Wakako's Diary 道すがら記

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比良連峰アタック - 2003年05月03日(土)

友人と北山へ。来週末京阪電鉄が主催するハイキング会、「比良連峰アタック、釣瓶岳(標高1098m)、ナガオ尾根」を先取りして歩こうと目論んだのだ。

朝、出町柳7時45分の朽木村行きバスに乗って(一日2本とあって、大行列が出来ていた。さすがに増便されていた)、それでも途中でどんどんおりていき、私達のおりた朽木栃生は私達二人だけだった。当初、わりと楽に登れ、バス会社が作った地図のコースタイムは間違っていて何回もぬか喜びしたけど、おっとこれは健脚向きじゃないじゃないか、とイイ調子になって頂上へ。途中の軽快なブナ林、新芽から萌え出たばかりの新緑の色がとてもきれいで、気持ちよかった!皆さんにご覧頂けないのが残念です。。

さて、12時頃に頂上につき、そのあと、地図に載っていない(しかしハイキング会のコースになっている)尾根伝いの道へ。これまたちょろいちょろい、ブナが岳を横に見ながら町村の境界線上を歩くのは気持ちよかった。

途中で、ハイキング会の下見に来ておられるオジサマに遭遇。ショートカットの道を教えていただく。

これが問題だった。途中まで良かったのだが、分岐点で迷い、引き返し、さらに、急な岩だらけの道を下ったところで(参加者を一般から募るハイキング会なんて無理じゃないかと思うような道だった)、道の案内が途中で見えなくなり、急な斜面を必死で這い上がって道を探すもない。どうも廢道になったのでは、ということで、引き返すが良く分からずさらにうろうろ。たまたま先ほどのオジサマに再会して、みちを教えていただいたので正規ルートに戻れたけど、あのままうろうろして日が暮れていたら、、と思うとゾッとする。本当に、素人がうろうろして迷うと恐ろしい。。
もしかして、急な岩だらけの道も、迷って違うところを通ってしまったのかもしれない。
なお、正規ルートは一気に歩きやすい道となり、立て看板もあり、整備された道だった。途中に残雪がところどころあった。

帰り、ロープウェイがまたロッジからそこそこな山道でついたと思えば混んでて、整理券を貰う(私達がのぼった釣瓶岳は余人がいなかったが、ブナが岳やロッジ付近はそこそこ人がいたのだ)。並んでようやくおり、さらにリフトでおりる。久しぶりで緊張した。

こわがりで、小学生の頃は何かあると怖い怖い足がすくむと(バランスよく体重を動かせないので、高所での運動は特に苦手だった)泣いてわめいていた私が、斜面を這いつくばってのぼったり、リフトに(一応)平然な顔をして乗っていたりするのが、なんだか不思議な気がした。ちょっとした、成長なのかなぁ。。

とにかく、運動は、今も、一度に幾つかのことを同時にしなければいけないようなことは苦手だ。歩いたり山に登ったりということはできるけど。

さらに増便バスに乗り、ギリギリで、思わず「待って!」と叫びながら、比良駅で電車に駆け込む。なんだか長い旅路だったような、一日。

比良のふもとの風景は、まばらな分譲の宅地に立っているどこかメルヘンな三角屋根の家と、そして軽快なブナの木のおかげか、こじんまりとした感じがアメリカにいた時週末旅行で良く見かけた東部の田園地帯を思わせ、懐かしかった。同時に、湖西線沿いはきれいだなと思った。

新緑の爽快感、それと苦行のような帰り道が印象的なコースだった。

とにかくこのごろ疲れてくるとぼーっとろくなことを考えないので、夕食を済ませ、洗濯のツケおきをしたりしたあと、「とにかく眠ろう」と自分に言い聞かせて眠る。おかげで、良く眠れたと思う。


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肩の力を抜いて。 - 2003年05月02日(金)

今日は画像処理の続き、セミナーの案内の発送準備、ラットの脳の固定還流、切片を拾って一枚のスライドグラスに6枚並べる練習。ラットの脳の固定還流は、器具が途中で壊れて失敗!ううう悔しい、トイウか、ラットさまに申し訳ない。今日は、一発で麻酔も効いたんだけどなぁ。。

途中で、ふと疲れて(ここでぼおっと「死んだ方がまし」とか思っちゃう時は、思考が飛んでるのだが、疲れてる時なのだ)友人達にメール。

当たり前に進級した人たちがまぶしいけど、もう一緒に走る気もないし、卒業できたらするかも、ただ、自分ができることをして食べていくという線は崩さないけど、弱気でごめんね、みたいな内容。

半分怒られるかな、と首をすくめて、それでも送った。

そしたら、返って来たメールに励まされ、一気に元気になった。
和歌子さんは真面目だから、逆に肩の力が抜けたようで安心したと。

持つべきものは友哉。というか、受け止めてもらって、かつ、違う角度から物事が見れることなのかな(自分でできれば言うことなし)。

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自分でも、本当にころっと憑き物が取れたみたいに変わったと思う。

医学部に入り直す前までは、とにかく入り直す、その一点に必死になっていたが、今は、自分が極端に無理せずにできること、そして自分がほどほどに満足できることで食べていこう、そういう気持ちになっている。ナニカになろうという20代半ばまでの熱い気持ち、常にエンジンをフル回転して宛先もないままに暴走しているワタシ、はどこかへいった。いや、ナニカになりたいと思わなくなったという方が正確なのだろうか。

っていうかね、自分が出来ないこと、手に余ることをしようとしてもできないから仕方ないと思えるようになったんだよね。

それはある意味で退歩かもしれないが、ある意味で現状への満足である。

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帰り道、駅まで歩いて、道すがら、緑や花がきれいだなぁ、と心底感じ入ったし、歩いていて本当に気持ちよかった。快適快適!

夕食は讃岐うどん(お気に入りなのです)にカルボナーラ。

昨日活けたお花のカーネーションやガーベラがどんどん咲いて来て嬉しい。



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お花を買ってお家に帰ろう♪ - 2003年05月01日(木)

日記、おさぼり気味でごめんなさいね〜。掲示板はもっとほったらかし。ごめんなさい。レスしてなくても気に為さらないでくださいね。

いい加減、頭を使おうと(このところ、実験などして帰るとぽけ〜とメールの返事したり、雑誌見てたりしてたので)論文を持って帰る。ああ、だけど明日の朝まで読むのかな。

今日は、切片をより薄い濃度で発色させ、スキャナーで画像データを取り込む。画像を取り込みながら、パソコンで取り込める時期にブンガクブにいたら、画像を扱うのも苦じゃなかったかもしれない、これだったらやっていけたかも、なんてついつい思っちゃう。そして、相変わらず画像(数値で活性があらわされるような生化学などと違い、解剖学は「形」を扱う学問だから、画像と切り離せないのだ)と関わってる自分に苦笑する。私は、画像や空間をどう言語化していいか分からなくて、それで美術史やるのやめて美学にいっちゃったんだよね。。

読みかけの本。「立花隆秘書日記」(佐々木千賀子、ポプラ社)。
カズオ・イシグロが「日の名残り」で描く執事を思わせる、良質の秘書の仕事と共に、当時の(1993〜98年)時代背景が懐かしく思い出される。

部屋で花を活けるのがマイブーム。
って、大仰に華道してるんじゃなくて、最近はやりの500円ブーケですね、これで楽しむのです。小振りな寄せ集めのお花、きれいですよ(あまり沢山本数があると、持て余すしね)。

今日の花束は、黄色い小振りな百合、ピンクを白が縁取ったカーネーション、ピンクのガーベラ、それぞれ数本ずつあってきれいですよ。ささやかなお部屋の楽しみです。

なかなかこれ、お勧めですよ。500円で一週間以上、リッチな気分に浸れます。


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- 2003年04月30日(水)

make a contact


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んんん? - 2003年04月29日(火)

大分しっかり眠ったなぁ、勝手に3連休にしたからなぁと思ってふと日付けを見ると、どうやら勝手に4連休にしてたみだいだ。そうとう眠って回復した。ふと気付けば、まだまだ先と思っていた連休明けは間近で、ということは、実験をゆっくりやりすぎたかもしれない(怪我もあったし、あと手技を会得するのも遅い気が。。)。そうかぁ、いいかげん、大人のラットから新生児のラットに連休明けから移るんだったよな。。勝手に4連休にした分、明日は始発で行ってcryocutでむらなく切片を作る練習をしよう。

興味をそそられた本。
「イラクとパレスチナ アメリカの戦略」田中宇、光文社新書、アメリカを冷静に分析せよ、という主張にうなずく。

「小児科砂漠」河北新報社編集局、日本評論社 東北地方では相当小児科医不足が深刻な模様。

梅田の「ミレーとバルビゾン派展」はまぁまぁだけど、可もなく不可もない感じ。

部屋に不要品が多すぎるので、ぼちぼち片付けていきたい。


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週末 - 2003年04月27日(日)

日中若干活動した以外は、両日ともかなり眠ってた。そんなに疲れていたのかなぁ?ともあれ、どれだけでも眠れる感じ。

4/26(土)
どんよりとしたくもり。
チューター初勤務。座っていればいいというものではなく、センセイ曰く「スポ根」クラスというだけあって、しらみつぶしに問題をとかせて答え合せさせて間違えたところを解説するというもの。こりゃ、マトモにやれば力がつく。

久しぶりに金閣寺にいった。うっそうとした緑が気持ちよかった。

4/27(日)
ぽかぽかと気持ち良い晴れ(それでも?昼寝する私)。携帯がいよいよ壊れたので、修理に出す。

実験いわれた通りやってるのは楽だけど、自分でそれを開拓していくのはしんどい、んだろう。


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- 2003年04月24日(木)

今日は昨日染色のために一次抗体を作った組織の二次抗体を作り、さらに発色させた。待ち時間が多く、また、作業もあまり労力を要するものではなかったため、ラクチンだった。発色は思った以上に紫色になった。
空き時間をつめつめにすればラットの脳の固定還流ができたんだろうけど、余裕を持たせるために今日はしなかったなぁ。。(汗)

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私は、人のことがなかなか十分に思いやれないのに、だけど、「人のことを気遣っている自分」というのがおそらく好きで、また、人のことに時々立ち入り過ぎる。それも、善意でやってるから、余計たちが悪い。人との距離の取り方が下手なんだろうか。

また、個人的なことを書き過ぎるし持ち出し過ぎる、というか、バランス加減が下手だ。

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親しき中にも礼儀あり、
そして、立ち入れない領域があることに留意せよ。


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i don't know what's going on.... - 2003年04月23日(水)

4/22
cryocutで切片づくり。あの機械は、作業するという点においてはデザインがよくなく、作業する場所が機械にない。また、相当前屈みになる。
ゆえに午後一杯切片を作って気持ち悪くなる。
帰ってから相当眠る。

午前中は病院に行った。

4/23
いよいよ、切片を染めはじめた。
そのあと、ラットの脳の固定還流をして、これはまあまあうまくできて、気分が晴れた。

訳がわかんない。

というか、わかんないんじゃなくて私がアホなんだと思う。


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- 2003年04月21日(月)

実験はなかなかうまくいかない。

きれいな切片を作ることが大事なのだ。

もくもくすることは得意だけど、細かい作業には向いてないのかなとか、
悲しくなってしまった。

まぁ、はじめが肝心だから、しっかり学べばいいんだけど。

久しぶりにジーンズを履いた。

この頃暖かかったけど、今日は夕方から寒いくらいだった。
ロッカーに入れてあったフリーズを被って帰宅。

インターネットで日本にいながらにして拳銃を手に入れることができるという。銃社会になるのだろうか?

帰り、楽しいことを思い出して涙が出てしまった。

疲れている時は、亀のように休むに限る。




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- 2003年04月20日(日)

昼寝したりして、午後、待ち合わせの時間に遅刻しながら友人と滋賀県立美術館へ。「フランス象徴主義展」。なかなか興味深いが、どうしてこのよおうに幻想的な美術が生まれたのか、歴史的背景についての説明が欲しかった。

ところで、文化ゾーンは市街地から離れていることもあり、がらがら。もったいない。利便性を高めるとか、もっと複合施設にするとかしないと勿体ない。

友人と和民という居食屋で夕食。サラダがおいしい。有機野菜を使ったりして工夫しているよう。

そのあと、ぶらぶらウインドウショッピングをしながら帰宅。

このごろ怠惰な生活をしているせいか、
はたまた、環境が変わって新しいことをする(それはやりがいがあり、楽しいことでもあるのだが)ことになったことと、
いじいじすまいと私の平均値にひしてテンションが高めだったことの反動が出たのか、歩いただけで帰宅したら疲れて、久しぶりにぼんやり死んでしまいたいとか、私が結婚したいと思ったりしたこと自体間違いだった、あとは必死で働いてお金をためてケアつき老人ホームに入るしかない、と思ったりして、涙が出て来てしまった。

自分なりの
調子を整えて戻していく方法を持ってないとツライなぁ、
今はその調整の時期でもある。

賢いのは、そういう疲れた自分を人に見せないで済むことなんだけど。
(と、4年くらい前に人にいわれた。なかなかそれが実行できてないな)

早めに寝ます。



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