コトバアソビ

2003年09月02日(火) 君の絵を描こう

長い髪を靡かせ

走る少女


それを

唯見つめる少年に

走る足は

ない

歩ける足さえも


少女は

頬を紅くし

少年の元へと

花を届ける


「はい!どうぞ!」

元気に手渡し

少年に笑顔を傾ける


少年は

照れながらも

絵を描く


花の散るほどの

優しい笑顔の

少女の姿を



2003年09月01日(月) 僕が僕であること

道は

閉ざされた

希望もなくした


何が出来る?

こんなちっぽけな僕に

どうしろと?


暗闇に溶けてしまえば

楽だろう?

と声が聞こえる


神を恨んだ


いくら考えても

何もない


残るは

この身だけ


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