願い



ほんの少しの勇気と
ほんの少しの自信を


わたしにください












この手が
その手を


握りたくてしかたない
たったそれだけのこと


ただそれだけのことが
どうしてもできなくて






その手が遠い









cafe



お気に入りのカフェ


そう遠くもないし
いつでも行けるけど


なんとなく
ひとりでは行けない
なんとなく
思い出の場所なんだ


なんとなく 
他の人には教えたくない
特別なお店なんだ


また行けるかな
もう行けないのかな


行くたびに
そんなことを思ったり









桜の季節



桜の季節はいつも切ない
出会いと別れの季節


薄紅の淡い色に染まる季節の中で


様々な想い
それぞれの人


淡く儚くも
精一杯に咲く刹那の時の中で


ひとは想いを重ね
またひとつ記憶の中に刻んでいくのだ


悲しいことも
切ないことも
全て






薄紅色のやさしい記憶として









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