LiliesHouseWings-zero
DiaryINDEX|past|will
いやいや、3月3日じゃないんですが。
同居人がMRI撮りに病院に行くというので付いていって、 ついでに以前から不調だった耳を診てもらうことにしました。
内耳の圧力が不安定で、 すぐに音がくぐもって聞こえたり、聞こえにくくなったり、 自分の声が反響したりと、生活しにくいったらありゃしない。
で、診てもらったんですが。
自分の前に何人か患者さんが入っていったのですが その中でおこさまが3人いらっしゃって。
それぞれ誰もが診察室で泣き叫んでました。
…耳鼻科って痛いとかそういうの聞くけどマジなのか? とか思って、ちょっと引け腰でした。
実際診療してもらったらいい先生でしたが。
とはいえ、イスは歯医者並みのオートターン&リクライニング付きメカニカル。 デスクサイドには謎の金属性機器類。 割と恐怖感をあおるイメージはありますね。 それで見えないところに管とか突っ込まれたら 子供泣くわな。納得した。
こっちも耳の穴に突っ込まれて 鼻の奥とか掃除されて とりあえず一回戦は 「うーん、症状が今出てないのでよく分からないですが、 ”じかんかいほうしょう”ではないでしょうか。」と。 え?時間解放症?そんなSFチックな。 「とりあえず検査してみましょう。」ってことで検査室に。
検査室は優しい女の先生でした。 よく健康診断で右左の耳それぞれに 「つー、つー、」って音を聞かされる奴の アッパーバージョンでした。
すごい。何種類ものつーつー音が聞けましたよ。 面白いのはセカンドステージ。 「反対の耳にはノイズを流して、もう一方の耳の後ろから音を出します。」
おお、骨振動聴力検査!
ノイズは風鳴りみたいな音が続いていて、 もう一方のほうからはつーつーが聞こえる。 とりあえず適度に答えて終了。
診察第二回戦。 「聴力に異常は見られませんね。若干左が悪いですかねー。 とりあえず、鼻のほうから耳のほうへの空気の流れを 確認させてもらいます。」 つって、すごく長い棒を鼻に突っ込まれ、 ついで耳に内視鏡。
ぼしゅー。 あ、ペコってなった。
先生、今、なってます、ペコペコ。 「んじゃ、ちょっとやってみて。」はいはいペコペコ。 「鼓膜がやっぱり動いてますね。じかんの開きが大きいのでしょう。」
・・・?!あ、時間。じゃなくて。耳管ですか! なるほど納得。で、治るもんでしょうか…?
「治療なんですけど、あの…」 え、なんか難しいんですか?!(ビクビク)
「根本的な治療法が無いんです。」 悲劇のヒロイン!不治の病!(ドキドキ)
「この辺だと、動かないように鼓膜にテープ貼っちゃうんですよ。」
ハァ?!
「あとは、耳管に薬を吹き付けて腫れさせる方法とか… とにかく内耳に空気が入らないようにするか、 入っても鼓膜が動かないようにするか。どっちかです。」
…あっけに取られて言葉も無かったです。 「とりあえずテープ貼ってみましょうか。」の一言でテープ貼ってもらうことに。 「3Mテープ出して。」
…文房具?(汗)
で、めでたく鼓膜に貼ってもらったんですが。 貼るときに耳の穴に突っ込んだ器具が痛かったです。アレは正直痛い。 耳掻きしてて「あイタッ!」ってなるところをずっと押さえてくれるんですもの。 んで、貼ってもらった結果、多少よくなりました。ペコペコ。 でも、良くないのは変わりないですね。 ついでにぶっちゃけて言えば「治らん」訳ですよ。
とりあえずまた来週行くことになりましたが。 このテープ、勝手にはがれちゃうらしいので。 耳掻きとかしてはがれてもOKっぽい。
にしても、時間解放症じゃなくてホントに良かった。 あたしの耳が異次元とかにつながったら、全国の物理学者さんたちに申し訳が立たない。
にしても。
こんな身近に「不治の病」みたいなものが転がってたなどとは。 とりあえず一生お付き合いしていくような感じでしょうな。
泳いだらあっという間に三半規管に水が入り込んで溺れ死ぬかもね。
もっと穴が大きくなればそれこそ、耳でローソクを消せるようになれます。 多分。
つわけで、今日のお話、以上で完結です。 絵は暇があったら付け足します。
絵を描いてたんだけど、どうもうまく行かないので やめました。
クロッキーで描いて、 原稿用紙にも描いて ペンも入れかけたんだけど、 どうも気に入らないので。
明日は一枚、ここに載せられるように。
見えない明日だけど。
しごとやめてきました。 バイトだけど。
しばらく無職生活です。 絵でも描いてるでしょうか?
ゆり
|