ねこや  ネコヤシキ日

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2003年02月28日(金) 書類書類印刷印刷

出勤すると、机の上に、アイソトープ実験施設使用のための書類を出してくれとメモ。出しそびれていたもの。苦手科目。うう…催促が来てしまった。午後、実験施設まで出向いて、主任管理者直々の指導のもと、規則に則った書類を作成。

それから、某研究費で購入した機器についての用度課さんとの連絡ごとだとか、きょうぢゅの講演のための資料捜索だとか、盗難されて水没したきょうぢゅのパソコンの救出の手配だとか、急に購入したい機器の手配だとか、月末の請求書の締め、某省庁研究費向けの書類の書き換えだとか。

あーなんだか字面が黒い。そんな仕事。

夕方から、今度は、本業ではない仕事。街のNPOセンターへ出向いて、輪転機を回し、紙折り機を回す。計10版、800枚くらいを刷って、挟み込んだりして仕上げる。こういうのが片づいていくときはなかなか好きだ。


2003年02月27日(木) 楽に、といっても

研究室の秘書さんと雑談をしていたら、私について、
「(ね)先生も、もっと楽に考えられたら、楽に生きられるんじゃないかなあって、いつも思うんですよ。(きょうぢゅ)先生方にも壁をつくっておられるっていうか。先生方も話しかけにくいんじゃないでしょうか。長いつきあいなんだから、もっと甘えてもいいんじゃないかって思うんですよね。なにが楽しいかは人それぞれでしょうけれど、もっと楽しくされていいんじゃないかなあって思うんですよねえ。先生は言われたことを完璧にやろうとされるというか。私(秘書さん)なんかは、できないことはできない、できるだけでいいやって、そんなかんじなんですけど。……」
のように言ってくださった。

楽じゃないように考えている、とは思ってみなくて、楽に考える、というのがどういうことか、わからない私であることだ。

ただこの秘書さんの、職場での動き方は、私にとってひとつのモデルで、仕事はきっちり淡々と進め、それでいて人々との調和がうまい。他の人に迎合するでなくしかし関心を寄せている、というか。そしてそれらが私にはないものだ、とじぶんでは思う。

職種・役割がちがうので、同じようには動けないにしても、この方から学ぶことがたくさんある。「楽」かどうかという軸ではわからないけれど、具体的にどういう場面でどうするか、倣ってみようかしら。



2003年02月26日(水) ダメダメ日/春のお弁当

寝坊した。遅刻した。

朝、目覚めたら、とんでもない時刻で、狼狽えてしまった。
休みをとろうかと一瞬考えたが、きょうはもうひとりのスタッフが休みをとっているので、全く空けてしまうわけにもいかない。激しく慌てた。

昨夜、へんな時間までうたたねをしたり、それから目覚めて寝付けなかったりして、妙な睡眠だった。目覚まし時計を止めたのかどうかもわからない。いつも目覚ましに使うPHSもかばんに入れたままになっていた。

不規則で、だらしない生活だ。こんなことで、本業をきちんとこなせていなくては、他のことなんかあれこれしたって、本末転倒じゃないかい>じぶん。


夜、セブンイレブンで「saita 春の発芽玄米弁当」というものを買ってみた。女学生の2段弁当箱といったかわいらしいサイズで、発芽玄米のごはんもなかなかよく、野菜や豆腐を使ったちまちましたお惣菜もよろしい。また食べるかもしれない。


明日は休みをとって、たまっているあれこれを片づける予定。
そうして、生活の立て直し。
ささやかに、早寝早起きへの第1歩を。
2時までには寝る。8時までには起きる。
こんなの世間ではぜんぜん早寝でも早起きでもないよなー。


2003年02月25日(火) 日本経済のために

妹は某メーカーに勤めているOLさんなのだが、彼女からよく、「『景気がわるいからお金を使わないで節約しよう』と言うが、それは間違っている。景気がわるい時こそ、できるだけお金を使って世の中にお金が回るようにしないと、いつまでも景気は回復しないのだ。(独身貴族の)あんたなんかは、日本経済のためにお金を使わないといけない」と言われるのである。

ごもっとも。

それで私は、当分の間、日本経済のために支出月2万円増計画(?)でいく決心をした。具体的には 、タクシーを使うのを惜しまないとか、温泉に行くのを惜しまないとか、そんなことでいちいち、私は日本経済のためにお金を使うのだ、という決心を思い出していたりする。

モノを買うと場所が狭くなるし面倒で、そうなるとかたちでは残らないサービスに投資するか、食べてなくなるものに投資するしかないよなあ。なんて、とりめしのおにぎりと茄子とおからのお惣菜、計500円を買って食べながら思う今日であった。


体調は急落。
仕事は急増。というか、きょうも積み残し。
土壇場でがんばる能力があるのだ、などと自己勇気づけ。というか、空元気。


2003年02月24日(月) リフォーム

妹と、実家のリフォームの話が浮上。

妹はそこに住んでいるのだが、台所の床の一部がいまにも抜けそうになっているのだ。床の張り替えの話は前から出ていたのだが、それならいっそ、LDKに改造してはどうか、と。まだ、肝心の両親の意向を訊いてからのことだが。

それにしても、妹がひそかに百万円単位のリフォーム貯金をしていたというのには驚いた。"パラサイトシングル"ではあるが、私よりもかなり給料は安く、その中から軽とはいえクルマを買って維持費を払っている。いつの間にそんなに貯めてたんだ。すごい。既に展示場なども回って、具体的に調べているらしい。

私も経済的援助を申し入れたが、いつもながら妹に頭の上がらない姉である。


2003年02月22日(土) 新しい習いごと

きょうから、新しい習い事を始めることにした。

これまで、じぶんには縁がないだろうな、と思っていたことだが、プロからのスキル・トレーニングを一通り受けるほうが早道なのではないか、と思うようになって、おととい、急に決めた。続くかどうか、効果があるかどうか、まだわからないので、もうしばらく様子を見よう。

複数の講師につくことになるが、きょうの講師は、なんだか超越したところのあるような年輩の女性で、第1印象はヘンなおばさんだなあ、だったのだけれど、話を聴いているうちに、ひきこまれる。教えていることとご自身の思いがアラインしているというか。

このひとと会えただけでも、きょうはおトクだったな、と思えた。


はげしい肩コリ。カラダのあちこちが痛い。今晩も温泉に行くが、湯に出入りするにもくらくらする。血行が滞っているのがよくわかる。なによりもまず、生活を整える必要を痛感。


2003年02月18日(火) 客商売

つかれがとれなくて、温泉にひかれる。
きょうも、まちなかの温泉へ。

リクライニング椅子のある有料の休憩室があって、そこが気に入っている。
大きなテレビがあって、音声は聴きたい人だけが各々の席の小さいスピーカーで聴けるしくみになっている。

あるおじさんが、チャンネルを映画に変えたいらしくて、私たちお客の各々に了解をとりにきた。めんどうなので、いいですよ、と答えた。

おじさんはそれから、カウンターの若いスタッフに、チャンネルを変えてくれと交渉にいったようなのだが、なんだか強い語気になってきている。規則だか上からの指示だかあって、思うようにチャンネルを変えたりできないようになっているのだろうか。やがて、おじさんは捨てぜりふのようにして出ていった。

学生アルバイトなのかもしれない、カウンターの若い女性スタッフが、だまって出ていった。若い男性スタッフがだまってその後ろ姿を目で追っている。ようすが、なにか堪えているようなふうだったので、ちょっと気になって見やると、女性スタッフは小走りでスタッフルームのようなところへ消えていった。応援したいきもち。


2003年02月16日(日) なにかこれまでにやったことのないこと

講座2日目。
他の方の質疑からも得るところが大きい。ありがたい。

おだやかに終わるところが、それでは済まなかった。私がとまどっていると、帰りがけに、仲間が、「何かこれまでにやったことのないことをやってみたらいいかもしれませんよ」と。


2003年02月15日(土) 順調に食べたい

講座。終わって、小宴。

さっさと食べたいので、そのように伝えて、おまかせのコースを予約していたのだが、料理の間はあきすぎだし、おすすめの魚料理などは含まれずに凡庸な宴会メニューだし。いらだつなあ。

会計のしめが若干合わずに、面倒なので端数は立て替えて済ませちゃおうとしたら、かえって周りに心配をかけたり。

まあでも次のことは次に具体的に考えよう。


明日も朝から講座。
講座そのものは、新しい内容ではないが、新しく腑に落ちることも多々。
新しく疑問に思うことも多々。


2003年02月14日(金) あたたかな休日

休日出勤をしたので、きょうはその振替休日。
きのう夜更かしをして、きょうは朝寝。
目覚めると、あたたかな昼だ。

おふとん干し。せんたくものたたみ。おそうじ。
窓をあけはなって、ひざしに向かって、ひるごはんを食べる。
すこし前にいただいたブロッコリ、きれいに茹で上がって、あざやかなみどり。
うれしい。

夜、いくつかの飲食店へ。
訪れた店のひとつで、知り合いの殿方らしき人が、うつくしげな女性と食事をしているところを見かける。気づかれないようにする。そうだ、きょうはバレンタインデーというものではないか。

直前になって、あれこれ連絡が入って、それに合わせて動くことに。
他人のしごとのしかたに合わせるのは、苦手だ。
まるごと任せるか、任せてもらうかだと、ありがたいのだけれど。
いまは、このことは、すぐには解決できないから、私は苦手だと感じるんだな、と観察しながら、とにかく目先の課題を片づける。


きょう、Yahooオークションに出したCDチェンジャーに、さっそく買い手がつく。よかった。先週までに、Amazonに出した本も3冊が売れた。


2003年02月13日(木) 本業も

研究費のしごと。来るときには来るもので、複数のお役所むけのしごとが立て続けに。ひとつは、いかにもお役所、といった、細かい金額の帳尻のやりなおし。

いきなり入った、新しい測定法のしごと。
もう少しゆっくり取りかかればいいかと思っていたら、モノの準備が整ってしまった。遅れるとしたら私の動きの遅さに由来するのみ。言い訳はできない。

それから、学内の書類のしごと。

それから、学生さんからの問い合わせに対応。

それから、電話とメイル、いくつかに対応。

そんなこんなで過ぎてゆく、私の勤務時間。
好き嫌いとか、得意不得意とか、言っている場合じゃない。
いっこいっこ、やるしか、ね。


2003年02月12日(水) オバサン的休養

仕事のあと、まちなかにある掛け流し温泉へ。

館内で、まず、ごはんを食べる。
量り売りのお惣菜をあれこれ選んで、古代米のごはんと味噌汁、お茶。
おなかが朽ちて、テレビとリクライニングの椅子、毛布のある部屋でごろごろしてひと休み。リラックスウェアを貸してくれるので、まるごとだらだらモード。

それからお風呂。
ごしごし洗って、内湯、露天の立ち湯、それから水風呂で冷やして、もう1ラウンド。

そのあと、バリ式リフレ。足のマッサージをしてもらう。いたきもちいい。

仕上げに、好物のコーヒー牛乳を飲んで、さらにリクライニングの椅子でごろごろして、深夜まで。

ふう。


2003年02月11日(火) 爆睡日

午前中に通販の荷物が届いて一度起きたものの、意識は覚めておらず、さらに昏々と眠って、気がついて時計を見ると、午後3時だった。

ココアを飲んで、洗濯。

はっきりしない天気。気温もゆるんでいる。
ぼんやりと、ゆったりと。
この休日は、ありがたい。

用件のメイルに対して、脳天気なメッセージの返信が届く。ムッとする私。
あーまたやっちゃってるのであった。


2003年02月10日(月) 入試業務4日目

きょうも入試業務。きょうは監督ではなくて、データ入力などの仕事。

滅多に会って話すことのない同僚たちと昼ごはんを食べながらおしゃべり。
クルマや家や家庭の話題。
クルマも持たず自転車で通勤し、家も持たず古い公団に住み、ひとりぐらしで、もう長くなる。いまのところ、クルマも家も真剣には求めていない。

私について「もう人生捨ててるみたいに見える」と言われる。
あらら。そういうふうにも見えるのだろうか。
言ったひとは冗談半分なのだろうけど。

夜、筋トレ。少し太った。


2003年02月09日(日) マニュアル

きょうも入試監督の仕事。

多くの試験室で公正でスムースな監督業務を実施するために、かなりきちんとしたマニュアルがわたされ、説明会も行われる。

それなのに、監督者によっては、わざわざ、マニュアルに書かれた指示にアドリブを加えて改変されたりする場合がある。

こんなところで個性を発揮しなくても、と思う。


2003年02月08日(土) 研究発表

修士論文発表会。

ほとんどの院生さんが、スマートな発表を見せてくれる。

ほんの10分の発表と10分の質疑だが、たいていの研究が、丸2年にわたるたくさんの実験とそのための周辺調査や討論などの成果だ。それに、その20分の短い時間で、その人が自分のやったことをどれくらい理解できているか、伝わってくるように思う。

ひとりが、自分の研究の報告に入るまでの前置きの部分だけで発表時間の大半を費やしてしまい、かんじんの、自分が何のために何をやってそれによって新しくわかったことは何なのかが、ほとんど説明されずに終わった。質疑の時間までの全てを削っても、おさまらなかった。

時間配分は、1,2度、通しで練習すればこれほどの不備にはならないはずだし、そうでなくても、自分の研究が理解できているならば、時間が押したときに訴えるポイントはわかるはずだ、と思う。それが、なかった。

本人もこたえているようすだったけれども、周囲としても口惜しい。
一人でできる研究ではなくて、部外者も含むたくさんの人の関与があってはじめてできた研究だ。たくさんの予算もかかっている。図表1枚でも、たくさんの協力者が動いた成果なのに。

いまじぶんの果たす役割はどうすることなのか。
そんなことを考えてしまった。
それは、その院生さんのことではなくて、じぶんのことだけれど。


2003年02月07日(金) 手放す

数日前に、翻訳の分担者からメイルをいただいた。

それは下訳のしごとで、監訳者から、全体の文体の統一をはかるように指示をいただいていたのだが、その仕事がもう長いこと滞っていた。分担者からは、全部のやり直しを自分にやらせてほしい、とのお申し出をいただいた。

お返事を、3日間、書いたり消したりした。結局、すべてをお任せする、とお返事した。

とにかく本を早く出すためには、ふたりの下訳を統一するなどというのはかなり困難であり、ひとりが通しでやるというのが最もすっきりすると思った。一方で、今になってひどさがわかるようになった以前の訳をじぶんでもうすこしマシにしてみたくて、迷った。

メイルを出すと、すぐにそのお返事が返ってきた。気持ちよく受け入れていただけた。待っておられた回答だったのかもしれない。

仕事は、ひとつ、確実に前進した。これでよかったんだ。

迷っている、という仕事は、もうやめよう。
そのかわりに、つぎにできる仕事は何なのか、背筋をのばして考えよう。
うん。うん。そうしよう。


2003年02月06日(木) 寒中見舞いも過ぎゆくか

年賀状を出しそびれた知人たちに、寒中見舞いを出そうと思っていたのだが、もう暦は立春を過ぎるのだ。

コンポのセッティングをしようと思いながら、もう何週間も過ぎる。

使ったお皿を流しにためて、もう何日も過ぎる。

今年は早寝早起きでいこうと思いながら、やはり遅寝遅起きのまま過ぎる。


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