遊戯王感想とか雑文とか(遊戯王の謎)
日記&アニメ感想の目次前の日次の日


2004年05月20日(木) 第205話「青い瞳のキサラ」


第205話「青い瞳のキサラ」
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

【今日のお言葉】

    セト 「こうまでこの胸を掻き乱すのは…わたしはこの女を知っている!!」


すごいエピソードが来た!来た!!来たぁぁぁ!!!(興奮)

いやぁ〜なるほど!!(ポンとヒザを叩く)
セトとキサラの恋物語を深く印象づけるために、まさか牢獄から姫を助ける王子の話を組み込んでくるとは!!!
さすが吉田さん! あぁ〜もう感服しました。m(_ _)m
セトさんは生まれも育ちも王宮内と思っていたので、質素な服を身につけ、馬に乗って荒れ野を走るシーンが出た時は「誰コレ!?」でした。
し・か・し! キサラのために図体のデカイ大人を投げ飛ばしたり、紳士的な態度!
これからは、騎士と書いてセトと読むようにするかのぉ(笑)
あぁ…キサラが目を覚ました時が楽しみだぁ〜。彼女はこの一夜を覚えているのかな。
でもせっかく逃がしてもらったのに、その後も荒野をさまよう生活をしていたようですね…(可哀相)
私はセトとキサラがこの一夜の出会いを共通の想い出とし、同じ想い出を持つ者同志、グッと信頼を深めあうという展開はすごく自然で良いと思います。


初登場のボバサ! でも頭悪そうで残念!
太っているからって、あんなゴムマリみたいに、ボヨ〜ンと弾ませることはないと思うんだけど…。
それに食いしん坊すぎるよ〜。逃げながら、山盛りの果物をクチに押し込むのはいかがなものか…(笑)
大食らいの可愛い子ちゃんという設定なんだろうな。
声が想像していたのと違うのが残念〜!もっと太い声かと思っていた!…そのうち慣れるかな(-_-;)

    ボバサ:水島 裕
    キサラ:中川 里江

キサラの声は普通でした。キンキン声だったらどうしよう…とか思っていたけど、静香ちゃん風で安心しました。


実は今回のお気に入りはこれだったり…(^_^;)
    表くん:もう一人のボク…早くキミに会いたい
    王様:今、オレを呼ぶ声が…

愉快な仲間たちからそっと離れて、一人、石の扉に手を当てて「会いたい〜」とつぶやく表くん…
見た瞬間、あまりの色っぽさに、ドひゃぁ〜とひっくり返りました。
いいなぁ〜さりげなくラヴっぷりが増してますねぇ〜。
っつーか、やはりこの記憶編はセト&キサラのラヴロマンスよりも、離ればなれになってしまった表くんと王様のさびしさや絆をどれくらい表現できるかが勝負だと思うので、今日のような演出はすごくレベルが高かったと思います。

★前説なかったので、勝手に作ってみました★
    己の命をかけて盗賊王バクラと
    死闘を繰り広げたマハード
    たが憎悪を吸収し、チカラを増した奴のモンスターが
    マハードの命を奪ってしまった!
    石版に封印されたマハードの魂が
    奴を許すなとオレに語りかける!
    マハード、オレは誓う! 
    バクラを倒し、この世界に真の平和をもたらすぜ!



    今日はすごく楽しい放送でした。(*^_^*)
    ひさびさに作画・脚本・構図・演出がすべて花マルでした。
    特に城之内や本田の動きがすっごく良かった!!
    やっぱりアニメって動きがすべてなので、城之内が空腹のあまり尻を向けながらヘロヘロと倒れ込むシーンは大爆笑でした。
    そして群衆からキサラを助け出そうとした城之内と本田は男前のカッコよさでした。


    盗賊王バクラが川から上がってきましたが、無事、修練場から逃げ出してこれたんですね。
    でもどうして『滝』?(笑)
    今はアスワンにダムができてしまったのでナイル川の様子も変わりましたが、古代エジプトではアスワンのちょっと上あたりに滝があったようです。
    でもアニメに登場した滝はどうもナイルの源流と呼ばれる『エチオピアの青ナイル滝』みたいですね。
    バクラのいる場所がたとえアスワンだとしても、テーベから30kmほど離れています。
    …それも上流…
    川に押し流されるなら分かるけど、上流に引き上げられるというのはちょっと奇妙に感じましたが、まぁ〜滝がある方が背景に迫力も出るし、「絶対に変!」だけど、ここだけの話ということにしておこう(^_^;)


    特に丁寧な仕事をしているなぁ〜と感じたのはセトのマントがヒラヒラとよく動いた事!
    風を感じさせるような動きに感動さえ覚えました!


★マハードのカーが浮かびあがった石版を前に、しんみりとする王様&その他大勢…★
    マナ:お師匠様〜お師匠様((/_;)メソメソ)
    アイシス:マハード!(アイシス様がフトモモを露わにしながら馬に乗って駆けつけてきたぁ!!)
    マナ:王子! 王子なら石版から精霊を呼び出すことができるんでしょ!? お願いします! お師匠様に会わせてください。
    アイシス:マナ! マハードの傷ついた魂がチカラを回復するまで誰も呼び出す事はできません…
    それに例えマハードが現れたとしても今のあなたのヘカでは精霊を見ることはできない!
    マナ:アイシス様…(でもでも会いたいよぉ〜(/_;))
    アイシス:修行しなさい! マナ!! マハードの意志を継ぐのです
    マナ:お師匠様…あたし絶対立派な魔術師になって見せます! 絶対に! 絶対に!! (うわぁぁ〜ん(T_T))


    じっくり見ると泣けますなぁ…。マナの泣きじゃくる姿にジーンと来ました。
    マナとは対照的に、毅然と振る舞うアイシスがまた素敵だ!
    毅然すぎて、かえって痛々しく感じてしまいました。
    きっと人の見ていないトコロでしか泣けない人なのかもしれないな。


★王の間でグダグダと打ち合わせ中★
    セト:問題はマハードがバクラを葬ったか否か…。取り逃がしたのなら千年リングを奪われた可能性もある
    カリム:しかし…あの崩壊の規模! すべてを掘り返しその真偽を確かめるにも数週間を要するぞ!
    シャダ:その間、バクラが千年リングを手にしていたら…
    シモン:アイシス、そなたの千年タウクの未来予知はバクラの姿を捕らえられたか?
    アイシス:…いえ…何も…
    セト:これもすべてはマハードの未熟さゆえの不始末! アイシス…事が起こる前にマハードの身勝手な行動を予見すべきだったな
    アイシス:申し訳ありません

    セト:ファラオよ! ここは念には念を入れるべきでしょう! ただちに私の軍隊を街に配備し、警備に当たりたいのですが…
    ファラオよ! これ以上ナイルに哀しみの涙を流してはなりませぬ
    一刻も早く、民をバクラの驚異から救うのです!!

    王様:分かった! だがけっして民を脅(おびや)かしてはならぬぞ
    セト:はっ!


    セトがマハードをダシにして、自分の軍隊を街に送る策をめぐらしているトコロがこのシーンの見どころでしょうね。
    『神に匹敵するチカラを持つカーが欲しい!!』
    目的の為なら手段を選ばないセトなので、その暴走ぶりを心配するアク爺の動揺っぷりがこれまた見物ですね。
    <ナイルに哀しみの涙>名言だぁ〜。
    でも言っているコトは正しいので、生真面目な王様はセトの策略に引っかかってしまいましたね。

    千年タウクって未来を予知するだけが仕事かと思ったら、精霊を飛ばして遠隔操作とか出来るんだね〜。
    カリムの千年秤より役に立つ能力だ(笑)
    あぁ…あの秤は融合くらいしか使えないのかな…。もっと大活躍して欲しいな。


★何だかんだと言いながらマハードの死に様には敬意を払っているセト★
    大路を家来に担がせた輿に乗り、ゆったりと行進中のセトとシャダ!

    シャダ:セト…貴公は本当にバクラが生きていると思っているのか?

    セト:愚問だな!奴のカーが神に匹敵するチカラを持っていることをお前もあの時見たではないか!
    マハードは犬死にだ…状況は更に悪くなった
    奴は千年リングで間違いなく邪念を増幅させる!
    我々も早くカーを増強させねば奴はすぐにも手に負えぬ存在となる
    シャダ…お前のその千年錠で民の心を探り、民の中から強力なカーを宿した者を見つけてもらいたい

    シャダ:バカな!! 罪無き者の心を見ることはたとえ神官と言えど許されぬ
    セト:ならば聞こう…我々は今のままで千年リングを得たバクラと闘い対抗できると思うか?
    それとも再びファラオを危険にさらし、また神のチカラを頼りにするつもりか?
    シャダ…マハードの行動は愚かだった! しかし神にすがらずバクラに挑んだその意志は継がねばならぬ


    「犬死」とまで冷たく言い放ったセトですが、マハードの死に様に対しては敬意を払っているトコロがすごく良いなぁ〜と思いました。
    セトのやろうとしている事(カー狩り)は民を苦しめる事になるけれど、対バクラを考えたら至極もっともな事だとは思う。
    でも民が宿すカーを「憎しみによって強くさせよう」と考えている点が危険なので、その事をしっかり理解しているアク爺は「カー狩り」のその先の展開などを心配しているけれど、シャダくらいだと「カー狩り」の意味も良く分かっていないようなのが、まぁ彼らしくて可愛いかな(*^_^*)。

    シャダは貴公とセトを呼ぶが、セトはシャダを『お前』呼ばわりです…セトが年長だから? それともクチが悪いだけ(笑)


★セトとキサラと愉快な仲間たちが同時に再会!!★
    群衆から石を投げつけられ、傷つき倒れるキサラ!
    彼女を救い出そうと声を荒げる城之内と本田だが民衆には彼らが見えず、途方に暮れていると…

    セト:何事だ!?(人を掻き分け登場!!)
    城之内:海馬?
    表くん:海馬くん!!

    シャダ:どうしたセト…何だ!? この者のヘカは! 計り知れぬほど強大だ!
    ぐわわわわぁ〜うわわわ〜はぁはぁ…これほどのヘカを宿す者がいたとは!

    セト:何!? この女に強大なヘカが?
    すぐにこの女を連行しろ! 十分な水と食料を与え介抱するのだ!


    キサラのヘカが大きいからといって、いきなり「ぐわわわ〜」と絶叫し、腰を抜かすシャダ…思っていた以上にヘナチョコだった(^_^;)
    このヘナヘナなトコロが可愛いなぁ。オデコのイレズミも気に入ってます。
    一番若そうだよね…。17歳くらい?

    倒れていたキサラのフトモモが〜(/o\)色っぽい〜
    セトさんはフトモモよりシャダが言った「強大なヘカ」という言葉に反応しましたね〜。
    もう色気のない人だ!(笑)


★ウェジュの神殿で密会…★
    壁にずらりと並ぶ石版を眺めながら、思案中のアクナディン…
    ちょっと背中が寂しそう…
    そこにセトがやってきた


    セト:アクナディン様…ご報告申し上げます
    街でのカー狩りは想像以上の成果を上げております
    やはり民衆の中にも優れたカーを宿す者が存在しました
    アク爺:まさかセト…お前はその者たちを捕らえたのでは?
    セト:いけませぬか?(あっさりと返答!(^_^;))
    アク爺:セトよ…今からでも遅くはない! すぐに無実の者たちを解放するのだ
    後ろめたき行為は心に恐れを産む。恐れはいずれ人を果てしなき闇へと誘う
    セト:アクナディン様…我々にとって、そして民にとって危機とは一体何でございましょう
    王権崩壊の危機以上に恐れるモノがありましょうや
    私のこの行いはすべてファラオとこのエジプトの大地のため!
    間違っているとは思いませぬ

    アク爺:(セトを見送りながら…)セトよ…お前は私と同じ過ちを犯そうとしているのか?


    誠実な老神官…アク爺の存在感と声優さんの声質がピッタシで、日ごとにアク爺への愛が深まりつつあります(*^_^*)
    もともと爺趣味の私…アク爺とおいしいほうじ茶でもすすりながら、盆栽談義したいです。

    ここではアク爺とセトの対立がすごく面白いです。
    アク爺は「カー狩り」は【悪】であると思っているけれど、セトは【善】だと思っている。
    セトは「国を守るためなら手段は選んでなどいられない」…『カー狩り』は 『最大多数の最大幸福』 につながると思っているけれど、アク爺はその行為の裏に潜む『個人的な欲望』をちゃんと見抜いている…そこが面白い。
    セトはクチでは最大多数の…と言っているが、神をも凌駕する精霊が欲しいんだよね…。
    「チカラこそすべて」の人だし…。
    アニメではこのセトの闇の部分をちゃんと描いてくれるといいなぁ〜と期待。


★最大の見どころ…っていうか、驚き桃の木だったオリジナル設定がぁぁぁ!!★ 
    横たわるキサラを見下ろすセト…

    白き髪の青き瞳…いやそれだけではない…
    (眠り続けるキサラの頬に手を当て)こうまでこの胸をかき乱すのは…私はこの女を知っている…

    さぁ…すごいエピソードが始まるぜ!!

    「はっ!」 馬で荒野を駆けるチビセト(推定8歳)

    荒くれ者たち:うへへへへ! いい拾いモノをしたぜ! この国には珍しいからな
    あの白い髪に青い目! オレたちゃツいてるぜ! がはははは!!(物陰からじっとキサラを見つめるセト)
    キサラ:あっあなたは?
    セト:今、逃がしてやる!(鍵をがちゃがちゃと開ける) 来い!!
    荒くれ者たち:逃げたぞ! 娘が逃げたぁ!!
    セト:(馬に相乗りしながら…)この馬をやる! これからはお前一人で行け!
    一晩も走れば隣町に着くだろう! そこから自分の国へ逃げろ!(スっと走っている馬から下りる!(笑))
    キサラ:あなたの名は?
    セト:セト!! 
    キサラ:ありがとう〜セト!!(^^)/~~~

    自分の村が炎に包まれているのを発見する!

    セト:あれは…オレの村! クソ〜! かーさん!
    荒くれ者たち:探せ! 探せ!! あの青い目のガキはどこだ?
    テメーはあの時の小僧!! 娘はどこへやった!
    セト:離せ! かーさん(彼らに取り押さえられるセト)
    荒くれ者たち:ごははははっは!  (空を見上げ…)アレは何だ? 化けもんだぁぁ!!

    青眼ちゃんが逃げる荒くれ者たちにボエェェ〜と滅びのバーストストリーム!!

    我に返る神官セト…

    そうだ…この女はあの時の…そして私は白き龍を見た…


    えっと…すごいエピソードでした。
    なんとなく気になったのは、セトの青い瞳とキサラの青い瞳を後で何か…関係を持たせるような気がしました。
    兄妹ってことはないだろうが…やけに強調するから血のつながりくらいは出してくるかも…(^_^;)

    キサラを助けた事で、自分の村が丸焼け…(-_-;)
    「オノレがよけいな事をしたせいで、罪もない人たちが丸焼け…」
    それって…トラウマにならないか?
    自分を責めてしまいそうだが…セトはそんな過去はねじ伏せてしまったようですね。
    それとも民が言っていた、『魔女』という設定を印象づけるためにこのエピソードを入れたのかな…。
    「この女に関わると災いがふりかかる−だからキサラは一人、砂漠を放浪する運命にある」
    でも砂漠で拾ったって荒くれ者も言っていたし、きっと生まれた時からそんな生活だったのかも。
    そのあたりもアニメで放送してくれると嬉しいなぁ。

    突然あらわれる青眼ちゃん…。これはちょっと驚いた! 
    この登場は青眼の意志? 彼女の意志?


★バクラがネタバレ!−何故、お前が知っている!!★
    足でグリグリとアク爺を踏んでいる〜!(ミイラはダメでジーさんはOKなの??)

    おいぼれが〜! そのトロさじゃカーを一体も召喚することもなく勝負が決まっちまうぜ
    じいさんよ…この場でテメーから千年眼をいただくのは簡単だが…テメーにはまだ働いてもらわなくちゃなんねー事がある…
    3000年前の時のようによ…
    オレ様は知ってんだぜ! 千年アイテムを生み出すためにテメーがクルエルナ村で何をしたか…
    そして…そのために捨てた息子がセトだってこともな!

    おおぃ! なんでバクラがアク爺とセトの関係を知っているんだ?
    こうなるとバクラが他にどんな秘密を持っているのか気になりますね。
    王様がオベリスクを召喚した時点で史実と違ってきた…とバクラが言っていたので、このあたりの言動はもう史実に沿っているのか沿ってないのか、もはや微妙ですね。

    踏まれるアク爺…盗賊王のパンツ(ふんどし)がマル見えですね。
    ちゃんと布の中に収まっていれば安心ですが、あの角度はドキドキ★ですね。
    しかし美麗なフトモモさんです。バクラのフトモモって力強さを感じますね。部下もこのフトモモに悩殺されたんだろうと勝手に想像(*^_^*)



★★★次回予告★★★
    あたしたち、せっかくもう一人の遊戯の
    記憶の世界へ来られたのに
    この世界の人々にとって
    あたしたちが存在しないのと同じらしいの!
    王宮に入ることも出来ないし…
    これからどうしたらいいのかしら(/_;)メソメソ

    その頃、バクラに襲われていたアクナディン
    千年アイテム誕生にまつわるおぞましい記憶って!?


    次回 「千年アイテム誕生の秘密!」
    おたのしみに!


    ★★★次回予告★★★

    記憶編が始まってから残業を減らした海馬くん
    どうやらファラオ姿の闇遊戯を見るために
    めんどうな仕事は磯野さんに押しつけたみたい!

    盗賊王に踏まれるアクナディンを見ていたら
    Mrクロケッツの頭をジュラルミンケースに挟み
    そのフタの上から踏んづけた過去を思い出し
    「あの時は我ながらひどいことをしたモノだ…」とちょっと反省したみたい
    でもフッと闇遊戯に踏まれる自分を想像し…
    えぇ〜海馬くんの頬がピンクに染まっているわ!!


    次回 「遊戯! ハイヒールでオレを踏め! もちろんミニスカで…」
    おたのしみに!



作画監督=原 憲一
脚本=吉田 伸
絵コンテ=中村憲由
演出=鶴田 寛


遺跡馬鹿 |HomePage

My追加