コトバアソビ

2005年11月12日(土) ココロ

彼女は 若い

だから 恐れる

恐れたとしても

どうにも進まないのに


それが 恋なのに

それが 好意なのに

自分の心に戸惑って

前にも

後ろにも

行けないまま

自分の小さな小さな身体を

抱きしめて蹲る


僕は 彼女の代わりに

なれないから

彼女が彼女で

自分を心を

知らないとダメだから


僕は 彼女の身体を

抱きしめて

大丈夫だから

と言ってあげよう


きっと彼女は

あの小さな向日葵のように

風に負けない綺麗な華を

咲かすだろう



2005年11月09日(水) つらつら

泣いてしまいたかった
アナタの胸に
頭を埋めて
声をあげて

泣いてしまいたかった


でも そうしたら
あたしより
泣きそうな顔をするから

手を握り締めるだけしか
出来なかった



陽だまりが
優しいと思ってたけど

案外そうでもないことを
最近知った


だって
アナタの
悲しそうな泣きそうな
俯いた顔を
あたしに見せ付けたから


アナタを
抱きしめて
綺麗な言の葉を
奏でたかった

出来なかった


好きだから
これで最後のような気がして
怖かった


だから

悲しみを謳うことも

優しさを奏でることも

あたしが未熟すぎて

不可能だった


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