思うこと
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2006年07月28日(金) 銭形金太郎

 昨日のテレビ番組「銭形金太郎」、知っている人も多いと思うが、我こそはという貧乏人を、面白おかしく取材する番組。数ヶ月前は、「水道料金の節約のために」、より少ない水で、浴槽の水位を上げるために、水入りペットボトルを浴槽に大量に投入し、それを「ドリームバス」と呼んでいた、美しい女性がとても印象に残っている(是非知り合ってみたい)。

 数ヶ月ぶりに観たが、今日の「貧乏人」二人も、かなり記憶に残る二人だった。二人とも、実は貧乏なのは、現金収入だけで、決して貧しい生活などしていないし、むしろ生活を楽しんでいるなと思った。

 一人は、築200年の廃屋をタダで借りて住み始めた26歳フリーター。手元の新聞のテレビ欄には「電気ガス水道壁なしボロ屋敷でマル秘自給生活26歳イケメン節約生活」とある。
彼のルックスがイケメンと呼ぶに値するかは微妙だが、少なくとも、テレビの取材スタッフも言っていたように、「いい目ををしている。目がキラキラと輝いている。」のは確か。

 そりゃそうだろう。草に埋もれて道すらなくなっていた廃屋をこつこつと修理し、自分で草を刈って道を整備し・・・自分が手足を動かし、汗を流すことで、身の回りが少しずつ整備されて良くなっていく喜び。想像しただけでも楽しそう。

 自分もこういう生活したら、金銭的には貧しくとも、きっと楽しいだろうな、と思いつつも、周囲の好奇の目を考えると踏み込む勇気は、今のところない。
 しかしこの若者、てっきり独身彼女なしと決め付けていたが、実は彼女いるらしい。女性なんていうものは、こうしたタイプの男には見向きもしないものだろうと決め付けていた俺がどうも、先入観に毒されていたようだ。

 もう一人は、北海道で羊を育てている若夫婦。男の方は32歳。スリムでポニーテールで、むしろこちらの方がイケメンだ。5ヘクタールの土地の借り賃が年間5万円。羨ましい。横浜中心部辺りだったら、駐車場を借りるだけで、1年で40万円にもなるから・・・。その8分の1で、5ヘクタール。羨ましすぎる。家そのものも、十分な広さだし、敷地の一角には、奥さんが趣味と実益を兼ねて作った手編み毛糸製品を売る、6畳程度の広さのしゃれた小屋を建ててるし。早起きは大変そうだけど、広くていいなあ、と思ったのであった。


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