マニアックな憂鬱〜雌伏篇...ふじぽん

 

 

医療従事者の正しいWORD - 2003年04月30日(水)

 最近、ワープロ打っていて鬱になるのは、普通の言葉が最初に医学用語に変換されてしまうことだ。
 今日のテーマは、「ぼうけん」です。
と入れると、まず「剖検」になるし(ほんとは「冒険」が欲しかった)
 「しゅよう」と入れると「主要」じゃなくて「腫瘍」が最初に出る。
 「いたい」は「遺体」(痛い)
 「かいよう」は「潰瘍」(海洋)

 なんだかもう、ネガティブワード変換機と化しているようで、哀しくなる。
 でも、たいがいの医者の辞書って、こんなもんだよなあ。




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「スケバン刑事」の意外な才能。 - 2003年04月29日(火)

 昨日カラオケでSMAPの名曲「夜空ノムコウ」を歌おうとしたら、
最初に出てくる作詞・作曲のテロップ(ちなみに「夜空ノムコウ」は、
作詞・スガシカオ、作曲・川村結花)を見て、彼女が
「へ〜っ、『夜空ノムコウ』って、『スケバン刑事2』の人が作詞してたんだ。意外な才能だね〜」
と、ものすごく感心していた。

 …それは大西結花で、しかも「スケバン刑事2」は、南野陽子だってば。
 


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実行できない「ひとりファミレス」 - 2003年04月28日(月)

 昨日にソニンが出ていて、「最近のマイブームは、ひとりファミレス」だと言っていた。
 前に書いたことがあるのだけれど。僕の彼女もバイト帰りにファミレスでひとりでゴハンを食べることがあるらしいのだ(直接目撃したことはないから、伝聞形)。
 僕は、ひとり暮らし歴十数年だし、ひとりで食事をすることは全然苦にならないのだけれど、行くのは牛丼屋やラーメン屋、カレー屋などで、ファミレスにひとりで入ることはない。
 なぜかというと、牛丼屋なんかは、すでに「勝負!」という感じで、周りは1人客が多いし、食べることに集中できるじゃないか。
 でも、彼女に言わせると、その「勝負!」という雰囲気が嫌なのだそうだ(あと、味付けが濃いとも言っていたけど、それはファミレスだってそうだろう)。
 だって、のんびりできないじゃない、って。
 僕は、ひとりで食事しているときでも、けっこう周りが気になっているんだと思う。
「あのヒト、なんでひとりでご飯食べてるんだろう?」って思われているんじゃないかって。
 実際は、周りのひとはいちいちそんのこと気にしちゃいないんだろうけど。
 要するに、自意識過剰なのだ。
 周りが気にならなければ、ファミレスは店内が明るいし、メニューも豊富だ。

 でも、メニューを選ぶのがすでに面倒くさいときもあり。




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ハト派とタカ派。 - 2003年04月27日(日)

 今日、とある講演会を聴きにいっていたのだけれど、聴き終わって同行者からある質問を受けた。

 「ねえ、タカ派って誰のこと?」

 「えっ?誰かなあ…石原都知事とかは、そうだよねえ」

 「で、タカ派のボスは誰なの?
  ハト派って、鳩山さんの仲間なんだよね?」

 「……」

 彼女は一応、大学で勉強していたのだけれど。
 政治にはまったく興味がないらしいけれども…
 現代日本の若者の政治に関する知識なんて、こんなもの?

 「ああ、加藤鷹のグループね」くらいのことを言っとけばよかったかな、と後でちょっとだけ後悔。


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医者にだって、金持ちもいれば貧乏人もいる。 - 2003年04月26日(土)

 日記に書こうと思って、書き忘れた話。
昨日、同僚の医者たちと話していて、みんな金がない!という結論に達した。
僕らは大学院生だったり、研究生だったりするので、基本的には無給。
僕は、まだバイトでの収入があるので(内科でほどほど年取ってるので)
まあ、今のところはバイトで稼いで、貯金を少し切り崩す程度でやっている。

しかし、他の専門性の高い科から来ている先生たちは、
専門医を標榜できるほどの経験もなかったりするので、検診などの給料の安いバイトしかなく、かなり経済的に厳しいらしいのだ。

 そんな中、ある先生が(僕と同じ30歳くらい)、前に北海道の東のほうの病院に派遣されてたんだけれど、そこは凄かった。月収120万にボーナスありだったから(ちなみに、当時の彼は「研修医に毛が生えた程度」だったらしい)。
 でも、その街には娯楽施設がほとんどなくて、漁に出られないと若者が昼間から飲み屋やパチンコ屋に溢れているようなところ、らしいのだが。
 たまに急患で大変なこともあるらしいけれど、基本的にはヒマらしいし。

 要するに、職場を選ばなければ、稼げるところはある。ということなのだな、きっと。
 しかし、やっぱり誰も行きたがらないらしいから(なんと言っても、すごく寒いみたいだし)、医者というのは、けっこうプライドの職業なのだろうな。
 安い給料で、忙しく働く自分へのナルシズムに依存した職種。
 僕も「いいなあ」と思いつつも、そこで働く勇気はないと思う。

 ところで、もうひとつ聞いた、ただひたすらムカツク話。
 ある私立の医大で、バカ学生が全然勉強しなくて留年したらしい。
 すると、その学生の親は「なんでうちの子を留年させたんだ!」と大学に怒鳴り込み、「留年するなんてかわいそう…」と子供に高級外車を買い与えたという。

 とかく世間は理不尽だ。「金が天下のまわりもの」ならば、今僕がいる場所は「天下」じゃないのではないか。

 医者にだって、善人もいれば悪人もいる。金持ちだっているし、貧乏人もいる。
 ただ、それだけのことなんだけど。




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フラッシュバックG.W.(といっても2年分) - 2003年04月25日(金)

 今年のゴールデンウィークは、なんでも「最悪の並び」なのだそうだ。
 確かに、土日休みの週休2日の人にとっては、いつもの週末に4月29日(火)と5月5日(月)の2日間の祝日がくっつくだけ、という感じ、なのだろうなあ。
 僕は例のごとく、今年のG.W.も仕事があって…と書こうとして、
ホントに仕事してたって?と気になりだした。
 そこで、2年半くらい前からつけているWEB日記のG.W.の部分を流し読みしてみたのだけれど、これによると、一昨年は韓国に旅行に行っているし、去年は当直で呼ばれて悲惨な目に遭っているし、映画「ロード・オブ・ザ・リング」の第一章は、どんたくで賑やかな博多の街で、雨のなか観たんだなあ、などと感慨深かった。
 
 こういうとき、日記をつけていて良かったなあ、と思うのだけれど、その一方、こんなことを書いていて恥ずかしい、というようなこともたくさんあって正視できない部分もあるし、年々書く内容が抽象的になってきている感がある。
 このぶんだと、3年後くらいには哲学書みたいな日記を書いているんじゃなかろうか。
 



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最近の理不尽な感想たち。 - 2003年04月24日(木)


(1)カール・ルイスが飲酒運転で逮捕、という記事を見て、車なんかに乗らずに走れよ、速いんだからさ、と思った。

(2)「ダイヤモンドガール」を観て、「結婚の約束をしていた彼に振られた」というのと「10年間結婚生活を続けてきた夫と離婚しそう」というのでは、フロッピーディスクとCDROMくらいの衝撃度の差があるだろうに、と思った。
 だいたい、なにかと「その気持ちわかります!」と言うやつは、たいがい「わかっているつもりになっているだけ」だ。

(3)「先生はどちらから」とか聞かれて、「個人情報を保護しなくては!」という言葉が最初に頭に浮かんで口ごもってしまう僕は、サービス業には不向き。

(4)「魔界転生」は、沢田研二と千葉真一じゃなくちゃね。と思いつつ久々に旧作を観たら、意外と普通だった。何よりも、深作欣司監督の名前を見るたびに、「エロオヤジ」に変換してしまうようになっている。やっぱり山田風太郎の原作だな。

(5)地方選挙。「皆様の願いを必ずかなえる、○×、○×でございます」という選挙カーの大声に。
 オレの最初の願いは、「そのウルサイ放送をなんとかしてくれ!」なんだがな、と呟く。


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どうしてこんなにヤフーBBが溢れてるの? - 2003年04月23日(水)

 最近、ヤフーBBの宣伝&2ヶ月間無料のお試しセットとやらをいろんなところで配っている(この九州北部の一角だけ、ってことはないよね?)
 いつもは駅の改札のところで、若い女の子が配っているんだけれど、正直、駅でこれから遠出しようと思っているときに荷物を増やしたくないし、メールアドレスを変えるのもめんどくさいから、そんなものを貰って試してみようという気にもならないんだけれど。
 あっ、でも某テキストコンテストのFlashを職場の昼休みにコソっと観たときには、やっぱり速いほうがいいなあ、と思ったけど。僕の職場以外での通信回線はAir−H”なので。
 
 それにしても、最近のヤフーBBの宣伝ぶりは、傍目にはちょっと気持ち悪いくらいだ。あのお試しセットだって安くはなさそうだし、神戸グリーンスタジアムが、ヤフーBBスタジアムになってるし(趣味悪いよ…)。
 それでも儲かるのがネットワークビジネスなのか、今のうちに寡占状態をつくっておこうという戦略なのか。
 一時期は、非難轟々だったのになあ、ヤフーBB。

 でも、今日は、お気に入りの本屋の前にヤフーの宣伝の人たちがバリケードを作っていて、かなり嫌だった。
 僕は、町でも店内でも「知らない人に声をかけられる」というのが、ほんとに心の底から嫌なのだ。応対するのも嫌だし、断るのも気分悪い。
 無視するのだが、なんとなく罪悪感。
 だいたい、今までの人生で、知らない人に急に声をかけられて、何か得したことってありますか?
 せいぜい「財布落としましたよ」くらいか。

 で、結局僕はAir−H”なのですが、ほとんど家に居ないし、当直がけっこうあるから、そのほうが便利なのです。定額だし。
 
 それにしても、この御時世にバブリーな宣伝を続けているヤフーBBは、けっこう僕的には謎なのだ。
 
 しかしなあ、あれってコストに見合った効果が得られているんだろうか?

 

 


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好きな人とお酒を呑みながら話す内容。 - 2003年04月21日(月)

お昼のFMラジオで、こんな話題が出ていた。

「好きな人とお酒を呑みながらする話題は、どんなものが多いですか?」

ちなみに、第3位:自分の夢や将来の話
     第2位:自分の好きな映画や音楽、趣味の話
    
 そして、第1位:自分の過去の経験(恋愛話含む)や地元の話、子供の頃の想い出話

なのだそうだ。

 僕はだいたい誰かと話すときには、聞き役にまわることが多いのだが(自分でもそのほうがラクなのだ)、
 確かに、後から考えると自分に好感を持っていてくれたらしい女の子は、
けっこう聞きもしないのに昔話を聞かせてくれる人が多かったような気がする。
 そう考えると「自分のことを話してくれる人」は、脈アリだという考え方もできるよなあ、当然。

 しかしながら、逆は必ずしも真ならず、で、単に「自分の話をしたいだけの人」が、誰彼構わず話しているだけだったりもするのだが。

 いや、恋愛チックな状況ならともかく、「とにかく自分の話をしたいだけの人」に酒の席で付き合わされるのは、なかなかの悲劇なわけで。

 


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永遠の「小郡駅」 - 2003年04月18日(金)

共同通信のこんな記事を見た。

【山口県小郡町のJR小郡駅に新幹線のぞみの停車を実現するため、同町は18日までに、JR西日本から提案のあった駅名変更を了承することを決めた。
 県などによると、JR西日本が4月初め、10月のダイヤ改正に向け、のぞみの小郡駅停車について県と協議する中で、駅名を「新山口」などと変更することを提案。県は地元に意見を求めていた。
 同町の岩城精二町長は17日開かれた町議会の全員協議会で「承諾したい」と表明。議員の一部からは「話が急すぎる」「小郡の駅名に愛着のある住民もいる」との意見もあったが、多くの議員は「のぞみがとまるチャンスなら」と賛成した。】

〜〜〜〜〜〜〜
 
 そんなに「のぞみ」に停まってほしいのかね?と思ってみたり。
 だいたい、せっかくの「のぞみ」もやたらと停車駅が多くなったら、そのメリットは低下してしまうわけで。
 たとえば一般道路よりも高速道路のほうが目的地に早く着けるのは、もちろんスピードが出せるとか、渋滞がない(もちろん、これのメリットを享受できない幹線もある)のはもちろんなのだが、「信号で停まらなくていい」というのは、けっこう大きなファクターなのだ。
 「車は急に停まれない」し「急に加速できない」のは、F1のピットワークなどを見ても判る通りで。
 
 まあ、それは別にいいのだが、僕がこの話を聞いて思ったのは「小郡駅を無くすな!」ということなのだ。だいたい、のぞみの停車駅に、駅名がどうしてそんなに関係あるのだ。

 どうして僕が小郡の人間でもないのに、「小郡駅」にそんなにこだわるかというと、この駅にはひとつ思い出があるからだ。
 もう10年近く前。僕はここにひとりの女の子を送って行った。
 彼女は大学の後輩で、ものすごく美人ではなかったのかもしれないが、びっくりするほど素直で、呆然とするほど嘘つきだった。
 僕たちは、恋をしかけていたのだと思う。
 最初は、帰省する彼女を大学の近くの駅まで送っていくつもりだったのに、僕は九州の真ん中から、山口県の真ん中くらいの小郡駅まで、彼女を送っていくことになったのだ。そのときの僕には家に帰ってもダビスタくらいしかやることがなかったし、なんだか、別れるのが嫌だったから。

 車でそうだなあ、高速にも乗って、3〜4時間くらいかかっただろうか?
 僕は、彼女の家のすぐ近くだという小郡駅で彼女を下ろし(そこに家の人が迎えに来るから、ということだったので)、なんだか舞い上がりながら、また4時間くらいかけて家に帰った。
 帰る途中、ボーっとしていて2回くらい前の車にぶつかりそうになったけど。

 あれから、彼女が戻ってくるまでは、えらく長い時間だった。
 当時は、携帯電話を学生がみんな持ち歩くようになるなんて、夢にも思わないような時代だったしなあ。

 というわけで「小郡駅」は、僕にとって、ものすごく思い出深い駅なのだ。
 だから、「新山口駅」なんかにはなって欲しくない。
 ものすごくワガママな理由で申し訳ないけれど。

 でも、僕は思うのだ。
 よく、合併協議会などで「歴史ある地名を残そう」と言う人たちが、その地名の由緒ある由来(曰く、平安時代に有名な僧侶が…、とか、戦国武将の誰々が…)を持ち出す人たちがいるけれど、大部分の人の本音は、「自分にとって」想い出のある地名を消したくない、ということではないだろうか?
 そういうふうに思うのは、間違っているのかなあ。
 
 いやもう、「小郡駅」は、たぶん死ぬまで僕の記憶の中には、ずっと残るわけだけれど。


 

 最近5月病の前触れなのか、感傷的ですみません。


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ずっと、今のままがいい/今のままじゃダメだ - 2003年04月16日(水)

 最近なんだかやたらと忙しくて、イライラしている。
 僕は基本的に、「今のままじゃダメだ!」とずっと思い続けるタイプの人間、だと自分では認識している。

 ああ、もっと頑張らなくっちゃな…

 そんなことを考えていたら、昔、フラレた女の子にもらった手紙のことを思い出してしまった。
 彼女の手紙には「私は、ずーっと今のままがいいなあ、時間が止まってしまえばいいのになあ、と思います。」と書いてあった。

 僕にとっては、それは、ものすごく意外な言葉だったのだ。
 20代前半(彼女も、そのころは20歳そこそこだ)だった僕は、今のままがいい、なんて思ったことは一度もなかったから。
 そして、30を過ぎた現在でも「今のままがいい」なんて思ったことはない(正確には、そう感じる「瞬間」は無いわけではないけれど)。

 彼女は今、何処で何をやっているかワカラナイけれど、僕は今でもたまに、その言葉を思い出し、春の陽だまりの中にいるような気持ちになる。
 
 僕はいつか、君のところに行けるのだろうか?




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マニアックじゃない、たぶんポピュラーな激鬱特集。 - 2003年04月14日(月)

ダメだ、激鬱…

今日は、知っている人は知っている、某テキストコンテストからのリンクで表サイトを訪問してくれている人が多いみたいなんだけど、うちのサイトを見て「これ何?テキストサイトじゃないじゃん!」とか思われているような気がして鬱だ。すまぬ。
テキコンにも、ちょっとすまぬ。

某医療系学校で講義をやってきたら、一張羅のスーツがチョークだらけになった。おまけに、講義のあとに寄ってきた女子生徒に「先生チョークまみれでしたね」と指摘された。

さっき不動産屋から電話がかかってきて、何事かと思ったら「あなたの隣の家が火事で焼けて、あなたの家も延焼してます」とのこと。
「とりあえず窓ガラスが割れてるくらいで、電気とか水道は生きてるので、生活はできます」とのこと。
 前の職場の近くに借りっぱなしのアパートで(いずれ戻る予定だから)今はほとんど空き家同然のあのド汚い部屋に誰かが入ったと思うだけでも
グレートブルー…
延焼状態の報告は、待て次号!(シャレにならん…)

こんなにネタがあるのに「死にたい」が閉鎖された。
かなりリアルに死にたい。

 





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まだ恋愛中で、桜咲く。 - 2003年04月13日(日)

 今日は桜花賞。
 昼間仕事をしていたので、今ビデオで結果を観たのだが(ちなみに僕は、テレビで競馬の結果を観るときには、必ずパドックから「リアルタイムのつもり」で観ることにしている)、勝ったのは僕の予想通り、スティルインラブ!やっぱりなあ、この馬マイルまでなら強い。幸騎手も、緊張する場面で、よく「普通に乗った」と思う。正直、騎手は不安だったのだけれど。
 でも、普通だったら圧倒的一番人気になりそうな馬だったけど、チューリップ賞での(内容はともかく、結果的には)負けと、エアグルーヴの娘で武豊騎乗というアイドル馬アドマイヤグルーヴのおかげで2番人気となり、プレッシャーが軽減されたのも良かったのかもしれない。

 そして、2着は、アドマイヤ…えっ、内に一頭いる!何これ、シーイズトウショウ!?
 そんな馬出てたのか、なんじゃそりゃ!
 アドマイヤグルーヴの武豊、出遅れやがってまったく、外回ってあの足だったら、まともにゲートを出ていたら、けっこうスティルインラブといい勝負だったかもしれない。テレビでも言ってたが、オークスはこの馬!という感じだ。出遅れなければ。

 それにしても、池添今年もやってくれたなあ…経済コースを巧く生かした騎乗。馬連9000円台。

 一応、その他の馬にも触れておくと、ヤマカツリリーは、切れる足がなさそうだから、こんなものか。モンパルナスも、意外と速い流れになってしまったので、厳しかったかな。
 あと、マイネヌーヴェル!!せっかく東から来た割には、人も馬もなんだかヤル気のなさそうなレースをかましてくれやがった。
 輸送がダメなの?レース中かなり内にモタレていたみたいだけれど。
 まあ、オークスでは見限れないとは思うけど。

 あっ、馬券、実は取りました。
 枠連5−7です。見事に代用。
 実は、トーホウアスカのおかげです(スティルインラブと同じ5枠の10番)。調教がすごく良くて、上がり33秒台の足を使ったことがあるっていうんで、すごく気になって、スティルのついでにということで、馬連ではなく、枠で5枠から買ったのです。
で、2着に来たのは7枠13番のシーイズトウショウ、と。
 この馬のことは、何にも頭になかったのに、橙の帽子。

 というわけで、ありがとうスティルインラブ、そしてトーホウアスカ…

 去年のエリザベス女王杯以来の勝ちなので、どうか幸運自慢をおゆるしください。
 
 これで、何もかもがいい方向に向かってくれれば良いのだけれど。
 

 


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タマモクロス逝去で考えた、競馬を観る人間の視点。 - 2003年04月12日(土)

芦毛伝説第一章、タマモクロス逝去。まだ19歳。
しかし、スタッド(種牡馬の家、みたいなもの)の人のインタビューでも、
「今までよく頑張ってくれた」というような、お疲れさまモードっぽい。
まあ、サラブレッドの19歳というのは、けっして若いわけでもないし、タマモクロスの種牡馬としての成績は、内国産としては非常に優秀だったが、サンデーみたいに代わりがいないほどでもなかったし。
でも、この馬の強さは、これからも長く語り続けられるだろう。
G3、G2、そしてG1と連勝街道を突き進んでいくとき、馬の成長力というのは、こんなにメザマシイことがあるんだなあ、と驚いた記憶がある。

 そういえば僕は、タマモクロスの落命を聞いて、そういえば、オグリキャップは、タマモの1歳下だったよなあ、などと思った。
 僕が競馬をやるようになってから、トウショウボーイが逝き、ライスシャワーが逝きハイセイコーが逝き、ナリタブライアンもエルコンドルパサーも、サイレンススズカもミスターシービーも星になった。最近では、エアシャカールも。そして、書ききれないたくさんの馬たち。

 馬の命は、人間より短い。タマモクロスは、サラブレッドとしては短命ではなかったが、人間で言えば20年にも満たない生命は、やはり早逝の印象があるし、世代の交代も早い。僕が競馬を見ている間だけでも、シンボリルドルフはトウカイテイオーの父親となり、テイオーはトウカイポイントの父親となった。
 人間は、人間という存在を血統の連続という大きな流れとして俯瞰できる機会はほとんどない。でも、競走馬に対しては、あの馬の父親は…とか、あっ、この馬のお母さんは、確かあのレースで人気で負けちゃって…とか、血統の流れを俯瞰することができる。それは、ある意味「神の視点」なのだ。

 でも、そう考えると、どこかに僕たちを駒としてゲームに興じている「神」がいるのかもしれない、という気もしてくるよなあ。



 今日の後悔:「絶対ネタになるはず!と期待大だった『ブラックジャックによろしく』をあまりの忙しさに見逃したというか、存在そのものを忘れていた。無念。




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新生「日記才人」 - 2003年04月10日(木)

「日記才人」がリニューアルされた。まだ使い慣れない部分はあるものの様々な面でパワーアップされており、使っていてより楽しめるようになっている。
 だいぶ動作も安定してきたみたいだしね。

 しかも、今回の「日記才人」には経験値システム(有用性は不明)やマイ日記の逆探知機能なんてのまでついているんだからなあ。
 ここまで変わるとは思わなかった。
 
 ちなみに、今のところ移行してきた日記は3000くらいということで、おそらく、このくらいが「何日かに一回は更新している、他人の目を意識した日記」の実数を反映した数字なのだろう。
 
 それにしても、アンテナの普及でリンクの機能的実用性が減ったように、これならいずれアンテナも要らなくなる(もちろん、日記才人に登録していないページは沢山あるから、要らないことはないんだけれど)のではないかなあ、などと思ってみたり。

 しかしながら、最近の日記系のサイトのリンク元の表示とかアクセスランキングとかは、コミュニケーションを活発化させると同時に、人気日記はより人気になり、そうでない日記はなかなか人目に触れる機会がない、という悪循環の改善にはなっていないんだよなあ。
「じゃんくしょん」も一時期の自作自演ラッシュから、どうもよろしくないし。

 このネット上のどこかには、宣伝の方法を知らないか、宣伝を肯定しない凄い日記があるんじゃないかなあ、と僕は思いつつも、せっせと自分の日記を更新報告しつづけているわけですが。
 アクセス餓鬼とか言われても、読んでつまんなかったらもう来ないだろうし、買わない宝くじは当たんないしさ。


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特別企画・ショートショートな憂鬱。 - 2003年04月09日(水)

(1)スポーツ新聞の雑誌広告欄を見ていたら、こんな見出しが目についた。
「陵辱イメクラ、解放への闘い」
日本は、恥ずかしくなるくらい平和だ。

(2)昨日・4月8日は「花祭り」といって、お釈迦様の誕生日。
日本には仏教徒が多いのに、キリストさんの誕生日より、はるかに知っている人は少ない。
 かくいう僕も、なぜそんなことを知っているかと言うと、昔好きだった女の子の誕生日だったからだ。
 近年、当日に思い出すことは、あまりなくなったけれど。

(3)「アメリカは圧倒的に強いんだから、ちゃんと考えて戦争やりなさい」と訴えている人が多いようだ。
 でも、戦場にいる兵士たちは、手加減なんてしてられんよなあ、きっと。
 ヤバイと感じたからミサイル撃った、と言われたら責められん。

(4)また「ツッパリ先生」かよ。最初から悪いことしてない先生のほうが、よっぽど偉いんじゃない?
 
(5)スワローズだ、オカダさんだ。
 僕はカープファンですが、なんだかこの人の話を聞くと、村上春樹を思い出すのです。





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「紙の上の文章」と「ネット上の文章」 - 2003年04月08日(火)

ジョイスの「ユリシーズ」という作品を御存知だろうか?
 20世紀最高の傑作と名高い文学作品なのだが、実はこの作品、非常に難解かつ冗長で、「日本でこれを最後まで読んだのは、翻訳者だけなんじゃないか?」という冗談すらあるくらいだ。
 もちろん、それはあんまりだとは思うのだけれど、この作品名を知っていて、名作だと思っている人は多くても、実際に読んだことがある人は少ないのではないだろうか。噂によると、日本で数百人単位だとか。

 ところで、僕はWEBの文章を書くときに気をつけていることがあって、
それは何かというと、なるべく簡潔な表現にして、過剰な装飾を控えることだ。一文の長さも短めに。
 もちろん、必要最低限のものは使うけれども。
 WEBの文章というのは、見ている人はけっこう慌しく読んでいることが多いし、ディスプレイの横書きというのは、日本人にとっては字面を追っていくのにはけっこう眼が疲れる。
 
 ネットには、プロセスよりも結果を求める人のほうが多いと、僕は考えている。
 「紙の文学」と「ディスプレイ上の文学」なんてのは、明確に区別できるものではないけれど、少し性格が違うものではないかなあ、と最近思っている。

 まあ、「ネット上のユリシーズ」を目指すのも悪くないんだけどさ。

 しかしながら、今の日本では、ネット人口そのものは多くても、一日中ネット環境が整っている人って、現実的には、結構少ないのではないのかなあ。
 それに、ディスプレイの文字を読んでいると、なんとなく気が急きませんか?


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ディズニーに、つるべとられて? - 2003年04月07日(月)

 昨日驚いたこと。
 「ペリカン便」のCMを観ていたら、運んでいるものの中に、
ミッキーマウスのヌイグルミ(©Disney)があったのです。
 それで、そのヌイグルミが映っているシーンでは、
画面の左下に、この(©Disney)が出ていたんですよ、しっかりと。
 CM中のヌイグルミにまで、ちゃんとチェックを入れるディズニー恐るべし。
 ひょっとして、そのうちミッキーマウス(©Disney)とか
ドナルドダック(©Disney)なんて単語が文中に出てくるたびに
クレームがつくようになるのではないかと恐れおののきつつ、この文章を書いてみました。

 いやしかし、ペリカン便のCMじゃなくて、ディズニーのCMみたいだったぞ、あれ。
 
 朝顔に つるべとられて もらい水     <樋口一葉>



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グルーヴ、ふたたび。 - 2003年04月06日(日)

 ああ、もうエアグルーヴ10歳になったんだ…
 とテレビを観て思ったり。

 エアグルーヴといえば、ほんとうに凄い牝馬だった、という記憶がある。
 バブルガムフェローを破った秋の天皇賞や休み明けで買ったオークス…
 2度のジャパンカップ2着など。

 しかし、この馬には有馬記念や宝塚記念で泣かされたなあ、そういえば。
 よく考えてみれば、トニービン産駒は、東京競馬場が得意、という方程式にあてはめればよかったのだけれど(有馬記念は中山)。
 エリザベス女王杯3着のときは、休み明けとはいえ、まさか牝馬限定のG1で負けるとは…と馬券を破りながら悶絶。
 女王は、けっこう気まぐれだったのだ。

 それにしても、牡馬に混じって王道を走ったグルーヴは、本当に凄い馬だった。バブルが東京2000mで負けたときは、オトコの時代が終わった…とすら思ったしなあ。

 今年の桜花賞には、グルーヴの初仔、アドマイヤグルーヴが出る。
 正直、マイルは厳しいかな、という印象はあるのだけれど、母親ゆずりの勝負根性があれば、いい勝負をするかもしれない。
 リンデンリリーの娘とエアグルーヴの娘。
 やっぱり、人間でも血統ってのは大事なのかなあ、と思う春。

 でも、僕はスティルインラブ(G18連敗中…)

 ところで、「ドリーム競馬」の新しいアシスタントの女の子はカワイイです。顔が緊張して強ばってたり、ちょっと方言が出るところがまた!



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「君の赤」と「僕の赤」 - 2003年04月05日(土)

 今日、車を運転していたら、真っ赤な夕日が見えた。
この世の中には、赤緑色盲という、赤と緑の判別ができないトラブルを抱えている人がいる。
 そうか、この夕日の色がわからないんだな、と僕は思う。
 僕は赤と緑が違う色であるということを判別できる。
 でも、本当は、僕が「燃えるような赤」だと思っている色と僕の恋人が「燃えるような赤」だと思っている色は、同じように「見えている」のだろうか?
 2人とも、それが「赤い色」だと思っていて、他の色とは区別できても、実際は目に映っているのは違うものかもしれない。
 たとえば、僕の「赤」は。あなたの感覚では「黄色く」見えているのかもしれない。
 でも、他の色との区別で、それをお互いに「赤」だとしているだけなのかも。
 結局、それは誰にもわからないのだ。

 言葉だって、発する側と受け手が同じように受け取っているかどうかなんて、誰にもわからない。
 「同じことをイメージしている」と思い込んでいるだけの場合も、ままあるはずだ。

 そして、「わかっていない」ということだけが、よくわかっているのだ。



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「アクセス庵」言及・「メディアへのリンク制限」への懸念。 - 2003年04月04日(金)

 この「マニアックな憂鬱」を読んでいただいている方は、どういうルートでたどり着いた方が多いのだろうか。
 一応裏日記だからして、表のほうからリンクは張っていないから、存在自体を知らない人も多いだろうと思われる。しかし、「アクセス庵」を見ていると、毎月けっこうな数のお客様が流れてきてくださっているようなので、ここがメインルートなのかもしれない。

 あとは、「Read Me!」とか、雑文速報、日記才人がパラパラといったところか。
 それと、アンテナ登録してくださっている方が何名か。
 まあ、いずれにしても「表のサイトのことを全く知らないで、こちらだけを読んでいる」という方は皆無のような気もする。

 このサイトの性格上、あまり目立つとイメージ戦略に破綻をきたしてしまう可能性もあり(最初からないんですけどね、イメージ戦略なんて)、こういう形式にしているわけだ。僕の個人的なポリシーとして、表サイトでは、サイトのことをサイトのネタにしないようにする、というのもありますし。

 しかし、裏日記というのも実はやっかいな存在で、ほんとうは「テキスト庵」とかに更新報告している時点で、裏でもなんでもないんだよなあ。ほんとに誰にも読まれたくない日記であれば、まったく外界との交通を無くしてしまうか、いっそのこと紙に書いてしまえば良いのだが。
 
 たまには裏日記らしく、最近のサイト運営上の悩み。
 ネット上の新聞や雑誌の記事への直リンクおよび引用は、今後ますます難しくなってくることが予想される。まあ、今のことろは僕のところのような小規模サイトはお目こぼしを受けている状況のようだが。
 記事に著作権があることはわかるし、今後ますます、ネットができる環境にあれば新聞を契約して読もうとする人は少なくなるだろう。
これも歴史の流れだし、表サイトの読書日記も、近々看板を下ろさなくてはいけないかな、と思っている。ほんとうは、本をちゃんと読んで適切な引用ができていればよかったのだろうけれど。時間のなさと人目を引くことへのこだわりから、本道を外してしまっているのでは?という自覚はあった。

 しかし、ひとつ気になることは、そのような引用やリンクを貼っての言及が不可能になれば、誰もマスメディアの世論操作(無意識のものも含めて)について、発言ができなくなるのではないか?ということだ。
ネットは、もともとは投書や電話といった、あまりにも非効率的なマスコミという権力への対抗手段しか持たなかった一般市民にとっては、革命的な道具だったと思う。
 もし、「リンクはTOPで、リンクするためには、メールで許可を」ということであれば、リアルタイム性は大いに失われるし、都合の悪い言及については、リンク不許可にするという対応をしてくるだろう。
もともと企業なんだから仕方ない、といってしまえば仕方がないが、それでは「個人情報保護法案」に反対し、公益のためのメディアの自由を叫ぶのと矛盾していないか。

 何よりも、メディアに対する批判を封殺するために、無断リンク・引用禁止が利用されるのを強く懸念する。

 ところで「アクセス庵」のことなのですが、ランクに入っているのは嬉しいなあ、と思いつつも、うちのサイトは、ブックマークしたりアンテナに入れたりするほどじゃないのかなあ、と悩んでもいるのです。



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B'zのオリコンランキング占拠と驚くべき売り上げの傾向。 - 2003年04月02日(水)

今週のオリコンのランキングで、1位から12位のうち、2位の「世界に一つだけの花」を除く11曲をB’zの新曲(IT「’s SHOWTIME!!」)およびリマスタリングされた10曲の過去のシングルが占めるという快挙がみられた。
まあ、新曲が約30万枚の売り上げで1位だったのはともかく、再発の曲(しかも、みんなベスト版に入ってるのに)がみんなこんなに売れているのは凄い。
B’z恐るべし。

それで、僕が興味があったのは、1位(と2位)はさておき、残りの10曲の順位なわけで。この状況だったら、この10枚の順位は「B’zのなかで、好きな曲のランキング」になるんじゃないかと思ったのだ。

ちなみに、3位が「BE THERE」、4位が「ZERO」。
以下「愛のままに…」「LADY NAVIGATION」「Easy Come…」
「ALONE」「BLOWIN‘」「太陽のKomachi Angel」「裸足の女神」「愛しい人よGood Night…」と続く。
 再発盤の中で、いちばん売れたのが「BE THERE」というのは、ちょっと意外な印象なのだが、そうか、ファンの中では結構人気あるんだな、と思ったり。

でも、この売り上げ枚数を見て驚いた!
3位の「BE THERE」が69586枚で、
12位の「愛しい人よGood Night…」が65016枚。
要するに、新曲以外の10曲は、ほとんど売り上げが変わらず、おそらくコアなB‘zファンは、このマキシシングルを全部買っているのだ。いやあ、凄すぎ…
B’zだったら全部買う!っていう人が、6万人以上もいるなんて。




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マイナーサイト的なエイプリルフールの憂鬱。 - 2003年04月01日(火)

 今日が4月1日であることは、紛れも無い事実で、にもかかわらず、僕は今日何一つ(とまでは自信を持って言い切れないんだけど)嘘もついてない。
 サイトをやっていると、4月1日だから、なんか派手な嘘をついてやろうと思うのだけれど、そうして最初に思いつくのが「今日で閉鎖します」だったりするわけだ。
 しかし、何が悲しいかというと、うちのレベルのマイナーサイトだと、「閉鎖します」とか書いても誰も止めてくれない、ということがありえるのだ。
 もしそれで流されてしまったら、「ウソつき!」と罵倒されるよりツライよなあ。

 でも、必ず「閉鎖ネタ」をやって、閲覧者に「やれやれ」と引かれているサイトってあるよなあ。実際、春はサイト閉鎖の季節ではありますが。
 
 あとネタとしては「結婚します!」くらいなんですが、これはさらにシャレにならないので、口にもできません…



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