ねこや  ネコヤシキ日

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2002年10月31日(木) 神経症的な

たまたま、神経症者の特徴を書いたものを読んだ。
あまりにぴったりなので、じぶんを笑ってしまう。

次に、シンポジウムの録音を聴いていて、
「あの人たち(神経症の人たち)は共同体感覚がない」
との旨。苦笑。

「じぶんの尻尾を追いかけて、ぐるぐる走り回っている犬」
という喩えが思い出される。

モデルから学ぶか。
だれか健全なひとの ペルソナ を借りるか。

ともあれ、いくつかの作業。いくつかのメイル。


カレンダー。一枚切り離して。年の残り。こうして過ぎゆく。


2002年10月30日(水) 凹んだ がんばろ

某きょうぢゅから諭されていた学生さんが、部屋から出て行きしな
「はげしく凹んだ。がんばろっ」と。
あら、いいな。こういうの。
こんど声に出して言ってみよう。
言ってみたいから、なにか凹ませて。さあ来い。なんつて。


2002年10月29日(火) 「エレファント・マン」

仕事場の臭気問題は、きょうは、あっさりと解決している。
他の実験の都合もあって、問題の臭気源は片づけられ、部屋は全然臭わない。思いきり呼吸ができる。他の人たちも困っていたようで、「ああ。臭わないと楽ですねえ」などと言われる。

昨日の独り言は、やっぱりヘンだな。
困ったらあっさり「困ってるんです」と言ってみるとか
じぶんだけでは解決できないことってたくさんあるんだから
じぶんでなんとかしようというのも傲慢かもしれない。
かるく力を借りられるようになることも
とってもいいことじゃないかな。
と今日は思った。

DVD「エレファント・マン」。
昔テレビで観た覚えがあるのだけれど、ふと借りてみた。
思ったより古い映画で、暗くて、
夜観ていて気分がせつなくなりすぎ。


2002年10月28日(月) じぶんで幸せになる

仕事場の臭気が酷い。
実験室で動物を飼育しているののニオイが、隣の私たちの部屋にも、こもっている。消臭スプレーや消臭剤を持ってきて、窓も開けられるだけ開けて、それでもこもり続けている。先週は耐えられたのだが、今日は気分が悪くなって耐え難く、逃げて別室へ行ったりもしたが、それでも夕方には頭痛がしてむかむかしてきた。

さらに、今日は別の実験室に出かけたのだが、そこで壁の補修をしていて、その塗料のニオイの中に居たこともいけなかったのかもしれない。

で、別室でぐったりしていたら、そこに居たボス(某きょうぢゅ)から「どっか具合悪いの?」と訊かれた。「どうもニオイで頭痛がして…」と答えると、「こないだRさんも具合悪そうだったけど、みんなでぱーっとやったら、元気になったよ。こんどぱーっとやるか…かえってストレスになるかな…(笑)」と返ってきて、ますますぐったりしてしまった。

さらには実験室で、ハンカチで鼻や口を覆いながら片づけものをしてると、そこにいらして「あ、なんだ、ネズミ(のニオイ)だ」と得心して嬉々としておられる(ように見えた)。

…だから何なのよ、そんなことぐらい、もとからわかっているわよ
(以下略)
あーーー怒っている私。

クールダウンと頭痛のもとから逃れるために外を一周して図書室へ。

なんの目的で怒っているんだ私は。
実験は大切なのはわかるけれど、私たちの仕事場環境はどうでもいいわけ?
こんなんをこれからも我慢するしかないわけ?
なんとかしてくれーーー。

なんとかして、だって? 
どうしてくれることができるだろう、この人が。
しれくれるわけがないのだ。
この人だけでなく、だれだってが
私を幸せにしてくれるモノではないんだもの。

とにかく空調や排気のことがなんとかなるのか、
じぶんであたってみて、
実験の余波でこんな迷惑があること、
何らかの方法で冷静に伝えてみて、
我慢できないニオイは我慢しないで
身を守ることも、
じぶんでできることがある。はず。
間違っているかなあ。

いきなりはげしい寒さになった。
先週訪れた金沢からは、みぞれやあられの荒れ模様、とのたより。


2002年10月27日(日) ねたきり

目覚めると午後で、すっかり冬の風が吹きすさんでいる。
冬の敷物をとにかく干して敷きかえなけりゃと思ったものの、
もうぐったりとして、また寝たり起きたり。
食べた他はほとんど寝ていた。
身体がもう、かなり休養しないとやっていけないかんじだ。

これだけねたきりでいられる一日がとれたことには感謝。

月見わかめうどんにしたかったのだけれど、月見の卵がうまいぐあいに固まらない。これってどうするといいんだろうなあ。


2002年10月17日(木) 金沢

明日からの合宿の前に、小松へ飛び、きょうは金沢泊となる。

金沢では、まずエスペラント仲間の古書店&カフェに寄らせてもらった。小さい静かな店だけれど、みどりの深い街路沿いで、凝った本が並んでいて、いいかんじだ。

そこから周辺のお散歩がてら、古い町並みや、せせらぎのある公園や、かんじのいい公営の建物を案内してくださる。ちょうどいいお天気のお散歩日和。立ち寄る場所も好ましくて、この町はたいそう気に入ってしまう。

そして、ふうら美術館さんのお宅へ。
ここがまた、茅生うる趣のある空間で。
途中、犀川にお散歩し、また戻らせていただいて、
なつかしい音のLP盤を聴かせてもらいつ、
ひとつふうら(風の羅漢像)を頒けていただく。

夕刻、武家屋敷そばの研修館で、勉強会に参加。
笹寿司や酒饅頭。食べたり、運営話など。

今日泊めていただくお宅は、町中の小さなお宅で、
もうひとつの川沿いと茶屋町を保存した界隈、
趣のなかにゆったり過ごさせてもらう。
居間に、うつむきかげんに本を読んでいる人の小さなエッチングがあって
そんなふんいきがあるお部屋がたいそう気に入った。
モノも、その家のご夫妻も。
1泊だけなのが残念。


2002年10月01日(火) しずかな夫婦

年長の友人が編集しておられる隔月刊の句詩詩帖を開けて、その友人のおくさまが、この夏、亡くなられていたことを知った。

おくさまも短歌を投稿しておられて、そこに 絶筆 とあった。

追悼の句詩が多く寄せられていた。

直接お会いしたことはなかったが、友人からお話をうかがったり、写真を見せていただいたことがあった。


なかに、天野忠という詩人の遺稿詩集に触れたページがあった。

 結婚よりも私は「夫婦」が好きだった。
 とくにしずかな夫婦がすきだった。
 結婚をひとまたぎして直ぐ
 しずかな夫婦になれぬものかと思っていた。
                 「しずかな夫婦」


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