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2004年04月19日(月) 古代エジプト語とコプト正教会


今、当雑談板で旬の話題と言えば、「古代エジプト語」ですが…


   そもそも専門外なのでお手上げ状態です\(^_^)/許してチョンマゲ!


でも遊戯王ファンとしては「アテム」や「セト」が本当にこの発音で呼ばれていたのかは気になりますよね(^_^;)



ピグモんさんが調べてくださった事をこちらに抜粋させていただきます。

    【ピグモんさん書き込み−4月18日(日)8時2分】

    エジプト語の言語学的歴史を調べてみました。
    エジプト語というのは、古代の古エジプト語から少しずつ変化して、現在エジプトのキリスト教徒(コプト正教会)が宗教言語として使用しているコプト語に至ったようで、このコプト語というのが、今息も絶え絶えになりながらかろうじて生き残っている古代エジプト語のなれの果て、ということらしいです。



で、突然ですが、私のコプト正教会訪問記を書いたりして…


エジプトを初めて訪問した時はギリシャから飛行機で入国しました。
ヨーロッパを旅行していた私は、どっぷりと”キリスト教美術”に染まってしまい、正直な話、古代エジプト人の壁画より、「原始キリスト教」のコプト教美術に強い関心を持っていました。

で、カイロについて、すぐにコプト教会へ見学に行きました。
旅行のガイドブックに載っているのは、オールドカイロにある『古いコプト教会』で、現在は地下水が湧いてきてしまい、地下の礼拝堂は立入禁止になっているそうです。
私が行った時は、まだ板を渡して通路を確保してあったので、水に浸かる礼拝堂の神秘的な美しさを堪能することができました。

まぁ…礼拝堂を見ても、『コプトらしい物』に気がつけるほど目も肥えてなかったので、今思うと、貴重なチャンスを無駄にしてしまったと思いますね…。
コプト教は一番古いキリスト教の一派らしいです。


コプト教で有名なのは、織物ですね。
「コプト織り」と言って、フランスのゴブラン織りに似たゴッツイ織物です。
ゴブラン織りが分からない人は、金持ちの家の分厚いカーテンを思い浮かべてくれるといいかな。
他には舞台で使われる、分厚い幕みたいな感じのモノ。

聖職者のガウンやテーブルセンター用に織られた織物が博物館に展示してありました。


で、コプト十字架ですが…。

コプト十字←コプト正教会で購入した、コプトの十字架

素材は皮です。
『これが十字架?』と思う人もいますよね…。
十字架が今のような十字になった歴史的背景は分かりませんが、キリストの象徴としての意味が伝わればいいので、これでも構わないんでしょうね。

これを買ったのは、新市街にある、(新)コプト正教会です。
見学に行った時、大聖堂で夜のミサをやっていたので、ちょこっと参加しちゃいました。
でも言葉が分からないしで、早々に退出させていただきました。(お騒がせしましたm(_ _)mペコリ)

敷地内にあるミヤゲ屋でこの十字架を買ったのですが、他にも聖職者用の衣装まで売ってました。
うっとりするくらい美しいモノでしたねぇ。


エジプトの国家宗教はイスラム教ですが、昔から他宗教にも寛容な国だったみたいで、今も外面的には仲良く共存しているように見えます。

イスラム教には「ラマダン」と言う、断食するお祭りがあります。
一ヶ月間、日の出から日の入りまで、水も食料も口にしない…。
これは貧しい人たちの気持ちになり、飢えのつらさを知るモノらしいですが、私も現地で拝見しましたが、その徹底ぶりは凄いです。
ツバさえ飲み込まず、吐き出すんですから…。
コプト教の人はキリスト教徒なのでラマダンは関係ないのですが、やはり気を使って、外で飲んだり食べたりしないようにすると聞きました。
こうやってちょっとずつ相手を理解しあえれば、世界も平和になるのに…と思いますね。


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