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2003年02月28日(金) デュエル・タワー

敵役のアジトがイスラム寺院の『ミナレット』だと感想に書きましたが、なんとなく説明不足のような気もしたので、もうちょっと追加…。

『ミナレット』は確かに『塔』に当たるけど、日本にあるお寺の塔とは根本的に違うんですよね。
イスラム寺院に付属する『ミナレット』は信者に礼拝の時間を伝える機能を持っていて、昔は人が頂上から大声で「お祈りにおいで〜」と叫んでいたんです。

けれど日本の『塔』…たとえば法隆寺などに見られる『五重塔』では、坊さんが頂上から「お経をあげに来いよぉ〜」なんて言いませんよね(^_^;)

それはなぜか…、なぜなら『仏塔』とはお釈迦様の遺骨を供養するために建てられたモノだからです。

五重塔の基礎部には仏舎利(ぶっしゃり)穴があり、そこに『仏陀の骨』が収められているんです。
『塔』を調べると「卒塔婆」って説明されているのはそのためです。

仏教の塔とイスラム教の塔…まぁ、こんな違いがあるわけです。


デュエルタワーも考えてみると仏塔に似てますよね。
塔の下に剛三郎の怨念が埋まってるという設定のトコロとか…(^_^;)
つまりアレは剛三郎のための巨大な卒塔婆なんですね。

瀬人さんの内的闘争…まぁ、宗教戦争…とも言いましょうか…『軍需教』と『ゲーム教』の争い…。

勝った方が相手の聖地を徹底的に破壊する。
それは破壊してこそ、新しい統治が始まるというコトです。

デュエルタワーを破壊して、真の統治者になった社長…。
決闘王になって浮かれるよりも、むしろ勝負に負けることにより自分のロードと向き合い、地盤を固めることになったんだから、それはそれで良かったんじゃないかと思ったりします。


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