった。 冷えた体で走り出したせいか、21km地点の記録は先先週の大会の方が一分速かった。 平均すると、数秒良くなっていた。 後半、タイムが落ちることがないということは、まだまだスタミナが残っていたのだろうか。 加速装置のストッパー、はずすこと複テがっているのかもしれない。 やはり距離に対してまだ圧藤テされているのかもしれない 2003年11月30日(日)
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◆ ユダはただ。己の感情に素直だっただけ |
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JUDEのライブに行く。 BJCの「ライラック」が聞けるとは思わなかった。 あれが聞ければ。 本当に生きてきた甲斐があったと。 マジで思う。 後一曲、あの曲がライブで聞ければ。 長生きしたいという欲求もなくなる、かもね。 それは、「きれい」という言葉がキーワード。 あんなシミル歌詞は滅多に出会うことなんてない。 ベンジーの音楽は傷を作る。 無数のササクレが寄り集まり。 不安定な精神状態をもたらす。 新たな神経が出来る。 知り得なかった感覚。 どうしていいのか、持て余し気味の感傷。 またね、また。 浸りに行くよ。 2003年12月01日(月)
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◆ 栄養をもらいましょう、私の真ん中に |
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私の起床は5時半。 ご飯を炊いて、弁当を作り、朝食を作る。 欠食はしない。 ほとんど手作り。 栄養のバランスを考えて。 栄養がくまなく隅々まで体を行き渡りますように、ってね。 昼食時、手のかかった私の弁当は皆の話題になる。 何だか、あれもこれも頑張り過ぎのような気がして。 かなり気恥ずかしい。 仕事もね、恥ずかしいほど頑張ってる。 周囲の人との雑談をたってまで。 まるで自分の中に篭ってる人みたい。 私の努力は私にしか届かない。 彼女の笑顔は皆の栄養。 気が付くと、自分の足元、真っ暗。 全て自分の行動の結果。 2003年12月02日(火)
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◆ 手放す事が出来ない甘美な不幸を |
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あー、痩せなくなった。 横ばいどころか0,8kgも太るし。 一日1500kcalの献立守ってるのに。 間食だな、やめられなくかってる。 ばか。 心の片隅、思ってる。 「標準体型になったし」 「肋骨浮いてきてみっともなくなったし」 言い訳、ごろごろ山積み状態。 本当はダイエットなんて必要ないと思い込んでる。 結局人は無意識下のイメージ通りに生きてしまう。 だから、いつまでも不幸でいるあの人は。 不幸を愛しているのだ。 不幸な状態でないと安心出来ないのだ。 意志でその状態を抜け出そうとしても。 甘美なその不幸の下に帰る。 2003年12月03日(水)
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