日記
 かおる(mam)



 退院

うれしくて
うれしくてうれしくて
朝食後の歯磨きの後
もう着替えてた。
すっかり退院の準備できてて
待ちに待った診察の時
「退院の準備バッチリですね」て言われた。
「はい!」もちろんです。早く帰りたいもん。
会計も済ませて
でかいカバン肩にかけて
看護婦さんに挨拶して 車に乗った。
帰りの3時間のドライブは 苦にならなかった。
でも
帰り着いて
「ただいま」の後の「おかえり」が
やたらあっさりしてたのが
少しさみしかったのね。
当たり前だけど やっぱり離れていくんよねー
と 少し思った。
そろそろ 自分のための休日も増やして良いかな と。
「彼氏 いらない」とか言うの やめよう と
ほんの少しだけ 思った日だった。

2008年12月29日(月)



 残りの本

昨日言われたとおり
診察で先生に髪を洗っていいか聞いてみた。
「いいですよー 洗ってください!」と
にっこり答えてくれた。
もう洗ってるけどw
耳にカバーをして洗うように ということだった。
でも もう 入浴の日は無い。
月曜 水曜 土曜 が入浴日。
諦めてたんだけど
看護婦さんが 特別に鍵を開けてくれると言ってくれた。
ドライヤーも貸してくれて
ほんとに すっきりした。

持ってきて読んだ本が
あと1冊になった。
読む本が無くなるのがなんとなく怖かったので
テレビをボーっと見るようになった。
おかげで カードを使いきり
また新しく購入した。
ティッシュも無くなり 車に取りに行った。
久々に外に出て 寒いと言うより 冷たくて気持ちよかった。
暖かいのに慣れてしまってるからなのね きっと。

2008年12月28日(日)



 限界だった

多分髪のせい
やたらと 気分が重くて
退院の日が決まったのに
泣きそうな気分だった。
今日 耳の後ろに入れてある管を抜くと聞いていたのに
診察では 消毒だけで病室に帰された。
おかしいな とは 思ったけど
気分が重いし 聞く気になれなくて 本を読んでたら
もう一度診察室に下りてくるように言われた。
ちょっとしたミスだった。
少し痛かったけどうれしい方が勝ってたので 大丈夫。
今までは ガーゼを当ててたのに
管を抜いてからは 絆創膏になった。
そゆもんなんだなー。

ドライシャンプー使っても
痒いものは 痒い。
それに 髪が やたらと重い。
後頭部には 血の固まったのがついてるし
もう 耐えられなくなってた。
首から下のシャワーの許可は下りてたので
お昼前に シャワーで右半分だけ勝手に頭洗った。
髪の毛が ものすごくたくさん抜けてた。
右半分だけだけど すごく気持ち良かった。
これほど気分が変わるものかと思うほど
気分がすごく良くなった。
夕方 当たり前だけど 看護婦さんに バレて
「明日診察時に先生に髪を洗って良いか聞いてみて下さい。
 多分 いいと言ってくれると思います」
と 言われた。
まったくもう て 思っただろな。

2008年12月27日(土)



 うれしい知らせ

今日 診察で
月曜日に退院しても良いですよ と 言ってもらった。
で 年明けの1月6日に診察に来て下さい と 言ってくれた。
年内に帰れないかもしれない と 思ってたので
すごくうれしかった。
うれしくてうれしくて
他のことは 覚えてないくらい。

2008年12月26日(金)



 少しずつ

慣れてきた。
朝夕の検温と点滴も
ごはん 取りに行くのも お膳を返すのも
外来診察室に下おりていくのも。
ただ 夜眠れなくなってきた。
耳鳴りが大きくなり始めて
うるさくて 気になる。
治ってる証拠らしいが
かなり 気になる。
他の音が聞こえにくいし。
本を読んでる間だけ 忘れられる。

2008年12月25日(木)



 病院でクリスマスイブ

子供らが一番気にしてたことが
クリスマスに私が居ないこと。
ちょっときつい て 言ってたのを
ふと 思い出して
少し 切なくなってた。
できるだけ携帯電話は使わないようにしてたけど
夕方に 子供らに電話をした。
次男は 少し緊張してた。
長男は友達の家に遊びに行ってて
ちょうど帰ってきたところで
やたら興奮して喜んでた。
どうやら切なくなってたのは
私だけのようで。
独りぼっちになってるからだろな。

朝夕の点滴は今日で終わり。
患部も順調に回復。
耳鳴りが大きくなってきた。
治ってきてる証拠らしい。
食事は。
昼食に鶏が出て、
夕食にカップに入ったケーキが出た。


2008年12月24日(水)



 手術の翌日

病室の電気は、6時に付き21時に消える。
なので、6時過ぎに目が覚めて
ボーっとしてたら 看護婦さんが検温に来た。
病衣を脱いでパジャマに着替えていいと言ってくれた。
耳は 痛くないし 耳鳴りは 電子音のような音が少しするだけ。
胃のほうは まだ少し気持ち悪いけど 動けないほどではないので
早々に着替えて トイレに行った。
前日 看護婦さんを待たせてるのが気になって
どうやら無意識に途中で止めてしまっていたらしい。
ずいぶん長かったw
こういう時はやっぱり洋式の方が楽でいいねー と 思いながらゆっくり。
朝食と昼食はお粥。でもおかずは卵だったり鶏肉だったり。
消化が良いのか悪いのか はっきりしないw
ついてた梅干は びっくりするくらい甘くて 食べられなかった。
梅干 好きなのに。
お粥さん おいしかったー。お味噌汁も 少し濃いけど 美味しかった。
毎日 看護婦さんに呼ばれて 診察に行く。
診察室は 外来の診察室。
祭日なので待合室には外来の患者さんは居なくて 少しほっとした。
頭に白いネットをかぶってたので やはり見られたくない。
でも 今日 外してもらって
傷口の消毒と耳の中の水分を抜いてもらった。
ひどい髪型のまま 病室に戻り 鏡見て 笑った。
が しかし 髪に張りも腰もなくなってきてるので 数時間後には 普通に戻ってた。
良いのか良くないのか。

2008年12月23日(火)



 いよいよ

朝の検温の時に病衣を渡され
10時から点滴 2時半に手術室に入ります と 言われた。
下着は外しておいてね と言うことで
点滴始まると 脱げないから らしい。
でも 手術は頭部なのに・・・ などと思いつつ 言われたとおりに。
手術室入る前に パンツも脱いでね と。
これには かなり驚いた。
後から考えると 多分 全身麻酔だから
締め付ける物を身に着けるのは 危険なのかもしれないな と 思った。

ストレッチャーに乗るのも 手術台に乗るのも
自力なのが 少し悲しかった けど 動けるからしょうがないか。
酸素マスクをつけ
まず 点滴に 痛み止めを注射しながら
「麻酔を入れる時は 麻酔を入れますと言いますからね」
と言ってくれてた が その痛み止め かなり頭がボーっとする。
「麻酔を入れますよ」を 覚えてない。
気がつくと 肩を叩かれながら 名前を呼ばれてた。
気管に管を入れる時に のどに傷がついたのか
ものすごく喉が痛かった。
目は回るし 気持ち悪いし 今にも吐きそうだし 眠いし
左耳 聞こえないし。
病室について 看護婦さんが パンツ履かせてくれた。少し安心。
その後 ずっと寝てた。
2〜3度起きたかな。気持ち悪くて。
目開けると 天井回ってるし 喉痛いし。
深夜に トイレに やっと起きた。
術後最初のトイレは看護婦さんが付き添うことになってて
トイレの入り口まで来てもらった。
ずっと点滴打ってるし 麻酔が抜けきってないせいか
なかなか 終わらない し 力も入らない。切れない(笑
看護婦さん 待たせて申し訳無いです。
その後、ベッドで 2度ほど吐いた。
胃は空のはずなのに。
入れておいたお茶を飲んで 少し楽になって それからは ぐっすり寝ることができた。

2008年12月22日(月)



 2日目

昨日の頭痛が嘘のように
気持ちよく目覚め すっきり。
看護婦さんは すごく心配してくれてた。
明日は手術なので、お風呂に入って髪も洗わなきゃ。
気になってた病院食は
可もなく不可もなく と言うか ご飯は美味しいけど
おかずの味付けは 少し合わなかった。

することが無く、読書ばっかりなので
テレビのカードを購入。
1枚20時間。
買ったのに 殆ど減らない。

2008年12月21日(日)



 入院

10時に着くようにするには
7時には出なきゃいけない。
でも、行きたくないてゆ気持ちが大きいため
起きられないし、身仕度にも時間がかかる。
なので、大幅に遅れ
11時頃 病院に着いて
前回 足りなかった分の診察料を払おうと
会計に行くと
診察室から出てきた看護婦さんに「待ってましたよ」と言われた。
ごめんなさい。遅刻しました。
検査やら診察があるので 早く行かないといけなかったのね。

診察では、女医さんに問診と耳掃除など。
大部屋が満室なので少し高くなるけど2人部屋でいいですかと
聞かれ、2人部屋に入ることになった
が、私だけしか居ないので 広い個室状態。
携帯電話も使用可となった。
洗面台もあるし 広いし 暖かいし 貸切だし
空いても大部屋には移れない。移りたくない。
ので、数日後 大部屋が空いたが移らなかった。
昨日までの疲れと慣れない土地での運転でいつもの頭痛がでてきたけど
寝れば大丈夫かなー と思いつつ
寝てみると
頭痛は悪化し、吐き気まで出てきて
吐き気止めと鎮痛剤をもらって 夕食も食べず そのまま寝た。
どうも 一度 診察してくれた女医さんが来てくれてたみたいだが
顔を覚えるのが苦手なので 看護婦さんだと思い込んでたけど
よくよく考えると 女医さんだったな。
いや まったく 失礼しました。

2008年12月20日(土)
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