コトバアソビ

2004年01月31日(土) 1818 おめでとぅ〜 タスクちゃん(笑)

『死神の鎌』


きらりと光った

鋭利な刃




という言葉は

遥か遠くなものだと
思っていたけど

案外そうでもなくて

近かった


みんなの笑顔は
空回り

急に色あせた世界


夢もあったけど

諦めた


嘘を聞くのも

もう疲れた


ほら

きらっと

光る


5・・・

4・・・

3・・・

2・・・

・・・1


ホントに嫌になるほど

綺麗な刃



2004年01月30日(金) 乙女の鎮魂歌

「恋せよ乙女」



歌った薔薇は
美しく散った


太陽の光を
受け続け

輝いていたその華


そして

誰もがその華に

魅了され
哀れんだ


譬え

美しく咲こうと

譬え

美しく散ろうと


終わったモノへの

歌は

ただの鎮魂歌



2004年01月28日(水) テスト

学生と言われるうちは

いつまでも付いてくる

拷問


いくら覚えようとしても

狭い部屋に無理矢理

つっこんでも

部屋が壊れそうになる


片づけの出来ない部屋への

訪問者は

いつも辛口



2004年01月26日(月) 盲目

好きで好きで
どうしようもなくて

ただ純粋に
恋をした

言葉を奏でても
振り向いてくれない
虚しい風

優しいはずだった夢は
途切れ
残酷な現実が
躍り出る

恋をした事を
呪うことなど
するきなんて
さらさら無い

愛されたいとも
思わない

溢れ出した感情に
蓋をして

眩暈がして

何にも見えない



2004年01月25日(日) The setting sun

一緒に泣こうよ

一緒に笑おうよ

一緒に走ろうよ


手を繋いで

一緒に走ったあぜ道に

夕日が傾いて

長い長い

影が二つ


いつしか
大きくなった僕らは

全然違う道を

歩んだけど


思い出は

ずっと一緒



2004年01月24日(土) マンネリ

今日もやった

昨日もやった

きっと

明日もやるのだ



自分に無理矢理納得させる


そうやって

自分を

壊して

溶かして

また固めて

何度も繰り返す世界


飽き飽きした

出来事に

心動く事は

もうないと諦める


誰も助けてくれない

自分も動かない


弱い人間の性



2004年01月23日(金) 消極的な独占欲

俺を愛さなくても

いいから

俺以外を

愛さないでくれ


見えない鎖で

縛る事が

出来ないのは

分かってる


そして

俺自身が

鎖なんてモノに

すら

成れない事も分かってる


切ない片想い

なんて淡いモノも

とうに過ぎた


手に入れないモノに

執着するのも

どうかと思う


でも

想ってしまうんだ


俺以外を愛さないでくれ



2004年01月22日(木) 無関心な奴

無関心な彼は
いつも私の事など

気にせずに

パソコンに向かって
仕事をこなす


残業で

二人で残る事も

何度かあった
と思う


そして

話しかけても

いつも無関心そうに
返事するだけ


そんな彼が

ある日

平然と

私を好きだと
言ったのは


きっと

天変地異が

起こる前触れ



2004年01月19日(月) 理想の死

誰かの

胸の中で

死んで


誰かの

心の中で

生きる


それが

理想だ
なんてことは

とうに知っている


だから

願うんだ



2004年01月18日(日) 優しい君

君は

いつも私の事を

大好き

なんて
言ってくれる


そうして

優しい
キスしてくれて

ぎゅって
抱きしめてくれる


幸せで
嬉しくて

多分この瞬間が
私の一番の幸せな時だって

思えるんだよね


でも

君は

優しすぎるから
すぐ誰かに捕られそうで

何度も
本当に私が好き?

なんて聞いちゃうの


そんな私を

当たり前だろって

抱きしめてくれる君が

優しくて

なんだか切ないよ



2004年01月17日(土) 笑顔の欠片

昨日も
今日も

そして
明日も

変わらないと
思ってた


一緒に笑えると

一緒に慰め合えると

一緒に泣き合えると


最後の最後まで
笑顔を絶やさなかった

そうすれば

明日も変わらないと

信じたかったんだ


あなたのことを

考えて

思い出すと

苦しんでいた顔しか

思い浮かばないんだよ


笑顔でいたら
大丈夫

と言った

あなたの
笑顔の欠片を

今は

拾い集めて

思い出す事が
やっとできるようになった


これって

少しは成長した

ってことかな



2004年01月16日(金) キミと僕

年が明けても

星は

変わらず

美しく輝いて

ひたすら遠い


希望達も

変わらないし

キミも変わらないだろうね

僕は

どう変わっていくのかな



2004年01月15日(木) きらきら

きらきら

きらきら

木が光ってね

キレイでね

優しいの


大好きな人がね

生きてる

から

キレイなんだよ

って

言ってたの


きらきら

キレイね



2004年01月14日(水) 雪降った

たまに降る雪に

胸弾むのは

いくつになっても

変わりないこと


子供の頃

雪が降ったと

喜び駆け出して

手を精一杯広げて

集めようとしたもの


今は

もう駆け出せるほど

元気もないけど

ふと空を見上げ

白い吐息は

舞い上がり

雪は

顔に触れて

しん冷たくなって

手袋の上で溶けていって

少し愛おしい


溶けていく雪を見て

想い出に浸って

今では

嬉しいばっかりでもないかもね


あぁ・・・

今日雪降った



2004年01月13日(火) 優しさの籠

優しい人は
嫌い


本当を語る事が
酷だから

言葉で傷つけるのは
可哀想だから


優しい言葉が
私を囲み

真実を知ろうと
羽ばたけば

自惚れという

錯覚が起きて

どうしようもない


優しい言葉は

優しさの籠になって

私を癒して

錯覚させる



2004年01月12日(月) 二人の詩

『哀れに思うなら・・・』

ボクを殺して
どうでもよくなるほど
ボロ切れのように


君ハ天使デショ?

ボクヲ助ケニ来タンデショ?


ねぇ
ボクを哀れむなら
この胸をその剣で
突き刺して


愛を諭すなら
ボクを愛してよ

どうせできないのなら
諭さないで


雨に濡れた捨て動物に
哀れみだけをあげるなんて

単なる残酷なエゴでしかないんだよ


さぁ
ボクに愛を諭すなら
その美しい腕で
ボクを抱きしめて
愛撫して


君ハ天使デショ?

ボクヲ助ケニ来タンデショ?


さっさと早く殺してよ

君が天使で
ボクは賤しい人間である限り


これが
ボクの最大の願い



『羽をなくした神兵』

廃墟に佇む
愚かな人間を
見つけてしまった


コレハ悪魔ノ囁キ


私を見つけた少年
なんと見窄らしいのだろう


そうして

彼は
私に懇願してきた


ボクヲ殺シテクダサイ


私の愛を諭す言葉など
要らない

愛をくれと
くれないのなら

それは エゴだと


うつろな目は

私を

ただただ
見つめ

何もかもに絶望していた


私の手を取って
剣を抜かせ

私の手は
純白から黒い紅へ


あぁ

神よ あなた様の使いは
もう翼を失いました

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
一言 この詩の題名は ノンさんにつけて貰いました〜



2004年01月11日(日) ペット

言う事聞きなさいよ

私以外に従わなくて
いいのよ


あんたが欲しいモノ

全部私がアゲル


他人の言葉は
悪魔のコトバ

私だけが
あんたを愛してる

甘い囁きなんて
裏があるのよ


私は
素直に愛してると
言うわ


だから

あんたは
私のモノよ



2004年01月10日(土) lovers

愛してしまった
キミ

愛されてしまった
ボク


一緒にいる事が
当たり前になって

誰かに触れられたくない

そんな気持ち
いつの間に生まれたのかな?


きっと運命よ

これは決まっていた事よ

ってキミはいうけれど

そんなことないよ

偶然だよ


ボク達は

ボク達の足で

お互いを探し当てて


一緒にいるんだよ



2004年01月09日(金) 曖昧な優しさ

涙が止まらない

声がもう出せない

体が動かない


涙の湖に
蒼い魚が泳ぐ事もなく

淋しさの森に
風が吹く事もなく

フランス人形は
誰も居ない家の窓から
空を見つめる


旅人は

哀れむけど

どうしてもくれないの


私を
殺す事も
生かす事も
しないから


旅人を

恨むしか

どうしようもない


そんな

曖昧な優しさ

捨てなさいよ



2004年01月07日(水) 苛立ち

これ以上の期待が
何を押しつぶしているのか

これ以上の問題が
何を壊しているのか


ワカッテマスカ?


どうせ笑顔を

蝋で固めた私ですから

あなた達に解って貰っても

困ります


では さようなら

アタシ



2004年01月03日(土) 恋愛

恋したあの人は

いつにも増して
綺麗だった


あの人を

愛した愚か者は
陰を落とした


言葉が
愛を語るのなら

音色が
憂いを語って


あの人が
綺麗なっていくなら

愚か者は
惨めになっていく


恋が恋を
美しくし

愛が愛を
紅くする



2004年01月02日(金) give and take

『キミは 強いね』
なんて

『キミは スゴイね』
なんて

そんなことないから


自分を信用できないから

他人を心底信用して

騙されて
利用されて
捨てられる事だってあった


だから


自分も誰も

信用しなくなって

利用されるなら
利用する

そんなことが

ただ日常茶飯事に

なっただけ



2004年01月01日(木) 幸福論

君が
私の幸福を願うなら

私は
いつまでも幸福でいよう


私が
君の幸福を願おう

君が面倒くさそうに笑うから


君が
不幸だと言うのなら

私は
幸福でいよう

決して 不幸にならない


君が 其れを願ったから

そうして
君と一緒に幸せになろう


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