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2003年02月10日(月) 怨念と石板

ジャンプネタなので注意

『マハード』『幻想の魔術師』と融合した結果、『ブラックマジシャン』となり、
タマシイが石板に封印されたシーン、ちょっと恐かった…。
背筋に冷たいモノが「ツツツゥ〜」と流れた…。
ダメなんだよね…。『人間の魂』とか『身体の一部』が物に封印されるような出来事って…。

『人の想いが込められている』といういわく付きの物はこの世の中に山ほどあるけれど、
タマシイは眼に見えないモノだから、その見えないモノを見ようとするには想像力が必要になってくる。
興味があれば「どれどれ…」とその由来に思いを馳せ、あれこれ空想してみるが、
たいていは興味すら湧かず、「ふーん」の一言で終わってしまう…。

その反対に、「人の身体の一部が入っています」…なんていうのは、あんまり…ない。
でも、ある。
で、だいたいが壮絶で因縁めいた話が付いてきたりするのだ。

人間の身体から出た脂肪を利用してつくった『石鹸』をイスラエルで見た。
ナチスドイツが大量に出てくる死体を有効活用しようとして研究されたものだが、
さすがにポーランドの「アウシュビッツ」では展示されていなかった。

イスラエルのユダヤ人虐殺記念館のようなトコロ(名前忘れた)で見た印象は、「白い」。
………そして足早にその場から去った…、だって恐かったから…。
形は石鹸でも、人の油で出来ているなんて…。おおおぉ〜恐い恐い〜。

チベットの土産物屋には、人間の骨で出来た笛やら首飾りを売っていた。
(今はもう本物なんてないかもしれないが…)
「ホレ、これは高僧の頭蓋骨で作ったお椀じゃぞ」と土産物屋が見せてくれたのは、
単にお椀サイズに頭頂骨をスパッと切っただけのモノだったが、
内側には脳味噌のシワがそのまま骨に残っていて、すごく気持ち悪かった。
「これでバター茶を飲むんじゃよ…。どうだい、買うかい!?」なんて差し出されたけど、
人骨のお椀にクチをつけるなんて私には無理だよ…と、逃げ帰った。

韓国の国立慶州博物館に「エミレの鐘」という、なんの変哲もない「釣り鐘」が野外に展示されているが、
ナント!この鐘を鋳造する際、9歳の女の子を煮えたぎった銅の中に放り込み、
彼女を生け贄にすることにより神の怒りを静め、ようやく作り上げたという伝説があるんだよね。
いやぁ〜、なんかねぇ〜。
その時は好奇心で触ったりしたけど…、やっぱし恐いよ…、少女の遺体が混入した釣り鐘なんてさ…。
そんな鐘の音、聞きたくない…。

まぁ、色々書いてみたが、マハードの魂が封印された石板を見た時、まさに走馬燈のように、
上記の思い出がよみがえり、本当に恐怖で顔が歪んだ…。
ブラマジって単純にモンスターだと思ってたから、正直言って、このような展開はキツイなぁ。
エジプト編って、本当に濃すぎる…。もう、毎回ドキドキ…。


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