食物日記
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2008年03月15日(土) 晴れ

9時起床。メイプルピーカンのシリアルとミルク、オレンジジュース。11時スタジオに行き、skypeで企画の打ち合わせ。その後、taxのことをやろうと思っていたが、やる気がまったく起きず、ようかんを食べる。3時半には出て、Bedfordのcommuneへ行き、サイズを直してもらったムーンストーンのリングをうけとる。デキャフ・コーヒーとクランベリーマフィンをあきさんさんと半分こ。Lorimerへ行く途中のスーパーマーケットで主に野菜を買って帰宅。bccksの新しいフォーマットを使って物欲日記を始める。暗くなってから晩飯支度。アルグラとbroccoli rabeとゆで卵とアボカドとトマトのサラダ+オニオン・バルサミコ・ドレッシング、白米、椎茸と豆腐のみそ汁、カジキの照り焼きの残り。ハーブティーを飲む。


2008年03月14日(金) 晴れのち曇り 夜 少し雨

9時起床。レーズン入りシリアルとミルク、ハーブティー、オレンジジュース。スタジオに行き、機材の準備して、FDRをタクシーで下って、NY Stock Exchangeの真向かいにあるフィリップ・スタルクのビル。入り口のでかいシャンデリアと、ロビーの金ぴかルームでこけおどし。ウェインはここの上階の1BRを買ったそうだ。火曜日に引っ越したばかりで、リビングはテーブルと椅子だけ。がらんとしていて、日当たりがよい。フォト・スタジオのようだ。メークのあさみさん、スウェーデン人モデルのSunniva到着。ティルダ・スウィントンに激似の子持ちモデル、ブランクは8年ほどあったようだが、とてもみずみずしく、知的な雰囲気。撮影終了後、スタジオ帰る前に、近所のaerosolesで白いウェッジサンダルを購入。戻ってフィルムをメッセンジャーに出し、hale and heartyからtomato basil rice soupを買ってきて食べる。これはケチャップのようでいまいち。ポートレートのリタッチをしてアップロード。メール連絡その他。10時頃終えて、帰宅、晩飯。麻婆豆腐、白米、しいたけと豆腐のみそ汁。youtubeでリサーチ。

宮沢章夫の富士日記2.1からクリップ。


さて、きのう書いた「<こと>や<もの>が、<小説>になるための跳躍力」についてさらに考えていたのである。以前、ドキュメンタリー作家の土本典昭さんについて僕は次のように書いたことがある。テレビディレクターとして水俣を撮ったのち、土本さんはその五年後、水俣の運動に深くコミットし長編のドキュメンタリー映画を作った。そのことについて僕はこう書いた。

 そこに至るまでの、あの五年間に意味があった。五年後に水俣の土地からあらためてはじめることに価値があった。作家とはおそらく、そうして変化するとき、自分でも想像していなかったほどのジャンプができる者のことだ。

 意識的になにかしようとしたってたかがしれている。土本さんのジャンプがそうであったように、なにかがそれをうながすから、ジャンプはふとやってくるだろう。もちろん、土本さんには、『ドキュメンタリー 路上』を作った映像作家としてのすぐれた表現力があり、それを背景にしているから、そのジャンプがより高い場所へと表現を導いたと想像する。技術だな。手垢のついた表現、保守化した方法や、あざとさ、小賢しい手つきはやりたくないものの、ただ、説得する力があればそれもまた、ときとしてすぐれた技術になる。うまくなくちゃいけないのだな。徹底的にうまくなることだ。


2008年03月13日(木) 晴れ

9時起床。オレンジジュース、ハーブティー、アボカドとマヨネーズのサンドイッチ。スタジオに行き、ハッセルの準備。知り合いの編集者が結婚?!という情報が流れる。2時、ティム・ハミルトンのオフィスへ。インタビュー後、黒い壁の前で撮影する。じっくりと12枚のタイミング。スタジオ戻って、届いた雑誌などチェック。バナナを食べ、ハーブティーを飲む。6時過ぎ出て、Hale and Heartyでyellow and green split pea soupとクラッカー。7時ミッドタウンのlever houseにてパースペクティブが歪んだ彫刻の展覧会オープニング。チェルシーとは異なる群衆の中で白ワインを1杯。ふじもりさんと一緒にクイーンズのイーストリバー河岸にあるDeitch Projectへ。川をはさんで、マンハッタンの夜景が見える。今日は真冬の寒さではないので、ギャラリーの外に人が群がって景色を楽しんでいる。ビョークのWonderlustのPV上映会と、そのプロップの展示。3D眼鏡をかけて鑑賞。マンモスのような巨大な動物の背に乗って川を下っていくビョークの服装は、もののけ姫+ビッケ(海の子バイキング)。リュックの中からもうひとりのビョーク(お化け)があらわれて、ふたりで格闘する場面は器械体操の振り付け。川の流れの質感が、「ざくざく」している。暗黒の水の渦巻きは世界共通の悪夢かもしれない。G Trainで帰宅、晩飯。ハンバーグ、つけあわせにトマトソースのパスタ、クレソンのおひたし、赤ワイン、オリーブ、コルニション。


宇壽山貴久子 |MAILHomePage