夕暮れの街



夕暮れ時の街を歩く
見慣れた商店街の先
真正面から射す夕日


その光が眩しくて
先が見えなかった


真正面から
ためらいもなく
まっすぐに
わたしを照らす


その光を正面から受けるのに戸惑いを感じるのは
その光に向かって行くことに躊躇いを感じるのは


自分に自信が無いから?
見透かされるのがこわいから?


その光を
その目を
まっすぐに見つめ返すことができない


その決断が
選んだ道が
正しかったかどうかなんて分からない


まっすぐに射し込んでくるあの光のように
この先にある未来が明るかったらいいのに


不安とため息が混じる


怯えながら
立ち向かいながら
夢の先へと歩く


そして


その光から逃れるように
駅に向かう道へと曲がる


視線の先が変わる
たったその一歩で


まばゆいばかりに輝く光は消えて
夕暮れ時の商店街がリアルに映る


それはまた
まるで自分の姿を見ているようで


不安とため息が混じる


眩しく輝く道と
リアルな現実と






夕暮れの街









NEW YEAR



新しい年


日々紡いでいる毎日の
何かが変わるわけではないけれど
いつもと何ら変わらないのだけど


新しい年は
新しい何か


変わる気がして
変われる気がして


そっと気持ちも新たにしてみる


今年はどんな一年になるのかな
良い一年になるといいな









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