月の輪放浪記
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2003年12月25日(木) クリスマス更新しました(トップページ)

トップページにちょこさんからいただいたコメコメアートのクリスマスカードをアップしました。
すっごく嬉しいです。ちょこさんありがと〜〜。

そして、そのカードに管理人のラクガキをリンクしております。
相変わらずデカい&雑です・・・でも、気持ちが大切。

メリークリスマス&
Oさまお誕生日おめでとう!!!


2003年12月14日(日) 映画みました其の23『アンダーワールド』

ものすごく期待して行っちゃったのですが。…期待しすぎでした。
何百年も続く吸血鬼と狼男の闇の闘争。きっと満月をバックにクールでダークでお耽美なアンダーワールドが広がるのだわ〜!と思ってホイホイ行きましたところ、いまいちというか何と言うか眠くなりました。

だって主役のケイト・ベッキンセールがカッコ良くないんだもん。クールなヴァンパイア、しかも処刑人。それなのにただの人間の小娘に見えるの、なんでかって動きがキビキビしてないから。二丁拳銃撃っててもキマらないし。どんなに美人だろうがコートの裾がスローモーションでひるがえろうが、そんなじゃハマれません。役作りは頑張ったらしいのですが、もともとフェミニンな人だしね〜。

それに設定も何だかとてつもなくヘンだ。なぜヴァンパイアの移動手段がクルマなのだ。コウモリを引き連れて壁を走らんかい!しかも事故ってるし。そしてなぜヴァンパイアと狼男が携帯電話で話をするのだ。満月の晩に屋根の上で密談せんかい!あとパソコンでデータ収集するな〜!どんなデータベースだ!そんでもって拳銃バンバン撃ちまくって闘うのはやめろー!それじゃ人間と一緒だ!何のための牙、何のための爪?

そういうわけで、私の趣味ではありませんでした〜。パート2も作るらしいですが。うーん、見なくてもいい。


2003年12月12日(金) 定期更新しました(サイド)

久しぶりにお茶当番サイドを更新しました。

☆第2話『乳白色の思い出』をアップ☆
初恋、それは甘くせつない○○○○の味。イケメンをとり揃え、皆さまのお越しをお待ちしております〜

  近道はこちら → GO!


2003年12月07日(日) 展覧会いきました『聚光院の襖絵(狩野父子)』&『レンブラント』

展覧会をハシゴしてきました。『国宝・大徳寺聚光院の襖絵』と『レンブラントとレンブラント派』。両方とも上野で12月14日までだったので、あせって行って来ました。両方に共通する感想は、「天才を息子とか弟子とか師匠に持つと、凡人は大変だなあ〜」ということでした。

聚光院の襖絵46面は狩野松栄・永徳父子が力を合わせて制作したものですが、メイン部屋の大作「花鳥図」は24歳だった息子・永徳が担当し筆をふるっています。お父さんはサブ部屋の襖に優しげな動物などを描いていますが、いかんせん比較される相手が悪い。若き天才、しかも自分の息子。父としては嬉しくも、画家としては複雑だったかも。確かに並べられるとその差は素人目にも歴然です。永徳の筆は勢いがあって迷いがなくて、描かれている鳥なんか今にも鳴き出しそうです。ありのままの自然の姿を自分の目でガシッと捉え、襖という大キャンバスに向かって解き放った感があります。それに対して松栄の方は、写真やスケッチを優しく丁寧に写しとったような感じ。こんなかな、こんなかなって迷ってる。単独で見れば相当イケてただろうに。

そしてレンブラント。いや〜混んでて疲れました。レンブラントの油彩はさほど多くなかった(10点)ですが、見応えありました。レンブラントがエッチングや版画を数多く描いていたとは知らなかった。今回30点ほど展示されていて、油彩と違って比較的荒削りな趣ですが、私はかなりツボでした。ものすごく上手い人がざっと描いた絵ってスキなんですが、ちょっとそれに似た感じで。しかも白黒の世界、光と闇の画家にとってはお手の物だったのかも。
レンブラントの師匠および弟子(レンブラント工房)による作品も展示されていますが、やっぱり比べられると苦しいものが〜。いや、そもそも比べる趣旨の展覧会だし、上手い下手じゃないんだけど、ここでは完全に巨匠とその前後、みたいな扱いになってしまって。頑張れよ、師匠を超えろよ!とか応援してあげたいけど、もう死んでるしな(^^;)

なんか後ろ向きな感想ですみません〜。今回は本当に「天才ってやっぱ違うんだなー」と思ったもので、凡人ビジョン&同情目線で見てしまいました。


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